有機農業新聞第２６号

新タイトルへ移行！？

模索の年のはじまり　もっと多くの人に　
第２２号から表紙裏に［つくば有機農業新聞について］の説明文をつけ、そして前号から新たに目次をつけました。それは、作り手である私たち自身、この新聞で何を目指すのかを確かめ、その想いを読み手の方へ伝えるためでした。また何よりも、初めて読む人が少しでも読みやすいように、もっと多くの人が有機農業の成立しうる社会のありかたに興味を持ってくださるようにするためでした。

「有機農業」の新聞
　努力する一方、初めて新聞をお見せした方に、中身も見ずタイトルだけで「農業には興味ありません」と断わられたり、読み手から「［つくば有機ネットワーク］の会誌なのになぜ［つくば有機農業新聞］なのか」と疑問の声があがったりしました。それは、「農業　近代農法」のイメージが先行し、いのちを支える生業だという本質が見失われているからでしょう。また、有機農業という思想が包括する事柄は多岐にわたるけれども（まさに説明文のとおり、食と健康、環境、ライフスタイルなど）「有機農業　有機農法」のイメージからは、そのことが連想しにくいからでしょう。

ふさわしい言葉
　農業・有機農業の背後にある思想・世界観は奥深いものです。私たちはそれをこの新聞で多くの人に伝えられれば、と思っています。だからこそ、今まで［つくば有機農業新聞］というタイトルを続けてきました。しかし、もっと、農の世界の広がりを表現できるような、農の世界の奥深さにふさわしいような、そんなタイトルもありうるのではないか、という予感もあるのです。

あなたと創るメディア
　今までにない視点でタイトルを考え出すのは、私たち作り手だけでは到底できません。ですがこの新聞は一方通行のメディアではありません。読み手のあなたと共鳴して、はじめて創られるメディアです。ですから、あなたの想いをぜひ伝えてください。そうしてこれから一年間、第３０号までをタイトルの移行期間とし、一緒に模索していきましょう。もし一年後に「やはり［有機農業新聞］だ」という方向になれば、［有機農業新聞］のタイトルは復活します。

　さあ、今、あなたも私も、産みの苦しみのまっただ中です。

スタッフを代表して　山本亜希子

表紙の精細表示はこちらです。

有機農業新聞第２６号

ＴＡＢＬＥＯＦ
ＣＯＮＴＥＮＴＳ

	第６２回つくば有機セミナー報告こころのありか No.1	（報告）松田智
	第６１回つくば有機セミナー報告Ｏ・１５７の波紋（後編）	（報告）中島亮
	有機農業論の構造	橘泰憲
	海外農業事情カナダ編	建元喜寿
	農政探訪「農業研究を知る」	村木希友
	市民運動に「参加」しよう	泉川功一郎
	（連載）神域 Vol.6 「日立賀比礼の高峰」	（文と写真）松田智
	行ってきました八郷の鹿苑農場	（文）いかわひろや（絵）荒川陽子
	（連載）あなたに伝えたい私の読んだ本	（文と絵）高木俊江
	北に咲く風農の華	（文と絵）山本亜希子
	読者の声・編集後記

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有機農業新聞 第２６号

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