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■ □ 少し早めの年賀状 '98年に向けて〜波乱の実験号 □ ■


混沌の議論 今号の表紙、いかがでしょうか?今号は表紙も内容も、今までスタッフ同士話しきれていなかった思いを、とことん話しあって、ぶつけあって、表現していこうと取り組んでいます。これまであったスタイルの良かったところや悪かったところは何か。より中立的なマスメディアのような形でいくのか、それとも有機農業という主張を持ったミニコミの立場をとるのか。いや、やはりスタッフ一人一人が一番言いたいことを記事にしていくのがよいのではないか。・・そうするとスタッフそれぞれが有機農業と関わりのあるところで、ほんとうにやりたいこととは何なのか・・。すべては読者の方の心にもっと触れる記事づくりのための議論でした。

やれることを精一杯 いくら理想の形を語っても、ここにいるスタッフができないことは新聞の性格になりえない。だから、新聞としての全体の方向性を規定してしまうよりも、むしろそれぞれのスタッフの伝えたいこと・やりたいことを根源から汲み上げて押し出したほうが、今の有機農業新聞としての最上の形になるのではないか。議論の末この結論に達した私達は、今回はやってみたいことをどんどん具体化する実験号に挑戦することにしました。この実験号づくりにあたり、まず行ったのはスタッフ同士考えを確認しあうことです。自分の根源を見つめることは難しく、話しあいに時間がかかり、今までは1年に5冊発行していましたが、今年度は4冊となってしまいました。ですが話していく中で、今までになかった自分に気づき、またわかったつもりになっていた仲間のことをもう少し深く理解することができました。そういうスタッフから今号は生まれたのです。
 作る人が変われば、できるものも変わりますし、スタッフの考えが成長する度にまた新聞も成長を遂げていくでしょう。・・たどり着いたのは、制作のそのときごと、作る側はただ全力を出しきるしかない、ということです。

創造の悦びを貴方と その今号の新聞も、もちろんスタッフだけで作ったものではありません。毎回の読者の方の感想のお手紙や、有機セミナーの参加者の感想メッセージは、私達スタッフに大きな刺激をもたらしてくれますし、何より読者の方を想定せずに実験号を創ろうなどとは思いも及びません。つまりこの新聞を読んで下さる行為それ自体が既に新聞づくりへの参加になっているのです。そして、貴方が声を伝えて下さることは新聞づくりにもっと創造性の高いところで参加することになり、さらに貴方が明日から私達と友に書き手となることも現実に起こり得ることなのです。
 私達はそんな、あなたのお声を待っています。秋の夜長から冬の夜長。ぜひこたつで気楽に、今号の感想、次からの要望など、年賀状を書く合間にでもハガキなどにお書きくだ
さい。もちろん「有機農業新聞」にかわる新たなタイトルもまだまだ募集中です。それでは、'98年がよい年になりますように。

スタッフを代表して 山本 亜希子


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表紙の精細表示はこちらです!(表紙を押しても可)


有機農業新聞 目次

Table of Contents

※ 連載「神域」は休載します。
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つなぐ場 語る人

山本 亜希子
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瑞穂の国の光と陰

村木 希友
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こころのありか No.3

−こころの闇をみつめたい

松田 智
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海外農業事情 タイ編

−タイでの1年間を振り返って

井関 徹
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机上の畑

飯泉 仁之直
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ゆうきにゅうもん

(絵と文)
荒川 陽子
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(連載)

あなたに伝えたい私の読んだ本

(絵と文)
高木 俊江
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読者の声編集後記

読者の皆さん



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