有機農業を語る以前に、いったい農業は現代社会の中でどう捉えられているのか。人々の生の声を拾うことで、「現代社会と農」の関係を読み取りながら、その向こうの有機農業の姿を見通していく。 |
1 食料の供給源 | 74 | 6 学問的に有望な分野 | 23 |
2 作物を育てる充実感がある | 47 | 7 泥臭い | 20 |
3 労働条件が厳しい | 42 | 8 新しいライフスタイル | 7 |
4 経済的に不安定 | 35 | 9 その他 | 2 |
5 牧歌的で安らぎを感じる | 35 | (土地1、おもしろい1) |
1 食糧危機 | 56 | 10 有機農業 | 22 |
2 熱帯林破壊 | 41 | 11 都市の緑化 | 20 |
3 砂漠化 | 39 | 12 食品添加物 | 19 |
4 二酸化炭素の増加 | 35 | 13 海外の農業支援 | 18 |
5 化学薬品・農薬の残留 | 32 | 14 国内農林畜産業 | 15 |
6 オゾン層破壊 | 29 | 15 食糧貿易 | 14 |
7 遺伝子組み換え食品 | 25 | 16 新しいライフスタイル | 12 |
8 酸性雨 | 24 | 17 その他 | 2 |
9 省エネ | 23 | (マングローブ林の破壊1) | |
(経済的に安定した農業1) |
1 満たされた | 5 |
2 満たされていない | 84 |
3 分からない | 10 |
1 思う | 44 |
2 思わない | 7 |
3 分からない | 48 |
1 思う | 44 |
2 思わない | 7 |
3 分からない | 48 |
1 大学、企業の研究員 | 17 |
2 NGO等の関係者として | 7 |
3 就農・帰農する | 6 |
4 農林業指導員 | 5 |
5 国連等の関係者として | 5 |
6 食品研究員 | 3 |
7 その他↓ | 1 |
(競走馬の生産) |
1 はい | 60 |
2 いいえ | 39 |
1 幼稚園・保育園 | 23 |
2 小学生 | 51 |
3 中学生 | 23 |
4 高校生 | 23 |
5 その他 | 0 |
1 授業の実習で | 23 | 5 部活などの企画で | 0 |
2 知り合いの農家で | 20 | 6 その他↓ | 8 |
3 自分の家が農家で | 14 | (家庭菜園) | 7 |
4 市町村の企画で | 2 | (学校行事) | 1 |
1 はい | 15 |
2 いいえ | 84 |
1 知り合いの農家で | 6 | 5 授業の実習で | 0 |
2 自分の家が農家で | 6 | 6 その他↓ | 5 |
3 サークルの企画で | 2 | (アルバイト) | 4 |
4 市町村の企画で | 0 | (自分の畑) | 1 |
1 田畑、牛舎等 | 51 | 5 実験林・演習林 | 25 |
2 研究施設 | 36 | 6 その他↓ | 1 |
3 家庭菜園 | 28 | (馬の厩舎) |
1 普通高校 | 90 | 4 大学検定 | 0 |
2 農業高専 | 4 | 6 その他↓ | 3 |
3 農業高専以外の高専 | 2 | (総合学科) | 2 |
(英国インターナショナルスクール) | 1 |
1 思う | 83 |
2 思わない | 9 |
3 分からない | 7 |
野菜栽培、花卉栽培、家畜飼育農、薬散布、収穫作業、耕作作業、果樹栽培等で、回数は具体的には調べられなかった。
1 有機農法 | 88 | 9 シュタイナー農法 | 4 |
2 自然農法 | 45 | 10 緑健農法 | 3 |
3 EM農法 | 32 | 11 波動農法 | 3 |
4 微生物農法 | 21 | 12 電子農法 | 3 |
5 ハイポニカ農法 | 8 | 13 韓国自然農法 | 3 |
6 エコシステム農法 | 7 | 14 栄養周期農法 | 2 |
7 MOA自然農法 | 6 | 15 オーレス農法 | 1 |
8 宇宙農法 | 6 |
名前だけ知っているという人が多く、説明してくれた人はあまり多くなかった。
1雨の降る日、バスの窓から外を眺めている母と子の会話。
「ママ、あのおじさんたち何をしているの?」
「あれはね、田植えをしているのよ」
「田植えって何?」
「ボクが毎日食べているお米を植えているの」
「ヘエー、こんな雨の日に、偉いんだね」
「そうよ、だからあんなエライ仕事をしなくてすむようにボクはしっかり勉強するのよ」
2人為的に肥料や農薬を投入し、邪魔な虫や草を排除する「外からの農業」と異なり、生物が栄養を吸収し子孫を残していくのは、その生物自体の生命力と考える。人はその内からの力を発揮できる環境を用意し、成長した一部をもらう。これが「内からの農業」である。