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2006年12月26日(火)

「ほしのあきハプニング画像」の一部は、児童ポルノ このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

Google日本の、2006年検索ランキングが発表になりました。1位は「地図」、2位は「翻訳」だそうです。

Google日本語検索ランキング - 実用系強いも"天気予報"より"ほしのあき"

で、5位に「ほしのあき」が入っているので、ためしに色々なキーワードで検索してみたところ、「ほしのあき ハプニング画像」を検索すると、グーグル八分(Google八分)が発生することを発見しました。グーグル八分を行った理由のところを見てみると、「児童ポルノだから」だそうです。

このグーグル八分は、全世界グーグル八分であるため、どのページが表示されないのか調べる方法はありません。どんな画像がフィルタリングされているのか知りませんが、いくら若く見えても「ほしのあき」を児童とするのは無理があると思います(笑)。ちなみに、「児童ポルノだから消せ」とグーグルに通報したのは、イギリスの「インターネット監視財団」のようです。外人のやることは良く分かりません。

参考:

2006年12月20日(水)

【メリー】 「グーグル八分とは何か」プレゼント企画 【ドリー】 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

もうすぐクリスマスです。ということで、いちじくのプリン(figgy pudding)は送れませんが、「グーグル八分とは何か」を読者の方にプレゼントしたいと思います。

ご希望の方は、件名「魔法陣グルグルって何?」と書いて、12月22日午前0時までに、私の方までメールをお送りください。抽選で、5名様の方に「サイン入り」書籍をプレゼントいたします。住所は、とりあえず書かなくて結構です。

なお、ブログで書評を書いていただける方は、URLとその旨お書きいただければ、通常の3倍の確率で当選しやすくなります(^^)。

奮ってご応募ください。

(2006.12.22) プレゼントの応募は、締め切りました。沢山のご応募、ありがとうございます。

2006年12月19日(火)

ファーザーに学ぶ「グーグル八分とは何か」 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

最近、フリーザ様やセルゲームに学ぶ「フリーター問題」とやらが流行っているようなので、私もひとつ作ってみました。

【あらすじ】 ビヨンと彼らだけの、蜜あふるる約束の地、悪徳商法?マニアックス。これは、Google八分打倒を目指す、男達の物語である。ジーク・ビヨンとか。


ファー様に学ぶ「グーグル八分とは何か」

クリックで拡大

参考リンク:

2006年12月18日(月)

!特報!Google八分に関する本を出版します このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

今や「グーグル八分といえば悪マニ。悪マニといえばグーグル八分」といった感もあります。私としては、先頭切って戦うようなまねは、あまり好きでは無いんですが、グーグル八分について殆ど何も知られてないため本を出すこととなりました。

と言っても、相手は北朝鮮以上に秘密のベールに包まれたところです。情報が全く無い中、一介の個人サイト管理人としては頑張って調べましたので、ご購入いただけると幸いです。こんなに長い文章を書くのは初めての経験でして、さすがに100点とは参りませんが、自分的には80点以上の出来栄えです。悪マニ読者の方でしたら、無条件で楽しんでいただけると思います。ちなみに、トピックスは平均95点以上です(^^)。

名称: グーグル八分とは何か
著者: 吉本敏洋ことBeyond
発行: 九天社
定価: 900円(税込)
大きさ: 新書サイズ

都内でしたら、21日か22日頃には書店に並ぶと思います。25日頃には、全国で発売されているかと思います。Googleのハウツー本が沢山出る中、一味違ったGoogleの本です。親しい方へのクリスマスプレゼントに、帰省や海外旅行の際の旅のお供に、是非、お買い求めください。

ちなみに、どういう内容かというと、だいたい↓以下の様な感じの本です。

2006年12月11日(月)

Google八分対策センターを開設しました このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

Googleは、分かっているだけで、既に数百件のページをグーグル八分(Google八分)しています。これは、見過ごせない事実です。さらに、検閲の事実を巧妙に隠そうとしています。

そこで、広く一般から情報を募り、議論を行うためのサイトとして「Google八分対策センター」を作りました。Google八分に関する情報がありましたら、ぜひお寄せください。

リンク: Google八分対策センター

2006年12月8日(金)

NHK「日本のこれから」にて、当サイトが紹介される予定です このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

12月19日(土)に、NHK(日本ひきこもり協会じゃないほう)の討論番組「日本のこれから」が放送される予定なのですが、途中インタビューにて、当サイトが紹介されるはずです。たいしたこと話してないので、どんな感じになるのか、今から赤面しております(^^;。

番組は、日本の法制度の問題点を無視した新たな「ネット規制」が引かれようとしているということで、それについて賛成/反対の討論を行うそうです。討論番組といえば「声の大きいもの勝ち」といったイメージがありますが、さすがにNHK(忍者ハットリ君じゃないほう)は、そんな作りにしないと思います。ですが、一体全体、どんな結論になるのか心配です。というのも、グーグル八分は取り上げないそうなので、主題が「官対民」の古い構図のようだからです。

私としては、法の規制が強まることによる「プロバイダの自主規制」が、今後の大きな課題であり、グーグル八分は、その先鞭だと考えております。また、監視社会の問題も、グーグルこそが最大の監視企業です。なんで、取り上げないのか良く分かりません。

それで、新しいサーバーのテストも兼ねて、特設掲示板を設置してみました。当日この時間帯は、実況中継的に書き込みを行いますので、興味のある方は是非ご覧ください。ただ、サーバーの手配をしたばかりで、設定などもまだ行っていません。突然表示されなくなったりする可能性もあります。ご了承ください。

「日本のこれから」特設掲示板(たぶん、12月10日まで)

(訂正)

19日と書いてありましたが、9日の間違いです。見逃した方、どうも申し訳ありません。

2006年12月4日(月)

朝日新聞社が、著作権侵害を楯にプロバイダにクレームを付けてきました このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

ジャーナリスト宣言で有名な朝日新聞社から、プロバイダに対して削除要請がなされたようです。プロバイダから送られてきた、朝日新聞の要請は以下の通りです。

朝日新聞記事無断転載に対する削除要請(朝日新聞社)

「BIG-NET」担当者さま

冠省

朝日新聞社の著作権などを担当する部署の知的財産センターです。貴社提供のサイトと思われる「悪徳商法マニアックス」(http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/)の「悪のニュース記事」のコーナー(http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/news/)に朝日新聞記事の無断転載が大量に見受けられます。明らかな著作権侵害ですので即刻、該当箇所を削除していただくよう求めます。

「悪のニュース記事」には、2001年から2006年現在までの朝日新聞記事が大量に無断転載されています。朝日新聞記事の利用については、事前に知的財産センターへ書面による申し込みが必要で、基本的には有料です。しかしながら、同サイトからはこれまで申し込みをいただいておらず、著作権侵害の状況です。

ご存知のように、著作権侵害に対しては刑事罰が設けられています。また、こうした明らかな著作権侵害に対しては、プロバイダー責任制限法によりサイトの運営会社が削除できることになっています。
即刻、同サイトの該当箇所を削除していただくよう要請いたします。

草々

朝日新聞東京本社 知的財産センター
電話03−5541−8939 FAX03−5541−8140 

最近、朝日新聞が行ったgoogle八分についてライターとして取材の申し込みを行ったため、それに対する嫌がらせでしょうか?著作権侵害に対していきなり刑事罰を持ち出してくるとは、とても「権力の監視」を旨とする報道機関らしからぬ態度です。取材した記事は、まだ本になっていませんが、掲載をやめないと告訴するとの脅しかもしれません。

参考リンク:

2006年12月2日(土)

サーバー移転にともなう、寄付のお願い等 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

会議室などの置き場所として、ちゃんねるぼっくすの深水さんに無料でサーバーをお貸しいただいていたのですが、都合により引っ越さなければいけなくなりました。この際だから、海外の安いサーバーを丸ごと借りて、専用ドメインで運用しようかと思います。

それで、よろしければ、ご寄付をお願いできないでしょうか?

ちょうど年賀状シーズンですので、12月26日までに、住所・氏名を書いてご寄付していただけた方には、もれなく年賀状をお送りします。年賀状なんて要らないという方は、無記名でも結構です。

あと、移転に伴い、サイトのリニューアルや新規サイトの開設を予定しております。ウェブサイトのデザインなどを手伝っていただける方がいらっしゃいましたら、助かります。「デザインしても良いよ」という素晴らしい方がいらっしゃいましたら、条件などを書いてメールしてください。

よろしくお願いいたします。

P.S.

年末から年始にかけて、ビッグ・サプライズを用意しております。お楽しみに。

2006年11月21日(火)

松永英明氏が、Livedoorにクレームを付けているようです このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

松永英明氏は、複数の著書を持ち、アルファブロガーとしても有名な人物です。

それで、11月9日の記事に関連して、LivedoorWiki に「御堂岡啓昭」の項目を作ったところ、プロバイダ責任制限法に基づく「送信防止措置依頼」を松永氏がLivedoorに送ったようです。不思議です。

2006年11月18日(土)

ハイアクトから、マンションの勧誘電話 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

名称 有限会社ハイアクト
初期コンタクト 勧誘電話
出会いの日/掲載日 2006年11月18日/2006年11月18日
会社情報

帝国データバンク会社情報より

〒170-0013
東京都豊島区東池袋1―48―10 25山京ビル212
TEL 03-3980-8782
代表者 高橋正和

なおナンバーディスプレイに表示された番号は、03-6907-9110
電話では「株式会社ハイアクト」と名乗っていたが、同じ住所には「有限会社」しか見つからなかった。

Yahoo電話帳での情報

勧誘の内容 新築マンションのご案内です
コメント

ハ「お忙しいところを失礼します。株式会社ハイアクトの渡辺と申します。このたび、中央線沿線沿いのマンションのご案内をしておりまして、お住まいですとかマンション経営にご興味、ご関心があればと思いまして」
び「会社は、どちらにあるのですか?」
ハ「池袋です」
び「住所を教えてください」
ハ「東池袋1―48―10にある山京ビルってところの2階になります」
び「池袋って、ずいぶん遠いですね」
ハ「はい。今、中央線沿いのマンションのご案内をしておりまして、私がこちらの地区を担当しておりまして、この市外局番の番号を順番にかけております。ですから、はっきり言って、お名前とかも分からないような状態でして」
び「じゃあ、単なるテレアポってことなんですね」
ハ「テレアポって?」
び「テレホンアポイントメントのことです。よく悪徳業者が、適当に電話を掛けて、つかまったカモに営業をかけると、そいった形で営業されてるわけなんですよね?」
ハ「いや、そういうわけではないですね」
び「じゃあ、どういうわけなんですか?」
ハ「そういう風に言われるんであれば、結構なんで」
ガチャ。ツーツーツー

一方的に掛けてきて、「テレアポ」って言われたくらいで一方的に切るんだから、まさに悪徳商法ですね。最近、マンション経営の勧誘が多いのですが、余ってるんでしょうか?

2006年11月14日(火)

オーマイニュースに、グロービートジャパン・平和神軍事件の記事を投稿しました このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

最近、グロービートジャパンの裁判情報を書いていませんが、オーマイニュースの方に書いています。

で、記事ごとの重要性に応じて原稿料がもらえるようになっているのですが、両方の記事とも、最低ランクの300円しか貰えませんでした(笑)。

次回の公判は、2006年11月20日 午後1時30分から、東京地裁426号法廷で行われます。ラーメン花月仲木戸店の店長の代理人弁護士に対する、証人尋問が行われます。仲木戸店店長は、グロービートジャパン(花月食品)と平和神軍の関係について、掲示板で告発を行っていた方です。ちなみに、「店長本人を証人尋問すれば、いいのに」とお思いかもしれませんが、つい最近、急死されましたので、代わりということみたいです。

まだ、黒須英治氏らへの証人尋問は行われていませんが、「裁判所としては証拠は十分示されたと考えております」とのことなので、もう佳境ということかもしれません。とりあえず、黒須英治氏だけは呼んでもらわないと事件の全貌がつかめませんので、きちんと審理して欲しいところです。

参考リンク:

2006年11月09日(木)

御堂岡啓昭を名乗る人物による、根拠の無い誹謗中傷について このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

「御堂岡啓昭」を名乗る人物が、はてなキーワードにて、当方に対する根拠の無い誹謗中傷を繰り返しています。御堂岡氏といえば、東芝問題のときに当サイト掲示板を荒らしていたANSOC代表の「御堂岡啓昭」氏のことを思い出しますが、同一人物かどうかは不明です。

参考リンク: ネット犯罪を重ねるANSOCとは

当初、当該人物のブログを見たところ、脈略もなしにアフィリエイトリンクが出てくるため、単なるSPAMサイトの一つかと思っていました。ですが、当方が、河上イチロー氏(オウム真理教信者。現在は「松永英明」のペンネームを使っている*1)の本に出ていたことを殊更取り上げ、あたかもオウム真理教と関係があるかのように記述した上で、グロービートジャパン(日本平和神軍)のことを執拗に擁護していますから、なんらかの関係者かもしれません。そうじゃないとしても、意図が全く不明です。

まあ、ANSOCの「御堂岡啓昭」氏といえば、むかしからのネットストーカーとして有名ですが、田中三郎や奥平明夫に比べると、だいぶ小物です。もし仮に、数年ぶりに復活して嫌がらせを始めたのだとしても、そのうち飽きて止めるのでしょう。ただ、色々なところにウソを書きまくるので注意が必要です。

(2006年11月12日追記)

ココログ支店に寄せられた情報によると、ANSOCの御堂岡氏は「現在は、クレーマーから企業防衛して、企業からお金をもらう仕事をしている」とのことです。

9月21日みどおかが来ました。

(2006年11月13日追記)

松永英明氏より「現在、教団を脱会していることを書かないと名誉毀損に該当します」とのクレームが来たため、一部の表現を修正いたしました。松永英明氏と「御堂岡啓昭」を名乗る人物は、非常に仲が良いらしいです。不思議です。

(*1) 「御堂岡啓昭」を名乗る人物の記述によると、過去「偽装脱会」を行っていたらしい。また、2006年になって本当に教団を脱会したというのが本人の主張。詳しい経緯については、リンク先を参照。

2006年10月22日(日)

参考文献:ウェブ進化論−本当の大変化はこれから始まる このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

別に読みたくないけど、こういうのを読むのも仕事のうちなので読んでみた。

まあ一言でいうなら、「ウソばっかり書いている本」。別の言い方するなら、「ウソも百回言えば本当になる」ことを目指している本。系統としては、「アガリクスで癌が治ります」とか「マルチ商法で、世界は変わる」と言った本と同じ。

たとえば、この本ではネット世界の三大法則の一つとして「(≒無限大)×(≒無)=Something」をあげ、その例を次のように書いている。

従業員一万人の企業といえば立派な大企業であるが、この企業が一日稼動すると八万時間が価値創出のために使われる計算になる。「一万人×八時間」の人数を増やしながら、時間を短くしていくとどうなるだろう。十万人から四十八分ずつ時間を集めることができれば八万時間になる。一〇〇万人ならば一人四分四八秒でいい。一〇〇〇万人なら二八・八秒。一億人ならば三秒弱である。つまり従業員一万人の企業の社員が丸一日フルに働くのと同じ価値を、ひょっとしたら一億人の時間を三秒ずつ集めることでできるかもしれないのだ。

しかし、これが成り立たないのは、常識で考えても明らかだ。難しくいうなら、「限界生産性逓減の法則」なり「並列化処理の通信オーバーヘッド」なり「熱力学第二法則」なり「組み合わせ爆発」なりを持ってきても明らかである。

梅田氏の主張としては、「まだ限界を語るところまで来ていない」ということなのかも知れないが、梅田氏の語る楽天主義は「コンピューターが、このまま進化していけば、人間なんて超えるんじゃね?」と言っているのと大して変わらない。「チープ革命」や「ロングテール」で三秒が扱えるようになったとして、実質、どの程度有効なのかを書かないのでは、楽天主義を通り越して単なる「不誠実」だ。量子力学(=新しい常識)を考える際には「ニュートン力学からのアナロジーで理解しようとしてはいけない」などとファインマン先生の言葉を引用しつつ説明しておきながら、その愚を、たぶん「意識的に」犯している。

グーグルの負の側面(ダークサイド)は色々あるが、その一つである「グーグル八分」を有名にしたのは、そもそも梅田氏であった。つまり、梅田氏本人は表裏知った上で、あえて「ウソ」ばかり書いているのである。優れた洞察力も、それを使うのはあくまで「ビジネスのため」なのだろう。要は、「グーグルに懐柔された」か「権力側に付いた方が儲かる(親ネズミじゃないと儲からない)」という判断だ。

「そうは言っても、まだまだ進化していくよ」と信じるのは、容易い。

しかし、この本が出たこと自体、WEB2.0の進化、もしくは少なくともグーグルの発展は「技術的なものではなく、政治的なフェーズに移った」ことへの証明だろう。

※この文章は、そのうち参考文献のページに追加されます。

2006年10月06日(金)

「Google八分」を宣伝する、国策検索の欺瞞 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

CEATECとか言うコンピューター展で、眞鍋かをりがグーグル八分の宣伝をしているらしいです。

「国内の告発サイトがGoogle八分にあったと語り」だそうだけど、私のところには、取材もヒアリングも来てませんよ〜。まあ、悪マニ以外にも、告発サイトでグーグル八分されているところは色々と知ってますが、そっちのことを言ってるんでしょうかね?真鍋さん、一度、お会いしたいものです(笑)。

さて、政府機関のサイトもグーグル八分されていることから、やっと危機感を持って煽り始めたんですかね。でも、検閲や情報操作ってのは、元々、「国が行うもの」と相場が決まっています。とりあえず、こんなのとかこんなのについて、事実確認をしてきちんとした情報を発信すべきじゃないですかね。

それに、「Web検索を活用して著作権のあるコンテンツを探し出し、効率よく著作権違反サイトを見つけ出す技術(早稲田大学)」を使って見つけ出したサイトを、どうするんでしょうか?朝日新聞が行ったように「著作権違反だから、”国策検索”八分」するつもりでしょうか?

結局、私のサイトは八分される運命にあるようです(笑)。

私としては、政府、企業、消費者の3つの検索エンジンが並列し、それぞれ牽制しあうべきだ、と考えているので反対はしませんが、グーグル八分を例に持ってくるのは、ちょっと違うんじゃないですかねぇ。それよりも、50億あるのなら、私に1億ぐらい出資してくれれば「グーグル八分されたサイトを検索する検索エンジン」作りますよ(^^)。まあ権力側の皆様にとっては、「消費者に正しい情報を出したい」のではなく、「いざと言う時(戦時下?)には、自前で自由に情報操作できるオプションが欲しい」だけなので、私はいつも貧乏なんですね。

2006年10月02日(月)

山谷えり子議員を知ろうとすると「グーグル八分」が このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

安倍氏に関するグーグル八分記事が大人気です。そこで、いつか本を書くことがあれば、その時のために取っておこうと思っていたネタを出したいと思います。時事ネタ&キーワード的には分かりやすいため、「誰かが先に見つけるかもしれない」とドキドキだったのですが、日本のブロガーで、そこまでのリテラシーがある方は、いなかったようです。

と言うわけで、いつものようにグーグル日本にて、キーワード「山谷えり子 統一協会」を検索してみてください。一番下に、「Google 宛に送られた法律に関するリクエストに応じて、検索結果のうち 1 件を削除しました」と表示されます。

実際、どのページが「検閲」されているのかと言うと、2ちゃんねるの、

と言うスレッドです。

グーグルは情報公開していないため、私の様な市井の人間には、これ以上の情報、たとえば「誰が、どんな目的で(具体的にどの部分を問題として)」削除の申請を行ったのかは分かりません。が、少なくとも、上記のスレッドが検索に出てこないことは事実です。

さて、山谷えり子議員と言えば、安倍新内閣の「首相補佐官(教育再生担当)」に任命されたことで一躍、時の人となりましたが、「有害情報の規制」に並々ならぬ尽力をしてきた方です。たとえば公式サイト上では、2001年の活動報告として以下のような質問を衆議院で行ったことが掲載されています。「School Days」とか見せたら、間違いなく発禁にされそうな勢いです(笑)。

私、民間におりましたときに、放送と青少年に関する委員会というところに属しておりまして、性や暴力のひどい番組をチェックするというようなことをやっておりましたし、月に二回、性的な表現のひどい漫画や雑誌をチェックして指定図書にするというようなこともやっておりまして、大変な作業だったんですけれども、指定しても売り逃げとか売り得とかが現実です。

それから、今コンビニは全国で五万店ぐらいございますけれども、東京都でいえば、九六・四%のコンビニに有害図書が置かれているというような現実もございます。これは、要請文書を送付するぐらいじゃ全然だめで、町村大臣があれだけ頑張っても、今は全く、むしろ後退したというような状況でございますけれども、遠山文部大臣は、これをきちんとフォローアップする、あるいは状況を公表する、委員会の中に保護者を入れていく、それから、具体的に現場を見ていただきたいというふうに思います

しかし、有害情報の規制を問題にしていると言うことは、逆を返せば「表現の自由」についても考えているはずです。申請自体は、スタッフが行ったのかも知れませんし、全然関係ない人が行ったのかも知れません。が、全然関係ないなら、なおいっそうのこと、グーグルで「検閲」が行われている事実について、きちんと向き合い調査をして欲しいと思います。

参考リンク:

(注) ちなみに私は、School Days自体は、やったことがありません。

2006年9月26日(火)

反社会的集団とグロービートジャパン(ラーメン花月)の蜜月関係 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

9月27日(水)13時15分から、グロービートジャパン副社長、見嘉弘氏の証人尋問(最終回)が行われます。これまで、2回の尋問が行われましたが、お飾りとも言えるほど社内のことを何も知らない社長に対し、敏腕ぶりで取り仕切っているのかと思いきや、やっぱり何も知らない副社長のようで、「重要なことを決めているのは一体全体誰なんだ?」と思わざるを得ない答えっぷりでした。

中でも、12年前に会社を設立した経緯については、「自分から会社を興そう」と言い出しておきながら、あらゆることを全く忘れてしまったようです。証言する前には「知っていることについて、何事も包み隠さずウソ偽り無く証言します」と宣誓していますから、ここまで忘れているのは裁判所を馬鹿にしているか、もしくは脳がスポンジ状になっているとしか思えません。たとえば、こんな感じです。

弁護士  「 会社を設立しようと言い出したのは誰ですか?
鶴見証人 「 私です
弁護士  「 黒須英治氏が株の51%を持っているわけですが、50%と言う切のいい数字ではなく、51%にしたのは何故ですか?また、英治氏からの条件などは、あったのでしょうか?
鶴見証人 「 忘れました
弁護士  「 英治氏に出資をしてくれと頼みに行ったのは誰ですか?会社設立と言えば、人生の一大事ですし、24・5歳であれば、なおさら会社を設立するほどのお金は大金です。どのように金策し、どのように出資が決まったのですか?
鶴見証人 「 忘れました
弁護士  「 同じころ、黒須英治氏のお嬢さんと結婚しているわけですが、結婚されたのは何月何日ですか?
鶴見証人 「 忘れました
弁護士  「 披露宴の日取りは?
鶴見証人 「 忘れました

また、鶴見氏は、英治氏が勝手に「グロービートジャパンの会長」を名乗って(同社に会長職は無い)道路公団を脅迫した共犯として逮捕されています。「英治氏が勝手に会長を名乗って迷惑」ならば、副社長の逮捕と言う重大事態を招いたことを抗議するはずです。ところが鶴見氏は、「妻の父なので、抗議はしなかった」そうです。結婚記念日は忘れるけど、奥さんとの関係は大事に思っているようです。

さらに、「学位販売」と言う反社会的な商売をやっている「イオンド大学(黒須英治氏が学長)」が、グロービートジャパンの施設を使って商売していることについても、

鶴見証人 「

施設は3千万で買ったが、年に1度しか使わないので、イオンド大学に貸している。利用料は、貰わず無料で貸している。イオンド大学が、又貸しして儲けていても関係ない。

英治氏が「貸して」と言ったので、いつの間にか貸すことになっていた。

と言う感じです。グロービートジャパンは、イオンド大学やカルト宗教団体などの「黒須英治グループ」とは関係ないと主張していますが、英治氏に年間3000万円も献金していたりする様子からも、どう見てもズブズブです。と言うか、こんなにも物忘れの酷い鶴見氏のことですから、「カルト団体との関係」も、ただ忘れているだけなんじゃないでしょうか?自分の記憶力の無さを棚に上げ、真実を書いたWEBサイトを罪に陥れようとするのは、ただ呆れるばかりです。


平和神軍観察会による主張の関係図

参考リンク:

2006年9月18日(月)

安倍晋三議員の疑惑が何者かによって検閲・隠蔽されている? このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

あべ氏の首相任命を、心からお喜び申し上げます。って、まだか(^^;。まあ、もう当確みたいなものなので、いいでしょう。私としては、なんちゃってオタクの麻生氏なんかが総理になるのは嫌なので、万が一にでも選挙に影響を与えては困ると思い封印していたネタを解禁します。

まず、Googleにて「安倍晋三議員 疑惑 醜聞」を検索してみてください。一番下に、「Google 宛に送られた法律に関するリクエストに応じて、検索結果のうち 1 件を削除しました。必要に応じて、ChillingEffects.org で削除が発生したことに至った苦情を確認できます」と、いつも見慣れたグーグル八分の表示が出てくると思います。

次に、同じくGoogleで「安晋会 村上ファンド ヒューザー ライブドア」を検索してみてください。一番下に、同様の表示があり、またもやグーグル八分が発生していることが分かります。

グーグルは、「苦情を確認できます」とリンクを張っておきながら、その実、確認できないようにしているため、どのページが検索結果から検閲されているのかは分かりません。しかし、リンク先の番号が上は「2096」、下は「200」になっているため、別のページであろうことが予測できます。この事実から分かることは、「何者かが、自分に都合の悪い記述を見つけ、グーグルに検閲を申請し了承された」ということです。

ちなみに、当方独自の調査により、検閲されているページは、「安倍晋三議員 疑惑 醜聞」の方は2ちゃんねるの、

「安晋会 村上ファンド ヒューザー ライブドア」の方は、アムウェイ本武富士盗聴事件で有名なジャーナリスト山岡俊介氏のブログ、

であることが判明しております。後者については、2月28日に行ったインターネット協会の講演で「ライブドアの申請かも知れない」と述べたのですが、ライブドアの方の調査によると違うようです。いったい、誰が申請しているんでしょうね。

参考リンク:

2006年8月24日(木)

グロービートジャパン(ラーメン花月)裁判について このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

8月25日(金)は、平和神軍・グロービートジャパン裁判の日です。午後1時15分より、見副社長の証人尋問が行われます。

夏休み中の学生の皆さんは、いつも食べている「ラーメン花月」の副社長がどんな受け答えをするか、傍聴するのも面白いかと思います。なお、裁判の争点を極々簡単に説明すると、「ラーメン花月の売り上げの一部が、カルト宗教団体に流れているかどうか?」です(会社側は、全面否定)。この証明を巡って裁判が行われていると言うことだけ分かっていれば、OKです。

グロービートジャパン株式会社について、詳しく知りたい方は、Wikipediaなどをご覧ください。

参考リンク:

2006年7月28日(金)

ライブドア事件に関するGoogle八分 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

Google八分の調査をしていて、以下のページがGoogle八分されているのを見つけました(八分の確認方法については、google八分の酷い現実をご参照ください)。

【ライブドア】 怪死・野口氏、沖縄の"接点"として「サイバーファーム」浮上…堀江容疑者も沖縄に?★9

だれかにとって都合の悪い情報が含まれているからこそGoogle八分されてるんでしょうが、私には単なる「2ちゃんねる風掲示板」の一つにしか見えません。

たとえば、Google派の池田信夫氏なんかは理由を知ってるんでしょうけど、トラックバックやコメントに厳しい検閲を行っているくらいだから、教えてくれませんしね。誰か、情報があったら教えてください

2006年7月4日(火)

グーグルとは何か 第4回 〜全ての情報を検索できるようにするのが、Googleの目標〜 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

Google八分の酷い現実の続きです。

まず、勘違いされると困るのですが、私は「Google八分は、一切するな」とは主張しておりません。村上社長は「この世にある全ての情報を検索できるようにするのが、Googleの最大にして唯一の目標」と公言していますが、私としては「プライバシーは守るべき派」ですので、村上社長の親族一覧とか、村上社長の性癖情報を検索したいとは思いません。

さて、私はサイト柄、変な悪徳業者からの逆恨みを買うこともあり、以前「悪マニBeyondの個人情報および親族住所・電話番号一覧」と言ったサイトを作られてしまいました。どっから調べたのか分かりませんが、頑張って調べたようです。それで、悪マニのことをググると、悪マニがgoogle八分されていることもあって、その一覧が一番上の方に表示されていました。脅迫電話も掛かってくるし、検索で見つけた人が心配してメールを送ってくるし、両親が大変気に掛けていると言うこともあって(親と言うのは、そう言うものです)、googleに検索から外してもらえるように要請を行いました。ちなみに、そのサイトについては、昨年12月末に提訴し、2006年6月26日には完全勝訴の判決を貰い、削除されました。

その時の、Googleからの返事は、以下のようなものです。

この度は、GoogleへFaxをお送りいただきありがとうございました。ご存知の通り、Googleの検索結果はWeb上で公開されている情報をそのまま反映しています。GoogleはWeb上でアクセス可能な情報を収集し、検索結果としてまとめてはいるものの、それら情報をコントロールしたり、それら情報へのアクセスを故意に制限することはできません。また、Googleでは、各ユーザーがWeb上でアクセス可能である自身の個人情報の有無を知ることが大切なことだと考えています。これは、Googleから個人情報が除去されることにより、それら個人情報がWeb上から消滅するわけではないからです。

(中略)

また、GoogleではGoogle Alertsを使用して、Web上に存在する個人情報(特にクレジットカード番号)を常に把握することを薦めています。例えば、ご自身のクレジットカード番号をキーワードとした検索結果が現れた場合、Google Alertsを使用することにより、瞬時に対応策を練ることが可能です。Google Alertsは以下のURLからアクセスしていただくことができます。

Googleとしては、「個人情報だとしても検閲は行えない」「検閲を行うと、本人にも不利益が及ぶ」と言いたいようです。しかし、Googleの検索で知ったのだとしても、一度知ってしまえば関係ない話ですし、現に「Google八分」が行われていることは分かっています。そのことを伝え、再度、削除要請したところ、以下のような返事が返ってきました。

ご返信いただきありがとうございます。弊社の利用規約に掲載されているように、Googleはリンク削除の要求に個別に対応する権利を保留します。

現時点では、弊社にてこれ以上の対処を行うことができないことをご了承ください。

なぜ削除したくないのか、理由が書かれていないため全く不明ですが、プライバシー情報は削除しないと言う方針のようです。

ところで、「Googleの考え方」と言うセミナーの司会は、池田信夫と言う方でした。村上社長が、しきりに「池田先生、池田先生」とおっしゃっていたので、帰ってから調べてみました。どうも、「プライバシーなんて幻想だ」「プライバシーの保護の強化によってではなく、情報公開によってバランスをとるべきである」と言った信念をお持ちの方のようです。何か通じるものが、あるんでしょうか?

と言うことで、続きます。

2006年7月3日(月)

グーグルとは何か 第3回 〜google八分の酷い現実〜 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

前回、「Googleは中立性の議論から逃げており、その辺りに『google脅威論』の源泉があるようだ」と言う話をしました。それで、「脅威論」を論じる前に、現在実際に起きている現実のことについて説明したいと思います。「Google賛美派」の方々は、当然、この現実のことを知っているのですが、わざと具体的な例を出すことを避けています。まあ、誤爆の被害や家族を失った子供のことを論じていては、戦争を推進出来ないのと一緒でしょう。ですが、私は何かの利権のために動いているわけではないので、新技術(または新権力)に対して煽る必要も、むやみに恐れる必要もありません。とりあえず、今何が起きているのかの共通認識を持つことこそ、科学的な議論に必要なことだと思います。

まずは、以下の画像をご覧ください。これは、7月3日10時現在、googleで「グロービートジャパン」(*1)を検索した結果を表示したものです。下の方に見慣れない表示

Google 宛に送られた法律に関するリクエストに応じて、検索結果のうち 4 件を削除しました。必要に応じて、ChillingEffects.org で削除が発生したことに至った苦情を確認できます。

が、あると思いますが、これはgoogleが検索結果の検閲(google八分)を行った際に表示しているものです。googleは 2006年1月に、中国政府の検閲を受け入れていることを発表し、その際に「検閲が行われた際は、その事実を公開する」とのポリシーも発表しました(なお、2006年1月以前にも検閲は行われていましたが、googleはそのことを一切認めていませんでした。中国と言う分かりやすい敵が出たため、「googleへの同情」を誘うために検閲を認めたのかもしれません)。google八分の質問に対して、村上社長は「なんと言う名前の機関かど忘れましたが、削除した事実は米国の第三者機関に提示しています」と説明していました。これが、その表示です。

「グロービートジャパン」の検索結果(クリックで拡大)

この例ですと、合計9件の結果が削除されていることになります。つまり、ここに表示されている10件中9件は、何か別のサイトが表示されるはずだったと言うことです。どういうページが削除されているかは、調べれば簡単に分かることですので省略しますが、Wikipediaの一部や、はてなキーワードなども検索に出なくなっており、理由は不明ですが「ほとんど無制限に」特定企業からの要請を受け入れていることが分かります。現在のところ、「グロービートジャパン」キーワードに関する検閲は、20ページ以上になっています。

ちなみに、あるページが検閲されているかどうかは、そのURLを検索してみれば分かります。たとえば、「悪徳商法?マニアックス」のURLである、http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/ を検索してみると、URL検索の結果は1件しか出ないにも関わらず「検索結果のうち 1 件を削除しました」と出ることから、検閲が行われていることが分かります。Yahoo!のURLである http://www.yahoo.co.jp/ を検索した結果と比較してみれば一目瞭然でしょう。

http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/ の検索結果

http://www.yahoo.co.jp/ の検索結果

と、切りの良いところで、次回も現実についての話の続きです。

(*1) グロービートジャパンは、「ラーメン花月」「豚そば銀次郎」などのラーメンチェーンを展開している会社です。

2006年7月1日(土)

グーグルとは何か 第2回 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

さて、googleの中の人によると「機械的な順位を表示しているだけなので、政治的にも中立です」とのことでした。しかし、これは「私は中立なので、結果として中立です」と循環論法を使っているに過ぎません。または、「技術的(科学的)な中立性」と「政治的な中立性」を混同しているだけです。いくら科学的に中立な技術でも、たとえば「科学の進歩のためには、クローン人間を作るべき」とはならず、政治的に・人道的に中止されてしまうのと同じことです。「政治的な中立」は、何も考えない状態ではありえないことを、ちょうど今、サッカーのワールドカップが行われているので、それでたとえてみましょう。

「中立性」とは、別の言葉で言い換えれば「公平性」となります。サッカーの試合では、お互いに11人づつで試合が始まりますが、このルールは本当に「公平」でしょうか?ワールドカップは国ごとの対戦ですので、「1国につき11人の代表」となります。しかし、国によって人口は異なります。サッカー人口に限っても、サッカーの上手い人に限っても、その数は異なります。とすると「一票の格差の是正」、つまりサッカーをする人全員に等しい出場確率を与えるとすれば、11人と言う前提を取っ払って、5人対101人とかで試合をやらないと「公平」では無くなります。別の公平性、たとえば「任意の国が勝つ確率」を公平にするならば、世界ランク100位とかのチームが1点入れたら、それは3点分にするといった「ハンディキャップ」を付けなければいけません。

でも、なんかおかしいですね。なんとなく、5人対101人が公平な試合とは思えません。これは、何に対して「公平」または「中立」にするか、観点が異なるからです。サッカーが11人と決まっているのは、試合条件の公平性を重視しているからです。「数学的な関数(比例関数)で出た結果による人数です。人の手は加えられていません」と5人にされても、納得出来ないでしょう。

政治的な中立性というのも、これと同様です。機会の公平性から言えば、前回の選挙結果は関係無く、等しい機会(演説の時間など)を設定しなければなりません。「前回の選挙で勝ったから、ポスターは1.5倍です」としていては、政治的な中立とは言えないでしょう。なぜならば、選挙と言うのは変化や変革を起こすために行われるのだからです。ところが、googleの検索結果は常に連続的に変化するため、またgoogleが設定する計算式の性質のため、少なくとも「長く存在する政党の方が、露出的には有利」となります。単純接触効果を仮定するなら露出が多いだけで選挙には有利ですし、仮定しないとしても「中立かどうか議論がある」ことになります。なんでもかんでも自由だと、いつの間にか5人対101人になっている可能性があります。中立・公平と言うのは、自然発生的に起きるのではなく、人為的な「ルール」を考え強制することによってでしか成立しえないのです。

にも関わらず、「数学的アルゴリズム万能主義」を掲げ、中立かどうかの議論から逃げるgoogleは、楽観的というよりも、単に「何も考えてない馬鹿」としか言いようがありません。

「優等生だけど馬鹿」

たぶん、そんな感じなのでしょう。素人じゃないのですから、「Excelで計算したので間違いありません」などと、検算・監査せずにもってこられても困ります(機械的な出力を鵜呑みにした、耐震強度偽装なんて話もありましたね)。どうも、この辺に「google脅威論」の源泉があるように思います。長くなったので、続きます。

(注)googleが政治的中立性を考慮しないといけないかどうかについては、議論があります。Googleは、その議論からも逃げています。

参考リンク:

2006年6月30日(金)

グーグルとは何か 第1回 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

先日、「Googleの考え方」と言うセミナーがあり、Google日本法人の村上社長が来ると言うので、有料ですが参加して来ました。

まず、村上社長による「google の現在と、これから」を説明する講演が行われましたが、これがまた凄まじく退屈過ぎで、一瞬「損した!」と思わせられました。普通、大企業の社長となれば明確なヴィジョンを持っていて、Yahoo! の井上社長でも livedoor の平松社長でも、それなりに面白いことを話してくれます。逆の意味で期待を裏切ってくれる村上社長にはビックリでしたが、セミナーの趣旨としては質疑応答がメインのようで、時間の半分ほどは質疑応答となりました。

で、せっかくだから、私も質問してみました。内容としては、こんな感じで、

検索結果の検閲、いわゆる「google八分」について、日本法人としては、どのくらい関与しているのでしょうか?と言うのも、日本法人って何をやってるのか分からないですし、アメリカ本社から見れば、日本法人の社長など、せいぜい担当者レベルな気がしてなりません。

と、ちょっとだけ挑発してみたんですが、軽くかわされました。村上社長は、大人のようです(笑)。でも、講演の内容や、その後の質問で「特許を多数取っていますが、積極的に特許戦略を行うつもりなのか、単に防衛目的なのか教えてください」と言うのに「どうなのか分かりませんし、答える立場にありません」と回答した様子からも、やはり「担当者レベル」のような感じです。ただし、かなり優秀な「営業担当」です。

ちなみに、私の質問に対しては、聞いてもいないのに「よく勘違いされるのですが、検閲のことは認めています。検閲は、非常に忸怩たる思いで、次のような場合に仕方なく行っています」と正当性を長々と説明していましたので、「検閲=悪(evil)」と批判されるのを、多少は気にしているのでしょうか?

それで、他の方の質疑で、個人的に面白いと思った質問は、これ。

質問:

検索結果の「政治的中立性」について、どのように考えていますでしょうか?たとえば、選挙期間中、特定の政党については批判ページの方が見つかりやすいなんて現象が起きたとすれば、問題だと思いますがどうなのでしょう?

回答:

googleでは、検索結果に一切手を加えていません。数学的な計算結果によるページ順位を、そのまま表示しているだけです(だから、中立です)。

どうも、googleの中の人は「何も考えていない=中立」と考えているようです。しかし、「機械的に」なんて説明されると一見中立なように思えてしまいますが、これは全くの詭弁です。これが何故詭弁なのか、長くなったので次回に説明したいと思います。

2006年6月23日(金)

Yahoo!の株主総会に行って、グロービートジャパンのことを質問してみました このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

私は、なぜかYahoo! JAPANの株主だったりもするので、せっかくだから 6月22日に開催された定時株主総会に行って、質問をしてみました。正確には、株主総会後の「経営近況報告会」での質問です。

挙手による指名制で、総会の時から手をあげているのに全然指してもらえず、「警戒されてる?」って感じだったのですが、最後の最後になんとか質問できました。まあ聞きたいことは色々ありますが、「一人一問」ってことなので、グロービートジャパンとの共同企画のことついて質問してみました。


質問:

昨年から、グロービートジャパン株式会社との共同企画で、「138万人が選んだラーメン」と言うのをやって、コンビニなどでインスタントラーメンを売っていますが、このグロービートジャパン社は、カルト宗教との一体性が、裁判において問題となっている企業なんですね。もし、Yahoo! JAPAN が、カルト宗教と営業的に繋がっているとすると、Yahooのブランドイメージにとっても問題となるんじゃないかと思います。

このラーメンの企画は、ガイアの夜明けにも大々的に取り上げられた企画であるにもかかわらず、営業報告書にも、どの部門の何%とか出てきていませんが、そうすると利益が出てないのに、リスクばかり大きいんじゃないかと思います。つきましては、次の質問にご回答いただきたいと思います。

裁判の結果によるリスクや影響は、どの程度、ご検討された上でやってるんでしょうか?と言うのも、グロービートジャパン以外の会社であれば、もっと売り上げが出てたんじゃないかと思いますし、なぜグロービートジャパンなのか、その辺のことをお答えください。

井上雅弘社長の回答:

(他の取締役に確認した上で)ここにいる人間では、そのことについては分からないようです。正直言いまして、グロービートジャパンですか?初めて聞いた会社なので、どのような会社なのか分かりません。おっしゃるような問題があるのでしたら、調べてみたいと思いますが、売り上げに出てないのは、非常に少ないからで、影響としても僅少だと思います。

取締役会のほうには上がってきていませんが、裁判の事などは、担当者が適切に判断していると思います。いずれにせよ影響は僅少です。

「これからの目標」として、「Web2.0 のような、消費者の口コミが重要」と言っている割には、口コミ・ビジネスの先行例として自社が取り上げられている企画を知らなかったようで、ビックリです。まあ、孫会長も井上社長も携帯ビジネスのことで頭が一杯のようで、こんなどうでもいいことなんか下っ端に任せているのでしょう。

ちなみに、総会自体はヤジも怒号も無く、全く平穏に終わりました。株主総会と言えば、もっと、個人情報流出で賠償命令が出た話とか日本でも引き抜きはやってるんですか?とか厳しい質問がバンバン出るのかと想像していましたが、「今はCATVでネットに繋いでいるのですが、Yahoo!BBとどっちが良いのでしょう?」とか「ほとんど使っていないのに、毎月3900円取られて高いです」とか、(主にお年寄りの方の)どうでも良いような質問がほとんどなんですね。

ところで、なんで私がYahooの株を持っているかというと、ウェディング問題を考える会・第1回総会でも言ったのですが、「Google八分に対抗するためには、Google以外の検索エンジンを支援して競争を促すことも必要」ってことで買ってみました。でも、その後、カルト団体(*1)と組んでYahoo八分を始めたみたいなんでビックリです。

参考:

(*1) ここで言う「カルト団体」とは、自らの主義主張を通すために言論以外の方法(広告による圧力や暴力など)を用い、相手の主張に反論するのではなく「抹殺」によって解決を図ろうとするような団体のことを指します(例:坂本弁護士一家殺害事件)。一般に言う「カルト性」とは、特異な主義主張を持つことだと思いますが、それだけでは程度の問題だし批判の対象とはならず、その特異な主義主張の「ために」、一般には「是とされない」方法を用いるからこそ問題となります。また、宗教専門家による「カルト性」とは、「集団批判を許さない」などの特徴を持つことですが、SPAMのような主張を用いることを「組織として是としている」状態から見ても、十分その定義に当てはまるのでは無いでしょうか?

余談ですが、一般的には(どっちかと言うとマスコミ的には)、「奇妙な行動=カルト性」と見る向きにもありますが、私は「行動」が、ある主義主張の成就のために起きるのでなければ、カルトでは無いと思います。つまり、主義主張と「普通じゃない行動」が結びついた時がカルトと言うことです。

(補足説明) グロービートジャパンは、「ラーメン花月」「豚そば銀次郎」などのラーメンチェーンを展開している株式会社です。

2006年6月17日(土)

ハッカージャパン7月号に記事を書きました このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

毎号書いているんですが、たまには告知しとかないと、忘れさられるので(^^;。最初に記事を書いたのが、2004年の7月号ですから、ちょうど2年経ったと言うことになります。

で、全然関係ないけど、ハッカージャパンには、ハッカーが活躍する漫画が連載されています(一番面白い)。それに出てくる「ライフドア」の堀井社長は、まだ元気のようです(前にも登場しています)。次回、裏で暗躍する組織が株のインサイダー取引で大儲けしているのを逆手にとって、主人公が罠を仕掛けるようなのですが「ライフドア・ショック」で失敗するのか、それともむしろ引き起こすのか楽しみなところです。

株主総会で、はっちゃける、堀井社長の図

amazonで、ハッカージャパンを購入

2006年6月15日(木)

【DOK-USEN】ライブドアの臨時株主総会に行ってきました【砂漠に緑を】 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

6月14日に、ライブドア社の臨時株主総会が幕張メッセにて開催されたため、株主である私も出席してきました。宇野康秀USEN社長ら6人を、取締役に任命する決議を行うための総会です。なぜメッセで開かれるのかと言うと、個人株主が数十万人おり「当日、何人来るか予想出来ないため」だそうです。

まず、山崎徳之代表取締役が議長に選任され、経営陣全員による謝罪、そして山崎氏による内部調査の報告が行われました。数字がいっぱい出てきて良く分かりませんでしたが、「何億円の架空売り上げ計上がありました」と言う事実報告のようです。

次に、平松社長による、今後の展望が語られました。終始しっかりした口調で、

インターネットにより、ロングテール戦略が可能になった。今までは、「Yahooに追いつけ追い越せ」でドンドンやってきたが、これからは個人の口コミがネットで物を言う時代。そのためには、ユーザーが体験を共有(Share)するための仕組みが不可欠。そこで、Yahooのような巨大さではなく、CGM(Consumer Generated Media)、すなわち「消費者が製造するメディア」と言う分野でのNo.1を目指して行きたい。つまり、「個人の力を解放する企業のNo.1」を目指すと言うことだ。

と説明されました。当サイトも「情報共有で、被害を防ぐ」ことが目的の一つですから、非常に共感できる内容で素晴らしいと思いました。

で、質疑応答に入るのですが、山崎氏によると「一切の質問を受け付けてしまってから、決議に入らせていただきます」とのことです。前回の総会は6時間にも及んだらしいですし、さすがは「ロングテールとか言っている企業は違うな」と思わせてくれます。しかし、これが波乱の幕開けでした。

さて質疑応答です。個人株主が多いせいか、愚痴なのか演説なのか良く分からない質疑応答が続きます。「証券に騙されました。どうにかしてください」とか「ライブドアは私の息子だと思っています」とか、極めつけは「氏名は、創価学会です」と明らかな偽名を使い「全世界から飢餓に苦しむ人がいなくなったら、砂漠に緑が戻ってくるでしょう。それまでは、負けないで、負けないで、全力で頑張ってください」と言う応援演説。どう聞いてもまともな質疑応答では無いのですが、全く止める気配がありません。時折、「これだけの大事件の後の総会にも関わらず、一般人が参加しにくい平日に設定したのは何故か?」とか「『ホリエモンが無罪であっても復帰は無い』とする理由は?」とか「新しい監査役は、天下りではないか?」といった質問も行われましたが、どの質問も止めずに聞くのは、「再出発のための禊」と考え、全部を聞くだけ聞くつもりだからなのでしょうか?

そう思い始めたとき、ふと「USENとの事業提携が重要なのに、そのことについての質問が無いな」と気づきました。まあ、まだ沢山、質問者はマイクの前に並んでますし、「誰も質問しないようなら私が質問しよう」と思っていました。

ですが、開会から3時間を回った時、突然事件は起こりました。質問者が質問を行っている途中にも関わらず、山崎氏が「質問が出尽くしたようなので、採決を行います」と一方的に宣言。まあ、株主総会と言うのは「数の論理」なので、個人株主の意向など関係なく、ホリエモンや宇野社長の動向によって決まります。最初から出来レースみたいなもんなんですが、「ブログの口コミが重要」と言ってるそばからこれです。「議長の横暴だ!」「悪徳会社USENは、引っ込め!」「強行採決やめろ!」「ロングテールは、おためごかしか!」等といった罵声が飛び交う中、次々と議案が採決され、プロジェクターに写し出されていきます。強行採決の現場なんて、初めて遭遇です。盛り上がって参りました(笑)。

結局は、「やり直しだ!」と言う大多数の人の声にも関わらず、全ての議案が「賛成」と言う結果となり、総会は終結しました。

ところが、あまりにも一方的な閉会に収まらない株主達が「きちんと説明責任を果たせ!」と警備員らに詰め寄っていたところ、なんと壇上に平松社長が戻ってきて、「総会の結果は変えられませんが、今から意見を聞く場だけでも設けたいと思います」とのこと。追加で、10名弱ほどの質疑応答が行われることになりました。まあ、強行採決の後なので、そのことに関する意見ばかりなのですが、「なぜUSENなのか?USENのような会社と組んで問題は無いのか?」と言う質問が2人ほどから出ました。その答えは、「色々な企業が名乗りをあげてくれたが、USENは我々の欲しい技術を持っていた。だが、最大の理由は『企業風土が似ていた』こと」と言うことでした。USENと言えば、違法営業していたり、独占禁止法で勧告を受けたりしている会社ですが、やっぱり一度「イケイケどんどん」体質になってしまうと抜けれないってことなんでしょうかね。平松社長の素晴らしい演説が、「粉飾」で無いことを祈るばかりです。

ちなみに、ロスタイム質疑の中で、個人的に面白いと思った質問は、これ。

ライブドアショックの一番の原因は、マネックス証券が「ライブドア株の価値は0円」と公式に宣言したこと。そのマネックス証券の株主は、ソニーと日興コーディアルだ。新取締役が、その2社出身で占められているのは、体のいい乗っ取りでは?

真実がどうであれ、「はい、そうです」なんて答えるわけ無いんですが、色々な事象が絡んでるんだなと勉強になりました。

参考:

取材陣でごった返す幕張メッセ

壇上で謝罪を行う経営陣

用意した10分の1程度しか埋まらず、結局使用されなかった後ろ半分の椅子。

※ 終了後に撮影しています。

2006年6月7日(水)

株式会社フォーシーズンの契約書を入手しました このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

先日、私のところに勧誘電話を掛けてきた「株式会社フォーシーズン」の契約書を含む資料画像を入手いたしました。「登録料・入会金などの負担は一切無い」と説明しておきながら、結局は約47万円の「商品」の販売を目的としているようです。また、クーリングオフも 20日間と書かれていますから、どうみても「内職商法」です(単なる「電話勧誘」であれば、8日間)。

SOHOプログラム概要書

第1条 SOHOプログラム(以下本プログラム)は以下のとおりとします。

プログラム登録+FSスクールサポート(スクールテキスト)

第2条 本プログラムに関する代金は以下のとおりとします。

1.商品代金 468,000円(消費税込)

しかし、この会社の悪質性は「不実告知(ウソを告げること)」と、そういうことだけには留まりません。ライブドアクレジットや日本プラムと言った、「サラ金(消費者金融)」から借り入れして商品代金を支払わせるようにしているようなのです。

これが何故悪質なのかと言いますと、お金を借りると言う行為自体は変わらないのですが、下図のように、サラ金方式では一旦お金が消費者を経由します。そのため、一見、サラ金と内職商法が無関係に見え、

内職商法会社が倒産したり逃げたりした場合に、借金だけ残る

からです。夜逃げを前提とした方式であると言えます。国民生活センターが文句を言っても、サラ金は「名前を勝手に使われた」の一点張りだそうです。

サラ金と言えば、日弁連で多重債務問題シンポが行われるそうです。一般の人が、村上ファンドの直接の被害者になることはありませんが、村上氏よりもホリエモンよりも儲けまくっている「サラ金」の被害者になることは簡単です。悪徳商法が持ちかけてくる、2重3重の罠には十分注意してください。

資料を提供してくださった、セマスさん、どうもありがとうございます。

2006年6月2日(金)

ホームオブハートの証人尋問予定 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

ホームオブハートとToshi問題を考える会の最新情報によると、6月5日(月)の裁判にて、被告ホームオブハートおよびトシオフィス側の証人尋問が行われ、なんと元XJapan、Toshi の戸籍上の妻にして元アイドルの「出山香(守谷 香)」の証人尋問が行われるそうです。

2月20日の裁判を傍聴に行って一発でファンになった私としては、是非見に行かないといけません。会社の休暇届の理由欄には、「"かおすん"がやってくるから。あと、なんかファジーな気もちだから」と書いておきました。ちなみに前回は、途中で帰ったけど Toshi も来ていました。キャー(黄色っぽい声援)。

なお裁判は、6月5日(月)午後1時10分から、東京地裁 611号法廷で行われます。

注) かおすん … 出山香のホームオブハート内での愛称

2006年5月22日(月)

グロービートジャパン会長の異常な言動 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

かなり間があきましたが、第8回公判レポートの続きです。裁判の後半は、自称グロービートジャパン会長の黒須英治氏が、BUBKA編集部にクレームをつけた際の録音テープの確認です。実際に、テープの内容が裁判所で再生されました。

それで内容についてですが、なんと全ての録音内容を公開しているページがありますので、そちらを見ていただければ良いかと思います。以上。

と言うわけにも行かないので、特にスゴイ部分を紹介したいと思います。適当に端折ってますので、全文や話の流れを見たい方は、上のリンク先をご覧ください。

英治氏「 平和神軍なんて団体はありゃしないんだよ。私はいろんな会社、A社、B社、C社、その中に花月もあるんだよ。その他、私は宗教法人宝栄山妙法寺もやってるの。ね、それからハワイのイオンド大学、これは学校法人でやってるわけ。催眠研究会っていうのもやってんだよ。正理研究会っていうのもやってんの。その同じ次元に、ね、平和神軍ていうのがあるの。平和神軍てのは啓蒙団体なの。正理研究会ってのは真理を探究する団体なの。

コメント: 黒須伸一氏も「平和神軍なんて団体は存在しない。親父(英治氏)の思想を実現する思想団体だ」と証言しておりましたが、団体が無いのに何で「啓蒙団体」「思想団体」として存在しうるのか意味不明です。

英治氏「 人間てのはここまで誠意が分かれば喧嘩にならないの。誠意を分かんないから、女の子も殺されるんです。はい、あんたよりもっといい男が見つかったなんて、女が言ったら殺されるんです、これは。殺されてもしょうがないんだよ、その女は。そうだろ、今まで付き合った男がいてだな、新しい男が出来て、私はあの人じゃなきゃ感じないのって言ったら、カーッときて殺されちゃうだろ。普通、男女の関係なんかで殺し合いになるっていうのは、女が悪いんだよ。男をバカにするから、そういう事になっちゃうの。

コメント:

英治氏の教えでは、別れ話を切り出したら、殺されても仕方が無いそうです。
右翼=女性蔑視ということにはならないと思いますが、この方は非常に差別意識が強いようで、端々に部落だのエタだの出てきます。

このような人が、「グロービートジャパン代表」として、弁護士との交渉等に出てくるのですから、すごい会社です。交渉が決裂しそうになると、「貴様は、朝鮮人か!」と怒鳴るそうです。

(補足説明) グロービートジャパンは、「ラーメン花月」「豚そば銀次郎」などのラーメンチェーンを展開している株式会社です。

2006年5月19日(金)

結婚情報サービス「サンマリエ」に排除処分 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

以前、勧誘を受けたことがある「サンマリエ(サンマーク・ライフクリエーション)」が、嘘の統計データで騙していたとして、公正取引委員会から排除命令を出されたようです。

「なんらかのデータを出さないと信用されない。けど、本当のことを言うと実績が無いのが丸分かりなので、嘘のデータを出しちゃえ」と言うのは、企業としては、かなり悪質です。ライブドアの粉飾決算と同類です。会員数以外のところでも、嘘が蔓延っていると思われても仕方が無いでしょう。サクラとか。

「成婚者数」を水増し 結婚情報サービスに初の排除命令(朝日新聞)

 「オーネット」や「サンマリエ」の名で会員制結婚情報サービスを運営する大手2社が、実際には会員以外の相手と結婚したのに「成婚者数」に数えて広告するなどしたのは景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして、公正取引委員会は19日、2社に排除命令を出した。結婚情報サービスに対する排除命令は初めてという。
 命令を受けたのはオーネットの「オーエムエムジー」(大阪市)と、サンマリエの「サンマークライフクリエーション」(東京都)。

 公取委の調べでは、オー社は昨年、新聞や雑誌広告で「13万人ものしあわせの声」などと宣伝。「成婚退会者数」を延べ13万3076人とした。しかし、実際は会員同士で結婚したのは6万5238人で、残りは会員以外の相手とほかの方法で知り合っていた。

 サン社も「05年1〜9月実績」の成婚者数を3478人としたが、会員同士の結婚や婚約を理由に退会した人は947人だけで、ほかは会員同士の単なる交際や会員外の結婚・婚約だった。

 同社はさらに、実際の会員は2万538人なのに、同社が運営する別のサービスの会員を加え、3万8015人と水増ししていたという。

  公取委によると、結婚情報サービス業は成長傾向にあり、市場規模は年間300億円。会員は約30万人。約3000業者のうちオー社とサン社は売り上げでそれぞれ1位と3位という。

 オー社は「今年4月から適切な表示をしている。消費者に迷惑をかけたことをおわびする」とコメント。サン社は「指摘を真摯(しんし)に受け止める」とし、役員の減俸や降格の処分を発表。両社とも排除命令に応諾する意向という。

http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/news/2006/0519-18.html

2006年5月18日(木)

文芸春秋に、グーグルの光と影を特集した記事 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

現在発売中の、文芸春秋6月号に、「”怪物”グーグルが、世界を支配する」と言う特集が11ページに渡って掲載されています。うち7ページについては単なる「グーグルのヨイショ」ですが、後半4ページには、アドセンス狩りサイバーエージェントの不正SEO事件、Google八分(検閲)のことが掲載され、Googleが寡占していく脅威について詳しく説明されています。私や、山口弁護士のコメントも掲載されておりますので、是非読んで下さい。

ところで、サイバーエージェントの不正SEO事件についてですが、この記事では「Googleの一方的な判断により、被害を受けた」被害者としてサイバーエージェントが出てきています。しかし、一方的な判断で言えば、当サイトはサイバーエージェントの被害者です。サイバーエージェントが被害者面して出てくるのには、違和感を感じますね。まあ、小悪はより大きな大悪に勝てないし、ネット企業なんて大悪を目指すとこばかりってことなのかも知れませんが。

ちなみに、Google八分を申請した実例として記事に出てくる「個人を刑事告訴した、飲食店チェーン企業」とは、もちろんグロービートジャパン株式会社のことです。ウェディング問題を引き起こしたセリュックスラヴァーウェディング株式会社は「ネットの評判が悪くなるのはマズイ」と考え、すぐに告訴を取り下げてきたのですが、グロービートジャパンはなかなかしぶといです。やはり、カルト宗教との関係を指摘されるような会社は違いますね。

そう言えば、文芸春秋のサイトを調べていて発見したのですが、今はAmazonで月刊誌が買えるんですね。この号についても、Amazonで購入出来るようです。

(補足説明) グロービートジャパンは、「ラーメン花月」「豚そば銀次郎」などのラーメンチェーンを展開している株式会社です。

2006年5月15日(月)

株式会社グッドフューチャーから削除要請が来ました このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

2006年5月11日に、株式会社グッドフューチャー(神奈川県川崎市)より削除要請が来ました。表現の自由を考える会の掲示板No.1967 のスレッドに対してです。

要請は、全スレッドの削除ですが、投稿者の表現の自由および公共性などのバランスを考慮した結果、スレッド中以下の発言については、とりあえず削除を行いました。

No.1975、 2072、 2081、 2176、 2177、 2178、 2179

当該発言については全文を保存しておりますので、当該発言の投稿者で必要のある方は、メールをいただければ投稿内容をお知らせします。ただ、この掲示板は、消費者被害相談を受け付けるものではありませんので、出来れば「悪徳商法会議室」の方に続きを投稿してください。

2006年5月11日(木)

株式会社フォーシーズンからの勧誘電話 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

たまには、悪徳商法の情報も載せたいと思います。本当なら、分野別のページに載せるべきですが、面倒なので、とりあえずここに。

名称 株式会社フォーシーズン
初期コンタクト 勧誘電話
出会いの日/掲載日 2006年5月11日/2006年5月11日
会社情報

フォーシーズンのWEBサイトより

〒135-0004
東京都江東区森下2-8-1
TEL.03-3635-5945
FAX.03-3635-4056
代表取締役 古厩 徹志

なおナンバーディスプレイに表示された番号は、050-5527-9451

勧誘の内容 パソコンを使ったデータ入力をしてくれる方を探しています。内職商法に良くあるような、初めに登録料・入会金だとか、そういったお金のご負担と言ったものは一切ありません。やること自体も、ただのデータ入力の作業になりますので、最低限文字の入力が出来れば、初心者の方でもすぐ出来る作業となります。ご自宅の空いてる時間に5〜6万でも収入が頂ければ、何かの足しにしてもらえませんかね?
コメント

び「住所、会社の所在地はどこになりますか?」
フ「東京都になります」
び「東京都のどこになりますか?」
フ「江東区になります」
び「江東区のどこですか?」
フ「森下というところです」
び「最寄り駅は、どちらになりますか?」
フ「東京駅です」
び「じゃあ、江東区から掛けてるんでしょうか?」
フ「はい、そうです」
び「それでは、会社の電話番号を教えていただけますかね?」
ガチャ。ツーツーツー

今時、電話勧誘第1のフィルターで撃退される悪徳会社があるとは思いませんでした(笑)。ためしに、ナンバーディスプレイに表示された番号に掛けてみると、全く繋がりません。どっか遠くのコールセンターとかから、掛けてきてるんでしょうか?(参考

とりあえずWEBサイトを見つけたので、電話番号を検索してみると、朝鮮人参の通信販売とか手広くやっているようです(TEL/FAX番号が同じ)。こちらは、株式会社アクアミックエステート。なぜか住所だけ違う。

2006年5月10日(水)

週刊ダイヤモンド5/13号に、名誉毀損訴訟の特集 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

現在発売中の週刊ダイヤモンド5月13日号に、「請求額10億円も珍しくはない!メディア相手の巨額訴訟急増の実態」と言う記事が掲載されています。

なんでも、武富士が起こした言論弾圧目的訴訟を契機に、請求額が1億円を超えるような高額名誉毀損訴訟が頻発するようになっており、日本の裁判制度の特殊性から、メディアによる「不正・不祥事追求」に対する萎縮が始まっているということのようです。

紀藤弁護士は常々、「立証責任を被告(訴えられた側)に求める名誉毀損訴訟は、通常の訴訟(立証責任は原告に求められる)と異なり、被告の負担が過大となる。メディアが被告ならともかく、ブログやWEBサイトの管理者のような個人にまで同じ基準を適用するのは、おかしい」と主張していますが、メディアであっても数億の訴訟に対抗するのは大変なんでしょうね。

2006年5月9日(火)

現在発売中のAERAに、検索エンジンの記事 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

現在発売中のAERA 5月15日号に、「検索が支配する民主主義」と言う記事が掲載されており、私のコメントもちょこっとだけ載っています。

3ページの記事ですが、「とりあえず色んな人に聞いてみました」と言う感じで、問題提起記事としては良い出来だと思います。蛇足ですが、Google八分の実例として出てくる「都内に本部があるラーメンチェーン(とある宗教団体との関係が指摘されている)」とは、もちろんグロービートジャパン株式会社のことです。

しかし、現在のところ唯一物理的な証拠がある「朝日新聞のGoogle八分申請事件」については一言も触れられていませんね。朝日新聞社は、グーグルと言う新たな権力を自社利益のために利用している「最先端の企業」なのですから、是非、社内に取材をして欲しかったですね。まあ、マスコミ的には「検索エンジンが権力を持つのはケシカラン。民衆を支配するのは、俺たちだ」と言うことなのかも知れませんが。

(補足説明) グロービートジャパンは、「ラーメン花月」「豚そば銀次郎」などのラーメンチェーンを展開している株式会社です。

2006年5月6日(土)

朝日新聞の特集で、紹介されました このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

朝日新聞が、阪神支局襲撃事件を契機に「表現の自由と暴力」を考える特集として毎年やっている、「『みる・きく・はなす』はいま」(2006年5月1日分)に、当サイトのことが取り上げられました。

テキスト化が面倒なので、スキャン画像(クリックで拡大)

記事中、嫌がらせをしている者として取り上げられている「サイトを運営する男(49)」とは、もちろん、奥平明男のことです。後半に、別の人の体験談がありますが、

のことです。

なお朝日新聞といえば、「google八分申請FAX」のことを思い出される方も多いかと思います。当然、取材時には記者の方に説明しています。しかし、「自社批判になるから」ということでしょうか、全く取り上げられませんでした。「朝日新聞の記事を引用すると、実名が暴露された上、Google八分にされる」ってのは、立派な「萎縮の構図」だと思うのですが、どうなんでしょうかね?ちなみに、先日「Google八分についての取材を複数受けました」と書きましたが、その中には、朝日新聞社の「AERA」もあります。こちらには、取り上げられるんでしょうか?

2006年5月4日(木)

「Google八分は、スーツの暴走」と言う詭弁に注意 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

「アンカテ」と言うblogにおいて、「現在のGoogle八分は、スーツの暴走。本当に怖いのは、ギークの暴走が引き起こすGoogle八分」なる主張がされています。ここで、聞きなれない方もいらっしゃると思いますが、スーツ/ギークとは、おおよそ以下のような意味です。

スーツ
経営者、政治家、資本家といった人たちのこと。「政治家」よりは、「政治屋」と言った方が正しい。論理や科学ではなく、マネーや利権で動く。
ギーク
優れたコンピューター技術者の総称。「職人」的な意味合い。昔は、「ハッカー」と呼ばれていたが、ハッカーに破壊者と言う意味が含まれるようになったため、ギークに置き換わった。知的好奇心や数学的合理性で動く。

本当のGoogle八分、「真・Google八分」がより恐ろしいのはアンカテに書かれてあるとおりです。しかし、ここで私が言いたいのは、Google八分問題は検索エンジンが内包する必然的な問題であって、「暴走」では無いと言うことです。なぜならば、ギークもスーツも同じ「社会」の一員であり、また「純粋なギーク」も単なる「想像上の生き物」に過ぎないからです。「暴走」や「汚染」と言った単語をあてることで本質を見誤るため、注意が必要です。

さて、Google八分の本質とは何でしょう?それは、「表現の自由にも限界がある」と言うことです。どのような種類の自由にも社会的に限界があり、例えば「人を殺す自由」は通常認められません。表現の自由についても同様で、アナーキスト(無政府主義者)でも無い限り、絶対どこかしら限界が存在します。グーグルも、なんらかの考え・アルゴリズムの結果として検索結果を「表現」しているのですから、必然的に限界が生じ、Google八分を行わざるを得なくなります。

これは、「暴走」では無く、社会的な必然です。

言い換えるならば、「インターネットは、完全に自由であるべき」と言う主張が是ではないのと同様です。あるのは暴走ではなく、せいぜい「良いGoogle八分」と「悪いGoogle八分」の違いだけです。悪徳商法マニア的に言うならば、「マルチ商法は、ねずみ講では無いので、破綻しない」と言う主張が誤りなのと同様です。せいぜい、「破綻が見えにくい」「破綻が遅い(特殊な条件下では破綻しない)」と言うだけで、破綻と破綻しないの間には濃淡があるのですから、ある/なしでデジタル的に考えるのは間違っています。


簡単な破綻の濃淡のイメージ図

つまり、「八分の無いGoogleが、正しいGoogle」なのではなく、「社会的に許容される範囲で八分を行うGoogleが、正しいGoogle」なのです。その許容される範囲について、現状では、

などの理由で、大変な問題があると思います。また、検索エンジンは数社に寡占、しかも全て営利企業と言うのも問題でしょう。

なお、真・Google八分と同様の機能は、Yahooにおいて実現されているのでは無いかと想像しています。

そろそろ、「アイドルは、トイレに行かない(ロック歌手は行っても良い?)」と言った思い込みからは、卒業した方が良いんじゃないでしょうか?

2006年4月19日(水)

悪マニが、TVで紹介されます(かも) このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

最近、立て続けに「google八分」についての取材を受けました。google八分が初めて確認されたのが2004年1月で、その直後にインターネットマガジンとSPAの取材を受けただけですから、2年経って急にブームになったようです。色々聞いてみると、「ウェブ進化論」がヒットして、その中でgoogleが賞賛されているらしいのですが、「本当にグーグルって良い企業なの?」と言う疑問からスタートしているようです。

私としては、グーグルは技術力もさることながら、政治力や巧妙な宣伝活動によって成功した企業だと思っています。簡単に言うと、「3倍優れた技術力を、10倍優れているように見せかけて成功した」って感じです。と言うのも、グーグルは、ずっと検索結果に検閲が行われていること(google八分のこと)を認めていませんでしたが、つい最近「中国政府からの圧力によって、検閲を行う」ことを発表しました。ご承知のとおり、グーグルが検閲を始めたのは、それよりも前、悪徳企業による要請によって行っているのですから、これは単に「中国と言う分かりやすい敵」に対抗していると言うパフォーマンスに過ぎません。

スポンサーになる可能性のある「企業」に対しては甘く、訴訟のリスクが少ない個人に対しては厳しく当たるというのがグーグルの方針です。たとえば私は、グーグルに対して「田中三郎奥平明男が、私の個人情報や親戚一覧と言ったものを公開しているので、検索できないようにして欲しい。またキャッシュも削除して欲しい」と要請したのですが、「検索結果やキャッシュに何を表示するかは全てグーグルが決定します。個人情報を入手できなくて困る人もいるため、検索結果からは削除いたしません。また、日本法人には責任が無いので、訴えるなら米国本社を訴えてください」と言う趣旨のトンチンカンな回答が返ってきました。

ところで、調べてみたところ、ウェブ進化論の著者は「はてな」の取締役のようですね(朝日の記事)。はてなにも大量に負の側面(その1その2その3その4)がありますから、グーグルのように「広告戦略で、実態以上に良い企業に見せかけよう」ってことなんだろうと思います。

ちなみに、google八分についてですが、最近のトレンドは「グロービートジャパン」に関するgoogle八分です。googleで「グロービートジャパン」を検索すると、なんと10件以上のページがgoogle八分にされています(下図)。ほとんどが、グロービートジャパンが告訴し、現在進行形で行われている裁判に関するページのようです。この裁判は、紀藤弁護士が弁護人をやっていて「個人のWEBサイトが起訴された日本初の裁判で、個人サイトの今後を決める重要な刑事事件(紀藤弁護士談)」だそうです。通常、個人の犯罪がマスコミで取り上げられることはありませんから、冤罪も疑われる裁判の進行についてWEBでレポートしようとすると、相手の一方的な申し出によりgoogle八分されるという、全く「ネットジャーナリズムなんて、嘘っぱち」もいいところな事例です(参考記事)。一人の人間が、誰にも知られないうちに裁かれようとしています。こういう事例を沢山知っていると、「マスコミの記事に圧力を掛けるのは難しい面もあるが、ネットの記事なら簡単に潰せる。ネットジャーナリズムを盛り上げよう」と言う陰謀とすら思えてきます。

グロービートジャパンの検索結果(クリックで拡大)

さて、長々と書いてまいりましたが、悪マニが紹介されるかもしれない番組は、MXテレビの「ガリレオチャンネル」です。ガリレオといってもマサルガリレイとは、何の関係もありません。一応、著作権的に「画面の使用許可」を求めるメールが来たのですが、実際紹介されるかどうか分かりませんので、あしからずご了承ください。でも、取材協力の「佐々木俊尚」氏は、google八分の問題をいち早く取材してくれた方なので、内容に期待が持てそうです。

東京MXテレビ ガリレオチャンネル「検索テクノロジーが世界を呑み込む」
4月23日(日)午前8時〜8時半 
4月30日(日)午前8時〜8時半

(補足説明) グロービートジャパンは、「ラーメン花月」「豚そば銀次郎」などのラーメンチェーンを展開している株式会社です。

2006年4月1日(土)

「株式会社 悪徳商法?マニアックス」設立のお知らせ このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

これまで、当サイトは開設より8年間、個人の持ち出しによる「個人サイト」として運営してまいりました。しかし、サーバー代として年間70万円以上、訴訟等費用として100万円以上の出費があり、これ以上、「趣味の範囲で」継続するのは困難と判断いたしました。

そこで、責任範囲の明確化と資金集めのため「社団」化することを決定しました。本来なら、NPOとすべきなのですが、NPO制度そのものが怪しいため、株式会社とし広く株主を募ることで、運営の可視化・適正化を図ることとすることといたしました。設立までに、右翼曲折ありましたが、今後ともよろしくお願いいたします。

■ 会社概要

正式名称: 株式会社 悪徳商法マニアックス
(記号は名称に入れられないため、正式名称には「?」がありません)
本店の場所: 東京都千代田区千代田1−1
資本金の額:

1,000万円(1株 5万円)

うち51%を、新興宗教団体「日本平和珍軍」の教祖である「黒須ひでお(工学博士)」氏が持っていますが、同団体とは何の関係もありません。

定款記載の会社目的:
  • インターネットまたはウェッブに関する悪徳商法マニア動向力分析情報その他のリサーチの提供事業
  • 悪徳商法マニア(国内、海外を問わず)に対する情報提供サービス業
  • ダイレクト・マーケティング(悪徳商法マニアに対する直接販売)に関するコンサルティング及び代行業務
  • 個人事業主及び中小企業経営者に対する事業経営コンサルタント業
  • 経済、市場、産業、企業、悪徳商法マニア等に関する調査研究の受託
  • 電気通信事業法に基づく電気通信事業
  • 講演、講習、セミナーの企画、運営
  • 前各号に付帯する一切の事業
今後予定する主な事業:
  • クリックしただけで課金が発生する情報サイト(国際ビジネスモデル特許申請)の運営・管理事業
  • SEO(サーチエンジン最適化)手法により、特定企業のサイトへのアクセス誘導事業
  • 「太陽の表面は低温」である事実の周知事業
  • 飲むだけでミネラル分(ガンダリウム合金)の補給と多幸感が得られる「ガンダム水」の販売事業

「株式会社 悪徳商法?マニアックス」上場廃止決定のお知らせ

当社は、証券取引所「妄想マザーズ」に上場しておりましたが、このたび「優香詳細報告書」の虚偽記載(ウェストの過少申告)により上場不適格と判断され、上場資格を廃止されましたことをご報告したします。

株主の皆様には、大変なご迷惑をおかけしたことを深くお詫びいたします。

※この記事は、4月1日用の記事です

2006年3月24日(金)

グロービートジャパンと平和神軍観察会の裁判、第8回その1 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

3月22日に、グロービートジャパン株式会社が、Webサイト「平和神軍観察会」を刑事告訴した裁判の第8回公判を見に行ってきました。

簡単に概要を説明すると、平和神軍観察会がサイト上で「グロービートジャパンと、カルト宗教団体『日本平和神軍』には密接な関係がある」「ラーメンの売り上げの一部が、カルト団体の資金源になる」と書いたことに対する真実性・相当性を巡って争われています。


平和神軍観察会による主張の関係図

第8回公判では、被告人であるサイト管理者への質問と、黒須英治氏がBUBKA編集部にクレームを行った際の録音テープの確認が行われました。

被告人質問は、警察の取調べの中に、被告人にとって不利な証言(罪を認める供述)があるため、その妥当性を崩すためのものです。以前、ホームオブハート裁判で見た証人尋問と違って、「経緯を明らかにする」と言う感じでは無く、イマイチ何のためか良く分かりませんでした。どうも、警察での証言を裁判でひっくり返せることは、ほぼ100%ありえず、形式的な手続きのようです。警察で事情聴取を受けた時は、警察官が書いた文章を見せられて「これで良いならサインしてください」と言われるのですが、たとえ微妙なニュアンスの違いでも、気になったところはトコトン書き直させないと、後で不利な証拠とされてしまうことがあるようです。

とは言え、警察から、「グロービートジャパンと日本平和神軍は、一体性がある団体だ」「平和神軍は、かなり危険な団体であるから身の危険を感じることもあるだろう」「終わった後、(住所がばれているので)引っ越した方が良い」などと言われ、さらに「相手の弁護士は、検事出身のイケイケだ」「弁護士から、かなり突き上げられているので、出頭に応じないと逮捕せざるを得ない」と言われ、「警察の言うとおりにしないと、いざと言うとき助けてもらえないし逮捕されてしまう」「就職して、まだ3ヶ月しか経っておらず、今逮捕されたら確実に首になり、失業手当も貰えないため路頭に迷う」と思ったとしても、自分の言っていないことを勝手に書かれ、罪を認めたことにされた記録にサインしてしまったのは、被告人の落ち度だと思います。

ところで、今後、普通にブログを書いている一般の人でも、名誉毀損や業務妨害容疑で警察のお世話になる人が数多く出てくると思います。なぜならば、ブログという動かぬ証拠があり、身許を特定するのも警察にとっては簡単だからです。手柄が同じ1件なら、顔しか映らないコンビニ強盗よりも、IPアドレスを調べることで住所・電話番号まで分かってしまうブログの方が楽に決まっています。そして、Winnyのウィルス問題も数年前は「特別な人だけ」の問題でしたが、今では「誰でも」がかかる問題となったように、ブログの問題も数年経てば、「ついウッカリ、『あそこのラーメンは、まずかった』などと書いてしまうこともある。ブログをやらないのが一番の対策だ」などと官房長官がコメントするような事態になるのかもしれません。捕まる人が増えるのは確率の問題、そして偶然、スピード違反の「ネズミ捕り」に捕まるように運の問題です。

そんなとき、警察から「旨い不味いなんてのは、心の中の問題であって、ブログに書く必要なんか無いんだよ」「逮捕されたら、もっと不味い飯を食うことになる」などと脅されたり、「罪を認めてブログを消せば、前科が付かないようにしてやるから」なんて甘い言葉で誘われても、決して折れたりしないでください。私も警察から、「悪徳かどうかなんて、公表する必要は無い」「騙されるのは本人の問題だし、騙された人が出てきたら警察が捜査すればよいだけ」「正義のためにやっているかどうか知らないけど、告発したことで嫌がらせされても、自業自得なので警察は動かない」などと言われて閉鎖を迫られていますが、頑張ります(涙)。

なんか、長くなったので、後半部分は、また今度。

(補足説明) グロービートジャパンは、「ラーメン花月」「豚そば銀次郎」などのラーメンチェーンを展開している株式会社です。

2006年3月18日(土)

グロービートジャパンのSPAM大作戦 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

大手ラーメンチェーン「ラーメン花月」「豚そば銀次郎」を展開する、グロービートジャパン株式会社という会社があるのですが、その資金力を利用してスパム・サイトをばら撒き、検索結果の占拠を行っているようです。

と言うのも、3月18日0時現在、Yahooで「グロービートジャパン」を検索すると、1ページ目(上位10件)は全て、グロービート社の宣伝に利用されているページしか見つからないからです。上位40件を調べてみても、実に約60%が、グロービート社の宣伝サイトです。ほとんどが無料のblog を借りて行っている「やらせブログ」であり、ざっと調べてみても、これだけのサイトが見つかります。

http://kage2fannet.blog.shinobi.jp/
http://kagetsufan.nobody.jp/
http://kagetsufansite.client.jp/
http://kage2fansite.ifdef.jp/
http://gbjfansite.syuriken.jp/
http://wiki.livedoor.jp/sekimoto7/
http://scckage2.jugem.jp/
http://saikyou.kagetsu.co.jp/
http://kagetsuramen.blog.shinobi.jp/
http://yaplog.jp/magic32/
http://kagetsusite.seesaa.net/
http://gbjfannet.seesaa.net/
http://kagetsuraamen.seesaa.net/
http://kagetsufannet.seesaa.net/
http://kagetsufanweb.seesaa.net/
http://www.geocities.jp/kagetsufannet/
http://kage2fan.blog54.fc2.com/
http://sup0226.noblog.net/
http://kagetsusite.noblog.net/
http://motopii.jugem.jp/
http://d.hatena.ne.jp/ginjirou/
http://d.hatena.ne.jp/chabuton/

Yahooの検索結果上位40件のうち、グロービート社の宣伝に利用されていると考えられるサイトを赤く塗ったもの

特に、グロービートジャパンあれこれというブログは、どの記事を見ても、ほとんどが同じ「やらせブログ」へのリンクであり、単にSEO目的で書かれているとしか思えません。

また、はてなダイアリーの「グロービートジャパン」キーワードでは、客観的な事実に関する記述が、同社取締役の「大橋正純」氏や社員の「suzuking_gbj」氏によって同社の都合の良い記述に書き換えられ、宣伝ブログによって占拠されるなど、会社ぐるみでやっているとしか考えられない状況です。ここで表示される日記を見ても、先ほど同様、記事の内容とは全く無関係に、グロービート社へのリンクが行われています。

2006年3月18日現在の、「グロービートジャパン」を含む日記(クリックで拡大)

ところで、グロービート社による検索結果占拠ですが、ここまで酷くなったのは最近のことです。3月5日の時点では、悪マニのグロービートジャパンに関するリンク集が、5番目に表示されていましたし、Yahooのグロービートジャパン・カテゴリーも出来ていませんでした。どうも、Yahoo内部で悪マニのサイトが上位に来ることが問題視されたらしく、Yahooとグロービートジャパンは業務提携していることもあって共同で対策が行われたのでしょう。とは言え、下位の方には見つかるため、Google八分(批判サイトが、全く検索できなくなる)と異なり、ソフィスティケートされているようです。「Yaphoo八分」とでも名付けましょうか(笑)。

3月5日の検索結果では、1ページ目に表示されていた

Yahooカテゴリの登録サイト。

全て「new」となっていることからも、出来たのはつい最近。

参考リンク:

※スパムとは
大量の宣伝により、他の情報が埋もれてしまうこと。モンティ・パイソン(イギリスのお笑いグループ)のコントに由来する。
ある客が、レストランで料理を注文しようとすると、ほとんど全てのメニューにスパム(ハムの一種)が入っていた。それを抗議をしようとすると、バイキングの姿をした周囲の客たちに「スパム・スパム・スパム・スパム…」と連呼され、抗議が出来なくなったと言う話。
※SEOとは
サーチエンジン最適化(Optimization)の略。検索エンジンの上位に表示されるように、対策を行うこと。
サーチエンジンが、検索結果の上位に表示する(重要なサイトと判断する)理由の一つに、「被リンク数」がある。これは、「沢山のサイトからリンクされている=人気があるに違いない」と言う考え方からである。

2006年3月14日(火)

GMOホスティング&セキュリティ、第2回期日のお知らせ このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

「通称、田中三郎」および「GMOホスティング&セキュリティ株式会社」への損害賠償請求を求めた裁判は、GMO H&Sが全面的に争う姿勢を見せてきたため、第2回以降も行われることになりました。田中三郎からの答弁書は、まだ来ていません(訴状が届かなかったらしい)。

日時:
2006年3月27日 10:00〜
東京地裁 512号法廷

2006年3月12日(日)

Livedoor被害者の会について このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

Livedoor被害者の会(ライブドア被害者の会)にはブログが設置されており、「情報交換」としてコメントを受け付けるページがありますので、「ひとつの選択肢になれば」「参考のため」と思い、以下のような情報を投稿してみました。

株主被害弁護団の方の、説明会レポート
http://beyond.2log.net/akutoku/topics/2006/0307.html
http://blog.netshoken.com/archives/50445198.html
http://blog.netshoken.com/archives/50446900.html

被害者の会のブログでは、コメントは「管理者が事前に検閲し、許可を得たものだけが公開」されるようになっています。3月12日16時頃に投稿を行ったのですが、19時現在、公開されていないようです。その後に投稿されたと思われるコメント(日時が、12日18時台)は公開されているので、未処理というわけではなさそうです。

「不適切」と判断されたってことでしょうか?

参考リンク:

2006年3月8日(水)

株式会社USENに内容証明郵便を送りました&活動報告ブログ開設 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

悪マニでは、業者からのクレームや嫌がらせに対し、地道に対処を行っています。ウェディング問題の際に実名を公開したことで身許を調べやすくなったためか、対処を行うべき事案が飛躍的に増加しています。

たとえば、様々なプロバイダを乗り換えて嫌がらせを繰り返す匿名の者に対しては、警察は全く捜査してくれないため、場当たり的ですがプロバイダに対し防止措置を取るように依頼するしかありません。これまで、40社以上のプロバイダに対して、200件以上の依頼を行っています。また、GMOホスティング&セキュリティ株式会社に対しては、民事訴訟にまで発展いたしました。

これまで、内容証明郵便を送った場合は、たまにトピックスや会議室で報告することもありましたが、全部ではありません。実際に、カンパという形で、当サイトを支援してくださる方もいらっしゃいますので、なんらかの報告は必要だと思いつつも報告が不十分だったと思います。

そこで、ココログに「悪徳商法?マニアックス 活動報告ブログ」を開設し、今後は、原則として費用の掛かる活動については公開していくと言うことにしました。第1弾として、3月7日に送った、株式会社USENへの内容証明郵便送付の報告を掲載しました。

なお、コメント欄は設けておりませんので、ご意見などがありましたらトラックバックを送ってください。

2006年3月7日(火)

ライブドア株主被害の被害者説明会に行ってきました このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

ライブドアの粉飾決算で「ほりえもん」らが逮捕され、その株価が1株700円→70円に爆下げした被害に関する被害者説明会が、3月5日(日)に行われたため、れっきとした被害者である私も行って参りました。

主催は、これまで消費者問題を取り扱ってきた弁護士50名弱によって結成された、ライブドア株主被害弁護団です。弁護団の中にも、「消費者問題とは違うのではないか?」と議論があったそうなのですが、これだけ被害者が多く出ている現状(*1)を見て「不正義を放置できない」と言うことで、結成されたそうです。会場には、500人以上の被害者が集まっていました。

で、いろいろと詳しい説明があったのですが、端的に言うと

  1. 偽装が無かった場合の「真の株価」を仮に求め
  2. 購入金額との差額を被害として、ライブドア(および役員?)に請求する

とのことでした。まあ、歴史にif が無いのと同じように、「真の株価」なんて求めようが無いのですが、それだと訴訟を起こすことすらままなりません。そこで、出来るだけ被害者に有利になるようプラス・マイナスを考え、ライブドアの真の株価=184円と仮に設定したそうです。そして、そこから求められる裁判費用(印紙代)や最低限掛かる通信費・コピー代などを勘案した結果、

として、弁護団に依頼するための費用が決まったそうです(被害金額などにより、多少の変動はあるかもしれません)。弁護士に頼む相場は、被害額300万以下の場合で、着手金8%/成功報酬16%+印紙代などの実費、3000万円以下の場合で、着手金5%/成功報酬10%+実費ですから、団体と言うこともあり割安になっているようです。

さて、ある程度概要が分かったところで、質疑応答の時間になりました。最初の質問者は、なんとライブドア被害者の会の主催者です。「1000人の会員を代表して質問します」と、長々と質問していました。この人に限らず、愚痴なのかなんなのか良く分からない質問者が多かったのですが、最後の質問者がまた強烈でした。

質問者 「 消費者問題の弁護士がボランティア的に関わっていると言っていますが、もし1000億円分の被害者が集まれば、着手金だけで25億、弁護士一人当たり5000万円の収入です。成功報酬は、100億円にもなります。濡れ手に粟で、儲けを目的に、やってるんじゃないですか?

と言う質問です。なぜか、会場の一部からは拍手が起きていました。最初に質問した、被害者の会の人も拍手しています。途方も無い仮定の話を持ち出して非難する人も非難する人ですが、拍手する人も拍手する人です。弁護士の相場を知らないっていうか、被害額が平均1千万円でも1万人ですよ(最低でもライブドア全株数の15%以上、浮動株の30%以上を集める計算。ちなみに、フジテレビの持ち株比率は12.7%)。しかも、全額回収出来るはずもありません。

その回答は、次のような感じでした。

弁護士 「 弁護団としては、1000億円なんて想定してなくて、被害額の合計としては、せいぜいその10分の1、もしくは100分の1程度しか集まらないだろうと考えています。また、(被害額に比例する) 2.5% のうちの 0.5%は印紙代ですから、弁護士の手元には残りません。
いくらボランティアと言っても、無報酬では活動を続けること自体が困難ですし、そういう意味でも勝訴した場合は、ある程度の成功報酬と言うのが必要だと思います。
回答者 「 失望しました。わざと捻じ曲げていて、私の質問の答えになっていません。
会場 ここで、また拍手

でた!「失望しました」!

掲示板の管理人を長いことやっていると、「失望しました」と良く言われるのですが、ハッキリ言ってこんなことを突然言い出す人は、最初から期待しても無いのに「期待が裏切られた」被害者の振りをする、「プロ市民」や「クレーマー」だけです。当サイトも説明文のところに「プロ市民のためのサイトです」なんて書いていますが、「本物」を見たのは初めてです(笑)。期待しているなら、仮定を持ち出した攻撃なんてしないでしょうし、真面目に議論する気があるなら、感情的な語句で議論を打ち切ったりはせず、論理的な反論をするはずです。

回答していたのは、弁護団長の人でしょうか?なんだか妙に人の良さそうなオジさんで可哀想だったのですが、仮にも弁護士ですから慣れっこなのかも知れません。それよりも、質疑応答で沢山手をあげた中から(私も手をあげてみたが指名されなかった)、たちの悪い人ばかり引く、司会進行役の弁護士の方の「引きの弱さ」が気になります(笑)。

まあ、500人も集まれば、批判的な人も混じっているのかもしれません。えてして被害者と言うのは、悪徳業者の言うことは信じても(信じたから被害にあっている)、弁護士の言うことは信じないものです。しかし、ふと思ったのは、「弁護団が高いように印象付け、甘い言葉で被害者を食い物にしようとする2次被害業者の仲間なのかも」と言うことです。実際、検索エンジンにて「悪徳商法」を検索してみると、2次被害を狙うような怪しげなスポンサーサイトが多数見つかりますし、そのようなタイプの悪徳商法が急増しています(2月28日の講演にて、「一見信頼できそうな、新たなタイプの有害サイト」として実例を挙げて解説しました)。どう頑張ってみても、弁護士以外が訴訟代理人となることは出来ませんし、結局、弁護士に頼むのであれば、相場が大きく変わるとも思えません。また、提携弁護士なる悪徳商法もあります。

と、ちゃんとサイトの趣旨に繋がったところで、私の場合は固定費用の方が高い程度の被害額なんですが、せっかくなので依頼してみたいと思います。

壇上に勢ぞろいした、弁護団の方々

(*1) たまたま、ライブドア事件の直後に行われた「金融被害110番」では、そのほとんどの相談がライブドア被害に関するものだったそうです。

2006年3月2日(木)

講演を行いました このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

2月28日に、インターネット協会主催の「インターネット有害情報対策セミナー(その1)」で、講演を行いました。真面目な財団法人の主催であることや、話題の詰め込みすぎで薄く広くなったため、ちょっと過激さが足りなかったかもしれませんが、それなりに面白く聞いていただけたかと思います。警察の方もお越しくださっていたようなのですが、面前で警察批判を繰り返す「チャレンジャー」ですので(^^;。

# 有害情報の話題で、私に講演を頼むインターネット協会も、「チャレンジャー」かもしれません。

講演タイトルは、「誰にとっての有害サイト? − フィルタリング合戦の行き着く先」です。

Google八分の問題や、有害サイト・フィルタリングソフトの問題を中心に、

と言うようなテーマを、いろいろな具体例をあげて話してきました。こういった講演と言うのは、比較的抽象的になりがちなので、ちょっと変わっていて良かったのではないでしょうか?

興味を持ってくださった方は、場所と交通費さえ用意していただければ、日本全国伺いますので、是非呼んでください(^^)。

行った人の感想:

2006年2月23日(木)

平和神軍・グロービートジャパン裁判は、大荒れ このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

ちょっと前になりますが、1月27日に、グロービートジャパン社が「カルト団体『平和神軍』とは何の関係も無い」としてWEBサイト管理人を刑事告訴した裁判の傍聴に行ってきました。

引き続き、グロービートジャパン代表取締役の「黒須 伸一」氏への証人尋問です。弁護士からの質問に対し、開始早々の5分間で、検察から4回もの異議が出されるなど、波乱の幕開けとなりました。結局、双方合わせて16回も「異議あり」と言っており、ゲーム「逆転裁判」以上の連発です。前回までは、せいぜい1〜2回ですから、裁判も佳境に入ってきたと言うことでしょうか?とんでもない大荒れの様子です(本当に荒れているのかどうかは、専門家じゃないので分かりません。観ていて、そう思ったと言うことです)。

さて、黒須証人への質問は、相変わらず「知らない」「分からない」「覚えていない」と答えられるばかりで、一向に話が進まないのですが、平和神軍総督の「黒須 英治」氏に対して、「グロービートジャパンとして幾ら渡しているのか?」と言う質問が出ました。証人は、「答えるとインターネットに書かれるから答えられない」などと違法な証言拒否を行うのですが、裁判長から「これは事件の核心なので答えてください」と促され、しぶしぶ「年平均2千万円を渡している」と答えました。

「名目は?」との質問に対しては、「知らない」とのことですから、相変わらず社長の知らないところで、お金は動いているようです。すごい会社です。また、英治氏はグロービートジャパンの51%を持つ大株主なのですが、「配当は行っていない」、さらに「英治氏は、グロービートジャパンで仕事はしていない」と言うことなので、一体全体、どういう理由で2千万ものお金を渡しているのか理解不能です。次回(2月27日)も、引き続き、伸一氏への証人尋問となったため(本来は、今回で終わり。延長された)、一応、「名目を調べてきて欲しい」と言う宿題が出されてきたのですが、

弁護士 「英治氏とは、1週間に1度程度、会うとのことですが、一番最近に会ったのはいつですか?
証人 「覚えていない
弁護士 「何時間くらい話をするのですか?
証人 「覚えていない

と言う、素晴らしく「カサブランカ」な人生を送っているようですので、法廷を出て3歩歩いたら、宿題のことは忘れているんじゃないかと思います。

と言うことで、次回、年2千万円という高額な金銭授受の行方は、2月27日(月) 13時30分より、東京地裁426号法廷で明らかになるかも知れません。

なお、次の日は講演なので、飲み会はありません。

参考リンク:

(補足説明) グロービートジャパンは、「ラーメン花月」「豚そば銀次郎」などのラーメンチェーンを展開している株式会社です。

2006年2月22日(水)

ホームオブハート裁判に行ってきました このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

紀藤弁護士山口弁護士が原告代理人となっている裁判で証人尋問が行われると言うことだったので、2月20日に東京地裁に傍聴に行ってきました。

被告となっているのは、ホームオブハートとToshi オフィスです。小泉首相お気に入りのX JAPAN ヴォーカルだったToshi が関わっているカルト団体です。ちょっと遅れて到着したのですが、さすが芸能人の裁判だけあって、傍聴席は、ほぼ満席という状態でした。ふと被告席を見ると、かなり美人の女性が座っています。パステルカラーの清楚な衣装を身をまとい、いかにもお嬢様って感じです。法廷と言う場でなければ、思わずナンパしてしまうところでした。

さて、証人による証言です。この裁判は、ホームオブハートで購入した数百万の商品が、長時間のセミナー活動や身体的な暴力と言った、 威迫や困惑の中で買わされたものであるとして、代金の返還を求めるものです。原告側の証人によって、その勧誘実態が明らかにされました。簡単にまとめると、だいたい以下のような感じだそうです。

  1. まず、MASAYA(ホームオブハートの実質的な支配者 兼 歌手)のホームコンサートに勧誘し、セミナーがいかに素晴らしいか説明する。勧誘対象は、Toshi のコンサート参加者のアンケート結果などから抽出する。

  2. セミナーでは、参加者がいかにエゴの塊であり醜い人間であるか、身体的・精神的な暴力を使って納得させる。
    固い床に何時間も寝そべらせて背中を叩いたり、「オマエは歩く殺人マシーンだ」「他人を傷つけるだけのエゴ人間だ」などと全員で罵倒を繰り返すと言ったことが何時間にも渡って行われる。罵倒を行うことを「フィードバック」と呼び、それは家に帰っても電話で繰り返される。
    また、通常の社会では常識的なこと、たとえば「泣いている赤ん坊を、あやす」「金を借りたら返す」と言ったようなことは、「悪い観念」であり、それが社会を悪くしていると教え込む。

  3. 「フィードバック」の結果、改心した人間は、ホームオブハートに貢献することを求められる。
    これは「エンロール」と呼ばれ、「人を勧誘する」「ホームオブハートのCDや絵画を購入する」ことが執拗に要求される。金が無い場合は、借金してでも購入しなければならない。なぜならば、「借金してまで購入するのは、あまりよくないこと」と言うのは、「悪い観念」であり、そんな考えの持ち主は「エゴ人間」だからだ。

それで、証言の途中に、具体的に誰が「フィードバック」や暴力を行っていたかが明らかにされました。なんと、被告席に座っている美しい女性は、Toshi の妻の「出山 香」であり、その人が行っていたそうです。にわかには信じられません。

その後、被告側弁護士による反対尋問が行われましたが、たいした話は出なかったので置いといて、さらにその後、最後に美人被告「出山 香」の方から質問がなされました。

被告 「先ほどから、『買わされた』とか『参加させられた』とおっしゃっていますが、あなたは自分の意思がある立派な大人なわけです。嫌だったら、逃げることも、断ることも出来たはずです。縄で縛っているわけでもありません。それは、自分で『買った』と言うことでは無いのですか?
証人 「長時間によるセミナーが行われるなど、当時おかれていた状況を振り返ってみれば、『買わされた』と言う表現以外の何者でもありません。
被告 「でも、強制はされてないわけですよね?
証人 「あなたのおっしゃる『強制』と言うのが、『縄で縛る』とか『手を持って無理やり書かせる』と言う意味だけでしたら、そうなります。

これは、どこの悪徳商法ですか?

どう聞いても、「私たちは巧妙にやってますよ」と言っている様にしか聞こえません。さらに、

被告 「被害者が何人も自己破産しているとのことですが、今までの証言から言うと、せいぜい5人くらいです。セミナー参加者は何万人もいるのですから、相対的に少ないのでは?
証人 「『何万人』と言うのは、MASAYAがセミナーの枕詞のように言っているだけで、そんなにいるなんて知りません。
被告 「でも、何万人もいて数人では、少ないと思いませんか?
裁判長 「一応言っておきますが、証人が「知らない」と言っていることに対して質問をすることは、禁止されております。
被告 「…。

と質問したのもビックリです。「自己破産の原因は、他にあるのでは?」と言うのならともかく、「数人なので問題ない」と言う姿勢のようです。人は見かけによりません。

ビックリしたので、家に帰ってから調べたところ、「出山 香」は元アイドル歌手(実物は、もっと美人)で、なんとキテレツ大百科のOP/EDも歌っていた(1曲目の「お嫁さんになってあげないゾ」と、2曲目の「マジカルBoy マジカルHeart」)そうなのですが、それはそれでまた別のお話。

あと、Toshi オフィスは、ホームオブハートの中で「アゴ事務所」と呼ばれていることが明らかにされました(←裁判のポイント)。

参考リンク:

2006年2月8日(水)

インターネット協会のセミナーで講演を行います このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

財団法人インターネット協会が主催する「インターネット有害情報対策セミナー」にて、講演を行うことになりました。TVなどでも有名な、紀藤弁護士もやって来ます。

日時: 2006年2月28日(火)13時30分〜16時30分
会場: 商工会館 6階会議室  東京都千代田区霞が関3-4-2 TEL : 03-3581-1634
地図

主催はインターネット協会ですが、話す内容も心情的にも「インターネット上の表現の自由を考える会・第1.5回総会」ぐらいの勢いなので、興味のある方は是非、お越しください。無料ですし。

セミナーは、2回シリーズの1回目なのですが、両方通して参加していただければ、「本当にインターネットを使っているのは誰か?」「市民のことを考えているのは誰か?」と言うことが、お分かりになっていただけると思います。レベルの違いを、肌で感じ取ってください!

なお、たぶん、「ジーク・ビヨン」は、やらないとおもいます(笑)。

2006年1月24日(火)

日経スペシャル「ガイアの夜明け」で、グロービートジャパンが紹介! このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

本日夜10時からテレビ東京で放送される「ガイアの夜明け」で、ラーメン花月(グロービートジャパン)とYahoo!が行なった共同企画のことが紹介されるようです。

【ネット大手が仕掛けるクチコミ・ラーメン】

ウェブクチコミを利用して、ヒット商品を作ろうとしている異業種連合がある。仕掛けたのはネット大手のヤフー。カップめん大手やラーメンチェーン、スナック菓子会社などと組んで、オリジナルのラーメン作りに着手した。ホームページ上で「タレ」「スープ」「商品名」を一般ユーザーに投票してもらい、一番人気のものが採用される。

「発売前にクチコミラーメンの認知度を広げよう」とヤフーが仕掛けたのが、ブログ。ラーメン通のブロガーを招いて試食会を開く一方、人気の「カリスマブロガー」にクチコミラーメンを食べてもらう作戦に出た。アクセス数の多いブログに「クチコミラーメン」の感想を書いてもらえば、認知度は一気に上がると睨んだのだ。

ウェブ生まれのクチコミラーメンは、ヒットするのか?

グロービートジャパンは既に、カルト団体である「日本平和神軍」や学位販売大学である「イオンド大学」との関係が明らかになっています。また、それを公表し注意を呼びかけたサイトを、高額な訴訟そして様々な嫌がらせ行為(自宅前にコーラの缶と傘を置き、掲示板で告知するなど)で潰そうとするなど、反社会的なグループです。暗の側面には目をつぶり、明の側面だけ取り上げ宣伝する日経の見識は、いかがなものでしょうか?

「儲かるなら、何だってやっていい」ということでは、無いはずです。法的にだけでなく社会的に許される活動こそが、長期的な発展をもたらすはずです。私は、れっきとしたYahooの株主なのですが、ライブドア・ショックの二の舞になるようなことはホント止めて欲しいと思います。

なお、ラーメン花月&平和神軍裁判の次回公判は、今週金曜日1月27日の13:30より、東京地裁426号法廷で行なわれます。カルト団体に関する裁判のため、警備法廷(傍聴する前に、危険物チェックがされる。手荷物も警備員に預ける)となっております。ご注意ください。

参考リンク:

(補足説明) グロービートジャパンは、「ラーメン花月」「豚そば銀次郎」などのラーメンチェーンを展開している株式会社です。

2006年1月19日(木)

田中三郎とGMOホスティング&セキュリティ株式会社を訴えました このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加

私の個人情報を違法にネットに公開し続けていた「反富士銀行の会」管理人、通称「田中三郎」および、「反富士銀行の会」のサーバーを管理しているプロバイダであるGMOホスティング&セキュリティ株式会社に対し、名誉毀損とプライバシー侵害に対する損害賠償を求め、東京地裁に訴訟を起こしました。プライバシーに関することなので詳細は省きますが、合計880万円の損害賠償を求めるものです。第1回目の口頭弁論は、2月15日午前10時から、東京地裁 512号法廷で行なわれます。

一昨年より、田中三郎や奥平明男と言ったストーカー・悪質業者による嫌がらせ行為が著しく、色々なプロバイダに削除要請をしてきました。たいていは、すぐに削除してくれるのですが、GMOホスティングなどは上場会社でありながら、当初、意味不明な理由で削除を拒んできました。今年は、色んなところを訴えることになりそうです。なんか訴訟貧乏なので、よろしければ運営費にご協力くださいm(_ _)m。

訴訟にあたっての意気込みというかコメント:

Beyond 「敗訴したら負けかなって思っている」

良くある質問と、その答え:

Q1. 田中三郎って何者ですか?
A1.

数年前、当サイトの掲示板で「非弁行為(弁護士で無いものが有料で、和解や契約解除などの法律事務を行なうこと)」を批判されたのをきっかけに掲示板を荒らしまくり、アクセス制限されたのを逆恨みして、それ以来嫌がらせ行為を繰り返している人物です。

自称「アート探偵事務所所長」であり、色々なトラブルの解決を斡旋する「なんでも屋」のようなことをやっているようです。

古くからのネットーワーカーには有名なストーカーで、2ちゃんねる管理人のひろゆき氏に対しても嫌がらせを行なっています。

Q2. 「反富士銀行の会」って、なんなんですか?
A2. 「富士銀行本店に口座を作ろうとしたら断られた」ことに抗議する、一種の「告発ページ」のような位置づけですが、表現の異常さや要求の不当性から、単なる「クレーマー」のページです。

Q3. 金銭的な協力をしたいのですが、「ウェディング問題を考える会(現:表現の自由を考える会)」でも寄付を受け付けていますよね?どちらが良いのですか?
A3.

考える会は、当方に対する支援のために設立された会ではありますが、現在はもっと広い問題を扱う一般的な会へ変わりつつあります。元々の経緯から言って、考える会に寄付されたものが当方への支援に回されることもありますが、100%ではありません。

対して、「インターネット消費者問題研究会」は、悪マニ(および消費者ポータルJapan)の運営母体であり、寄付金は100%悪マニの運営に利用されます。ただし、会計報告などは外部に公開しておらず(確定申告はしています)、使途は私の独断で決定されるため、透明性を求めるのでしたら、考える会のほうにお願いします。

Q4. 裁判を見に行きたいのですが。
A4. 裁判は公開で、誰でも見れます。是非、見に来てください。でも、第1回目は5分くらいで終わる(書類の確認だけ)ので、面白くないと思います。

Q5. ネットで記者活動(blog)をしている者です。GMOからコメントを取りたいのですが、もらえるものなのでしょうか?
A5. 向こうに電話してみてください。訴状は、既にGMOの方に送達されています。

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