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2006年06月14日(水) 22時49分

<ライブドア>臨時株主総会で経営陣が初対面の株主に陳謝 毎日新聞

 証券取引法違反で起訴され、株式上場廃止となったライブドアの臨時株主総会が14日午後、千葉市の国際展示場、幕張メッセで開かれた。証取法違反事件発覚後、初めてライブドア経営陣が株主と対面、上場廃止などで多大な損害をもたらしたことを陳謝した。3時間近い質疑では経営陣への厳しい批判が相次いだが、同日夕には平松庚三社長やライブドアとの経営統合を検討している有線放送最大手、USENの宇野康秀社長ら6人を新取締役に選任する議案など4議案が賛成多数で承認され、終了した。
 ◇15万人超す株主出席1800人
 現在も筆頭株主であるライブドア前社長の堀江貴文被告は議決権を現経営陣に委任し、総会は欠席した。
 度重なる株式分割の結果、個人投資家を中心に株主が15万人以上に膨れ上がったことから、ライブドアは幕張メッセを会場に選び約1万5000席を用意した。しかし、平日昼間の開催という事情もあり、出席した株主は約1800人にとどまった。 総会の冒頭で山崎徳之代表取締役が「証券取引法違反でご心配とご心痛をおかけしたことを心からおわびします」と陳謝。投資組合などを使った粉飾決算などの事実関係を説明した。また、平松社長が、事件の原因を究明する外部の識者による調査委員会を新設する方針を表明。年内をメドに調査結果の報告を受け、内容次第では堀江被告ら旧経営陣に対する損害賠償請求を行う考えを改めて示した。ただ、株主からは上場廃止に伴う損失補てんを求める声があったほか、USENとの経営統合による再生戦略を疑問視する意見も出た。【森有正】
(毎日新聞) - 6月14日22時49分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060614-00000149-mai-bus_all