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NOV.1990
MAP


ペトロフスキーザボード駅。
ロシア号は何両編成で走っているのでしょうか?こうやって高いところから見ても、延々と連れなっているだけで分かりません。実際自分では数えていませんが、ガイドブック等見ると18両編成と書いてあるのもありました。アメリカのアムトラック(Amtrak)でシカゴからシアトルまで横断した時も、長大な列車編成に驚きましたが、ソ連の優等列車:ロシア号も負けじと圧倒させてくれます。大陸を何千キロも走る列車はスケールが違うことを感じさせます。
ウラン・ウデ駅。
ハバロフスクを出発して3日目のお昼過ぎにウラン・ウデに到着しました。ハバロフスクから2,884km走ってきました。ここからモンゴルへ延びる線路があります。ウランバートルを経由してモスクワと中国の北京を結ぶ国際列車があります。これは欧米人が良く利用するルートです。また、ウラン・ウデの東側のチタからは、直接中国へ入る線路があります。こちらは、満州里・中国東北地方を経由して行くルートで、同じくモスクワと北京を結ぶ国際列車があります。この列車は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の平壌への車両も連結されているので、様々な人達と出会うことが出来そうです。
厳冬の中を黙々と進むロシア号。
ロシア号がバイカル湖の南側に回り込んで行くと、車窓の景色は一転して吹雪きになっています。当然車内の中は全く寒さを感じません。窓ガラスは2重でスチーム暖房も良く効いています。シベリア鉄道自体はほとんど電化されているのですが、客車の暖房は石炭を燃料としています。各車両に独立して暖房器が付いており、湯沸かし器もあります。いくら電化されているとは言え、暖房を電気に頼っていた場合、もし送電が止まってしまったり故障でもしたらこの厳冬の中で生死に関わる問題になってしまうからです。湯沸かし器は自由に利用でき、カップラーメンを食べたりお茶を飲むのに便利です。
バイカル湖畔南西部を走るロシア号。
日本で言えば、冬の北海道の石狩湾沿いを走る函館本線や新潟の親不知を走る北陸本線の雰囲気です。夏ですと車窓より青い空に綺麗な湖が望めるとのことです。この場所は、シベリア鉄道で最後まで建設に苦労した所です。この線が敷かれるまでは、バイカル湖の部分を連絡船でつないでおり、冬の結氷時には氷の上に仮の線路を敷いて列車を通していたと言うのですから驚きです。この湖畔の峠を越えると、まもなくイルクーツクに到着です。
年輩の女性車掌さんからいただいた絵ハガキ。
ロシア号は頑張って走り、30分遅れの20時頃イルクーツクに到着しました。年輩の車掌さんが出発時に回収した乗車券を返しに来ました。それと同時に数枚の絵ハガキをいただきました。会話はほとんどありませんでしたが、色々親切に気を配っていただいたので何となく別れるのが残念です。良い車掌さんが乗務する車両に乗れて楽しい旅が出来ました。ありがとうございます。