新旧守護聖対決2(水、炎、緑編)


水の守護聖
◆ティムカ
(16歳、身長176cm、体重60kg)
慇懃無礼な程に丁寧な口調と上品な物腰の、元白亜の惑星の国王陛下。んでもって、茶髪アンジェとレイチェルの女王試験では品性の教官を務めていた経歴を持つ。そのお陰で王様になってからも王立研究員からマークされてたそうな……つか、好意で教官になった挙げ句が要監視及び注意人物になるというのが、何とも皮肉なお話ですが、それも受け入れてしまうあたりが優等生のティムカらしいというか、何というか。

エトワールの仕事には、サクリアを持つ守護聖候補(とは言え、辞退できない)の説得も含まれますが、この時に小さな弟とお父上の姿がチョロリと見られるワケです。いつぞや聞いた、父はリュミエールに雰囲気が似てるという言葉を思い出したエトワールこと、たらふく……見た目、全然ちゃうやん。つか、雰囲気も似てるとは……ああ、ロン毛なんは似てるな、一緒一緒。とか、何となく詐欺に遭ったような気になりつつ、聖地への連行に成功。

親密度が低くても笑顔を絶やさない大人の態度は、さすが一国を治めていただけのことはあると思わせる貫禄ですが、一部では可愛げがないという評価もちらほら(笑)。生真面目なとこも相変わらずですが、親密度が上がるほどに平日デートのお誘いが増えるんですが……どこが真面目なんやろうと思いつつ、まぁ、日頃から真面目な人間ほどはっちゃけると質が悪いというか、手に負えなくなるというのは珍しくないワケですが、若き国王の隠された一面を知らずに済んだ白亜の惑星の人々は幸福やったかもしれへんなぁ……。

それはともかく、親密度も最高潮になりますと、例によってエトワールを奥の間に連れ込むのですが、この人に限ったことではありませんが完全に仕事を忘れてます。頬を染め、いそいそとお茶の用意を始めようとする彼に、守護聖の責任感とかそんなもんは感じられませんよ、エエ。

一応、主人公より年下なのを気にしてたりするあたりは、年齢差を全く意に介してないユーイよりも年相応(笑)。静かな小径でのドギマギする態度には、意味もなく悪いことしてる気にさせられます。というより、エトワールはかなり性悪で、こと恋愛に対しては相当な手練れ。攻略が進む程に17歳とは思えない受け答えや守護聖のおだてぶりに、年季の入った遣り手婆の片鱗を見てしまうわけですよ(笑)。王族故、後宮で閨でのアレコレを手習いしていたであろうティムカでさえ赤子の手を捻るように籠絡する手腕や、いかに!!

恋愛エピローグのアニメーションはきれいでした。なかなかの漢前ぶりを見せつけてくれます。しかし、個人的にはまだまだ漢臭さが足りないっすね(笑)。あと30年くらい経って、程良く脂がのったぐらいの彼に再会したいですねぇ。映画の『王様と私』のユル・ブリンナーばりのいい漢(男ではなく、あくまで漢ですよ)に育つはずだと、密かに期待してるんですよ、エエ。

そう言えば、茶髪アンジェの縄張りでスカートめくりのできる守護聖って、フランシスとティムカだけやったっけ。某知人の妄想によりジュリアスはノーパン、私の個人的な趣味でクラヴィスは六尺、リュミエールは色とりどりの勝負パンツ、ルヴァは股引ってことになってます。で、フランシスは変態ということなので網タイツ、ティムカは熱帯出身の寒がりということで、股火鉢ってことでどうですかね(笑)。

◆リュミエール(21歳、身長183cm、体重67kg)
相変わらずお綺麗です。それだけに、どこか薄ら恐ろしくもある水の守護聖(笑)。優しさを司ってる割に、実は腹黒であるという噂が絶えない彼ですが、尾頭付きの魚や鶏肉は苦手だったり、ハーブティーが好きだったりするのは変わらず。デートでの質疑応答も無難でして、イマイチ面白みに欠けるというか、インパクトが弱いっすなぁ。単に私の思い入れが弱いからかも知らんけども、こう、ねぇ。筆まめで平日デートも積極的ですが。平日も週に一度は平日デートにやってくるくらいにマメ。しかし、この人はデート中のプレゼント回収ができなくて残念でした。ショッピングゾーンには寄りつきもしないもんですから、ねぇ。フランシスとランディ、チャーリー、マルセル、ティムカは2品全て回収したんですが、案外とシブチンかも。

最近は万華鏡づくりに凝っているそうな。

しかし顔を合わせるたびに妙な緊張を感じるのは、やはり腹黒主人公としては互いの白いとはお世辞にも言えない腹の探り合いになるからなのか、その辺は実に微妙(笑)。

親密度が高くなって奥の間に連れ込まれると、お茶を入れてくれます。頬も染めてくれますが、この人の場合、全然意外ではないしねぇ……高値(かどうかは、アレですが)安定型守護聖って感じですかね。

最初から最後まで、非常にお綺麗でした。

嫌いとちゃうねんけど、むしろチャコールグレイな感じが好きやねんけど、書くこと少ないなぁ。や、デート中はかなり笑かしてくれましたけども。言うことやること、いちいちリュミエールらしいというか、期待を絶対に裏切らない反応がナイスっす。


炎の守護聖
◆チャーリー
(26歳、身長181cm、体重65kg)
金髪アンジェの縄張りの宇宙でブイブイ言わせてるウォン財閥の5代目総裁として活躍中、守護聖にスカウトされる。趣味はフリマでの商売(笑)。常に消費者の目線を忘れない、根っからの商売人。「守護聖は究極のサービス業」と断言する姿勢は、結構高ポイントです、個人的に。いや、ほら、公務員というのはサービス業の最たる職業だというのが私の考えでして、守護聖は国家公務員どころか宇宙公務員なわけで、そうなると最上級公務員であり、絶対最高のサービス業従事者だろうと思うわけですよ。その点での考えが一致したのは嬉しい限りっす(笑)。

育成地イベントでは、こっそり聖地を抜け出して露店を開いているところを主人公に目撃され、それをきっかけに聖地で店を出すことになりそうな、三つ子の魂百までな彼の大叔母さんは、金髪アンジェのとこのオリヴィエにそっくりだとか。是非とも会ってみたいっすよ、エエ(笑)。

デートは賑やかなコースを中心に回りまして、毎度、笑かしてくれます。デート中も主人公を笑わせるためのギャグを考えている彼は、平日に他の守護聖の執務室に遊びに行ってる時にも、どうやらギャグを連発してる模様。クラヴィスにギャグの笑いどころを指南していたり、エルンストにギャグについて語る姿が見られます。基本的に愛想が良いせいで、オスカーにはその不実さを指摘され、ゼフェルには真面目にせんかい! と説教されるチャーリー。あと、セイラン先生とはダジャレ仲間で、レオナードとは飲み仲間っぽい。つか、何か売りつけてるらしき様子を目撃しました。

終始、この調子かと思っていると、静かな小径と森の湖でマジメな顔をされてほだされかけたり。つか、告白を快諾した時の喜びようが一番しっくりくるような(笑)。アニメムービーもサービス精神旺盛なチャーリーの性格が良く出てました。あと、告白の時に指輪を用意している抜け目のなさも、さすが一柳の商人と思わせます。結構、楽しめるキャラですねぇ。や、もともと好きなキャラなので、かなり贔屓してる気もするけど。

◆オスカー(22歳、身長189cm、体重79kg)
自他共にプレイボーイと評判の情熱と色恋の守護聖(笑)。女性に対するそつのない応対は相変わらず。久しぶりに『お嬢ちゃん』と呼ばれて懐かしいなぁと。しかし今回、予想外にオスカー攻略が楽しかったというか、世の清く正しいオスカーファンの心情がちょっとわかったというか、中の人──つまり声優さんに惚れました(笑)。

親密度が上がる程に口数が多くなるのは当然として、もうね、声優さんがノリノリで演じてるのが声だけでわかるというか、あっちの世界に突き抜けてるというか、全開バリバリというか、とにかく声にやられました、私。一言喋るたびに口説いたりされるんですが、その口説き文句が実に生き生きとしているというか、ホンマに腹の底から楽しそうでしてね、ええ。いやぁ、声に萌えたのって実に久しぶりです。

オスカーですから女の扱いは堂に入ってるし、それなりに楽しませてもらえるというか、もう台詞に耳が釘付けですよ、お嬢ちゃん。声にオーラを感じました。

旧勢力の面々のムービーの前には、もれなく特別にヅカの男役スター臭いCGが挿入されるのですが、オスカーもキラキラでした……泣けてくるくらいにキラキラしい……つか、どっからみても男装のおなべな感じでしたよ。オスカーには見えませんというか、オスカーだと知ってるから識別できるくらいの勢いでキラキラ。オスカーくらいはもっと雄々しい感じなると思ってたんですけどね。まぁ、ムービーもたいがい華奢というか、このガタイでようこんな重そうな服を着てるなぁと思えるくらい、キラキラしてたんですけどね。まぁ、ネオロマンスなのでしゃーないと思うけど、オスカーくらいは、ねぇ。

つか、ヴィクトールが新勢力でよかったなぁ。あの人のキラキラしい顔なんか見せられた日にゃぁ、笑いすぎてどうにもならんようになる自信があります。

あと、奥の間のインテリアはどうかと!! 壁に酒瓶がずらりと並び、ビリヤード台とかダーツの的とかが備えられた薄暗い室内に、腹黒性悪とは言え、うら若き17歳の娘さんを連れ込むのはいかがなものか! つか、その部屋、ジュリアスに見られたら怒られるんではないかと、マジで心配してしまいましたよ。あと、奥の間に入れるようになってから土の曜日に執務室に行くと、聞いただけで妊娠させられそうな台詞を言いやがるので、その度にジュリアスにチクリに行きたくなったのは、ナイショではありません(笑)。


緑の守護聖
◆セイラン
(22歳、身長176cm、体重55kg)
親密度が低い間は非常に小生意気というか、誰のお陰で守護聖様になれたと思てんねん! と、半日くらいかけて説教したくなるような態度ですが、親密度が上がる程にグダグダに骨抜きになっていく過程は、サドっ気を程良く刺激してくれるので、なかなか楽しめます(笑)。親密度が高くなる程に、別れ際の台詞に未練がましさが滲み出るんですが、ここまでくると“してやったり”と、思わずほくそ笑んでしまいたくなりますよ

あと、奥の間はアトリエ状態だそうで、土の曜日に遊びに行くとガラス細工を指導してくれるらしい。

好きなお買い物の場所は食料品店。ちょっと意外ですかね。カフェテラスでお茶するのがお好み。ダジャレの話をふると喜びます。でもお得意のダジャレを披露してはくれません。

セイランが緑の守護聖ってのは意外ではありましたが、芸術活動を豊かさの象徴と解釈するなら、まぁ、オッケーか。どのサクリアを司っていようとも、守護聖をたらし込むことには変わりがないワケなので、個人的には誰がどの守護聖でも気にならんのですけども、中には『私の●●様がこの守護聖なんて、許せない!!』とか思う人もいるんでしょうねー。

デートの時の質疑応答では、結構理屈っぽいです。つか、屁理屈こねるのがお好きなようで(笑)。初対面の時もたいがいやし、その後もたいがいやしな。それだけに征服欲をそそるってのもありますが。

全作の、PS2に移行したせいで実現したポリゴンキャラはかなり不評だったようですな。まぁ、あのひょろ長いキャラがフラフラしてるのは、気持ち悪かったもんな。そのせいかどうかは知りませんが、今回はSDキャラになってるんですよ。まぁ、デフォルメが適度に効いているので、今回のキャラは全員良い感じです。が!! セイランだけは角度によって、目玉オヤジの息子に見えなくもなく。つか、私の目には黄色と黒のシマシマちゃんちゃんこが見えました(笑)。

森の湖での第三段階のイベントでは、見え見えの作り話をするあたりがかわいいよなぁ(笑)。世界的な天才芸術家も恋の病には勝てませんって感じが、日頃のクソ生意気さ故に際だつワケです。

恋愛エピローグもセイランらしいですな。アニメーションも非常に美しいと思います。でもまぁ、他の守護聖もですけど、非常にご自分がお好きな方ですから、主人公が置いてけぼりで、自分にうっとりしてることに変わりはありません。でも、良かったと思うし。

◆マルセル(14歳、身長170cm、体重52kg)
見た目が落ち着いているというか、かなり大人びてきているので期待してましたが、マルセルはマルセルでした。

それより、チュピは? チュピ、どこーーー!!!

日の曜日にもいてへんねんけど、チュピ、どないしたねん!! というのが、私の中に残された疑問でございます。や、ホンマにチュピ、どこに行ったんやろ……。

デートをしていても、親密度が上がっても、更に奥の間に連れ込まれても全く危険もなければトキメキもない……まぁ、私はオヤジの方が好きやから、毎度マルセルが消化試合になるのはいつものことですが、今回は多少期待してたものの、アカンでしたねぇ。

こまっしゃくれて早熟な14歳ならオッケーなんですが、純粋というか純情な青少年には手も足も出ません(笑)。

恋愛エピローグのCGではまるで女の子のようでして、アニメーションも非常にかわいらしいですね。とってもマルセルらしいです。

最初はそれなりにやり込むつもりでしたが、途中でホンマに消化試合になりましたので、書くことないのよ。スンマセン。けど、自力で落としたから、良しとしてください。

子供らしい子供をこますのは、なけなしの良心が痛むのかも……(遠い目)。


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