スキー検定体験談
この部屋はみなさんの検定体験談を掲載する部屋です。
「不合格」「合格」「級」に問わずいただいた内容は記載いたします。
我こそは! という人はどしどしメールください。 ※写真なんかあればベター。
(あまりに不適切と判断できるものは、独断と偏見で掲載しません)
メールは・・・。
skijam管理人まで
受検者 | スキー場 | 受検日 | 適用 | |
準指導員検定 | 番外編:管理人 | 千葉スキー連盟:高畑 | 2004.2 | |
クラウン | @ふぇ〜さん | 田沢湖 | 2002.2 | |
Aみわさん | ガーラ湯沢 | 2003.4 | スキーグラフィック掲載 | |
Bインチキ。 | かたしな高原 | 2016.2 | ||
番外編:管理人 | アサマ2000 | 2018.2 | ||
テクニカル | 番外編:管理人 | 石打丸山 | 2003.2 | |
@さとさん | ARAI | 2004.5 | ||
Aおかもとさん | だいくら | 2005.2 | ||
Bのびたさん 1回目 | 湯沢パーク | 2003.3 | ||
Cのびたさん 再挑戦 | 舞子高原 | 2005.3 | リベンジ!! | |
Dいだてんさん | ハンターマウンテン | 2008.3 | ||
Eとみぃさん | グランディ羽鳥湖 | 2010.2 | ||
Fぽぺーさん | グランディ羽鳥湖 | 2010.3 | ||
Gケンケンさん | 十和田湖温泉スキー場 | 2012.2 | ||
H目指せクラウン | 高鷲スノーパーク | 2012.3 | ||
Iあいじんさん | 八海山 | 2018.3 | ||
J文多さん | 赤倉観光 | 2019.3 | ||
1級 | @ぽぺーさん | 尾瀬戸倉 | 2004.3 | |
Aじゅん坊さん | 石鎚スキー場 | 2006.2 | ||
Bとみぃさん | かぐら | 2006.1 | ||
Cはーさん | サンメドウズ大泉清里 | 2006.4 | ||
Dyamatoさん | チャオ御岳 | 2006.4 | ||
Eマコトさん | 舞子後楽園スキー場 | 2007.3 | ||
Fたかやんさん | 八方尾根スキー場 | 2007.2 | ||
GToshiさん | 伊那スキーリゾート | 2008.2 | ||
HNAGOYAさん | 乗鞍高原温泉 | 2009.3 | ||
2級 | @富岡さん | 黒姫高原 | 2004.1 | |
Aまめまめさん | モヤヒルズ | 2004.1 | ||
Bじゅん坊さん | 美川 | 2004.2 | ||
CKAZさん | 白馬岩岳 | 2004.12 | ||
Dhiraringoさん 1回目 | 白馬さのさか | 2005.1 | ||
Ehiraringoさん 再挑戦 | 伊那スキーリゾート | 2005.2 | リベンジ!! | |
Fomegaさん | 箕輪 | 2006.3 | ||
Gロンロンさん 1回目 | 苗場 | 2007.2 | ||
Hロンロンさん 再挑戦 | 尾瀬岩鞍 | 2007.3 | リベンジ!! | |
Iはやぶささん | ハンターマウンテン | 2007.3 | ||
Jマコトさん親子 | 舞子後楽園スキー場 | 2007.1 | ||
KEVICさん | ハンターマウンテン | 2008.1 | ||
Lプシューさん | 黒姫高原 | 2009.2 | ||
Minahotakaさん | やぶはら高原 | 2009.2 | ||
SIA ゴールド | @のびたさん | 加山キャプテンコースト | 2003.2 | |
Aダックさん | 奥伊吹 | 2006.3 | ||
SIA セミシルバー | @MAKIさん | 志賀高原:丸池・蓮池 | 2008.3 |
ふぇ〜さんのプライズテスト・クラウン受験記
*注意*
私がイントラに注意されたこと中心なので、基本から応用まで滅茶苦茶に入り混じっており、非常に危険です。
なんで、レベルの違いによる技術の分別がつかない人は見ないほうがイイかも…
また、そうでない人でも「どういうこと?」と感じる部分や「違うぞ!」と思われるトコもあるでしょう。
テク取得時期
場所:秋田県田沢湖スキー場
月日:2000.3.12
点数:講習75.大74.小整75.小不77.総75 /合計376(+1)
第1回〜とりあえず受けてみよ〜
クラウン初受験:2002.2.2〜3 長野県鹿島槍スキー場
受験当時
年齢:23歳
身長:171cm
体重:57kg
使用板:Volkl V4 energY Interface
1)総合滑降
スピード命!
あくまで自分の許容範囲内で♪
大回り中心でまとめることになるが、それはそれでいいらしい。
斜面に合わせた戦略・演技を
急→緩の変化では縦長のターンを入れて減速を抑えるとか…
私はこの手は長けていないので上手く言えん(・_・、)
2)大回り
同調操作の精度を上げる
内足先行ともとれる発言もあり。
要はちいにいさんHPの「意識革命」2.5ですな。
荷重割合
外足:内足=6:4、悪くても7:3だそうだ。
内足のアウトエッジを使う
使うんです。
同調操作・内足先行と通じる点。
板を体から離し、側圧を求める
私は「外足の腿を立てて荷重する」という言葉で覚えた。
足を外へ振り出すのではなく、体が内に入るということ。
不整地においても大きな落差をとれるように
…気合?
前後差を減らす
カービングの精度・同調操作・内足先行の向上。
3)整地小回り
ストックワーク
グリップは小指・薬指で握るらしい(←あまり納得いかない)。
トップ付近に軽く突き、その軌道は最短距離を描くこと。
私はストックワークが下手^^;
荷重
膝で左右のトップの間を押すように(←エッジの使い方を言いたいのだと思う)。
また、ジャンピングは避けベンディング系中心。
腰を谷に落としていく(←落差を稼げっつーことでしょう)。
エッジング
カーブか!スキッドか!の2択ではなく、
その間の領域のボキャブラリーを増やす必要がある。
若干カービングとか、だいぶスキッディングとかそんなの。
縦のスキッド中心とし、無理なカービングや強いエッジングは禁物。
スピード制御
ターン弧とエッジングの両方を上手く使ってやること。
言うほど簡単じゃない...ρ(。。、)
4)不整地小回り
縦に積極的に落とす
やれる範囲で攻めましょう。
弧を描く
ズレを伴ったターン弧を描く。
5)共通事項
ポジション
ブーツが必ず腰の下にあるように。
基本が一番♪
観点
検定員が一番見るのは「切換〜始動」。
始動はトップから。やっぱり基本。
6)鹿島槍の傾向(今はどうだか分かりませんが)
小回りはクローズスタンスでもいいらしい。
ストックが納得いかない。というか、イントラみんな上半身の動きが小さい。
(↑意見求む!)
カーブよりもスキッド、特に縦落ちするズレ幅の少ないものを好むようだ。
(↑確かに、これをするには高い技術が必要とされる)
基本に忠実な手堅い滑りのほうが点が出ていた。
「切換を見ている」とかいいながら、ソコについては教えてくれなかった…。
(↑受験者がそのレベルまで達していなかったせい?)
7)気になる結果
実践種目 75
規定種目
大回り 76
小回り整 76
小回り不 75
総合滑降 75
制限滑降 77 /合計454(-26) 玉砕
合格者 0/5
全体の最高得点 78
8)敗因
片田舎でテクを取ってはいけない… ではなく、
・外足中心の滑りであった
・エッジングの技量の幅が狭かった
・不整地小回りでのライン選択ミス
・ストックワークが落ち着きない
・整地小回りがストレッチング中心でムリがあった
・大回りの落差が少ない(小回りも?)
・無策で総合滑降
言ってしまえば、テクの時から殆ど成長していなかったんですなぁ〜
9)次回予告
2度目の受験 〜怒涛のレベルアップ(仮題)〜
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みわさんのプライズテスト・クラウン受験期記
クラウン受験記(卒業編)
クラウン合格、実は、十一回目の受験だったので(~o~;;;)、
まさか全部初めから書くわけにもいきませんから、卒業編だけです。
会場 GALA湯沢
日時 2003年4月5・6日
主任検定員 佐藤譲
検定員 片山秀斗 後藤伸昭 樋口秀幸(初日のみ豊野智広)
受験者94名 合格者5名
使用マテリアル Fischer RC4 W.C(175cm)大回り・総滑・制限
elan
SLX(154cm)整地小回り
Hart circuit5.2LT(168cm)コブ
初日(4月5日)
雨の予報だったので覚悟はしていたが、なんと四月の越後で雪!
それも、最初はミゾレだったのが、だんだん本格的になり、
春スキーの格好にカッパしかなかったので、寒くて大変でした。
朝、会場について、まず驚いたのは受験者の多さ。
8時半に受付に着いたら、もう長蛇の列で、ゼッケン番号はなんと64番!
結局最終的には、新潟県連でも初めてという94名の大量受験でした。
一体、どうなるのだろうと少し不安でした。
(結果的に、このゼッケン番号で少し苦労することになりました。
新潟でのクラ受験は、早めに受付をした方が良さそうです)
新潟県のテククラは、県連で一括して行うので、
新潟県内ではだいたい同じシステムを取るのですが、
事前講習は、検定員が下で見ていて受験者がそこを適当にグルグル回り、
アドバイスをいただくというやり方。
今回は、グルノーブルコースで豊野さんが整地小回りを見、
スクール上のジジコース下部で片山さんと後藤さんが大回りを見ました。
説明の後、講習開始。この人数では、行列で大変なことになると思い、
ダッシュしてリフトに乗り、まず大回バーンへ。
予定通り、列の一番手で片山さんに大回りを見てもらいました。
予想以上に雪が柔らかくて、失敗。
「切り替えで腰を浮かさないように」とアドバイスされました。
しかし、大回りには割と自信があったので、まあ、良いやと小回りへ移動。
小回りバーンのグルノーブルコースは、降り積もった軟雪を
みんなでデラした直後だったのですが、次々と雪は降ってくるし、
受験者が多くてすぐ荒れてしまい、視界も悪くて最悪のコンディション。
自分の出来も最悪で、暴走の連発。
豊野さんの評も、「今のでは点が出ない」「今のは印象悪い」など辛口。
結局、今年の自分のテーマだった「今風ワイドスタンス小回り」はあきらめて、
従来型小回りで行くことに決定。豊野さんからは、
「スキッドを使った小回りで良いからリズムを大切に」
「最初はセカンドギア、後半でサードギアに入れる感じ」
などとアドバイスされました。
(結局、このアドバイスが功を奏することになります、豊野さんに感謝!~o~)
小回りを三本見てもらって、再び大回りへ。
午前の終わり間際、片山さんに一本だけ見てもらいました。
今度は、軟雪に注意してエッジングをソフトに、ターンからの抜け出しを早く、
という意識で滑ったところ、片山さんから
「良いんじゃないですかね、今ので。この雪の中でもスムースだったから」
の優しい一言。俄然やる気が出てきましたヨ。~o~
午後、ジジコース下部にて、総合滑降一本での実践種目テストでした。
検定バーンは、最初緩斜面があって、落ち込み、棚があって又落ち込む斜面。
受験者は皆、最初の緩斜面でクローチングして加速、
落ち込みから大回り、途中小回りを入れてリズム変化という構成。
僕は、軟雪だったので無理なリズム変化を避け、最初の落ち込み下部で、
カービング的なショートを少し入れるだけで、後は大回りという構成を取りました。
昼休みに雪が積っていて、思った以上に軟雪で苦労しましたが、
まあまあの出来。片山さんの午前の一言もあって、ちょっと自信回復モード。
(実際には、この時の滑りは80でした)
その後、南エリアのコブバーンで練習。クワッド乗り場横の超急斜面は
軟雪のため異常に深いエグレコブの連続。どーすんだよコレ、って感じ。
もー、飛び降りの連続です。しかし、バーン状況を見にきた検定員から、
K「こんなとこ全日本のゼッケンつけてなきゃ滑れませんよ」
G「オレ、全日本でもやだよ。順番になったら一回だけ滑るけどサ」
などの発言があり、一番深いラインは避けて、上から見て左サイドの浅いラインに
検定バーンを設定することになりました。しかも、G検定員から、
「明日は、検定の途中で一度デラをかけましょう」のお言葉もあり、ちょっと安心。
(実は、この約束は守られなかったのだが、この時はまだ知るよしもない ~o~;;)
二日目(4月6日)
天気予報は、晴れるはずだったのに、朝は雨。
晴れると期待して、今日は気合を見せるためにもワンピにしました。
しかし、結局、雨は上がったものの、あんまり晴れずに気温は低いまま。
寒かった〜〜。
集合前に第一種目で一番ニガ手の整地小回りを練習二本。
そんなに雪は悪くないし、イケそうな予感。
−小回り−
小回りは、グルノーブルコースを閉鎖して行われました。
スタート順は四十六番目なので、かなり荒れることを覚悟していました。
ところが、上から見ると、スタートポール右外のラインには表面の雪がなく、
硬い所が露出している感じ。そこを選ぶことにしました。
前の受験者が転倒したためスタート地点で待たされ、
スタート前にチェックポイントを確認できました。
最初はリズム重視で行き、後半少し板の走りを出す。上体を突っ込まない等。
いよいよ、スタート。ところが、最初のエッジングで、硬そうに見えた雪は、
実はグリップしそうでしない変な雪であることが判明。ヤバい。
途中、一発荒れた所で後ろになりそうになったのをこらえ、
どうにか作戦通りのゴール。
最後は、サードギアまでのつもりがちょっとトップギアに入ってしまったかも。
暴走と取られるかな、と思いましたが、失敗のそぶりを見せてはマイナスだと思い、
上手く行ったフリをし、ジャッジの後ろで、そーっと首かしげちゃいました。~o~;;
自己採点では、甘く見て80、厳しいと79かな〜、なんて思ってました。
(まさか83も取っていようとは・・・。~o~)
−大回り−
二種目目は、移動してジジコース下部での大回り。
スタート順は29番目なので、あまり荒れる心配はないかな。しかし、雪が柔そう。
少し長めの直滑降を入れてスピードかせごうとする人が多かったので、
こちらは逆に、ナナメに出て行って、最初から深いターンを見せようなどと
考えてスタート。ところが、出て行ったコース右サイドに雪だまりが・・・。
最初のターンでエッジがもぐる!ヤバい。
棚の部分で再びエッジが雪にもぐり、少しバランスを崩す。
後半は、ソフトなエッジングとターンからの早い抜け出しをアピールできたが、
自己採点では、やはり甘くて80、厳しいと79かな、なんて考えてました。
(実際は、もっと厳しくて78だった~o~;;;)
−総合滑降−
三種目目は、大回りのスタート位置を上にあげて、
実践種目テストと同じコースでの総滑。
スタート順が86番目だったので、しばらく下にいてみんなの滑りを観察。
コース脇の雪だまりでバランスを崩す人が多い。
しかし、それを避けて真ん中だけ使っての中回りでは、単調になるし・・・。
結局、実践種目テストの時の構成を、下半分だけ中回りに変更。
緩斜面のクローチングから落ち込みに入るタイミングが上手く行き、
しめたと思ったのですが、落ち込み下の雪がボソボソで、スピードが乗らない。
ヤバいと思ったのですが、なんとかスピードをつないでゴール。
自分では納得できないけど、友達には良かったと言われて少し安心。
自己採点では希望的観測で81。
(実際には、そんなに甘くなくて80でした)
−不整地−
四種目は、南エリアに移動してコブ。スタートは69番目。
昨日設定した検定バーンに、みんなでデラを掛け、
かなりコブを削って滑りやすい状態で検定スタート。
昨日のG検定員のお言葉もあったので、掘れたとしてもデラ掛けてくれるだろ、
と少し楽観していたのですが、受験生が50人滑っても、
まだデラ掛ける気配がなく、コブは掘れまくり放題。
おーい!Gさーん!と心の中で叫ぶも伝わらず、順番になってしまいました。~o~;;;
検定バーンには、割と早い段階からラインが二本出来、
ほとんどの受験生がどちらかを選んでいました。
僕は、左側の、深いけれどリズムの良さそうなコブを選択。
足首の緊張を緩めないことと、膝の曲げをキープすることだけ注意。
(コレは、八海山SSのモーグルの先生の教えです)
最初は少し慎重に出て、斜度が急になるあたりからトップの落としこみに注意、
最後のやや緩斜面になるところはスピードを出してタテ目に勝負。
マアマア上手く行ったので、自己採点では80くれるかな〜、という感じ。
(実際には、81!後でビデオで見たら、かなり会心の滑りでした)
−制限滑降(ポール)−
最後の制限は、総滑と同じバーンでした。
SLと言うにはインターバルが長いが、GSにしては細かいセット。
最初、SL板を使おうと思ったのですが、インスペクションしてGS板に変更。
ゼッケン番号通りの64番スタートだったのですが、
比較的早くにスタート地点に上がってしまいました。
ところが、タイム計測装置が故障して、遅々として進まない。
こちらはワンピにカッパをはおった格好なので、寒いんです。
このまま待っていてはヤバいかな〜、と思ったのですが、
機械が直れば、いきなり進みだすかもしれず、
スタート地点で震えながら待機を続けました。
体は硬くなるし、気合も萎えていくし、コースは掘れ掘れになるし・・・。
64番というゼッケンが恨めしかったです。
そんな状態でのスタートだったので、最悪の滑りでした。
完走はしましたが、「あ〜あ、また来年チャレンジだ〜」って感じでした。
どう考えても、自己採点は78だったので(これだけは当たった
~o~)。
総合点は、自己採点では、合格点に1〜2点足りない感じ。
ダメだろな〜と思って発表に臨んだので、自分の名前が呼ばれた時は、
うれしいよりも、呆然としちゃいました。
正面から見ていた友達によると「魂が抜けたような顔してた」そうです。~o~;;;
最後に、これからクラウンを受ける方に一言。
技術的なことは当然なのですが、素人がクラまで行くためには、
技術以外の所も大事だと思います。
上手そうに見えるウェアを研究しましょう。
ジャッジには気合は見せても、弱気な態度を見せない方が良いです。
スタートはいかにも上手そうにスタートし、ゴールも余裕かまして
上手そうに振る舞いましょう。
それと、朝の受付は、早い方が良いかな〜〜。~o~
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さとさんのプライズテスト・テクニカル受験記
会場 ARAI
日時 2004年5月6日
天候 快晴
主任検定員 伊藤真一
検定員 熊谷英彦 石野洋 金子雄一
使用板 ロシニョール9DOX 160cm
受験者59人 合格者 13人
事前講習は他のスキー場でこれまで幾度となく受験しているので今回はパスした。
シーズン末期ということで滑走エリアもかなり限定されており検定コースも大方予想
出来るのでとにかく自主練に励む。
これまで受けた検定でも整地小回りは合格点に達したことがなく、ここまで来たら、
無難に74点を出すことを目標として後は大回り系の3種目でカバーするつもりで
今期最後の検定に望んだ。
検定当日、5月のアライはゴンドラを降りた頂上部のエリアだけしか滑走出来ないため、
片道20分程かかるゴンドラ 乗ってウオーミングアップしに滑りに行くと開会式に間に合わない。
開会式後ゴンドラで頂上まで行き30分程度のアップの時間が与えられるも当日気温が
23℃前後と高くあっという間に検定バーンが荒れて行き、特にアンコールはかなり緩んでいた。
検定コース
整地大中小:メインステージ中盤からスタート、ゴールはアンコールとの
合流部(セパレートしており硫安を散布)斜度は上部20度で中盤より15度程度
不整地大:アンコール中盤よりスタート
不整地小回り:アンコール横のモーグルバーン
フリー:アンコール最上部よりメインステージ合流部まで
検定1種目め整地大回り
硫安を散布しているのでバーンが硬く、板を体から離すと確実にずれるので重心を
板と板の間に落とすようにした。今までになく最高のデキであった。
自己採点 76点
検定2種目不整地大回り
アンコールはセパレートされてなく当日気温も23℃前後と高く、すでに2種目(11時ごろ)
にはバーンはソフトクリーム状となっていた。
心がけた点は切り換えの時に膝を捻りながらまげて、ややクローズスタンスにしてターンを
確実に行うようにした。
自己採点 75点
検定3種目整地中回り
外向を意識するあまり小回りベースでターンすると予想以上に弧が小さくなるので、
大回りベースで谷回りでの脚の同調を意識し、山回りを短くとり、外向を少し意識して
次のターンにはいるようにした。
自己採点 75点
検定4種目フリー
正直これまで受けた検定の中で一番怖った。アンコールの頂上からメインステージ合流部
までと滑走距離も長く、出だし50mぐらいは崖になっており、横にコブがあるため
斜め直滑降しか出来ない状況。
この時間になるとバーンの荒れがひどくその中でのスピード滑走のため大回りだけで終わるか
次の演技に入るときにバランスを崩す人が多く見受けられた。
自分もゴール間際で小回りを数ターン入れただけであった。
自己採点 74点
検定5種目整地小回り
クローズスタンスだと自分の場合ワイパー状になってしまいスピード感に欠けたスキーの
たわみを生かしきれない滑りとなるため、斜面が緩いこともあるのでワイドスタンスのカービンを
意識した小回りをすることにした。
結果は落差がなく弧の浅いターンになってしまった。 かなり最悪
自己採点 73点
検定6種目不整地小回り
受験者は階段的なモーグルコブか検定前日作ったバンクコブかどちらかを選択して滑ることに。
バンクコブはバンクからバンクへとコブの上部を利用した丁寧な滑り方でないと点が出ないと思い、
自分もその滑りにはほとんど自信がなかったのでモーグルコブを選択した。
股関節と膝が動けるよう背中の角度を保ち、板のトップを縦に縦に落とし込んで滑った。
自己採点 75点
結果
合格発表の時、自分の名前が呼ばれた。合格!驚きであった。
整地小回りの不出来のことが異様に気にかかり合格するとは思えなかった。
ちなみに点数は
整地大 75点
不整地大 76点
整地中 75点
フリー 75点
整地小 74点
不整地小75点
計450点ギリギリの合格でした。
最後に、昨年までの検定と違い大回り重視(中回りもどちらかと言えば大回りよりかな〜)なゆえ
大回りで小回りの不出来をカバーが出来る検定システムに救われたと思う。
しかし小回りは合格点に達していないのが現実。
テクの名に恥じないよう小回りを強化し小回り専用の板を購入して来期に向けシーズンスタートしたいと思います。
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おかもとさんのプライズテスト・テクニカル受験記
会場 会津高原だいくらスキー場
日時 2005年2月20日 (事前講習・検定とも)
受験者 18名 合格者 6名
使用板 Atomic SL:11m 165cm
Dynastar Speed course 184cm
今回、初めてホームゲレンデでプライズテストが行われるとのことで、
前日まで悩んだ末に当日受付でテストを受けてみました。
初の試みとして一日で講習から検定まで終わらせてしまうそうだ。
かなり駆け足のスケジュールで、更にかなりの大失敗をやらかしてしまいました。
**********************************************************************
−事前講習−
天候 曇り・三月中旬のようなかなり軟らかい雪面
午前・事前講習
18人を二班にわけ、9名ずつでの講習となりました。受験者のうち半分程度が種目により板を
使い分けるため、私のいた班では前半を大回り、後半を小回り系の講習を行うという形になりました。
不整地大回り
不整地という割りにコースの両端が未圧雪されていない状況で、中心部は少し荒れた程度の
コンディション。かなりRの大きな板を使っている
関係で、端まで使わないと弧を描けないので、どうしてもその部分に突っ込んでしまいます。
でも、講師からは「いいですね」の一言のみ。
二本目も同じようなコメント。転倒を避けるため、かなり慎重に滑った為、アドバイスがなくて不安になる。
整地大回り
これまた二回ほどすべるが、講師からは「いいでしょう」のみ。
さらに不安。
硬いバーンで(バランスを無視した程度まで)思いっ切り内向内傾で滑るのが好きなのですが、
軟らかい雪でスピードも出ないので、完全に正対したままで、普段の自分ではやれないような丁寧なすべり。
かなりの違和感を残したまま終了。
整地中回り
あれ、総合滑降は?と思いつつも整地中回りの講習に切り替わる。
この種目は今年は全然練習してませんでした。
ただし、昨年の夏、全てのターンの質向上に役立つと考えてメインの課題としてトレーニングしていたため、
自分としては得意種目です。
ところが設定された斜面はかなり緩やか。拍子抜けしました。
何本か滑った後に講師からはネガティブ気味なコメントばかり
「運動要素はきちんとできているがリズムが早い。ターン弧が小さい」
「スタンスが狭い。広いほうが印象が良い」
自分の考えていた中回りとは違うらしい。
急に調整する技能もないため、できる範囲で何とか対応してみましたが…。
整地小回り
自分の前に滑る人たちは、すべてヒネリと横移動が少ない動きで滑っていく。
私はここ最近横に移動する動きを心がけていたので、これまた違和感を感じる。
講師の前走もあまり横移動は大きくないので、自分も一本ライン上で、横方向の動きを少なめに滑り降りてみる。
股関節を軸にしてひざを左右に入れ替える感じで、スピードも押さえ気味。
講師「いいんじゃないですか。でも、まだ余裕ありますよね?」
私「はい」
講師「じゃあ、横移動を多くしてみて」
二回目は横移動を多くして滑ってみました。
ただし、そうすると「ズレ」と「キレ」の調整が未熟な私は、更に斜度があがる後半の斜面で暴走気味になる。
講師「上のほうはとても良いですが、後半で損してますね」
前半は講習時と同じように、後半は制御していこうと決める。
不整地小回り
実は、この種目、普通なら小回り用の板を使うところを私は184cmのGS板を使うことに決めていました。
というのも、コブが苦手な私は縦にドスン、ドスンを落ちていくしかできません。
本当は溝に沿って丸いターン弧を描くのが理想なのですが。
となると縦に落ちる動きでなんとかしようというわけで、長い板で積極的に板のトップを落とす動きを出しての練習
ばかりしていました。
前の週まで、これでかなり成長したコブも破綻せずに滑れるようになったのですが…。
実際の検定に使うのは完全に溝コブ。しかもラインは一本。浅い溝もあれば急に深い溝もあるというリズムが
非常にとりにくい状態。
講習でも簡単に各自一本滑り降りたのみで、講師からのチェックはありませんでした。非常に不安。
(フリー)総合滑降
……、講習としては実際のバーンを使って出来ませんでした。
というもの当日は地元のGS大会があり、封鎖してあるバーンを、大会の後に使用する為、午前中は使用できなかったため。
簡単に説明があり、リズム変化を入れる入れないは個人の裁量で、ターン弧も自分で考えて構成してくださいとのこと。
自分は以前にSIAゴールドの受験の際に言われたことをそのままやるつもりでしたし、他の受験者は県技選に
出場されている方が多かったようなので、とくに疑問はなかったようでした。
全般的に自分の居た班は「なかなかいいですよ」との講師からのコメントが多かったため、これも不安でした。
普通は合格率20%以下と思っていたので。
(その後、理由が判明)
というわけで、前半の講習は午後一時過ぎに終わり、一時半から検定となり
ました。
……ここで私は大失敗。
検定開始の集合場所を確認したつもりで、苦手のコブを一度滑っておこうと思い、
休み時間を取らずに滑り続けました。
その後、集合時刻五分前に一つ目の集合場所に行ってみると、誰もいない。
おかしい・・。
集合時刻をまもなく過ぎる頃、かなり不安になり、(本人的には)一か八かで
リフトに乗って上ると、もう一つの(本来の)集合場所にも人がいない。
そこから更に検定バーンを見上げると
…いる、ゼッケンをつけていると思しき人が集まっている。
すでに集合時刻から7分が過ぎている。
その集合場所からスタート地点へは、更にリフトに乗って7分程度掛かる。
焦る。
しかも最初にどの種目にするか聞いてない。
他の人が置いて行った板をみて、(Keo's
TRやDemo 10 3V
pilotが多い!)
SL:11mを履いて上る。
リフトに乗っている間は、
「やってしもたぁ〜。とりあえず、可能なら残り種目だけ滑らさせて貰い、
点数だけでも見てみよう。次のための参考になるから」
と言い聞かせるが、かなりのショック状態。
−検定編−
で、1時45分に検定バーンスタート地点に到着。
スタート地点でまつ係の方は私を確認すると「全員集合しました。開始できます」と無線連絡。
それを聞いてまた呆然とする私。
回りの方に聞くと、私が到着するのを待ってくれていたらしい。
全員に謝って回っているうちにすぐに自分のスタート順。
整地小回り
そんなわけで、心の準備も、講習で言われたこともすっかり真っ白な状態でスタート。
前半は今年の課題の横移動を、後半は暴走しないよう捻ってコントロール。
と思っていましたが、後半の斜度が強くなる部分で案の定暴走。やばい。
自己採点73点
不整地大回り
講習でアドバイスがほとんどなかったので、何をしていいのか分からない。
講習のときと同じ滑りをすることに専念した。雪面からの圧が感じられず、かなり不満足な滑りだが、
講習時と同じ程度のすべりは出来たと感じる。
自己採点74点
整地大回り
これまた、講習では特にコメントなし。切り替え時の先行動作を積極的に行うか否かで悩んだが、
これまた講習時と同じ正対の滑りを心がける。
良くも悪くも自分らしさがまったくなく、消化不良な感じ。
自己採点74点
整地中回り
講習中、リズムが早いとのコメントがあったため、三つ数えて切り替え、と自分に言い聞かせてスタート。
でも、すぐリズムが早くなるし、足の曲げ伸ばしのみで全身でのリズム取り、ターンを描く感が出来ない。
自己採点74点
フリー(総合滑降)
講習では実際に滑ってチェックすることが無かったのですが、前走で斜度がゆるくなった所でリズム変化を
入れているのが見えた。
自分もそのつもりだったので、スタートからクローチングでスピードを上げて急斜面をロングターン。
スピードが上がると板の反応も良く、良い感覚。
斜度が変わったところで、ロングターンを縦めに終わらせてベンディングで左右に足を押し出して三つターン、
したら、まだゴールまで長い。横幅の大きなターンでは時間がかかりそうなので、少し早めにターンを
切り替えてゴール。自分の滑りが出来て、まずまず納得の滑り。
自己採点75点
不整地小回り
休み時間中に一度通して滑ったのみでまったく自信が無い。
斜度は最初緩くて、中盤キツイ、後半緩い、となっており、前に滑る受験者のすべりがほとんど見えない。
ただ、中盤から後半になるあたりでバランスを崩す人が多いので、気をつけようと思ってスタート。
前半はなんとかOK。中盤で体が板から遅れ始めたもののなんとか挽回したと思ったら、斜度が変わるところで、
急に異常に深い溝。やばい、と思って一つターン、次のみぞで見事に一つしかないラインから外れる。
中盤以降は完全にコブを吸収するだけのすべりになるし、ラインは外すし失敗したと感じました。
自己採点72点
結果
検定終了は四時半。結果発表は五時の予定がずれ込んで五時半近く。
成績順ではなく、ゼッケン順に呼ばれました。
なんと合格!
自分の番号が呼ばれた際には、まったく予想していなかった為「へっ?」というかなり間抜けな顔をして、
番号を読み上げた主任検定員を見ると、再度番号を読み上げ、名前まで呼ばれる始末。
賞状?を受ける取ると確かに自分の名前が書いてありました。
点数
整地小回り 75.0
不整地大回り 75.0
整地大回り 75.0
整地中回り 74.7
総合滑降 76.0
不整地小回り 74.3
合計 450.0
ぎりぎりで合格。総滑は以外は合格点に達していないと感じていたので、嬉しいより、なんかこれでいいんだろうか
と悩んでおります。 そうなるとテクニカル受けなおすか、次を目指すか…。
一区切りを付けるつもりだったのですが、これでは、全然付きません。
その後、聞いたところによると、自分の班からは四名合格で私以外は、指導員らしい?とのこと。
講習では全般的にポジティブなコメントが多かった訳が分かりました。
ところで、小数点以下の処理は普通どうなっているんでしょうか?
四捨五入か今回のようにそのままにするか、切捨でしょうか?
なぞです。
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のびたさんのテクニカルプライズ受検記 「失敗編」
会場 湯沢パークスキー場
日付 2003年3月15日 講習検定 3月16日 検定
主任検定員 小林平康
検定員 樋口 秀幸、田村正典
使用板 Volkl
4 Star
156cm
受検者数/合格者数 109名/20数名
3月15日,16日湯沢パークスキー場で行われた新潟県連のテクニカル検定に参加しました。
結果
講習検定 | 74点 |
大回り | 74点 |
整地小回り | 75点 |
不整地小回り | 71点 |
総合滑降 | 74点 |
合計 | 368点 |
検定コース
大回り、総合滑降、整地小回り:ダイナミックコース(ホテルの正面の一枚バーン、とても整備の良い条件)
不整地小回り:裏手のチャレンジコースの後半に一条の人工コブを作り、、、所謂モーグルコブでした。
スキー場マップ↓
http://www.park-resort.com/yuzawa/ski/map.html
受験者は109名、二日目の検定には怪我等で二名が欠番しましたが例年に無く多くの受験者が集まり合格者も20名超え。
トップは400点に近い合計点と言うレベルの高い検定でした。
トップは後で代表に聞いたら早稲田の学生とのことで種目別では82点を付けた由、、、、
二番手とは20点近い差と言う事で二番手以降はほぼ標準的な合格ラインだった様です。
我々から見て、先ず不整地小回りが上手な人の中から合格者が出ていた様に思え、コブの重要性を再認識させられました。
仲間の女性の合格者も結構不整地小回りが安定していました。
中里の仲間は私を含めて男性が6名、女性が2名参加し、女性1名のみの合格。
男性の中には、事前講習で76点を出したにも拘わらず、大回りと総合滑降でそれぞれ一点ずつ合計で2点足らなかった人も。
その後、主任検定員を務めた小林平康 中里スキー学校代表が、わざわざ宿に来てくれて講評をしてくれました。
主任検定員としての総評の際にも言ってましたが「ジャッジは3人三採用で色々と価値観が違う」そうで。
全体的には大回りに比べて小回りの技術が低いとのこと。
講習検定時の私の大回りは77点を付けたこと、また検定当日の斜面は固かった(前の晩に硫安で固めた)ので、
板は4Starでは無く、SC Racingの方が点数が出た等、話をしてくださいました。
私自身としては、不整地小回りでコースアウトしてしまいましたが、仮にしてしなくてもせいぜい74点程度と思われ、コブの練習が
足りない事を切実に感じました。
整地小回りのみの合格点数で、これは自分でも納得が行くものでした。
やはりコブとポールの練習に励む必要が有るなぁ!と実感した次第です。
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のびたさんのテクニカルプライズ受検記 「リベンジ編」
(注)思い違いその他はご容赦下さい。
会場 舞子高原(舞子後楽園スキー場)
日付 2005年年3月12日(土)事前講習 3月13日(日)検定
主任検定員 田村正典
検定員 小野塚徹 杵渕孝弘
使用板 Volkl SuperSpeed 168cm
受検者数:不明(確か40名強) 合格者数:6名
テクニカルプライズ受検も3年目、3回目。
初回は一昨年の同時期、湯沢パーク会場。まだ不整地種目は小回りのみで全5種目。
お世話になっている中里スキー学校の小林(平康)代表が主任検定員を務めるからと言う理由で、
同じく中里スキー学校生徒仲間7名で受け、合格は女性二人の内の一人、7名中ただ一人。
2回目は舞子高原会場。
この時も事前にスキー学校で受検する旨申請の上、講習を受けました。
通常レッスンで申し込んだのですが、クラス別で生徒が私一人だったためなんと1対1。
プライベートレッスンを申し込んだ訳では無いのに、流石は平日の得でした。
閑話休題、この年から不整地種目が小回りに加えて大回りが加わりました。
6種目で合計結果は-3点。前回71点だった不整地小回りがどうにか完走出来、74点が出たのが最も嬉しかったです。
また同時に受検した仲間2名の内、1名が見事+1点で合格を果たしとても嬉しかったです。
自分自身に手ごたえを感じられたシーズンでした。
そして3回目(今回)の受験。
今回は講習で新しい感覚(谷回りを意識した滑り)を手に入れたことや、自分自身に非常に合う板(Volkl
SuperSpeed)に
巡り合えたことで、ある程度余裕を持って受験に臨むことができました。
可能であれば、お仲間と受検することが余裕に繋がると思います。
また過去に滑ったことの有るスキー場・コースで受検と言うことも余裕に繋がります。
(事前講習は検定と同じスキー場で受ける。既にシーズン中に受けていても再度受けることをお勧めいたします)
事前講習は約40名弱で行われた。
コースは後楽園ドルフィンコース。ここで全ての種目の検定が行われました。これも前年と同じ。
中級コースで、全長1,800m、最大斜度25度、平均20度。
長さは、200〜300mの距離と思われます。
また検定斜面は周りが山に囲まれているので見た感じの斜度は25度よりかなり急に感じます。
事前講習の日は和やかな天候でした。
事前講習では班分け・ローテーションは10名程度でした。
大回りが、小回り、不整地小回りをそれぞれ3〜4本滑りコメントをもらいました。
・大回りは谷回りをもっと意識すること
・整地小回りはある程度落差を稼ぐものが好評でした。
・不整地小回りは、前年同様完走するのがやっとなのですが、それでも少しは前年より余裕が持てていました(自画自賛)。
検定員からは「頑張りましょう!」と言うアドバイスだったと記憶しています。
3月13日検定当日は中里の宿を出る時は雨でしたが雪に変わり最終的には晴れました。
前年は大回り系の173cmの板と小回り系の163cmの2本を用意し、迷ったあげく結局小回り系の板一本で全種目を滑り、沈没。
今年は最初から168cmのSuperSpeed一本と割り切って臨みました。
(この板は非常に信頼置ける板でしたので検定にもこれ一本と決めていた次第です)
前日の事前講習よりは若干受検者が増え40名強で4つに班分け。
前日の講習からのビブ番24で、第2班。
第一種目:整地大回り
ドルフィンコース最上部から4〜6ターン。
谷回りを意識する為に振り幅を抑えた縦長のターンにしました。
滑り出しは左への斜滑降とし直ぐエッジを切り替えて谷回り、そして前ターンの終了で次のターンの終点を捉える視線を意識しました。
ビデオを見ると一応ある程度の谷回りは出た様です。
自己採点は74かなぁ?!75出るかなぁ!?
ビデオではこの種目を含めて結構腰高に写っています。
脚部をより自由に使うには、もう少し余裕を持った低い姿勢が良い様に思えます。
第二種目:整地小回り
元々好きな種目で、前回も76点出している。
他の受検者の滑りを見ると割りとワイパー的に振っていて雪質が硬そうでしたので、私はメリハリの強調を意識しました。
私の小回りは元々ずらしの滑りでありカービング要素では有りません。
斜度もあり、雪質が3月にしては硬いことも有りカービングは一切意識しませんでした。
また前に滑った受検者とは別のコース、誰も滑っていない、ドルフィンコース上部から見て左側を滑りました。
最初のターンで思ったより、雪質が硬く板が抜けましたが速度が無い段階でしたので持ち直しました。
前半は落差と振り幅を取り、後半の若干斜度が緩くなる辺りからはリズムを早くして細かめで滑り、メリハリを出せたと思います。
全くのテールコントロールで、テールを丸く回すことを意識しました。自己採点75点。
第三種目:総合滑降
総合滑降の動画←クリック
前年は急斜面から緩斜面への変わり目で板が抜けたので、それが無いことを意識。
ドルフィンコースの最上部からスタート。最初は大回り、その後リズム変化を2ターン入れ、最後に中回りに移行。
小回りからの中回りでは、速度が落ちているので、傾きを大きく取り、そのままゴール。
自己採点は74かなぁ?!75出るかなぁ!?と言うものでした。
第四種目:中回り
ドルフィンコースの急斜面を降りたモーグル練習バーン下の中・緩斜面。
前回は少しリズムを遅く大きめで74点でした。
今回の検定時は雪質も徐々に緩み、斜度が無いので減速してしまいそうな感じなので小気味良い滑りを意識しました。
結構気持ちよく滑ることが出来、自己採点75点。
第五種目:不整地小回り
ドルフィンコース上部から見て右側に事前講習時からコースを作りそこで検定。
ラインが4つほど有り。リズムの取り易い、しかし滑る人が多いのでえぐれているコースを選びました。
ローテーションで最終組となり、これもまたえぐれが多かった理由。
元々大の苦手なので前年同様完走して74点狙いの慎重な滑りでした。
ゴール前は、殆どコブが無かったのも幸いでした。テールずれずれのやっとこさの滑り。
自己採点、、、74点出るかなぁ!?
最終種目:不整地大回り
舞子会場の場合、朝一番は整地されたドルフィンコースで整地種目をこなした後、同じ斜面で不整地大回りの検定が行われました。
これも前年と同じ。ですから不整地と言ってもコブコブの中で大回りするのではなく、整地が荒れた感じの斜面。
前年に不整地大回りの動きを見せよう(縦ずし)を見せようとして75点と成功していたことと、前年より若干荒れ方が大きい様に
見えたので この時も縦ずらしを意識しました。
その分この時は谷回りが表現出来ずに終わってしまいました。
しかもビデオで見ると極端なズレが、それもテール寄りで発生しています。
でも自己採点は75点。強気でした。
さて、合格の自信は有りませんでしたが仲間2名と受検し、そして2名の応援も得られ楽しく滑ることが出来ました。
この時、受からなくても来年は受かると言う確かな手ごたえを感じました。
前年同様ホテルのレストランにて酒盛り!して発表の3時を待ちました。
新潟県連のプライズテスト発表は、合格者をそれも点数の高い順番で姓名を呼びます。
合格者6名の内5番目に呼ばれました。
感激して涙が出てしまいました。
結果
整地大回り | 75点 |
整地小回り | 76点 |
総合滑降 | 75点 |
中回り | 76点 |
不整地小回り | 74点 |
不整地大回り | 74点 |
合計 | 450点 |
不整地2種目の減点を整地2種目で埋め合わせた結果にて、検定員は良く見ているな!?と関心しました。
登録手続きの際、主任検定員から「50歳ですかぁ!?私に近いんだぁ!立派です」との言葉を頂き、
またまた感涙にむせいでしまいました、、、
その後は応援してくれた1名と再び酒盛り。
残念乍合格に至らなかった仲間2名と応援者の1名は滑っていましたが、我々は徹底的に酒盛り!!
冒頭に記述した初回の受検時は不整地小回りのコースを見てビビり、初日の講習検定で完走出来ず「もう帰ろう!」とまで
思った私が2年経った今ちょうど450点とは言え合格出来たことを何度も何度も感激しました。
スキーをしていて良かった!50になってもスキーは上手くなれるんだ!と喜びの中で酒盛りを続けました。
来年はあまり休みを取れないだろうと思い、約20日間の年次休暇は全て冬季に使い、結局ナイターだけの日も含めると
52日と言う滑走日数を得ました。
信頼出来る板と共に滑り込み、谷回りの意味が分かったこと。
そして最も親しい友人から最大限の応援を得たことで充実したシーズンとなり、且つ一つの目標であったテクニカルプライズを
得ることが出来ました。
小林(平康)代表を初めとする中里スキー学校の教師の皆さん、スキー仲間、友人、毎週毎週お世話になる宿である
「私の家 中屋」の皆さんに大いに感謝する次第です。
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○会場 ハンターマウンテン塩原スキー場
○日時 2008年3月30日
○受験者 32名 合格者 6名
○使用板 '07 ELAN demoSL 165cm
○前置き
四年前に2級、1級と続けて取得。その頃に比べ自分なりに少しは上達したのでは?と思い、
今年はテクニカルにチャレンジを決意!
3月初めに黒姫で受けるもマイナス4点。合格種目は不整地小回りと中回りのみで失意の帰宅。
4種目もダメとなると、今シーズン中の修正は無理だなと一度は諦めましが、
もうちょっと頑張れるんじゃないかと思い、再度チャレンジを決意(^^;
もうシーズンも終盤、プライズテストを実施しているスキー場も限られ
選択肢は多くありませんでしたが、たまたま近場のハンターマウンテンで実施されるので決定。
○3月29日 天候 晴れ
事前に電話で週末の検定実施の有無は確認しましたが、
その他はろくに調べもせずに土曜日早朝出発。
前回黒姫の終了証があるので別に受けなくてもいいんですが、
一応受けておいた方が良いかなぁと、事前講習の受付を探すがどこにも見当たらない!?
ちょっと聞いてみると、日曜日に1日でやるとのこと・・・(ーー;)
勝手に事前講習は前日にあると思い込んでいました。
今回クラウンを含め40人くらいだからいいけど、
黒姫の時の様に80人以上もいたらどうするんだろう??
まぁそんな訳で1人で練習に・・・。
今更1人で練習しても上達するわけもないのですが、
前回黒姫で指摘を受けた所を思い出し各種目を練習。
○3月30日 天候 晴れ
午前・事前講習
受付は7:30〜8:15
場所はスクールでは無く、センターハウスの2階の会議室?で行われます。
ちなみに合格発表もこちらです。
8:30からまずは開会式。
理事の挨拶があり「全員合格目指して頑張りましょう!」とのお言葉。
そりゃ無理だろとか思いながらも、ちょっと気合いが入る自分(^^;
主任検定員から整地種目でもかなり斜面があれてくる事が予想されますが、
そこでのミスはそのまま採点しますとのこと。
まぁ当然ですねぇ。
○講習開始
ブロック技術員の肩書きを持つ方が講習を担当。
講習と言っても検定で使用するコースの説明がメインで、
滑りに関しては軽いアドバイス程度に留まる。
あとは混んでいるので、衝突に気を付けて下さいとのこと。
前回のテククラの検定で、コースアウトして谷に落ちた人がいたとか!?
くれぐれも無理をしないようにと・・・。
・整地大回り
右ターンの時、外足を畳み込んでしまう時があるので気を付けるようにと。
切り替えの動きはいいのにもったいないそうです。
・整地中回り
全体的に悪くないけど、たまに上に抜けている時があるので気を付けるようにと。
検定時上に抜けている場合、まず点はでないとのこと。
・整地小回り
上下動が大きく出てしまうときがあるので気を付けるようにと。
もう少し膝を柔らかく使って滑った方が良いとか??
・フリー
混んでいるので止めましょう。
コースの案内はして貰ったが大丈夫だろうか・・・。
・不整地大回り
これも練習な〜し。
とは言っても整地大回りとフリーと同じ斜面を使用。
スタート地点がちょっと変わって、全体が見渡せない場所から始まります。
そして最終種目で一番荒れた状態で行われます。
・不整地小回り
もう昼前ですが、かなり固いです。
午後には緩むでしょうから、なるべくズレの少ない切れのあるターンを
と無茶な注文を。
ここでは2本ほどすべるが講師からのコメントは無し。
午後・検定
不整地小回りはエフ・ディー・アール(上部)を使用しますが
その他の種目は全てウォール・ストリートを使用します。
そしてウォール・ストリートは検定中全面クローズです。
○13:00ウォールストリート上部に集合いよいよ検定開始。
・整地大回り ウォール・ストリート 上部
ターン後半引っ張ってしまう傾向があるので、早めに上体を落とし込み縦めに滑り
スピード感をアピールするつもりだったのですが、
結構ザクザクの雪質だったので、今ひとつスピードが乗りきらなったか?
自己採点74点くらいか?
・整地小回り ウォール・ストリート 上部
とにかく雪質が悪かったのでリスクの多い滑りはさけたいところ。
落差とスペースを使い、丸い弧が描けるように気を付けました。
ちょっとスピードが控えめで消極的な滑りになったか!?
自己採点 74点かなぁ。73は勘弁して。
・整地中回り ウォール・ストリート 下部
この種目は前回合格点が出ていたので割と余裕を持って滑れました。
雪が柔らかかったので、あまり踏みすぎないよう注意し、
リズムのよいターンを心がけました。
自己採点 75点
・フリー滑降 ウォール・ストリート 上部 〜下部
大回りと同じ斜面を使用。スタート位置は同じですが、ゴール地点はだいぶ下がります。
この種目と不整地大回りは中間部のクニックの脇でジャッジします。
やはりポイントはこのクニックの処理になるか?
大回りでスタートしクニック手前で中回りを入れ、谷回りがクニックを越えたところに
合わせられるよう滑りました。 その後大回りでフィニッシュ。
あと、とにかくグサ雪でスピードが乗らない状態だったので、後半の緩斜面で失速しないように注意しました。
この種目はまずまず自分の思い通りの滑りが出来たのでは?
自己採点 75点
・不整地小回り エフ・ディー・アール 上部
事前講習中講師が言った通りかなり緩んだようですが、おかげですくすくと育ってしまいました(>_<)
まぁ最近コブは調子が良かったので、自己採点マイナス2〜3点を取り戻すべく思いっきり行きました。
きれいなラインだったので、3本あるうち一番深いところをチョイス。
最初は横のスペースを利用したバンク系の滑りで、
中盤から縦めに一気にゴールエリアめがけて滑りました。
スピード、ターン弧、構成、自分的には会心の滑り。出るかプラ2!!(^^;
自己採点 合格点は間違いなし! さすがにプラ2は無理でしょうけど、76欲しいなぁ。
・不整地大回り ウォール・ストリート 上部 〜下部
やはり最終種目と言うことでかなり荒れていました。
とは言え、前回黒姫の完全なコブ斜面と比べればかなり易しいかな?
練習では全く滑って無いところからのスタート。
ゴール地点はフリーと同じなので、フリーの時と同じようにクニックを越えたところに
谷回りを合わせられる様に滑りました。
ただちょっと油断したのか、何度かギャップを吸収しきれずバランスを崩してしまったのが悔やまれます。
自己採点 74点でしょうきっと。
○結果
人数が少なかったので検定終了は3時過ぎ。結果発表は4時から。
手応えがあったのは中回りと不整地小回りのみ、やはり今回もダメだろうから結果を聞かず帰りたいくらいでした。
主任検定が合格証を持って入ってきました。かなりの枚数の模様。
ゼッケン順なんでしょうけど、名前で呼ばれているのでどこまで行ったのか全く分かりません。
そんな中、なぜか自分の名を呼ぶ声が、同姓同名がいるんじゃないかと回りを見回すが誰も立ち上がらない?
えっ、自分なの??
拍手の中、訳分からず立ち上がって前に行くと自分の名前が書いてある合格証を手渡されました。
なんと合格!!
こんな状態で合格してしまっていいのかと思いながらも、やっぱり嬉しかったです。
帰り際主任検定員と握手をし「来年クラウン待ってます」と言われた時には
ほんのちょっとだけ(^^;クラウンへの熱い思いが湧いてきそうになりましたが、
自分は「堅気」(笑)なので目指しません。つっか無理です。
○点数
整地大回り 75.0
整地小回り 75.0
整地中回り 75.0
フリー 75.0
不整地小回り 76.0
不整地大回り 74.0
合計 450.0
○総評として主任検定員から
全体的に荒れたバーンの中、ギャップや雪質に左右されずきれいに弧が描けている人に点数を出したとか。
あとコブ斜面への対応度が今ひとつだったので、コブ斜面を練習してきて下さいとの事でした。
余談ですが、不整地小回りで合格点が出ていたのは自分だけでした(^^)v
○終わってみて
ハンターマウンテンは比較的バーン設定が易しい部類に入るのでは無いでしょうか。
不整地小回り以外コースを完全クローズしてくれるのも良いですね。
板2本使いと1本使いとで、差が出にくいコースの様な気がします。
他でもあるのかもしれませんが、事前講習も含め1日で済むので忙しい方にはお勧めですね。
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とみぃさんのテクニカル受験記
○会場 グランディ羽鳥湖スキーリゾート
○日付 事前講習:2010年2月13日 検定:2月14日
○使用板 Blizzard G-Force Super Sonic 167cm
○受検者数/合格者数 13名/3名
/前段/
03-04シーズンに2級、05-06シーズンに1級を取得、ぽぺー選手を始め、周囲の基礎スキーヤーが
テクニカルプライズを目指していたこともあり、1級を取った年からテク受験を開始!…をしたのはいいのですが、
初年度の岩鞍で整地小回り69点(!)を叩き出したのをはじめ、惨敗に惨敗を重ね、5回受験したうち合格点が
出たのは好きで得意なコブで一回だけ…。
一級受かった当初はコブが全く滑れず、「課題はコブだ!」などと勇んでコブを滑りまくり、そしてコブは得意に
なったのですが、肝心の整地の滑りが一向に改善せず(^-^;;
/今回受験へ/
昨シーズン後半くらいから外足への乗り方がなんとなくわかってきて大回りに開眼。
昨年の試乗会では苦手な小回りを補ってくれる板に出会い、さらにはレッスンで習った内向を使う小回りが
身体のクセにマッチ、徐々に滑りは改善。昨シーズン予選落ちだった県技術選でも薄氷の準決勝進出ができました。
準決勝では20人抜き(D.S.込み参考記録)に成功と、なんだか調子上がってきました。
そんななか、いつも一緒に滑ってるなびさんから羽鳥湖でのテク検定に誘われ受験してきたのが今回の受験記です。
/事前講習/
羽鳥湖スキーリゾートのプライズ検定は、テクニカルのみ開催。
事前講習は2通りあります。
@土曜日の午前午後に2時間ずつ受ける方法
A日曜日の午前中に4時間受ける方法
そして検定は日曜日午後に行われます。
僕たちは当日午前中の悪あがきを目指して検定前日に事前講習を受講。
検定バーンはそう広くないので、大回り専用の板は使用せず、SUPER SONIC一本で受験しました。
天気は晴れ。雪質は固くもなく重くもない、非常に滑りやすい雪。
事前講習はスクールの校長先生が担当。
「そんな暗い表情しないでください、プライズ検定は次回もありますから♪」
などと冗談を飛ばしながら、リラックスさせてくださいます(^-^;
明日の主任検定員も校長先生とのこと、色々と滑りのパターンを試しながら、コメントを貰いました。
コメントには、ストックワークなどの意識をすれば当日修正できそうなものから、大回りの内足が軽い件などの
やや致命的なものまで盛りだくさんのコメントをいただき、かなりブルーに。
受験断念も考えましたが、講習後の自主練習でなびさんの指導によりポジションの狂いを修正。
動画を撮ってもらい見てみたところ、そう悪くないので、試しに受けてみることにしました。
/検定/
天気は晴れ。雪質は引き続き良好。朝はゆっくりオリンピックを見て、ゲレンデへ。
午前中は自主練。昨日修正したポジションの効果か、板がよく動きます。
気分よく受験へ。以下受験順にレポートします。
○整地小回り(実施コース:トランペット)
苦手種目。
事前講習でストックを突くこと、突くとき右手を下げないことを指摘されていたのでこの点を意識しつつ、
板の回転力を殺さないように、内力を使いすぎない意識で滑りました。
が、スタートで丁寧に出すぎて、はじめ酷く遅い滑りに。
二ターンくらいしてから加速を開始するが…やっちまった感が強くこの時点で気分は再び真っ青に。
自己採点73点。
○整地大回り (実施コース:トランペット)
得意種目。最近切り替え時に板の走りに負けてポジションが後ろに行き過ぎるので、尻をビンディングの
踵までにとどめる点を意識して滑りました。
これはいいでしょう。 希望的観測で自己採点75点!
○フリー(実施コース:トランペット)
整地大回り、整地小回りと同じバーンですが、ゴール地点を下げて実施。
今シーズン二回しか滑ってない種目ですが(初回:県技術選準決勝、二回目: 昨日の事前講習)
…スピードを繋ぐ意識を強くもち、ひたすら板を走らせに行きました。
変化は斜度の変化(急→緩)に合わせて、大(横幅大き目)→中→大(縦目)。練習より上手く行きました。
…が小回りの失敗を引きずっていて気分が盛り上がりません。
これも希望的観測で自己採点75点!と思わないと帰りたくなります(涙)
○不整地小回り (実施コース:スクランブルB)
コブは自分の中では得意種目なのですがコブがない斜面での実施…。
アイスバーンの上にモサモサが積もった斜面で実施。
昨日の事前講習でコブがあるのと同じ滑り方で縦目に滑ったところそれでよし、とのこと。
本番も同じパターンで。
足場のしっかり感とスピードを出せたように感じ満足。
「それでよし」と同じ滑りを出せたので自己採点75点!(笑)
○不整地大回り (実施コース:スクランブルB)
不整地小回りと同じ斜面で実施。
途中の斜度変化の使い方がキーになるような説明が事前講習であったのでターンする地点を
事前に考えておきました。
外足にしっかり乗り込み、モサモサデコボコの中をかなり整地に近いパターンで滑りました。
事前講習でスピード出して欲しそうだったので、漕いで出て縦目に。
ポジションがぶれたりすることもなく、狙い通りに滑れました。これは自信をもって自己採点75点。
…以上で終了しましたが、自己採点は希望的観測込みでも2点落ち不合格。
事前講習も丁寧だったし斜面や体調も良好。
言い訳できない状況ですし、毎年受けちゃダメを繰り返しているので県技術選でもっと成績が上がるとか、
何かいいことがあるまで受験は辞めようと決意を固めながら、道具を片付け発表会場へ。
/発表/
用意されたバッジは3つ。
一瞬期待!慌ててそんな気持ちを打ち消す。
…ところが、合格者として呼ばれてしまいました。 頭真っ白。
得点は全種目合格ギリギリの75点。
発表後、個人評をくれました。
・フリーと不整地大回りはよかった。
・小回りは初め消極的に見え、途中からよくなった。
・是非はじめから積極的に滑る意識を持って下さい。
やはり失敗は見抜かれていました(^-^;;
/最後に/
薄氷の合格。
自己採点では不合格でしたし、多分に運によるものが大きい気がしますが敢えて勝因を挙げるとすると・・・。
・色々悩んだり試したりした結果、外足の使い方を改善したり、自分で考えて滑りを組み立てられるようになった。
・事前講習で検定員の方の採点基準をよく聞き、それに合わせて滑りを組み立てられたこと。
・草技術選や県予選で場馴れして、あまり緊張しなかったこと
・技量に合った板に出会えたこと
でしょうか…。
今回は合格できましたが、今の技量では10回テク受けたら8回か9回は落ちる自信(笑)がありますし、
まだまだ駆け出し。勘違いせずに悪い癖を潰して、真のテクニカルに近づけるように楽しく努力していきたいと思います。
skijamには、板選びから技術面に至るまで、2級受験時(旧ハンドルネーム:富岡)から随分参考にさせていただきました。
今後ともお世話になります。宜しくお願いします!
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ぽぺーさんのテクニカル受験記
○会場 グランディ羽鳥湖スキーリゾート
○日付 事前講習:2010年3月06日 検定:3月07日
○使用板:09-10 Hart C9.2 VF-S + Look P15 165cm R=12.9
○受検者数/合格者数 19名/4名
○天気:曇り/霧/雪
○雪質:固めの締まった雪、一部ガリガリ
○検定バーン トランペット/スクランブルB
○自身のスタイル:低速系ヘタレスキーヤーで、大回りは苦手でほとんどやらず。
レッスンなどはほとんど受けて来ていません。試乗マニア、DOM!
★☆前段☆★
1級を取得したのが、平成16年3月28日・・・。
最弱の名をほしいままにした2級ならびに1級を取得してからかなりの年月が経ちましたが、
その後絶不調に陥り、打開策を求めて準指導員を受けてみたりしたが結果は惨敗。
もがいてもあがいても脱出できないシーズンを長く過ごし、今回に至ります。
取得までに非常に長い時間がかかっていますが、絶不調期もとても長いです(^^;
そして、文章も長いです(爆)
03-04(H15-16):岩鞍で1級まであと少しだが、年内の検定に間に合わず他スキー場で1級を取得。
04-05(H16-17):プライズの記念受験をして級別との違いを知った年。
05-06(H17-18):小回り、中回りの2種目は合格点が出たが大回り系はイマイチ。
06-07(H18-19):ありえないほどの絶不調に陥り、全ての滑りが全く駄目。原因不明。
07-08(H19-20):打開策を求め準指導員受けるも惨敗、プライズも前回受検を下回り最低状況は続く。
08-09(H20-21):検定などを考えず、楽しみながらのシーズン、試乗会で現在使用している板に出会う。
:コブは相変わらずイマイチ。大回りはシーズン最後に少しだけましに。
09-10(H21-22):悩んだ挙句にC9.2VF-Sを購入し、板とのマッチングが比較的良い方向に進む。
:大回り系が苦手のままだが技選選にエントリーして大会に参加することで荒療治。
これでなんとか大回りも見せられるように。
:また仲間内からそろそろ受けてみたら?と言われたことも後押しなる。
:受検を検討中にスキー仲間の「ナビさん」がテクニカルを受けるということで同行して受検することにする。
★☆事前講習☆★
現地にて検定前日に事前講習を受けるべく講習申し込みをしたが、集合に遅刻する醜態をさらす。
そんな自分にスクールの校長先生から温かい言葉をいただき講習へと合流(^^;
「せめて、本番では遅れないように」とのことです(^^;
講習は先にここで合格した「とみぃ氏」から聞いたとおり、非常に丁寧でためになる内容でした。
種目毎の注意事項と斜面の攻略方法を聞くことができ、明日への課題も明確にすることができた。
以下の点が指摘事項。(括弧内部は自分の意識)
・スピード
プライズは級別と同じスピードでは話にならない。全てにおいてスピードを出して勢いを見せる。
(斜面状況を読んでスピードの配分をし、ターン構成などを考える)
・構え
広くして、視界に手が見えるようにする。
(自覚しているが構えが狭く、ストックワークは最悪なので広めに持つ)
・小回り(ナチュラル)
出だしの左右差が大きい。右足のエッジングが急である。
(右足は動かさずに落下させる・・・これは自覚あり&高木インチキからも指摘を受けている点)
・大回り(ナチュラル)
左外足時に左肩が開く。
(外向になっているので遅れないように)
・総滑(ナチュラル)
スピードを出して、勢いを見せること。
(コース3分の1程度を漕いで縦に攻める+ゴールまでが斜めに滑ることになるのを意識)
・小回り(不整地)
右足が強すぎる。そして足を意識するとストックの構えがおかしくなる。
(腕は広め、右足は回さずに落下を待つこと)
・大回り(不整地)
身体の動きが無くなりターンサイズが小さくなる。両足同時操作を意識すると良くなる。
(コース幅を使って、両足同時操作でを意識)
こうして事前講習を受けてみるといつも言われていることが出てしまっているし、毎度指摘
されていることだと実感。癖はなかなか治るものではない…。
以下は自分のオマケ意識です。演技の終わらせ方について意識をしてみました。
検定では停止エリアの前で演技を止める人や通り抜けてしまう人が見受けられますが「停止までを演技」
と考えてイメージをつくると良いようにも思えます。
・停止(全種目)
ski jamの動画にあるクラウンプライズ前走、大谷デモの真似をしてビシっと止まることにした。
停止はあまり見られてないが、板の停止直後に親の敵のようにストックを突くのがポイント(笑)
ザッ!(板を横向けて停止) ダンッ!!(ストックを突く) イメージ。
地味で効果あるか不明だが、決まると「停止したぞっ!」というアピールをすることに(爆)
ちなみに暴走すると出来ないことなので、暴走を防ぐためにも使える??
★☆事前講習後☆★
検定バーンを使用して動画を撮影して確認したが、スピードが足りなさ過ぎる。
リフト終了まで指摘事項と検定バーンの攻略を考えて滑っていたら本当にリフトが終了してしまい、
最後は一部区間をハイクアップすることになった(爆)
そして、夕方、食事前、食後、寝る前と動画と注意事項を確認し検定に備えた。
★☆検定当日☆★
当日は前日より気温が下がって雪質は硬めに変化しましたが、板のグリップは非常に良くなり、
何も考えなくても足元感はしっかりしてバッチリ!!(^^)/
検定は午後からなので午前中は復習と練習に勤しみ、今回は遅刻しないで集合場所へ(笑)
13時からいよいよ検定開始。
滑走前には緊張からかskijamながらの馬鹿なポーズをしたりして、周りにいる人たちからは逆に緊張感の無い失礼な
受検生と映ったかも知れない。 すいません。
そんな中、サポートの人も様々なポージングで応えてくれたため非常にリラックスした状態で挑むことが出来た。
あとから聞いた話では、同行してくれたサポートの人の方が緊張していたようである(^^;
そんな中、検定開始!
○整地小回り(実施コース:トランペット)
甘く見てくれれば可もなく不可もないが、自分としては滑りながらスピードが足りず、腰が高くイマイチ感のある滑り。
とりあえず最後の停止を決めることは忘れなかった(笑) ゴールエリアでビシッと停止!
自己採点は74。
実際の検定動画 3gpファイル
○整地大回り(実施コース:トランペット)
縦目に板を走らせたところ、普段の悪い癖があまり出ず比較的良好に演技終了と思っていたが、
あとで動画を見るとターン数が多すぎて4ターン目標が6ターンになっていた。
この種目もとにかくゴールエリアで、ビシッと停止!!
自己採点は75。
実際の検定動画 3gpファイル
○フリー(実施コース:トランペット)
横向きに滑ると減速するのは昨日の時点で確認済なので縦目に滑り、昨日よりスピードを上げた。
リズム変化を想定していた場所にボーダーが来たが、それをきっかけにリズム変化を入れた。
この種目は停止しなくてもいいと言われたが、この種目もビシッと停止!
総滑は今シーズンは事前講習で滑ったのみで練習してない割にはそこそこだったと思う。
サポートで来ていた、「とみぃ氏」からは「迫力があって良かった」との評価。
自己採点で75。
実際の検定動画 3gpファイル
○不整地小回り(実施コース:スクランブルB)
コブではなく縦長の荒地だったが、斜度が緩いためコース3分の1程度を漕いでスピードを上げる。
とにかく足元が荒れても慌てずに、同じリズムを刻んで滑るようにした。
ここにもボーダーが現れるも回避して、ビシッと停止。
自己採点75点。
実際の検定動画 3gpファイル
○不整地大回り(実施コース:スクランブルB)
ここでアクシデント発生(笑)
なんと、私の滑る直前に通信に使用していたトランシーバーの電池がなくなってしまったようである。
検定員の方が携帯電話で連絡を取り、手で合図をしてのスタートになった。
待たされたことで多少集中が切れたような感じがするけど、気合を入れなおしてスタート。
小さくなってしまった感じがあるのが気になったが、最終種目も無事に滑り終えた。
自己採点74点。
実際の検定動画 3gpファイル
以上、で全種目で終了。
発表までの間に動画を確認したところ、良くて五分五分という感じの印象を持った。
そして、今回はなぜか大回り系の種目の方が滑りが良く滑れているような気がした。
非常に良い事前講習だし楽しみながらの滑走が出来たので、開き直って発表を待つ。
★☆発表☆★
合格者4名という発表があり、先に「ナビさん」の合格証が見えてしまっていた(笑)
そのため、「ナビさん」の他に3名ということになる。
1番、2番目が呼ばれ、残りの1人が自分になるか緊張していたところ、無事に名前を呼ばれました。
結果として全種目75点で、ホッと一息。
サポートの人が見ていて気付いたのは「事前講習での指摘内容を修正し、より速いスピードで滑った人」が合格したとのことです。
★☆講評☆★
検定員は個人毎に丁寧にメモを取っており、発表後に3名の検定員から講評を頂いた。
主な指摘は以下の通り。
・ストックワークが全般的にかっこ悪いので、注意して練習すること。
・総滑などはさらにスピードを上げること。
・不整地大回りはターン弧が小さくなっている、大回りという種目を考えて滑ること。
また、細かな技術的な点を除くと、以下の点が大事だと思った。
・自分でターン構成などを考えながら流れのあるスピーディーな演技すること。
・減速&ミスは命取りなのでバッチリ決めること。
・余裕をもって演技できるように、事前に検定斜面やそれに似たところを滑り込むこと。
・ネガをつぶしておくこと。
★☆所感☆★
このスクールの先生は、事前講習でも楽しく効果的に自身の欠点や修正すべき方向、斜面の
攻略法などを説明してくれるため、「自分で考えて滑ること」や「修正すべき内容」が理解しやすかったです。
また、検定の際は、受検生一人一人に対して丁寧にメモを取っており、検定後に細かい講評をくれるため、
合否に関わらずに次に繋がる内容が分かり非常に良いと思います。
(以前ほかのスキー場で受けた限り、こうした丁寧な内容を教えてくれるところは無かった)
以前はテクニカルは永久に取得できないと思っていましたが、合格することができました。
しかし、また受けて来いといわれるとおそらく合格しない可能性が高いのが現状です(^^;
合格率は高いように見えますが、先生方がしっかりと見てくれた中での合格なので納得です。
しかしながら「これで合格でいいの?」という疑問もあるので、結果に満足せず頂いた講評を
意識して、さらなるレベルアップを目指したいと思います。
1級からテクニカルを受けるにあたり何が必要か?という疑問を持つ人が多いと思いますが、
検定の種目も同じであるように、滑りの速度と質を高めていくことだと思います。
私のようにスクール等で習わないタイプの人が合格に近づくためには、動画を撮影する機会を増やして
「感覚と実際の相違」や「自分の滑っている様子」を常に意識出来るようにすることが非常に大きかったと思います。
多くの友人や仲間と滑ることで滑走スピード、落差、ターン弧、滑走距離といったいろいろな人の滑りを学ぶ事が出来て、
それを引き出しとしていく・・・そうした積み重ねをすることで、いずれ合格することが出来ると思います。
★☆最後に☆★
一緒に受けた「ナビさん」おめでとうございます。一緒に合格できて良かったです!
そして、サポートしてくれた「とみぃ氏」、「SAU愛人edさん」ありがとうございました。
また、「管理人さん」や「インチキラクター」には、シーズン中のワンポイントアドバイスや滑りのチェックをしてもらったことで
滑りの幅が広がりました。あらためて感謝いたします。
あまり習う機会の無い私が無事に合格できたのもski jamの皆様と一緒に滑ることが多かったお陰だと思います。
今後とも、よろしくお願いします。
★☆後日談☆★
検定終了後、普段寒さをあまり感じない私が寒気を感じていました。
緊張感が抜けたため、体調が悪化してしまったようで熱が出かかっていたようです。
お約束ごとですが、熱が出て会社を休むことになりました(^^;
さらに滑り方も忘れてしまい、その後の草大会などではどのように滑っていいのかわからない状態になりました。
皆様も検定などの緊張感の後には、気が抜けて体調を崩したり滑りを忘れることが無いように(爆)
非常に長い文章になりましたが、これから受検される方の参考になれば幸いです。
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ケンケンさんのテクニカル受験記
○会場 十和田湖温泉スキー場
○日付 事前講習:2012年2月25日 検定:2月26日
○使用板 ブリザードスーパーソニック 167cm
○受検者数/合格者数 5名/2名
/前段/
02-03シーズンに2級、04-05シーズンに1級を取得、05-06シーズンに新潟県連でのテク初受験で74オール。
これで勘違いして滑走日数を増やせば受かると勘違いし、闇雲に滑りまくるも雪山仲間の半分がボーダーで、
ゲレンデにいるより宿や食堂で飲んでる時間の方が長いという自称上級者のレジャースキーヤーでした。
初受験での74オールに気を良くして無策に年3回テクニカル検定に挑んでました。
そんななか09-10シーズンにスキー仲間の1人が一緒に受けたテクニカルに合格。
同じ位の技量と思ってた友人が合格し、自分は不整地大回りのみ75で残りが74…。
これでスキーに対する意識が完全に変わりました。
/今回受験へ/
一昨年までオガサカのKS−AMを使用しててレッスンやコブには凄くいいけど、堅いバーンやハイスピードに
弱いことが気になっていました。
そんな折、このサイトでスーパーソニックという板の存在を知りました。
去年からスーパーソニックに履き替えましたが、結構ビュンビュンなのになぜかコブでも発射しないという不思議な板。
また、びっくりするくらい軽快なのに安定感もあって、ある意味ズルイ板です。
後、戸隠スキー学校に出会ったのも去年。ここで習ったことは目から鱗の連続でした。
これまでの75点は全てマグレだったと発覚。
テククラが大勢いる熱心なスキークラブに入ってない一般スキーヤ―がテクを目指すには
最適のスキー学校かと思います。
この2年間で12日レッスンを受けましたが、大回り系が自信を持って75点を出せるようになったのは
戸隠スキー学校のおかげです。
/事前講習/
去年までは常時受け付けしている戸隠スキー学校で受講していたのですが、今回は受験地のスキー学校で受講。
スキー場のゲレンデ構成は圧雪中斜面がメインで気持ちいいものの、コースが二つしかないのでフリースキーだと
飽きるだろうという消極的な理由で検定実施校の事前講習を受講しました。
講習内容は検定斜面を実戦的に滑るだけではなく、フェースコントロールや谷回りの原則的な運動など、
デモキャンプでやるような内容も教えて頂き大変有意義でした。
検定用のコブができていなかったので、ショートポールをはってコブ作りもしました。
受講者がテク1人、クラ1人と2人しかいなかったので、プライベートレッスン状態だったのもよかったです。
/検定/
天気は晴れ。雪質は良好。9時のゲレンデオープンから検定開始の10時まで昨日作ったコブを滑りこみます。
このせいで雪が掘れすぎて後々大変なことに。
ただ、最終的にはこの滑りこみが効を奏することになります。
○整地大回り(実施コース:カモシカコース 第一リフト降りてすぐの中急斜面)
得意種目。検定斜面は20度〜25度位の中急斜面。
プライズの検定バーンとしては かなり甘い斜面だと思います。
午前中の気持ちのいい圧雪バーンで、助走をつけ思い切り滑りました。
事前講習ではニュートラルの作り方を褒められたので自信をもって滑走しました。
自己採点は75、よくて76。結果は75。
○フリー(実施コース:カモシカコース下部の中急斜面)
得意種目。やや片斜面の20度〜25度位の中急斜面。作戦は大回りだとターン孤が小さくなりがちな
片斜面の登り部分を利用して中回りに入る大→中→大のリズム変化。これが上手く決まりました。
事前講習で検定斜面が分かってたので、作戦を練れたのがよかったです。
自己採点は75、よくて76。結果は75。
○整地小回り (実施コース:カモシカコース 第一リフト降りてすぐの中急斜面)
苦手種目。1級の翌年に受験した時は74点が出てすぐ合格点でるだろうと余裕こいてたら、その後
7年間一度も75点を出したことがありません。
なのに今シーズン、レッスン以外で意識的に滑ったのが2日位…。開き治って無謀にも漕いでスタートしました。
これが意外に上手くきまりミスなく完走。
今年一番の小回りが出ましたが、苦手種目なので自己採点は74か75。
しかし、リフト上で動画を見るとミスはないものの腰高でスピードも迫力もない滑りでヘコむ…。
自分で動画を採点すると74点ですが、これが奇跡的に75点!
○昼休み
不整地大回りするにも検定バーンが荒れていないという理由で、約1時間の昼休みが入りました。
自分は20分ほど休憩して、残り時間を不整地小回り用のコブの練習にあてましたがここで予想外の展開になりました。
ポールを貼って作ったコブはゆったりリズムの浅い溝コブだったのが、掘れて堅い所が出てきてアイスコブ化。
朝練習したときは簡単だったのに発射してしまいました。
何本か滑る内にゆっくり滑れば完走はできることは分かりましたが……。
○不整地大回り(実施コース:カモシカコース下部の中急斜面)
荒れ地程度の場合は大得意種目でコブ斜面でやるときは大苦手種目。
検定バーンはフリーと同じ斜面ですが、気温が上がって春雪状態のちょい荒れ斜面でもっとも得意とする斜面状況。
ザク雪でスピードが落ちないように縦長の大回りで攻め込みました。
会心の出来で自己採点は76。結果は76。
過去の受験でも不整地大回りはコブ斜面でやるか荒れ地でやるかで72点も76点も出したことがあります。
下調べが重要な種目ですね。
○不整地小回り (実施コース:カモシカコース 第一リフト降りてすぐの中急斜面)
超苦手種目。プライズ受験者としてはならないことですが、自分的に滑れるコブと滑れないコブがはっきりあります。
深い溝コブ、間隔の狭いコブ、堅いコブは全くダメで、今回は堅い溝コブだけど間隔が広くて浅いコブ。
なんともいえない状況でした。
昼休みの練習で攻めると破綻することが分かってので、安全重視で滑走。
しかし、堅いのでどんどん加速。アイスバーンのせいでスピードが出てしまったが予習のおかげで想定内。
なんとか完走。自己採点は希望的観測で74〜75。結果は75。
ジャッジは難斜面と判断してくれたようで、完走者は合格点が出たようです。
自分はコブが苦手なので、甘い斜面でも孤を描くとか縦に攻めるとか見せる滑りができないんですが、
「難斜面をミスなく完走なら合格点」という状況に本当に助けられました。
/発表/
バッジと合格証が一つもない!
全員不合格だったのか!?
…ところが、合格者として呼ばれてしまいました。
お気楽受験だったけど20回位落ちてるだけに目頭にアツイものが…。合格証は自宅への後送となるそうです。
得点は不整地大回りが76で残りが75、合計376点で加点での合格でした。
発表後、校長先生が個人評をくれました。
・整地大回りでの内倒が気になった。
・整地大回りから不整地大回りの間で上手くなったね、何があったの?
後で動画を見て思ったんですが、大回りは傾きを意識してムリヤリ内脚を畳んで体を倒すより、
縦目に滑ってスピードに任せて自然に傾きが出る滑りがいいようです。
なんか最後に勉強になりました。
/最後に/
小回りとコブに不安を抱えたままの合格。
大回りはともかく小回りとコブは全然テクレベルでないと自覚しています。
シーズン中盤に合格できたので、
春スキーはコブを得意種目にする位滑りこみたいと思います。
よく言われることですが、合格してもまだまだだなぁというのが実感。
こういうのってクラウンに合格しても思うんでしょうかね(笑)
skijamさんには板選びから技術面に至るまで参考にさせていただきました。
ありがとうございました!
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目指せクラウンさんのテクニカル受験記
○会場 高鷲スノーパーク
○日付 事前講習:2012年3月17日 検定:3月18日
○使用板 ブリザードスーパーソニック 167cm
○受検者数/合格者数 14名/2名
/前段/
完全なるレジャースキーヤーの自分だったが、93-94シーズンに受かるだろうと思って受けた2級に不合格。
その後発奮して滑りまくり、94-95シーズンに2級、95-96シーズンに1級を取得。(いずれも赤倉)
そこまでは順調なスキー人生だったが、その後カービングスキーと格闘しつつ数年おきにテクニカルを4度受験。
昨シーズン、4度目の受験でようやくあと2点差で合格というところまで迫り
来シーズンこそはと合格を誓い今回の受験に到る。
/事前講習/
事前講習は土砂降りの雨。こんな雨の中でのスキーは人生初で、グローブは絞れるほどに濡れ(Gore-Texなのに)
パンツまでびしょびしょになった。(ウェアもGore-Texなのに)
検定バーン(整地種目:エキサイティングB、不整地種目:テクニカルコース)に検定員が立ち、いずれか自分の好きなコースを滑り
コメント、アドバイスをもらうという形の事前講習。
指摘されたのは、不整地大回りで、「右回りが淡白すぎる。もっとじっくり左外足に乗ってくるように」と、
不整地小回りで、「テールでずらしすぎているので、もっとターン弧を意識して縦に攻めろ」と、
フリーで、「めりはりのあるリズム変化をつけろ」の3点。
とにかく体が濡れて寒く、修行僧になった気持ちだった。
その後ウェアなど乾かすのも大変だった。
/検定/
天気はくもり。雪質は雨を含んで重かったが、滑りにくくは無い感じ。
不整地大回りの検定バーンが、エキスパートコースに変更。(前日からの雨でバーン状況が悪く危険と判断されたため)
○整地大回り(実施コース:エキサイティングB)
どちらかというと得意種目。検定斜面は20度〜30度位の中急斜面。
プライズの検定バーンとしては 難しくない斜面。
意識したことは、滑らかに早い段階から切り替えること(常に面の角度を変えていくイメージ)とスピード、積極性と安定感。
事前講習でも悪くないコメントだったので自信を持って滑る。
自己採点は75。結果は75。
○整地小回り(実施コース:エキサイティングB)
どちらかというと不得意種目だが、事前講習でもまあまあのコメントだったので、いけるかなと。
上体の角度を一定にし、切り替えでの積極的な重心移動を意識して、一定のターン弧、スピードで滑る。
スピードと安定感も意識。
自己採点は75。結果は75。
○フリー (実施コース:エキサイティングB)
苦手意識は無いが、昨シーズン落とした種目(74点)で、事前講習でもリズム変化のめりはりがもっと欲しいとの
コメントだったので、リズム変化をどう入れるか、最後まで悩んだ種目。
想定では大回りで4ターン後、少しリズムの早い中回りを3ターンほど入れて、スピードを落とさず大回りで締めるというもの。
滑り出してから、ふと事前講習で、「どこでもリズム変化を入れることができることをアピールして欲しい」というコメントを
思い出し、ではと終盤で二度目のリズムの早い中回りを入れ、最後 大回りで締める。
自己採点は75。結果は75。
○不整地大回り(実施コース:エキスパートコース)
斜面の難易度はそれほど高くなく、検定斜面は荒れ気味の20度〜30度位の中急斜面。
本来の検定バーンだったテクニカルコースと比較し、難易度は下がった中、受験者は比較的安全に滑っていたので
自分は大きめのターン弧で、安定した中でスピード感を出すことを意識。
自己採点は75。結果は75。
○不整地小回り (実施コース:テクニカルコース)
昨シーズンまで最も苦手としていた種目で、前回は転倒寸前で、落とした種目(74点)。
バーンは正統派のコブ急斜面で難易度は高め。
昨シーズン受験後の総評でも、「テクニカルコースのコブ攻略なくして、合格無し!」とのコメントもあったことから、
今シーズンは、重点的にコブを滑り込むことでポジションが改善し、苦手意識はなくなる。
事前講習でずぶぬれになりながら滑り込んだ攻めの滑りをイメージし、板を縦に落としつつターン弧を
描くことを意識しとにかく攻めた。
自分としては会心の滑りで、前走のイントラからも滑走直後に、「良く攻めたね。あれだけ攻められればいいよ」とのコメント。
自己採点は75。結果は75。
/発表/
「合格者を発表します。合格者はゼッケン6番の目指せクラウンさん」と呼ばれ、ほっとする。
1級合格から15年かかっての合格だったので、感涙にむせぶかと思いきや、結構冷静で、校長ともう一人の合格者と握手。
目指すはクラウンなので、ようやくスタート地点に立てたという感じだった。
検定員からは以下のコメントをいただく。
検定員1:「不得意種目が無く、全ての種目にバランスが取れている珍しい受験者。
しかし、可も無く不可も無い滑りとも言える。もっとめりはりをつけた滑りをしてほしい。」
検定員2:「クラウン合格には積極性と滑らかさを追求して欲しい」
/最後に/
合格の理由は以下にあると思う。
1.苦手種目の攻略 → ライバルの息子(小6)とコブを滑りまくり、毎回ビデオを撮り合い、自分のイメージと
実際の滑りのギャップを埋めていった。(他種目も同様)
2.ビデオや雑誌を良く研究したり、講習に参加することで、まず頭で理論を整理する。
(ただし情報過多は混乱を招くので、同じビデオや雑誌を何回も見て理解することが重要)
今回は、初めて合格できるという自信を持って受験に望んだ。
テクニカル受験者の中で自分が一番上手い、またクラウンの受験者を見てもたいしたこと無いな思えるくらいに
ならないと合格は難しいと思う。
また、ビデオを撮ることはテクニカル合格には必須で、客観的にどのような滑りをしているかを認識し
改善していくことが近道と感じる。
最後にいつも一緒に滑ってくれる長男に感謝したい。ありがとう。
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ぽぺーさんの1級受験記
〇受験日:2004年03月28日 (日)
〇天気 :快晴
〇雪質 : 腐りまくり
〇受験場所 : 尾瀬戸倉
〇検定バーン 整地種目:十二平ゲレンデ
不整地種目: 荒山コースコブ斜面側の荒地
○使用板 SALOMON Demo9 Pilot 3V 2003 165cm
R=15
○はじめに
2シーズン前に2級を取得して、先シーズンに1級を受けてみましたが、その点数
と自分がいかに滑りをしらずにいたかを痛感しました。そして意識改革というのか
狂ったように滑ろうと決意。
目標は1級取得ということで、シーズン開始の年末からコブ斜面にもアタック。
雪質もやわらかかったので比較的不整地にもなじんだ感じがあり、これなら行ける
かとかってに思い込んで受けてみました。
その他、マテリアルを変更したのと大幅な減量(まだ重いデス)も効いたのか先シーズン
とは滑りがだいぶ変わったこと、教わる機会がこれまでのシーズンの中で一番多く
なんとかシーズン中にとれるのではないかと言われたのが後押しになりました。
岩鞍検定後(348ポイント)にフリーを滑る際のコツを少し身に付けた?のでそれも確認す
べく受験してみました。(昨年時点では戸倉→岩鞍と連続して受けたときに差があったの
で5ポイントくらいはの点差はつくだろうと予測。)
○戦歴
2002シーズン(改定前の検定)
1回目 尾瀬岩鞍 338ポイント(爆)
何も知らずに受けて・・・無謀でした。これがのめり込むようになった原点。
2回目 尾瀬戸倉 343ポイント
評価はかなり違うという印象だが今思えば受からなくてよかった。
2003シーズン
新検定後
1回目 尾瀬岩鞍 346ポイント
新検定になってからの様子見を兼ねての受験で、小回りのみ合格点が出た。
2回目 尾瀬岩鞍 347ポイント
不整地を滑る回数を増やしたあと受けたら不整地も合格点が出た。
3回目 尾瀬岩鞍 348ポイント
ski
jam講習後大回りがよくなった。フリー、中回りの点が出ない。
4回目 尾瀬岩鞍 348ポイント
雪質が悪かったが同様の評価。ある程度満足。前回よりもフリー、中回りの感触は良かった。
5回目 尾瀬戸倉 今回の受験期です。
〇事前講習
今期初めての検定会場ということで、事前講習を受けることにしました。
朝一から十二平ゲレンデという一枚バーンで整地種目の講習、荒山コブ側荒地で不整地
種目をやりました。人数が少なかったこともありますが、丁寧な講習を行ってくれます。
以前受けたときも丁寧&親切な講習、和やかな雰囲気にしてくれるなど非常に好感が持
てます。また種目ごとの解説も細かいところまであり、どうやって滑るかの目安になり
ました。直前に大きく変わることはないのですぐ直せるところも個別に教えてくれました。
大回り:思いっきりトップコントロールを使用してよい
中回り:トップコントロール寄りで切り替えを早く行う
小回り:トップ&テールコントロールで行い、カービング系の滑りは求めない。
:最初の2〜3ターンは自分のリズムをつかめるようにゆっくりと入るといい。
フリー:スピードを出し元気よくリズム変化を入れる 大−中−大でよい
不整地:状態をフォールライン側に向けてローテーションしないように。
その他: ・ゴールのポールまでしっかりと滑ること。
・見栄えも重要なので手の位置なども注意する。
・ゴールの少し先を終了地点とする。
(何度か受けているので知っていますが、岩鞍ではこのあたりの説明がないので
ゴール前で滑走をやめる人が結構いた。)
・見せる滑りなのでそこまで攻めは必要ない
8〜9割で滑る
・種目ごとにテーマを持って滑る
最終的には決まり文句の「斜面にあった滑りを・・・」といいましたが、攻略の鍵を講習
の中で明かしてくれました。
今回、3月末ということで事前を受けた人は4人。すくないので実質スクールで1級対策
を行っている感じでした。
〇昼時
講習時と検定開始前では雪の状況が大きく異なっている。しかし検定バーンは滑るのに
時間がかからないので昼の時間だけでも1種目につき1〜2回試すことが出来たので滑りを
組み立てることが出来ました。(一本滑ると雪の状態が前と違うので少々あせる)
〇検定
コースはクローズではありませんが人が入ってこないようにしてくれるので安心して
滑れます。整地種目は雪が腐っていますが整地での実施でした。また同じ斜面で違う
技術を見せることが出来ます。(浦佐みかけたのと同じタイプ?)
不整地は荒地でしたが自分としてはその横にあったラインを使っても良かったと思い
ます。このエリアの検定では露骨なコブ斜面は使わないようです。岩鞍では整地の時
もありましたが、戸倉では不整地斜面を使用。
・整地大回り(十二平ゲレンデにて)
岩鞍より斜度もあるためスピードも乗るが広くてとても滑りやすいバーン。
講習時に注意された左外足ターンの時に左腕をたたむ変な癖に注意しての滑走。
あとはトップコントロール意識での滑り。少しズレの要素が出てしまったところも
あるが、スピード感や安定感が表現できたと思いう。この時期の腐り雪だが滑りや
すく、思い通りに出来たと思う。自己採点で71。
・整地中回り(十二平ゲレンデにて)
午前中の講習では試行錯誤状態であったが、午後になってから感触をつかむことが
出来た。トライアルが出るのでそれも参考にして行く。やはりこの種目もこれまで
で一番良い感じ。岩鞍では合格点は出なかったが、今日の感じなら70出たと思う。
自己採点70。
・整地小回り(十二平ゲレンデにて)
講習時に最初の2〜3ターンは調整しながら出た方がよいという指示どおりに実践。
案の定最初の2〜3ターンはバランスを調整しながらのスタートであったがその後は
リズムが作れ、スピードがありながら迫って行くターンが出来たと思う。
いつもよりもなぜか調子が良い。(斜面のせい??)スピード感、落差、リズムなどの
自己採点で71くらいの気分。
・フリー(十二平ゲレンデにて)
先週からいい感じのリズム変化が出るようになってきたのと、朝からのバーンの下見、
そしてターン構成などの作戦を立てて実践。斜面構成的に斜度変化したところでリズム
を変えるとちょうどよいので滑りやすい。リズム変化では減速要素をあまり出さすに
大回りからつなぐことが出来た。この種目も今回が一番良い感じで滑れたので自己採点
で70をつける。
・不整地(荒山下部コブ斜面脇の荒地)
ラインが一つあったがそれは使わずその横の荒地にて実施。講習のときはそれほどでも
ない斜面であったが、検定時には硬い下地が出てきてかつかまぼこ状。斜度はそれほど
ないがこれまでの検定で一番滑りづらいタイプの斜面。浦佐で教わったときにあった斜面
と似ていたのでその体験が生きたと思う。(ちいにい さんに習ったときに使用した斜面に
似ている)
この種目は上体をブロックして降りなければいけないが、斜面に手を焼いて少しローテー
ション気味での滑走になった。バランスをそれほど結構スピーディーに滑れたのが良かっ
た。自己採点70点。横のラインの方が滑りやすかったと思う。
〇結果
合格!
しかも戸倉ならではのすさまじい点数でした(笑) 下記参照
講習時にトップコントロール系で滑るほうが良いなど、種目ごとに指摘があったのも効い
ていると思います。
他のスキー場じゃ取れなかったかもしれませんが、これまでで一番いい感触の滑りが出来
たのも事実なので一級は一級なのである意味納得しています。
戸倉の72〜73を70点換算するとやっぱり他のスキー場では350くらいな気がします・・・・。
もっと上達しなければと今も思っています。
−点数−
整地大回り 73
整地中回り 72
整地小回り 73
フリー 73
不整地小回り 72
他のところで受けたら絶対に出ない点です(笑)
〇受験者数 4名
〇合格者 4名
〇最高点 363(自分) *ある意味ぶっちぎり(笑)
〇最低点 350
〇最後に
今期行われたski jamのバッチテスト講習会が本当に今期の検定で役に立ちました。
多分講習に参加していなかったら今までの滑りしか出来ず、合格もおぼつか無かった
と思います。(事実講習の後の検定では点数上がっていた)
とてもわかりやすいし、為になる講習なので来期も行われるならば参加したいと思い
ます。ありがとうございました。
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じゅん坊さんの1級受験記
受験日:2006年2月12日 (日)
天気 :晴れ
雪質 ( ̄▽ ̄)b グッ!
受験場所 : 愛媛 石鎚スキー場
検定バーン A&Bコース
使用板 ATOMIC ST9 170cm
○まえおき
先々シーズンに2級をギリギリとは言え、一発合格に気を良くして翌シーズンに無謀にも1級取得(準指導員目指して)に
挑戦しようと思いまして、2005〜2006シーズンに通算7回のバッジ検定を受検しまくり.....玉砕!!!!
検定員からは「何か勘違いした滑りをしている」とか「骨盤の動きが出来ていない」とか、理解不能な講評を賜りながら
意地の検定を受け続けました。
2005シーズン
1回目(大69中69整小69不小69フリー69).......お話になりませんでした( ┰_┰)
(親友はオール70で一発合格)
2回目(大70中69整小68不小69フリー69).......小回り68はショックでした<(T◇T)>うぉぉぉぉぉ!!!
3回目(大69中69整小70不小69フリー69).......点が伸びない....(_TдT)
4回目(大70中70整小69不小69フリー69).......検定中毒(他の受験者の合格番号を自分のと錯覚 ヘ(゜曲、゜;)ノ~
5回目(大69中69整小69不小70フリー70)......(ノ_-;)ハア…もはやコメントすら....
2006シーズン
6回目(大70中69整小70不小69フリー70).......才能無いのかなぁ....(;´д`)
そして、2級体験記に紹介しています先生(現在は元スキーパト&テクニカル受験者)に実技指導を丸一日特訓して頂き、
ついに運命の日(7回目の検定)に挑みました。
○試験当日
本番一週間前に先生筆頭に特訓をして頂いて、足前は1級たる資質はあるが上半身で損をしている事が判明
(何故に毎回と点が出ないのか)
ストックワークの改革と外足と内足の使い方&ポジションの見直し&トップコントロールの重要性&1級検定とは
演技とアピールが大事との戦略的アドバイスを伝授頂いて、自信があまりないながらも検定会場に赴く。
指導頂いた先生方からは「特訓の滑り出せたら加点間違いなし!」「合格は大丈夫っしょ♪」.....落ちたら後が無いような
プレッシャーのような有難い言葉を賜り、背水の陣の思いで検定を受ける....。。゛(ノ><)ノ
○受付
午前9時丁度にスキー場に到着して、常連客の如くチャチャッと受付を済ます。(何回目の検定なのか...
もはやその場ではカウント不可)
検定慣れしてしまっている自分も悲しいが、逆に毎度の事なので緊張も全くナッシング ( ̄∀ ̄*)
○朝礼&事前講習
いつも見慣れた朝礼と検定のスケジュール説明を聞き、手早く講習に移行。
今回の指導員はポジションの再確認とプルークでのトップコントロールの確認など地味な講習などなど..
(体が寒さで固まって大変でした)
雪質は四国最高峰のスキー場とあって上質の雪でした(*^-^) しかし....雪質が良ければ良いほど、
採点は辛口になるのは必至(;´д`)
腐れ雪にならないかなぁ....なんて不謹慎な事を思いつつ休憩無しで本番を迎える。
○検定本番(実行順に記載)
不合格が未知の快感?に思える今日この頃な自分に自己嫌悪しつつ試験開始!
爆
総合滑降
1級に大事なのはスピード感が大事!、僕にはスピード感が無くダラダラと滑っている雰囲気があるとの
指摘を先生から指導されていたので、プレターンを犠牲にして直滑降で自分のリミットスピードまで加速!
そのまま大回りから中回りにリズム変化と決める。
ストックワークと上半身の特に股関節に対する荷重に意識しつつ滑る。
滑走中にふと.....「検定員にどうやって存在感をアピールしようか?」っと考えた末(一瞬の判断)に......
検定員が鎮座している真ん前を通過する際に「とぅりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!
(別名 さっさと合格させてくれぃぃぃ!.....の意味も込めて)」......っと魂の咆哮。
親友がビデオ撮影していたので、はっきりと検定員の爆笑
「なんだあれは??」「ぎゃはは!!」「減点じゃ!」が記録に残っていました(汗)
自己採点 70点
中回り
今度はお笑い無しで真面目に種目に取り組む。ストックワークは特に必要ありませんっと
事前講習で聞かされていたので、逆に講習中にターン弧が少し大きすぎと指摘されていたので、
コンパクトに板の反発を利用して、間延びし過ぎたターンにならないように気をつけて滑走。
ただ.....プレターンで助走をつけすぎて5ターンでゴール.....
外向が出て板に乗り切れてない節がある事に一抹の不安あり。
自己採点 69〜70点
整地小回り
中斜面から急斜面への斜面状況でしたので、ターンのリズムを狂わせないようにプレターンからゆっくりとした
小回りで急斜面下のゴールまで駆け下りる。体重を常に前に前にと落とし込み、後傾にならないように攻めの
気持ちで滑りました。
自己採点 70点
整地大回り
整地小回りと全く同じコースでしたので、同じくターンのリズムを狂わせないようにプレターンからスピード控えめで
急斜面下のゴールまで駆け下りる。
急斜面での大回りでは谷足に荷重で溜めた足場を崩さないように、上下動の動きは封印して
(上下動を使うと間延びしたズレズレターンになるのは必至....かな?)足場を固めた落差を気にした大回りに心がける。
特に外足の足場感覚と操作には細心の注意を払いました。
自己採点 70点
不整地小回り
整地小回りと似たようにバーンでの滑りでしたので、斜面変化に気をつけ一定のリズムで駆け下りるのを心がけで滑る。
とにかく体重を前に前に!急斜面という恐怖心を殺して、後傾は点が出ない!ダラダラ滑りも点が出ない!
.....なんて思って滑っていると一瞬のうちにゴール(汗)
自己採点 70点
○結果発表
昼休憩無しで始まった本番も滞りなく終了し、ロッジにて遅めの昼食を取りつつビデオチェック!(-ω☆)キラリ
自分の見立てでは.....ギリギリ?中回りで少し気になるミスがどう響くか恐いなぁ.....と、思う。
滑り全般は無難な滑りと認識しているが、雪質が良好だっただけに辛口採点になると.....五分五分の合格かなぁ?
っと、あれこれ考えながら気晴らしに食後の運動として1時間程度滑りに出る。
午後三時に結果発表予定だったので、少し前に板を置いてロッジにて大人しく結果を待つ事に。
定刻になると、ゾロゾロと検定員がやってきて結果発表の紙を張り出す。恐る恐る見に行くと.....
ゼッケン18番(私の番号) 大71中70整小71不整小71フリー71 合計354 合格
.......はい?
......合格?
.......ダントツトップ合格????
一瞬のうちに頭の中は徳島阿波踊り&高知よさこい踊り(爆)
感極まって親友に抱きつき(照汗)独り狂喜乱舞する始末(; ̄ー ̄A
早速、先生に報告рニ彼女に合格したよ〜♪メールを送る。
○あとがき
検定が練習と思いつつ執念で獲得した1級ですが、やはり今回は足前は少し前から1級に届いていたと思います。
欠けていたのは演技力とほんの少しの手直し....かな?
検定員から見た視線から自分はどう見えているのかとか、技術以外の戦略も必要ではないかと思いました。
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とみぃさんの1級受験記
○受験データ
受験日 :2006年1月
天気 :快晴
雪質 :圧雪
受験場所:かぐら
検定バーン:かぐらメインゲレンデ
使用板 SALOMON Demo9 170cm(05-06)
○前段
2級に受かったのは2シーズン前。5点オーバーでした。
その後は滑りには行くものの今ひとつ練習に身が入らず、
2級合格の年に1級も受検したものの、341点不合格と散々な結果でした。
昨シーズンは怪我(肩捻挫)と多忙で滑走日数自体稼げず。
環境の変化もあって心機一転、今シーズンは11月のシーズンインから
1月に1級に受かることを目標に練習を開始しました。
また、ぽぺー氏はじめ、多くの方にシーズン当初からご指導を頂き、
大分滑りを変えることができました。
でもまだまだ1級は遠いかと思った今年1回目僅か1点足らずで不合格となりました。
悔しいので再受検したのが今回です。
○過去実績
1回目(2年前・尾瀬岩鞍)大69 中68 小68 不68 フリー68
→箸にも棒にもかからず。
2回目(今年・かぐら) 大69 中70 小70 不70 フリー70
→全面新雪のなかで、大回り失速。
○当日
前回受検時は新雪でしたが、今回は好天&圧雪で最高の状況。
前回受検時はゴンドラが動いておらずみつまたエリアでの検定(サンシャインコース使用)でしたが、
かぐらエリア(メインゲレンデ)での検定となりました。
○事前講習(午前中)
前回も事前講習を受講していましたが、再度受講。
基本的に好評でしたが(小回り中回りはそれでよし。との評価)
大回りのときに脇が開く点の指摘を受け、修正を加えました。
前回同様丁寧な事前講習で、検定に使用予定のバーンを実際に滑りながら指導してくださるので、
非常に充実した時間を過ごすことができました。
また、「トップ&テールコントロールをうまく使って滑るように」とのコメントが多かったのが印象的でした。
昼食を取って午後から検定開始。
○小回り
メインゲレンデ中部のやや落ち込んでいるところが検定バーンでした。
きちんと捻って、踏替動作をみせないように滑ることに気をつけました。
あと、検定バーンの途中にアイスバーンになってる箇所があり、注意しながら滑りました。
アイスバーンに気を取られてすこしフォールラインを外してしまいましたが気になるほどではないという印象。
自己採点70点
○不整地小回り
テクニカルコースの方へ降りていく、ややモサモサしているところが検定バーン。
捻りに加えて板のトップを落とす動きに気をつけました。
事前講習時に暴走気味になったのでスピードコントロールにも気を使いました。
普段滑っているコブ斜面に較べれば楽勝。
自己採点70点
○中回り
メインゲレンデ中部の落ち込みの下の方でした。
曲げ切替、伸ばし舵取りを意識して切換のときに身体の下を板が走っていく感じを意識して滑りました。
事前講習の時の方が感じがよかったですが、ダメではないとの感触。
自己採点70点
○大回り
メインゲレンデ最下部のやや急な斜面でした。
思いっきりスピードを出すことと、ストックの構え方の乱れに注意して滑りました。
今ひとつ接地感がない滑りで不満でしたが、不合格点はでないだろうとの印象。
自己採点70点
○フリー
大回りと同じ斜面をやや滑走距離を伸ばして行いました。
大→小→中の構成とし、大の最後のターンをややズラして小への切替でしくじらないように意識して滑りました。
大回りの接地感が不足している感じがしたものの種目構成は成功したのとスピード感は出ていたと思ったので、
71点出たかも、と思いました。
自己採点71点
○結果発表
今回は事前講習時から感触がよく、多分受かっただろうと思っていました。
発表に向かうとギリギリで合格していました。
小回りでフォールラインを外した点についてはしっかり見られていましたが1点減点(71→70)で済んでくれたようです。
またフリーは大回りでストックの構えが変になる点を見られてオーバーはなりませんでした。
○雑感
2級を取った直後は「1級というからには何か特別なことができなくてはいけないに違いない」と
考えていましたが、実際にはそんなことはなく、人に滑りを見てもらうと必ず指摘される弱点
(私の場合「切換で重心が上にすっぽ抜ける」「切換が踏替動作になる」「上体がかぶる」
「ストックを突くとき上に振り上げる」,etc.)を地道に潰していくことで着実に合格に近づくことができたという印象です。
2級ではあからさまに合理性のない運動(ローテーション、内倒、etc.)をすると落とされますが、
1級では質の低い運動・動作(変なストックワーク、抜重要素や踏み替え要素の多い切換、etc.)をすると
落とされるということだと思うので、人の目はとても重要です。前者だとそもそも曲がれなかったりしますが、
後者だと一応滑ることはできますので…。
私も多くの人に見ていただいたりビデオ撮影をしていただくことができたことが、
予定通りの合格に結びついたと思っています。
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はーさんの1級受験記
○受験データ
会場:サンメドウズ大泉清里スキー場(山梨県)
受験級:1級
受験月:2006年4月
天候:快晴&気温高し
雪質:足を取られやすい春のザクザク雪
使用板:FISCHER RX6 165cm
○検定歴などを簡単に
2005年1月にギックリ腰で慢性的運動不足と診断され、体力増強のため8年ぶりにスキーを復活。
カービングスキーの面白さにはまり、割と熱心にスキー場通いをしはじめ2005年3月に2級合格。
翌4月に1級を受験したが、圧倒的に他を寄せ付けない勢いで玉砕。(マイナス8点)
2006年1月に2回目の受験。不整地のみ合格点。
この間まで、自己流で好き勝手に滑っていたが、2月に石打丸山でのSKIJAM講習会に参加。
自分の下手さ加減を良く認識することができたが、地味練という新しい世界を知ることもできた。
3月には荒井さん達とブランシュでの終日地味練。
この日を境に少し滑りの感触が良くなってきたので、3月に3回目の受験。
不整地と中回りに合格点がでる。
この後、八方でリーゼン連続10本滑走をはじめ、短期間でかなり自分をイジめまくり(笑)、
4月に2006年最後の検定を試みた。
ただし現時点での合格はまずありえないと思っていたので、精神的にはかなりリラックスした状態であった。
○ 検定本番
・1種目め(フリー滑走)
サンメドウズには急斜面がなく、検定で主に使用するDコースはカタログスペックで最大26度、
平均17度のいわゆる中斜面。
雪質は足を取られやすい春雪で、ズレを怖がって消極的に滑ると全く迫力のない滑りになるので、
この種目はごちゃごちゃ考えずに全開走行だけを考えることにする。
上部を大回り、後半を中回り、最後を大回りという構成でいったが、大回りで外足が大きくズレる。
自己採点69点
・2種目め(整地小回り)
事前講習では丸い弧を意識して滑ったが、「落差がなくつまっている」との評。
アドバイスとしては「この雪質だと、つまるといつまでたっても降りてこないという滑りになりがち。
縦の落差を意識して、検定員のほうにどんどん迫ってくるような滑りを表現してほしい」。
本番では最初の3回転はスピードコントロールの意味もこめて丸い弧を意識したが、その後は
縦にバンバン板を落としまくり、スピーディーかつオートマチック風に調子良く行けたと思う。
この種目は何故か会心の一走で、実力以上の滑りができてしまった。
自己採点70点
・3種目め(整地大回り)
外足加重と切り替えで上に抜けない点を意識する。
が、またしても雪にとられて外足がズレる。
未熟な滑り。
自己採点69点
・4種目め(不整地小回り)
Aコース上部を使用。斜度は20度弱程度でそれほどでもないが、かなり掘れまくっている状態。
3本のラインがあり、中央はモーグラー御用達の深い縦溝ライン、左右はバンク要素のあるライン。
練習でのバンク風ライン走行は、完走はできるが迫力のないしょぼい滑りになっていた。
モーグル風ラインには、後半のとある地点に左右どちらにも通路のない直立したエア台コブ(笑)があり、
練習では高確率で外側に発射。 どちらにするか始まるまで決めかねていた。
前走はバンク風ラインで滑走。
こちらでコケないように無難に降りていくかと意思を固める。
と、もう1人前走が現れ、縦ラインを前に前に落とし込んでの全開滑走。
見ていた受験者から「おぉ〜」というどよめきが起こる。
この瞬間、このラインに変更を決める(笑)。
いよいよ自分の番。さすがに緊張のため深い深呼吸を何度もする。
オールorナッシングのつもりで中途半端な滑走は絶対にせず、コケる時は思い切り派手にコケようと決める。
また問題のエア台は外に発射するのではなく、何としてもライン上に発射し、後は何とか持ちこたえられればと考えた。
種目がはじまる瞬間、ももの内側に1万円札を挟みこむおまじないをし、最初の3ターンはスピード調整のため
コブの裏側を削りながら降り、そこからスピードを上げる。
前半はリズムが良く「これはいける」という手ごたえ。
後半に差し掛かりエア台コブを外側から中央のライン上に向けて発射。
奇跡的にライン上に復旧し(笑)、残りのコブも滑りきって完走。
妙なバイブレーションがかかって、お前は初心者向けモーグル大会の出場者かよ!というような滑り(笑)。
自己採点70点
・5種目め(整地中回り)
この種目は最も重点的に練習した種目で妙な自信あり?。
先のフリー、大回りでは自分から回そうとしてズレてしまったので、この種目は斜面の落下に合わせて
柔らかくかつスピーディーなターンを表現することを目指す。
また自分は内倒のクセがあるので、肩のラインを水平にとることを意識し、トップ&テールの要素で演技を行った。
滑りの感触はまぁまぁ普段通りに行けたと思う。
自己採点70点
○ 合格発表
受験者13人 | ||
整地大回り | 8人/13人 | (合格率62%) |
整地中回り | 4人/13人 | (合格率31%) |
整地小回り | 7人/13人 | (合格率54%) |
不整地小回り | 6人/13人 | (合格率46%) |
フリー滑走 | 7人/13人 | (合格率54%) |
合格者 | 3人/13人 | (合格率23%) |
自分の点数
大70、中70、小71、不整地小71、フリー70
自己採点では348点で不合格確定だったので、ゼッケンと名前を呼ばれた時は「は!?」という感じでした。
自分の滑りはまだまだショボいですし未熟なので、合格してしまって「こんなんでいいのかよ!?」という心境です。
来年のハイシーズンに、他のスキー場で納得の合格が果たせるようシーズン残りの日々も含めて修行に励みます。
○ 最後に
1級合格を目指す方で、なかなか雪上で練習できないという悩みを持つ方も多いかと思います。
自分も会社員なので、1シーズン30日くらいが限界です。
しかし!
その気になれば、毎日練習は出来ます。
家の畳の上で(笑)。
自分は東急ハンズで円盤のような運動器具を買い、ストックワークは家の中で随分練習しました。
また会社の椅子を利用して逆ヒネリ云々・・・(以下自粛)。
最後に、来年のSKIJAM講習会楽しみにしております。
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yamatoさんの1級受験記
1.受験者データ
今シーズン5回目の挑戦。過去の戦績
整地 大回り |
整地 中回り |
整地 小回り |
不整地 小回り |
フリー | 合計 | |
治部坂高原 | 69 | 66(転倒) | 68 | 66(転倒) | 69 | 338 |
白馬さのさか | 69 | 69 | 69 | 69 | 68 | 344 |
サンアルピナ鹿島槍 | 70 | 70 | 69 | 70 | 69 | 348 |
きそふくしま | 69 | 69 | 70 | 71 | 70 | 349 |
2.マテリアル
エランS12 168cm。今シーズンに買い替え。ホットワックスも自分でやるようにしました。
3.受験日及び会場
平成18年4月15日 チャオ御岳 早朝検定
4.ゲレンデコンディション
8:30検定開始だったので、はじめの2種目はそれなりにしまっていましたが後半はグサグサ雪。
4月中旬だというのにベースで積雪180cm!いまだに全面滑走可能。
5.受けるにあたって
前々回が2点マイナス。前回が1点マイナス。ということは今回はプラマイ0で
合格?などと考えながら受けました。この時期にしては受験者数は多く1級は19名、2級10人。
6.事前講習
だいたいどこのスキー場でもそうですが、受ける価値はないと思いました。
一人の講師に受験者は大人数で一言二言アドバイスをもらうだけです。
これなら普通のレッスンを受けてその中の雑談で検定バーンを教えてもらったほうが全然いいです。
7.検定本番
・1種目目 中回り整地
このスキー場はほとんどの種目で落ち込みを利用するので、受験者の待機場所からトライアルの
すべりが見えません。(小回り不整地以外は全部見えませんでした)
ほとんどトライアルの意味がないですね。
コースレイアウトは急斜面、後半緩斜面で前半でずらしを多様すると後半の緩斜面でとまってしまいます。
2級の受験者はゴール地点でほとんど止まるようなスピードの人が多かったです。
(1級の受験者も若干名)私は止めるエッチングではなく板を走らせるエッチングをし途切れのないターンを心がけました。
結果:検定員オール70点 平均70点。(このスキー場は3人の検定員の点数を教えてくれます)
・2種目目 フリー
荒井さんのアドバイスでは 大→小→中となっていますが、私は大から小へのリズム変化がどうしても苦手で、
大→中→大で滑るようにしています。とにかくスピードを落とさないように、自分では暴走気味のつもりで滑りました。
結果:検定員一人が71点、後の二人は70点 平均70点
・3種目目 小回り整地
前回の検定あたりから得意種目になった小回り。谷回りを大切にし落差のある丸いターン弧を目指しましたが、
グサ雪で足がとられ、内足と外足がバラバラに動き納得のいかない滑りになってしまいました。
前半急斜面、後半緩斜面、おまけにグサ雪なので、テールコントロールの滑りの人はゴール地点までターンを
維持できていなかったです。
結果:意外と良く検定員3人とも70点 平均点70点。
・4種目目 大回り整地
この種目での自分の注意点は切り替え、マックスを過ぎたら早めに荷重を抜く、板を走らせるエッチングの3点。
グサ雪で板が走らなかったので、ゆっくり考えながら滑ることができた。
結果:検定員3人とも70点 平均70点
・5種目目 小回り不整地
割合斜度がない斜面に3本のラインができているこぶ斜面。シーズン中はほとんど滑れなかったこぶ斜面であるが、
春スキー特有のグサ雪で練習していたらかなり滑れるようになった。私が選んだのは真ん中のコース!
もし、バランスを崩しコースをはずしても両隣のコースを滑り続けられるため選んだ。
攻撃的に滑ろうかと思ったのですが、安全第一を考えトップを浮かせずひざ、股関節で吸収し滑った。
結果:検定員オール70の平均点70点。
8.結果発表
結果はオール70点の350点で合格!!19人受けて合格者は2名でした。
1回目2回目あたりは他の受験者がみんなうまく見えて「絶対受からない」と思って滑っていましたが、
3回、4回、特に今回の5回目あたりになると他の受験者の欠点がよくわかるようになりました。
荒井さんのアドバイスにもあるように他の受験者の滑りが分析できるようになった
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マコトさんの1級受験記
○受験日:2007年3月4日 (日)
○天気 :快晴
○雪質 :最悪(ザクザク&グサグサ)
○受験場所 : 舞子後楽園スキー場
○検定バーン:グイグイコース(本来は、パラレルコース&ドルフィンコース(不整地))
○使用板 ATOMIC BetaRide8.18 160cm
○まえおき
今年の1月に10歳の息子と2級を受け親子揃って合格。
その日を境に最近子供が生意気になってきた。
それと言うのも2級合格をした時の点数が、
私 :大66 中66 小66 フリー66
息子:大65 中66 小66 フリー66
大回り以外同じ点数だったもんだから、私のアドバイスなんか聴こうともしない。
おまけに悲しいことに不整地小回りは息子の方が上手い・・・・。
不整地小回りは捨てて大回り系加点狙いで子供を黙らせてやろうか!ってことで受験を決意。
2級受験時の事前講習で大回り72点、中回り71点と言われ、もしかすれば・・・と甘い期待をしての受験でした。
○事前講習
土曜日の午前中にコブ斜面を滑ってから受験するかしないかを決めようと思ってた。
結果、こんなんじゃ絶対無理だ!ってくらいの散々な滑り。
コブは苦手・・・と言うより、限りなく滑れないに近い。
でも、来年の受験に向けた課題確認でもするかって感じで午後の事前講習を受講。
受講者3人。大、中、小を滑り終わって講師からこのままの滑りで良いです。
と嬉しいお言葉を頂き、苦手な不整地講習へ。
1本目:ボロボロ
2本目;途中で弾かれちゃいました。
講師もあまりのギャップ(整地種目との)に苦笑い状態・・・・。_| ̄|○
それでも講師は一生懸命教えてくれましたが最後までまともな滑りは出来ませんでした。
翌日の検定が憂鬱になったのは言うまでもありません。
事前講習は受ける意味がないという意見もありますが、私の場合は2級の事前講習も含め人数が少なかったため
半プライベートレッスン状態でかなり良かったです。
講習が終わってスクールへ帰る途中の斜面(奥添地から舞子ゲレンデ)でも、
不整地小回り対策をずっとしてくれました。
○検定当日
本番前に少しでも練習しようと宿を8時前に出てリフトが動き出してすぐコブ斜面へ。
昨日の講師のアドバイス、某掲示板のアドバイスを必死に思い出しながら1時間ほど練習。
なんか、良い感じ〜に滑れてる。ほんの少しだけ期待が持ててきた。
○受付
1番は嫌だったので受付時間ギリギリに受付したつもりが、4番目。
1級受験者は8名でした。結局はローテーションするから関係なかった。
○検定本番
グイグイコースの上部が不整地小回り、コブ斜面が終わったところから、
「大、中、小、フリー本来の後楽園ゲレンデの検定バーンより斜面的には易しいからミスは許されませんよ〜」
と笑いながらプレッシャーを掛けてくれる検定員たち・・・・。
○大回り
この暖冬で3月初旬だってのに最悪の雪質。
まるで4月の雪みたいにグサグサ状態。
スピードを出すためとポジション確認のためにクローチングスタート。
スピードが乗ったところで両腕を広げてターンに入る。
足をガバッと広げフォールラインへ重心を落とし外足へしっかり加重してトップコントール(のつもり)でターン弧を作っていく。
ポジションが高くならないように意識して丁寧な切り替えしを心がけた。
自己採点:71点
自分では会心の滑りだったのだが・・・・
○中回り
基本的に大回りと同じ滑り。
ただ、スピードを維持するために気持ち縦長に滑り降りました。
自己採点:71点
○不整地小回り
検定員3人が前走するのだが、あまり参考にはならない。
一人目:大森デモ コブの一番深い真ん中のラインを選んで飛びながら滑り降りていった。
二人目:スクール校長 一番左のコブの浅いライン
ただ2/3降りたあたりでコブが無くなるから微妙なコース変更を強いられる。
三人目:事前講習の講師 大森デモと同じライン。
不整地小回りの滑走順は一番最後。
他の受験者は真ん中のラインを選んでたが、転倒したり、リズムを崩したりと・・・
それを目の当たりにした私は迷わず左のラインへ。
どうせ、不整地小回りは捨ててるからいいや!と開き直って滑り降りました。
事前講習で言われたとおりにポジションを思いっきり低くしコブの裏をズラしてトップを回して落としこむ・・・・。
結果、何気に良い感じに滑れた。
途中コブが無くなってからも、【コブが有るかのように】滑って降りたのはいうまでもありません・・・。(^^;;;;
自己採点:68点
○フリー
フリーは基本どおりに大⇒小⇒大でいくつもりだったが、検定員が大⇒中⇒大で良いですよと。
小回りの苦手な私にはありがたいお言葉。
フリーもクローチングスタートで大3回転、中3回転、大2回転。
グサグサ雪でズレを多用するとスピード感が無くなってしまうからこれも基本的にはトップコントロールで
ズレない滑りを心がけた。
自己採点:71点
○整地小回り
小回りも苦手な種目です。 どうも、リズム良く滑れない。 おまけに回転弧も綺麗じゃないし。
ただ、以前スクールでストックワークだけは褒められた・・・。
2級受験のときとあまり変わらない滑りで降りるもこればかりはトップ&テールコントロールじゃなきゃ滑れない。
左右均等な回転弧とスピードを心がけ、左右に振るのではなく気持ち縦長に滑りました。
自己採点:69点
○結果発表
昼休憩を挟んで1時間半後に結果発表。 検定員がクリアファイルに合格証を入れて持ってた。
が、やけに薄く透けてるところを見ると1枚しかなさそう・・・。この時点でほぼ諦めモード。
総評を各検定員が話した後いよいよ発表です。まず1級から・・・・
一人目呼ばれた後「ゼッケン4番!!●●●さん!!」
えっ!?まじ???なぜ??? って感じでした。
オール70点の350点 受験者数8人中2人合格
○あとがき
得意の大回り、中回りの点数が伸びなかったのは何故?
苦手の小回り、不整地小回りで70点が出たのは何故?
2級合格からひと月ちょっとで滑走日数は5日。 滑り自体は劇的に変わってないと思います。
2級受験対策で昨年から何度かスクールに入ったおかげで1級に近いレベルになってたのかなと思いました。
技術は金で買え!と友人に言われカービングスキーを買いさらにスキースクールで技術を買ったって事でしょうか!?
スキースクールもなかなか良いもんです。
主任検定員が、全体的に板の性能だけで滑ってる人が多いと。
エッジのカド付けだけでターンするのではなく、しっかり荷重して板をたわませる事で回転弧を作るように
心がけて下さいと言ってた。 ん〜・・・耳が痛い。
数年後のテクニカル受験に向けてもっともっと精進しようと思います。
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たかやんさんの1級受験記
○受験日:2007年2月25日 (日)
○受験場所:八方尾根(3回目で合格)
○天気:晴れ
○検定バーン:白樺&名木(中壁)
○雪質:白樺は固いバーンが緩んでザクザクした重い雪、一方、名木(中壁)は固くて
アイスバーンが点在、石や土もところどころに露出している状態
○使用板:オガサカ KS−GT 165cm
○受験者数:56人
○合格者数:5人(うち2〜3名は中学生くらいのレーサー)
○プロローグ
2級は10数年前に合格し、それから2〜3年後に同じところで1級にも合格したのですが、やっぱり
自分の滑りに納得がいかず、テクニカルを目指してデモ講習や色々な練習を重ねていたころです、
知り合いから「八方の1級はかなり難しい、テクニカルレベルじゃないと合格しない。」と聞かされて、
ちょっと大げさだけど、そこまで言うんだったら受けてみようかな、と思ったのがきっかけです。
それで受けてみて、実際「難しい〜!」って感じました(^^;)
自分としては1級に合格した時よりもそこそこレベルが上がってるし、テク検定でも数種目では75点
が出ていたので自信があったんです...でも、八方では69点の連発でしたね(TT)
他の受験者のレベルはほんとに高くて、もう十分1級レベル以上の人が大勢。
で、受かってる人はほんの一握りなんです。グサグサ雪でも板は走ってるし、滑走スピードも
そこそこあって、安定してるんです! まさに、目からうろこ。
1級にこれだけのレベルを要求する八方に「なんじゃこりゃ!」と思いつつもレベルアップして絶対受かり
たいという想いがフツフツと湧いてきたんです!
(こうやって検定リピーターを増やすのが八方の狙いかも...)
それでまた試行錯誤を重ねて、色々な練習をした結果、どんな斜面でもそこそこ自在に板を走らせ
て滑れるようになってきまして、3回目の受験に臨みました。
○事前講習(24日10時〜12時)
講習受講者は30人ほどいて、3班に分けられました。
まず白樺ゲレンデに移動して大回りを実施。内脚を折りたたんでのターンを心がけて滑ったら、
「それで良いです」とあっさり言ってもらいました(^^)b
それから時間の割に人数が多いことから、講師が斜面下で見ている中を受講生が順番に滑り降りては
アドバイスをもらう方式になりました。総滑では「スピード感もあっていい滑りです。リズム変化の中回り
もあれくらいのスピードで滑ると評価が高いです。」ということでした。
「なんだか今回は良い感じだなぁ!ひょっとしたらいけるかも」と思いつつ、次に小回りを実施。
講師は「上手く滑れています。もっと重心を落とし込んでもいいですね」と言ってました。
そして次は中回りです。斜面の中腹くらいまでスタート地点を移動しました。
私の中回りは小回りを大きくするイメージなのですが、講師は「動きが止まっています。もっと板を回し
込んでくるか、すぐにエッジを切り替えるのではなく、ニュートラルを意識して滑ってください」と言う
ことでした。何回か中回りを滑ったんですが、講師からは良い評価がもらえずに、結局どういう滑りを
したらいいのかよくわからないままになってしまい、明日の検定に一抹の不安が残ってしまいました。
次に名木の中壁に移動して不整地小回りです。
けっこう固くて土や石が出ていたので、講師は「自分でいいラインを見つけて滑ってください」と言って、
ゆっくりしたずらしのターンで滑り降りていってしまいました。ちゃんと滑れるかという不安でしたが、
コブに少し強く当たりながらも弾かれないようにして滑ると「全体的に動きはいいんですが、時々板が
まっすぐになってしまうので、もっとターン弧を描くように気をつけてください」と言われました(・o・)
最後に講師から「明日のコブ種目は、斜面設定が易しいこともあって、厳しい目で見られることになる
と思いますので気をつけてください。」アドバイス。
よ〜し、明日の課題は中回りとコブだなと自分に言い聞かせ、午後もせっせと練習して検定に備えました。
○検定(25日11時〜14時)
主に白樺ゲレンデを使用して行われました。主任検定員は太谷祐介デモ
整地大回り:70点
トライアルの人が「滑走中は他のお客さんとの接触事故がおきないようにくれぐれも注意してください。
事故回避のための演技中断は減点対象になりません」とお決まりの事を言ってました。
スタートは白樺の斜面上部のリフトそばからです。
斜面は少し荒れてましたがスピードを出しても問題ない状態と判断して、内脚をたたむ切り替えを意識して
滑りました。普段通りに滑れたのですが、どんな点数が出るかドキドキもんでしたね(^^;)
すると、あっさり70点を出してくれたのでちょっと拍子抜けした感じ。
整地小回り:70点
スタート地点が大回りより10mほど下がった。斜面が荒れてきたので、できるだけ滑りやすそうなライン
をえらんで、それほど冒険せずに安全にずらし回しながら、切替え時に板を走らせる滑りを心がけました。
ゴール手前で少し悪雪に脚を取られてバランスをくずしそうになりましたが、あせらずになんとか処理。
滑り終わって69かなぁと思いましたが、これもあっさり70点が出てひと安心(^^)b
中回り:69点
スタート地点は小回りよりさらに10mほど下に。事前講習の時からあまり良い評価がなかった種目
なのでとりあえず、アドバイスされたことを念頭において、スムースに連続させたターンを意識して滑った
つもりが、やはり69点をもらってしまいがっくりきました(><)
点数が出るまでに検定員同士が相談していて少し間があったのちょっと期待したのですが...
これで今回も合格は無理かなぁと考えましたが、まぁあきらめずに最後まで頑張ってみようという気持ちにも
なり、とりあえず得意な総合滑走で71点を目指して、その後あわよくばコブで70点が出ればいいなぁなど
と色々考えました(・o・)
総合滑走:71点
斜面の最上部の中央付近からスタート。中回りの分を取り返すつもりで、スピードを最大限にするため
クラウチングからスタート。大回り2ターンから中回り3ターン、そして滑走性の高い大回り2ターンで
滑りきりました。
中回りの3ターン目でゴールからだいぶ右横にきてしまったのですが、あせらずに大回りで素早くゴール
方向に移動しました。斜面がだいぶ荒れてきている中、スピードを保って滑れたので自分でも結構迫力
があったんじゃないかなと思いました。作戦どおり71点が出て嬉しかったです!(^^)/
ギャラリーからも歓声や拍手をいただいたので、ぺこりと一礼しました。
不整地小回り:70点
名木の中壁に移動して、斜面の中央で中腹あたりまで下がったところからスタート。
白樺とはうってかわって固めのコブ斜面。アイスバーンなども点在。石や土もところどころにあって、しかも
きれいなラインはなくてコブが不規則に並んでいる状態です。トライアルは「ゴールの幅の間であればどこを
滑っても構いません。コブの無いところは自分のリズムで滑ってください。土が出ている場合は避けていただ
いても結構です。できるだけ考慮します」と言ってました。
トライアルが滑ったところは途中までラインがあり、その後とぎれとぎれの部分をクイックで対応していたのが
さすがと感じました。私はトライアルと同じラインをうまく滑れるイメージが作れなかったので、その一つ右横
の少し間延びしたラインを選びました。前日の講習で言われていたようにスムースなターン弧を作るイメージで、
コブにはできるだけ強く当たらずに、後半のコブがとぎれとぎれの部分では、自分のターンリズムを保ってゴール
できました。
しかし、滑り終わってもひとつだなぁという感じがあったので、心の中で「う〜ん、これは69やな」とつぶやい
たのですが、その瞬間に70点を掲げてもらえて、一瞬ぼーっとしましたが、それからめちゃくちゃ嬉しくなり、
やったー合格した!(^^)v という喜びが湧き上がってきました!
それと同時に一瞬、夢のような感覚がして、ちょっと待てよほんとに合格したのか?見間違えじゃないのか?
などという不安が出てきたくらいうれしかったです(^^)
○エピローグ
総評では太谷主任検定員が「大回りの時の板の動かし方がまだまだな方が多かったです。ただ単に板に乗って
いたりエッジに乗っているだけのターンではダメです。特にこういう重たい雪では加重しすぎずに板を適切に
動かして走りを引き出すようにする必要があります。それから小回りについてはこの重い雪の中で板が動かし
づらかったせいもあって、逆に体を左右に動かしてのターンをしている方が多かったですが、これも適切な加重
とその開放によって板を回していく必要があります」と言ってました。
総評後に実施される講習には、ちょっと疲れたせいもあって参加しませんでした。
八方スキースクールで少し休憩してから合格発表を確認して合格の手続きをしたのですが、受付の方に冷めた
表情で事務的に「おめでとうございます」と言われたのが、妙に印象に残っています(^^;)
兎にも角にも1回目、2回目ともに悔しい思いをしており、3回目でようやく合格できて本当に嬉しかったです!
この時からほぼ1年後には念願のテクニカルにも合格でき、これからはクラウンレベルを目指していきたいと考
えてますが、八方のテクにもそのうち挑戦してみたい気持ちがあります。
今はまだ無理ですが、そのうちに.....(ー_ー)
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NAGOYAさんの1級受験記
○検定日 2009年3月15日
○場所 乗鞍高原温泉スキー場
○天気 晴れ 固めの比較的良い雪質
○受験者10人 合格者3人
○プロローグ
2007年2月に二級取得。
直後はうれしかったが、周囲は一級が当り前、中にはテクニカル、クラウン取得者もいる。
負けるものかと一級に向けて頑張ることを決意。
翌年の3月、一級を初受験。結果は、大69 中69 小69 不69 総69話にならず。
4月にリベンジするが、大69 中70 小70 不68 総70コブで二度脱線。
毎週乗鞍高原温泉スキー場に通って二級レベルからここまで来たが、実力はこんなもんと納得したものの悔しくてしかたがなかった。
そこでオフトレに力を入れることに。。。
1.ビリー・ザ・ブートキャンプで鍛えた。
2.インラインで感覚が鈍らないようにした。
体脂肪率を5%落とし、少しだけマッチョになった自分にバカみたいに酔いつつ、2008年10月のイエティからシーズンイン。
自分の滑りをビデオで見て愕然とする。去年より下手じゃん!うおおおおお。
1月に検定を受ける気でいた自分は甘さに気付き、再度猛練習。
週末に名古屋から乗鞍に通い昼は練習、夜はビデオレッスン。
実は常宿のオーナーがスクールの元校長。滑りをいろいろ指摘してくれた。感謝感謝。
私の滑りの注意する点は以下
・大回りは切替時に上に抜けない。
・内足と外足がシェーレンしないよう、外足を前に出すか内足を引くイメージ。
・内足はハンドル、外足はアクセル。ターン前半でハンドルで雪面をいかに早く捉えるかが重要。
・小回り 斜面にいかに自分の体を垂直にし板をコントロールするかを心がける。
・ターン前半でトップで捉え、縦ずらしでスピードコントロール。
・ターン前半から中盤で板をたわませ、その反動で次のターンに入る(むずかしくて今でも微妙です)。
・決して止めるエッジングをしない。
・大回りで後半引っ張りすぎないよう切替準備を早くすることと体でまわさないようにすることを意識。
・外足のみのターンをじみに練習。
・小回りはひたすら重心を落とし込むトレーニング、デラパージュをひたすら練習。
・足裏の加重ポイントの基本をくるぶしの下に置くことを意識。
後から考えるとこれが不整地の滑りに大きく役立った。
事前講習はわけあって石川県の瀬女高原で受けた。
小回り系はOK。
大回りは微妙とのこと。 常に両足を動かせるポジションにいること。
特にターン前半でにそのポジションを捉えられればGOOD。
常に外足を動かす意識を持つこと。ちなみに板を立てる意識は絶対に持たないこと。
コブはバンクで板を回転できるポイントを常に意識し、そこで方向転換すること。外側を通ると余裕が生まれる。
事前講習はクラウンを持っている先生だった。しかもマンツーマン。この事前講習でなければ自分の合格はなかったと思う。
○検定
中回り
極度の緊張の中、前半の捉え、外足動かし続ける、切り替えで上に抜けないことのみ意識して滑った。
自己採点70
大回り
トライアルが安全に滑っていた。しかし、苦手な種目だからこそ積極的に縦に落とす滑りをやろうと決めた。
中回りと同じ意識を持って滑る。
自己採点70
小回り
得意種目だが、当日朝小回りでこけてしまい安全に行った。
他の受験者が止めるエッジングが多い中、自分はターン弧を見せることをこころがけ最初はゆっくり、だんだんリズミカルに。
どの受験者よりもスピード、リズムの良い小回りができたと思う。
自己採点71
フリー滑走
トライアルは左右に動きながらギルランデを入れる等、多彩に滑っていたがSKIJAM掲載の対策通り大→小→縦目の中で行った。
大から小への切替はスムーズに行ったが、縦目の中に切り替えるときに少し内に入りすぎて多少バランスを崩した。
やっちまった。。。と思ったが、トライアルさんが「総合的に見るし、十分合格点は期待できるのでは。」と言ってくれて、一安心。
自己採点70
不整地小回り
かなり斜度のあるもさもさのところだった。
その横に深いコブがあった。コブでもコブでなくても良いですよ。。。。とのこと。
一級のコブじゃない。無理と判断し、もさもさを滑ることに。
自分の前の受験者がことごとく失敗する中、スタート。
ベンディングで行った。途中バランスを崩したが、なんとか立て直し、ゴール。バランスを崩したのでだめだと思った。
自己採点69
精神的にも肉体的にも疲れ、ぐったりしながら昼食。
受験者の中では一番うまい自信はあったが応援に来ていただいた宿のオーナーから一言。
「積極性に少し欠けたね。小回りはたしかによかったけど。」今回もだめか。。。
○合格発表
発表は番号での発表。
ちなみに私は7番。主任検定員が「成績の良い順から発表します」と一言。てことはもしかして。。。
『7番』
・・・主任検定員の言葉が聞こえた瞬間、「よーし!」とガッツポーズ。
その後引き続き発表を聞き、他の合格者と固く握手をした。結果表が配られた。目を通したら、???
大72 中70 小70 不70 総71 うそー!!と言うのが率直な感想。
しかし、よくよく考えると大回り、フリー滑走は、圧倒的なスピード感があったと思う。
逆に小回りは加点なし。積極性に少し欠けたのかもしれない。検定員は私には無理です(笑)
合格証を受け取り、今年から新しくなったバッジを見たとき今までの苦労が走馬灯のようによみがえり(死ぬわけではない)
思わず涙ぐんでしまいました。努力が報われた瞬間でした。
最後にいつも一緒に乗鞍に行って、ダメ出しと撮影をしてくれた相棒と的確な指摘をしていただいた宿のオーナーに感謝いたします。
努力永遠、感動一瞬。つぎはテクニカルかな。
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Toshiさんの1級、2級 連続受験記
○受験会場:伊那スキーリゾート 中ア山麓スキー学校 (1,2級とも)
○スキー歴:30年以上(40歳)
○最近の年間滑走日数:15〜20日、ここ数年はポールレッスンに参加し時々草レースに参加
or 妻&息子&娘とのんびりスキー
○出没するスキー場:
・戸狩温泉(スキーの師匠の実家があるから、TRS(常設ポールレッスン)があるから)
・木曽福島(スキー専用だから)
・高鷲SP(常設ポールレッスン有、中京圏から近く、平日日帰りはここに行くことが多い)
・伊那スキーリゾート(レストランから見渡せるので子供を野放しにできる)
○受験した動機:
これまで検定を受けたことが無く、特に興味もなかった。
しかし最近スキーを始めた連中が2級を受験し合格したので、こっそり自分の実力を試してみた。
○2級受験
2008.2.16(土)、晴れ、平穏で低温
事前講習参加者:5人、受験者4人、合格者2人
○事前講習:
指導員より「2級のレベルを充分に超えています。特に指摘・修正事項はありませんので、普通に滑ってください」とコメントをもらった。
○検定:
小回り スタート前に緊張?して、足が動かなかったけど、滑り出したら、普通に動いた。
大回り、中回り 緊張も解け、無難に滑走できた。
中回りとフリーの間に1級の不整地滑走があったので、しばらく待ち時間(一級受験者の不整地滑走を遠目に見学)。
フリー滑走 事前講習では大回り〜中回りを推奨されたが、大回り〜小回り〜中回りを滑走した。
○結果発表:
合格発表前に全般的な講評があり、回転弧が浅い、充分にS字を描いてほしい(一級受験者向けのコメントか?)等があった。
合格者は成績順に呼ばれ、最初に呼ばれた。得点には自分でもびっくり。
得点:小回り68、大回り68、中回り68、フリー68
認定料を支払う際、「相当滑り込んでいるようですが、どこかのクラブに入っていますか?」と校長先生より質問があり、
「どこにも所属していないけど、草レースに出場しています、とても遅いけど(事実遅い)」と答えたら、納得していた。
事前講習の先生より「一級にも挑戦してください」と言われ、来週もがんばることを決意。
○1級受験
2008.2.24(日)、晴れ、向かい風強
事前講習9人、受験者12人、合格者1人
○事前講習:
以下の全般的な説明があった。
・このスキー場は急斜面がありませんが、緩〜中斜面に合わせた技術を見せる必要があります。
・不整地はリフト沿いに作ったモーグルレーンのような狭いコブ?斜面を使います。
※1級検定のために不整地を作るとのこと。少しコブ斜面を作ると、スキーヤーが勝手に滑り、どんどん深くなっていくとのこと。
確かに先週(2/16)よりコブが深くなっているし、午後はさらに深くなっていた。
事前講習で指導員より得たコメントは以下の通り。
・不整地
速く滑ったら、「動きがこま切れになっています。連続した動きを心がけてください。」
そこで次は丁寧に連続動作を意識して滑ったら、「スピードが不足気味です。もう少し速く滑ってください。」とコメント。
うーん、本番ではスピードor丁寧のどちらを取るべきか、迷った挙句、スピードを選択。
・小回り
スピードを稼ぐために浅めのターンで滑ったら、「弧が浅い、もっと深いS字を描いてください」ののこと。
向かい風の緩斜面で深い弧を描くと、スピードが落ちる・・・どうすれば?
迷った挙句「SLのようにフルカービングは認められますかか?」と尋ねたら、
「ダメではないが、それと基礎スキーとはちょっと違います」とコメント。
これもどうするか迷った挙句、ずらしを抑えた小回り(いつもの滑り)を選択。
・中回り
ここでも「回転弧を深くしてください。あとはOKです。」とコメント。
緩斜面では弧が浅くなりがちなので、ずらしを抑えたカービングが必須と判断した。
・大回り
「もう少し半径の大きい回転に心がけてください。今のままでは中回りです。あとはOKです。」とコメント。
・フリー滑走
時間がなく、試技はなし。いつもの滑りを表現してくださいとのこと。
そこで先週と同じ組み立て(大回り〜小回り〜中回り)を選択。
○検定:
小回り 緊張することもなく、いつもの滑りができた。スピードを優先しながら、深めの弧を描くことに神経を集中した。
中回り 自分ではかなりうまく滑れたと思っている。とも無難に滑走できた。
大回り 滑走中に向かい風が吹き、失速しそうになった、自分では速度不足を感じたが、板をずらさないことだけに神経を集中した。
不整地 緩斜面の軽いモーグルコース?だったので、スピードで押し切った。
フリー 先週と同じ構成、大回り〜小回り〜中回りを滑走した。まずまずの出来であった。
○全般的な講評:
審査員にアピールするような躍動感のある動きが必要。
向かい風の中でどのような演技をするか考えて欲しい。向かい風に負けない技術をアピールして欲しい。
合格者は成績順に呼ばれ、独りだけ呼ばれた。
得点:小回り71、大回り70、中回り70、不整地70、フリー71
認定料とSAJ会費を支払う際、「これからもっと高いレベルを目指してください。
近くのショップ等に聞いて、どこかのクラブに入部してください」と校長先生より説明がありました。
事前講習の先生に「向かい風のため、大回りは失敗と思ったのですが?」と尋ねたら、
「向かい風で速度は落ちていましたが、技術的に問題なかったので合格です」とのこと。
Yamatoさんの頁にもあるように、最近、人の滑りがどの程度か判別できるようになりました。
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富岡さんの2級受験記
会場 黒姫高原
日時 2004年1月(検定ツアー)
合格率 5人/7人中
使用マテリアル Fischer S400
Railfrex
○前段
すこし真面目にスキーをやるようになってから3年目。
初年度は検定前日にブーツを壊し、二年目は八海山で膝をひねったのがシーズン中完治せず、
そして二年とも曲がらない板に苦しむうち、結局2級レベルだけど、いつまでも受からず二年の時が
過ぎました。
今年は試乗会で好調だったS400にマテリアル変更。
板が曲がるようになったお蔭で調子があがって来たので、そろそろ行けるかな?となりました。
日頃色々教えてもらってる「ぽぺー」氏も、スクールの指導員の人も、「合格できると思うよ」と
言ってくれたこともあり、再度受検してみることにしました。
○検定ツアーへ
とは言っても折角受けるのだし、確実に合格を目指したいところ。
たまたま有給が取れたこともあり、黒姫スキー学校の検定ツアーに申し込むことにしました。
○講習
検定ツアーの日程は、初日・二日目が講習、三日目が午前が検定・午後が講習と いった流れです。
(三日目は検定受けないで帰っても可です。)
で、初日はビデオ撮影をし、いつもの欠点(「重心低すぎ」)を指摘されるに留まったのですが、
二日目の講習で、
「外足には乗れているが、骨盤と外足の距離が遠い。腰外れのターンになっている。」
「結果内倒している」
今まで言われたことのないことを指摘され、
「外足に乗れてないから内倒する」という理解しかない私は大混乱に。
いろいろ質問してみるものの、今ひとつ意味が理解できません。
検定前日に焦りました。
結局、技術の主旨は「ぽぺー」氏にメールで聞いて理解できたものの、
その日のうちにマスターすることはできず、
検定当日は普段どおりの滑りに徹することにしました。
でも内心ビクビクで前日段階で不合格を確信していました。
○検定当日
バーンは朝からの大雪で新雪に埋め尽くされてました。
・・・。
・・・。
・・・。
整地なんてどこにもないじゃん・・・。
12月の吹雪の中バフバフの新雪の岩鞍を滑った経験が
ここで生きることになるとは・・・。
利用斜面は、実施種目順に
大回り しなの木コースの中斜面
小回り フラワーコース上部
フリー滑走 フラワーコース中部
中回り フラワーコース下部
−大回り−
フワフワした雪でしたが、大回りは落差が命!と勝手に信じてる私は、
板にきっちり乗り込んで落とすことだけ考えてました。
安定して合格点以上を出せる唯一の種目で気合は入っていたのですが、
前日内倒してるといわれたし、感触はいいけど、点は出てないだろうと考えてました。
自己採点64〜65点。
−小回り−
バフバフの雪で雪面の圧を感じやすく、板が回しやすい展開。
前日、抜重が上方向に行き過ぎてると注意されたので、
下半身で圧を受け止める意識で滑りました。
完全に自信喪失してる上、過去二年小回りで落ちていたので、
自己採点64〜65点。
−フリー滑走−
吹雪で段々検定員の姿が見えなくなってきました。
フラワーコース中部のかなり長い距離を下りるよう指示されました。
斜度変化は中斜面をかなり下りた後、緩斜面になるものでした。
前走の方は大→小→中で下りてましたが、小回りを長くしすぎたり、
中回りで深回りしすぎると、緩斜面で止まるので、
大回りを落差沢山取って加速した後、小回りを小刻みに4ターン、
そのあと浅回りの中回りで仕上げる形に持っていきました。
楽しかったですが、どうせ内倒したり、変な癖が出てるだろうと
ふて腐れ気味で自己採点64〜65点。
−中回り−
最後の種目ということもあり、他の種目の手応えもイマイチだったので、
何となく滑ってしまいました。。自己採点64点。
−まとめ−
中回り以外は自分としては納得できましたが、
前日に自覚してない弱点を指摘されたばかりだったので
自信喪失モードに陥っており、なんとなく不合格っぽいな、という印象でした。
受験生7人の中で自分は4番目くらいかな、という感じでした。
○発表
スクールの受付にいくとバッジが5つ置いてあって、
あれ?受かっちゃったのかな?と思っておそるおそる採点表を見ると、
名前の横に「合」の文字。あれれれ?
もっと驚いたのが採点結果。
大66点、中65点、小67点、フリー67点。
昨日言われたことはなんだったんだろう(^-^;;;
三級に受かったのが小学生のときなので、
苦節15年(?)での合格となりました(^-^;;;
○雑感
2級検定は、上級を目指すに当たってのネガティブチェック(「ダメ出し」)の
要素が強い検定だと思います。
内倒・ローテーションなどの悪癖をきちんと潰して、
小回り、大回り問わず、安定した(上手でなくていいので)ターンができれば
合格できるかな、という感じです。
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まめまめさんの2級受験記
会場 モヤヒルズ(青森県)
日時 2004年1月xx日(対策講習1日+当日1日)
合格率 2人/6?人中
使用マテリアル 板:βarc Ambition(01-02) 靴:ヤマハR05(今は亡き10年前の靴・・・)
○今ごろになって・・・?
大学の後輩にそそのかれ?スキーをもう一回本気で始めてみようと決意。
だが、腰椎分離症であったため、今までのレース/モーグル系のスタイルは医師に止
められる。そのため、基礎の世界ならと思い、板を10年ぶりに購入。今年はどこま
でいけるか挑戦しているところです。
○道具の進化
ここ5年?位の道具の技術革新はすざまじく、だれでもカービングができる板があ
るんですね。レース時代はカーブがない板で、板をたわませてカービングさせてまし
たが・・・当時も「自分の技術こそすべて。道具に頼っちゃいかん(貧乏だったから
)」と思っていましたが、初すべりで、「あの時買っておけばタイムが・・・」と
後悔の念が出ました。とはいえ、板をまだ使いこなせないまま18年ぶりに基礎系の
講習を受けることに。
○前日対策講習
板を使いこなせないことと、検定の傾向を探るため、前日講習に参加。しかし、板のたわみを
出す踏み方が思い出せず、踏む動作を意識しながら講習を受ける。
@指摘と対処について
A)全般的には体の使い方は特に問題がないらしいが、上体がトップ方向に持って
いけず、若干後傾になっていると指摘→脛側への過重を意識。
B)大回りでのターン切り替えが小回りと同じようにしているため、ターンにつな
がりがない(弧が書けてない)滑りと指摘→じんわりと踏む滑りに変更
C)中回りでの脚のシンクロが取れない場面が見られる→レールターンとクローチングで修正
D)小回りで板の返りがないため、ワイパー状のターンになっていると言われる
→これは修正困難(結局当日まではある程度まで取り戻しましたが)
Aマテリアル変更のススメ
D)の練習の後、教官に「その靴だと足首の動きが取れないんじゃないの?」と言われる。
確かに足首はかすかにしか曲がらない。フリースキーである程度までフォームは修正したが・・・
道具の限界か?
○フリースキー中のアクシデント
「1級も取れるのでは?」と教官に言われ、後々のため、久々にコブ斜面へ。
この日は若手教官が技術指導を受ける日でもあったらしく、教官の面々が自分の股関節くらいの
深いコブを形成していった。
そこに飛び込んだら・・・何とかクリアはできたものの、持病の腰痛が。
フリースキーを中止して、家路に。。。
○当日事前講習
コースコンディションは、コントロールがしやすい新雪でした。
前日に比べ、スキーの返りが感じられ、弧を書けるように。
が、体調は悪く、湿布と腰ベルト装着で滑ってました。2級は午前中に検定を受けると思いこみ、
なんとか腰ももってくれると思っていたが、検定は午後とのこと。踏む力が弱まっていく・・・
○検定コース説明
オダマキペアリフトの降り場から見下ろして右側の斜面で、降り場から50m程度下ったところから
大・小・フリーを、更に下って中・緩斜面の始まるところから中回りを行いました。
コースを上から見て全体として左側への軽い片斜面であったが、右側へいくと右側にも片斜面に
なっているため、右ターンは要注意と思いつつ挑みました。
○検定全般
あれこれ考えるより、講習でおぼえた現状の最高の滑りを意識して、スタートをするよう心がけた。
○検定・大回り
右側の片斜面で外足のみが外れ、内足で一瞬リカバリ。自分としては、足場としては安定してて、
失速してないので大丈夫と勝手に思う。
○検定・中回り
カービングターンでスピードを乗せつつ、オーバースピードにならないように心がけた。
○検定・小回り
腰の具合が良くなく、板の返りを利用した膝の返し動作がこのときはまだ思い出せなかったので、
弧をきれいに作るように意識した。
○検定・フリー
大回りのミスを再度しないよう、左側斜面重視でスタート。
前半は大回りでスピードを乗せ、後半は得意の中回りでオーバースピードにならないよう調整。
小回りは入れなかった。
○結果
スクールの受付で発表を聞くと、合格とのことでした。
得点は、大69、中68、小66、フリー??でしたが・・・
後評としては、内足シンクロ、体軸の落とし込みについて甘さがあったとのことでした。
○その後
現在都内在住で、練習時間が限られるため、練習ノートを作って、2週に1度はスキー場に行くことにしてます。
あとは、検定対策DVDを見て、学習してます。イメージのフィードバックとして狭山でヤミ練が必要かも。
○2級を受ける方へ
HPにあったとおり、@左右対称のターン弧、A一定のリズム(速度)ができてればイケるという印象でしたよ!
すべてパラレルターンだから気が楽だし。今年の方が楽なのでは?と思ってます。
(個人的には規定種目を検定員に明確に見せるほうが難しいと思いますので。。。)
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じゅん坊さんの2級受験記
受験日:2004年2月某日 (日)
天気 :曇りのち 大雨 (T_T)
雪質 腐り雪+グサグサのベタベタの粘土雪....( - -) +ガス大量発生(有視界2メートル前後....カンベンシテヨ....)
受験場所 : 愛媛 美川スキー場
検定バーン スカイラインコース
使用板 SALOMON Demo10 3V (02-03) 167cm
○まえおき
私の師事する先生(SAJ1級)&現役スキーパトのお方の影響もあって、スキー歴は10年前後になっていましたが
バッジ検定など私には程遠い.....っと思っていた私が、一念発起!としてシーズン初っ端に板&ブーツを新調して検定
に備えたのは一年前のこと。
カービングの前の滑りしか知らなかった私には(今や死語となったウェーデルンなど)、未知の世界に突入と相成りました(汗)
○試験当日
シーズンインから先生の指導の元、何とかカービングらしき(大汗)滑りを理解して微妙な合格ライン (まっ、受験してみれば
自分の実力が分るさぁ〜)と言われ、そんな温かいエールのお言葉を賜りながら出撃(汗) .......
朝から、生暖かい風とどんよりした雲行き(オイオイ)これ、大丈夫なんかなぁ〜?と思いながらも、会場となる美川スキー場へ
一緒に受験する親友と行く。
○受付
9時半? ぐらいが受付だったので、朝一の開園(8時)には充分間に合っていたので受付前に手近なコースで復習練習。
う〜ん....今更、ポジション見直すっても.....ねぇ。迷うからウォームアップとして滑る事に変更。
(自分の習ってきたことを、ぶつけるのみ!!) ......でも不安。
○朝礼&事前講習
ウォーミングアップもそこそこに、気がつくと早くも集合時間。さて〜気合入れて一丁やったるか!な〜んて思いつつ(ドキドキ)
朝礼時に他の受験者を見渡すと、1級受験者が約10名程度&2級が約13名。うーむ...こんなものか?と思いながら、朝礼後に
検定コースに移動。何班かに別れて早速、講習スタート♪事前に先生と練習でここのスキー場には来ていたので、
検定コースも予測どおりの場所♪(幸先いいね♪)
しかし!!! 下見&滑りに来たのは検定より半月前の話(その時は寒波の影響で良好な雪質だったのに....)
いざ、コースに立つと.....何じゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! って、絶望するぐらいのグサ雪(ヒェーー) こんな悪コンディションで
滑ったことは初心者以来だぁ.....。(前日の夜中に、凄い雨が降ってたので嫌な予感はしていたが....)
まっ、気を取り直し講習を受ける。(雪質と気候に見合った採点もしてくれると検定員もおっしゃっていたので)
他の班は検定種目を反復練習している模様だが.....私の班は何故か、基礎の練習のみ
(あの....?検定の弱点とか対策とかの講習は無いんっすか??って聞きたくなる場面多々あり....)
約2時間の講習も1キロのコース1本滑って終わり(スゴク不安デス....)他の班は3本ぐらいは滑ってたぞ....
そうこうしていると、主席検定員がやってきてイントラとヒソヒソ話......ゴニョゴニョ.....その場で変更事項として、午後から大雨との
天気予報だから、昼休み無しですぐ試験に移行します♪との発表....(心の準備が....)
否応も無く、2本目のリフト乗車が本番になるとは...
○検定本番
予想外のハイペースの試験に、開き直ってやるっきゃない!!っと覚悟を決めて挑む。
大回り→ 某アニメのガン○ムの主役みたいに(笑)「ゼッケン何番いきま〜す!!」 っと絶叫してスタート.....
がっ!!!!凄いガスで前が全く見えず(大汗)検定員ちゃんと見えてるのかなぁ?と思いながら滑走。
(有視界2メートルあるか無いか) アプローチ直後に力入りすぎて、危うく自爆しそうになるも気合でリカバリー(汗)
コース幅目一杯使って大回りをアピール。自己採点66点
中回り→ これもゼッケンナンバーを絶叫してスタート(汗)アプローチとアピールタイムは上々♪.....
がっ!!!!! ゴールした直後にガスで視界が悪かったのが、何と先に滑り終えて待っていた受験者が
突然!!目の前にいた.....(合掌) フルブレーキかけるも間に合わずスライディングタックルで激突........逝った
(よりにもよって検定で...).....これで合格の芽は無くなったと思い込む....
自己採点 計測不可
小回り→ もう落第確定と思いつつも、最後までやり遂げようと思い慎重に滑る。もし、合格の芽が残されているなら
残り少ない種目でミスは許されない!とも思う。 アプローチから小回り意識で当然滑っていたが.....
何か、ブレーキと低速小回りを足して2で割った感じの滑りになってしまった.....(汗)
スピードを上げると、粘土みたいな雪が引っかかって...間違いなく吹っ飛ぶのが見え見え....(コリャダメダ)
こう雪質が最悪だとトップコントロールもテールコントロールも関係なし(大汗)自己流でもいいから、コケずに
滑りきれたら上出来(ヤケクソ)他の受験者は転倒続出(合掌)完走するだけ良し....かな?
自己採点 64点
総合滑走→ いよいよ最後の仕上げ、フリーで滑っている感覚で滑ろうと思う。
まずはアプローチ→大回り→中回り→小回り→フィニッシュ♪ .....う〜ん、悪天候(小雨&ガス)でこちらからも
検定員全く見えず。滑っている最中に虚しく思う事アリ。アピールタイムのタイミング分らず(トホホ)
他のスキーヤーやボーダーも同じコースを滑っているから、接触だけは注意しながら滑る。自己採点66点
○昼休み♪
怒涛のように終わってしまった検定.....結果発表は午後3時くらいだそうなので、親友と食堂にて試験終わった開放感からか、
大胆にもストーブを独占し昼食取りながら休む(スミマセン....他のお客さん) 人の心配する出来栄えではなかったので、
親友の出来栄えや感想聞いてみると...ん〜まあまあ.....私は、あ、そうですかと思う.....(こりゃ絶対に受かってるな....トホホ)
○結果発表
予定の時刻が来たので、スクール前に集合。どうせ落ちてるだろうと諦めつつも、一応確認に行く。
食堂を出ると、バケツをひっくり返した感じの大雨が降り始めたではないか....(ヒヤリ)
主席検定員の判断は間違って無かったのねぇ〜と感嘆してしまった。
さてさて、A3ぐらいの紙に合否発表が張り出される。少しの奇跡を信じて見に行く......トコトコ.....ドレドレ....ん?.........ん???......
俺の番号は○○だよな??親友は○○.....えええええええ!!!!受かってるぅぅぅぅぅーーーーーー!!!!2人ともだよぉ〜(感涙)
悔くも落ちた受験者を尻目に大喜びしてしまう(モウシワケナイデス....)
さて、気になる採点結果ですが→大回り 65 中回り 64 小回り 66 総滑 65 計260 ................合格!
でもギリギリじゃん(冷汗)
親友はというと→大回り 66 中回り 65 小回り 66 総滑 66 計263............余裕じゃん(汗)
スクール内にて認定料とバッジ代を支払い、大雨の中家路に就く♪
○講評
色々とミスが多かったし、致命的なミスもしでかした検定でしたが奇跡的にも合格できました。
やはり、普通のコンデションでは間違いなく落とされる出来栄えでしたが(汗)
最悪のコンデションも考慮してくれたお陰が多々あると感じました。
全く自信の無かった小回りが少し評価されていた事が不思議.....
でも、それがライフラインになって合格出来たし結果オーライと素直に喜んでおきました♪
無念なのは、我が師匠(先生)から教えてもらったテクの数々をほとんど実践出来なかった事が悔やまれる....かな?
おまけとして、合格した人数は 1級 1名 2級 4名
......うわぁ.....狭き門になってるよぉ....転倒したのに受かった私が申し訳なく思う.....
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KAZさんの2級受験記
<基礎データ>
1. 受験者属性 39歳男性・スキー歴は20年位。特にここ3年くらい一生懸命(年間10日位)すべるようになった。
2. 使用スキー ヘッド・カーブ・ライト・185cm(ビンディング込みで24000円の特売の初心者向けスキー。
まだ真剣にバッチテストを受験しようなどと考えなかったときに購入した。)
3. 使用ブーツ サロモン・コースGT・日本モデル(スキー歴が長いので、スキーは何でも良くても、ブーツだけは
良いのもが必要であることを本能的に知っているため購入。)
4.
受験日 2004年12月28日(日)
5. 受験会場(スキー場) 白馬岩岳スキー場
6. ゲレンデコンディション・天候 良好・晴れ
(一週間前までは全く雪が無かったが、ほんの3日間に大雪が降り積もり絶好のゲレンデコンディションであった)
小生はスキー歴20年になりますが、この3年、家内とともにミドル・エイジ(中年)スキーを楽しむようになりました。
昨シーズンバッチ検定規定が改定されたとのことで、チャレンジしてみようということになりました。
受験日直前までは積雪が無かったためシーズンインできない状況でしたが、数日でドカ雪が降った上に、
受験日当日は天候もよく、たいへん良いコンディションでした。
<受験レポート>
ゲレンデ・天候ともに最高に近いコンディション。
このシーズンは、12月初旬に日帰りで丸沼高原で初すべりをして、今回、1泊2日で白馬岩岳を訪れ、
この日は、2日目(シーズン通算3日目)でした。
受験者は、2級が6名、1級が7名で、アプローチの滑りを拝見すると、「みんなウマイ」と言う感じでした。
私は、2級受験組6人中の5番目の滑走で、人数も少ないのでローテーションはありませんでした。
1.1種目目・中回り整地(かもしか第一ペアを左に下りたところ。
実際の斜面は中急斜面整地・1級は同斜面で小回り整地
・ 前走のイントラが、ものすごい滑りで、1・2級の受験者全員が「なんだありゃ」と驚きの声を上げるほどの、
技術選上位(実際にどうかはわからないが、きっとそんな感じ)のようなすべりで、目の保養になった。
が、全く参考にならなかった。
・ とにかく、一種目目で、丁寧にターンとターンをつなごうと意識した。無難な滑り。
・ 自己採点65点。
2.2種目目・フリー滑降(岩岳スキー場正面ゲレンデ左寄りの最上部から一番下まで。
実際の斜面は中急斜面整地・1級も同斜面の少し高いスタート位置からフリー滑降)
・ とにかく元気に、見た目に?速く、と考えて滑った。
・ 途中で、少し上体が遅れたかな、と感じる場面があったが、2級としては十分誤差?の範囲と自分で納得。
・ 自己採点は、若干甘めの66点。
3.3種目目・小回り整地(らいちょうペアを左に降りた正面ゲレンデ右手上部から左手中部に向かって斜めに
コース設定された。実際の斜面はやや緩めの中斜面整地・1級は同斜面で中回り整地)
・ 2級小回りは、ずれてもリズムと、言われていたので、やや緩めの斜面設定で、精神的には非常に余裕があった。
・ 今考えれば、最近は流行らない、ワイパー操作に近いウェーデルンだったような気がする。
・ ただし、きっちりフォールラインを守り、リズムを刻めたので、合格点はでる感触。
・ 自己採点で、66点はとても無理でも、64点はつけられないだろうと、65点。
4.4種目目・大回り整地(正面ゲレンデの左半分。
実際の斜面は中急斜面整地・1級も同斜面の少し高いスタート位置から大回り整地)
・ 前種目のゴール地点が、少し下がりすぎたので、30メーターくらい登ったところがスタート地点となった。
1級の人たちは、優にに50メートル以上、登らされていたと思う。
・ ここまで無難に来ただけに、かえって最後の種目で緊張していた。
・ 多分、十分にブレーキがかかって、「遅い」「切れない」カービングターンだったように感じた。
・ 自己採点、64点。
まあ、65点平均で合格かな、と思っても、久々に合格発表の
前は、ときめく?ドキドキ感を体験しました。
<結果発表>
1級の不正地小回りを見学し、発表時間を予告された主任検定員は、
「本日は、1・2級ともレベルの高い人が多かったので結果は期待できるのではないかと思います。」
と十分期待させるコメントを残して、立ち去っていきました。
結果は、
オール65点の合格でした。
確かに、みんな、うまい人が多かったのですが、2級が6人中5人合格、1級が7人中6人合格でした。
合格発表の受験者の会話を聞いていると、この年から、1級受験の条件となった「2級合格」を手に入れるために
受験された方や、1級を持っているけれども新しい規定の1級に挑戦された方も含まれていたようでした。
私も、2005−06シーズンに、1級合格を目指して鍛錬中です。
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1.受験者データ
30代前半。スキー歴10年。昨シーズン後半から基礎スキーに目覚め3回程度スキー教室に入る。
2.マテリアル
サロモン10パイロットスクリーム 3シーズン前くらいのモデル。
3.受験日及び会場
平成17年1月23日 白馬さのさかスキー場
4.ゲレンデコンディション
前夜の大雪で50cm程度の新雪。午後の検定時にはボコボコ。
はじめに
スキーをはじめてずっと自己流でやっていた。
昨年まで自分はかなりのレベル(根拠なし)だと思っていたので、検定種目も知らずに駒ヶ根高原スキー場で
2級を受験した。結果は・・・もちろん不合格。自分では絶対に
合格(根拠なし)すると思っていたのでかなりショックでした。
その後自己流の限界を知り、スキー 教室に入り、DVDで研究し、今シーズンの検定に備えた。
1種目目 小回り整地
パラダイスゲレンデのリフト沿い。
この斜面は滑り出しが急斜面で中盤はさらに急になり最後の100mくらいは、ほとんど斜度がなくなるという
変化にとんだバーン。とにかく一定のリズムとスピードを意識して丁寧に滑った。
中盤暴走気味になったので、ズレを多用しスピードを抑えたが、今度は最後のなだらかな斜面でスピードが
出なくて失敗した。
まあ、それでも自己採点66点。
2種目目 大回り整地
ニューパラダイスゲレンデの中盤から下部まで。このゲレンデは降雪時にあえて非圧雪にしている。
昨夜の豪雪でゲレンデはボコボコの状態。イントラの方も今日はゲレンデ状態が悪いので、
ズレを多用してくださいとアドバイスをする。
ゲレンデ状態が思いっきり悪いので開き直って滑ってみた。
暴走しないように一定のスピードを意識して無難に滑れた。
自己採点66点。
3種目目 中回り整地
パラダイスゲレンデ中央上部。ここは緩斜面でごまかしがきかない。
ズレズレで滑れば止まってしまうような斜度であるため、2級レベルで精一杯のキレを使った
カービングターンを心がけた。がんばって切ろうと体を内側に傾けたら、内傾してバランスを崩した。
それでもなんとか持ち直してゴール。
自己採点65点。
4種目目 フリー滑降
ゲレンデは小回りと同じ。斜面がかなり急であるため、小回りや中回りなどのリズム変化が入れづらい。
入れてもいいが、暴走しそうであったので、どうしようかと考えている間にゴール!!
結局大回りしかやらなかった。まあ、それでも満足のいく大回りだったので、よしとする。
自己採点64点。
自己採点では十分合格点。
公認料いくらだっけなどと「取らぬ狸の皮算用」をする。合格発表まで主任検定員の講評があった。
「抜重したあとに回旋運動をしていない。」「下を向いて滑っている。」「スキーのサイドカーブだけで滑ってる。」
「もっと板を踏んで荷重しなければだめだ。」等、講評というより10分以上のお説教を受けた。
たった10分の間にモチベーションは下がりまくり。80%くらい合格かな?と思っていたが、
講評の10分の間に絶対不合格という確信に変わってしまった。
結果発表をみたら案の定、2点足らなくて不合格であった。
2級は5人受けて合格者1人。
1級は2人受けて合格者0人。
自分の実力はさておきこのスキー場ちょっと厳しすぎるのではないかと感じました。
まあ、でも今シーズン中にもっと修行をしてリベンジしてきます。(違うスキー場で・・・)
ゼッケン51番です。
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hiraringoさんの2級受験記その2 リベンジ編!
1.受験者データ
30代前半。スキー歴10年。昨シーズン後半から基礎スキーに目覚め3回程度スキー教室に入る。
2.マテリアル
サロモン10パイロットスクリーム 3シーズン前くらいのモデル。
3.受験日及び会場
平成17年2月27日 伊那スキーリゾート(通称イナリ)
4.ゲレンデコンディション
アイスバーンの上に人工降雪機の雪が少々
5.受けるにあたって
前回、惜しくも2点足らなく落ちた。今回は1ヶ月間それなりにがんばり、さらに万全を期すため
比較的採点が甘く(と思われる)斜面が簡単なスキー場を選んだ。
2月の最終の週末とあってものすごい人・人・人。
受験者も1級17人、2級11人と小規模スキー場にしては多かった。
6.事前講習
事前講習を受けたのは、自分を含めた10名。
1人の講師に生徒が10名なので、ほとんど講習らしい講習を受けられなかった。
しかもこの日は激混みなので、検定バーンの低速の距離の短いぺアリフトに乗るのに15分程度
待たなければならなかった。
前回受けた時は、他の受験者がうまく見えたが、今回はたいしてうまく見えない。
自分がうまくなったのか、ヘタな受験者が集まったのは定かではないが、この時点で目標を合格から
トップで合格に変更した。
1種目目 小回り整地
斜面はすべての種目、平均斜度18度のパノラマコースで行われた。
事前講習を受け、昼にも検定斜面を滑っているので、雪質等わかっていたが、いざ、滑ってみるとビックリ!!
1級受験者が17名、2級受験者が数名滑ったあとであったので、雪がすべて剥ぎ取られ、アイスがむき出しの
状態になっていた。荷重をするたびに足をとられ、後傾姿勢になり、暴走してしまった。
自己採点 64点。
2種目目 中回り整地
比較的自信のある中回り。
しかし、バーンがどれくらいアイスになっているかわからず、おっかなびっくり荷重をしてメリハリのない
のっぺりした滑りのままゴール。
自己採点64点
3種目目 大回り整地
大回りは比較的日当たりのよりリフト沿い。雪はあるが、すぐ下がアイスバーン!!
3年間ノーメンテナンスの板のエッジは全然かまず、ずるずるずるずるとずれまくり。
イメージの回転弧よりはるかに大きな回転弧を描きゴール。
自己採点65点
4種目目 フリー滑降
前回の反省を踏まえて、今回は大回り、ちょこっと小回り、大回り、最後に中回りを入れた。
大回りから小回りへリズム変化するときアイスに足をとられたが、それ以外は比較的満足のいく内容。
自己採点66点。
全種目滑り終えた感想はうーーーーん。5分5分。
午前中の事前講習の時には、受験者の中では俺が一番うまい(妄想?)と思っていたので、
合格はもちろんトップでの合格を目指していたのだが・・・それとマテリアル。
サイドカーブがゆるくエッジが丸まっているので、全然アイスにくいつかない。
傷だらけの板をチューンナップする気にもなれず、この検定後
05 HEAD DEMO I.SL Chip CP13 160cm
TYROLIA FF Puls 17 LD
ついでにブーツサロモン COURSE XRを購入することに。
結果発表
主任検定員から本日の検定の講評があった。
「みんな受かりたくて努力をしてきたので、それに報いるために甘く採点した。」といっていた。
おお!!いいのか悪いのかわからないが、うれしい一言!自己判定が5分5分から7/3くらいの確立になった。
さらに「本来合格に届かない人も合格にしてあげたから、自分がそうだと思う人はもっと、
努力してその級にふさわしい実力をつけなさい。」とのお言葉!モチベーションあがりまくり。
この時点で9割方合格しそうだと思うようになった。
2級の合格発表で一番はじめに番号を呼ばれた。
結果は小回り65点 中回り65点 大回り65点 フリー滑降66点 合計361点で合格した。
2級受験者は11人受けて合格者5人、1級は17人受けて3人であった。
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omegaさんの2級受験記
〇受験日:2006年03月10日
(金)
○天気:曇り
○雪質:グズグズの下に硬い所がたまにある
○受験場所:箕輪(福島県)
○検定バーン:メープルストリート下部
○使用板:DYNASTAR
ARTIST PRO 165cm
○はじめに
スキーを始めたのは高校2年の時。大学時代に基礎スキーの同好会に入り、2年で
2級、3年のとき1級を取りました。その後社会人になってからは年2〜3回滑るのが
やっとになり、子供が生まれてからは20年位、全くスキーをやらなくなってしまいました。
4年前に飲み友達に誘われて再開、年6〜7日程度、毎回日帰りですがスキーに行くようになりました。
先シーズン最後に半日だけスクールに入りましたが「滑りが古い」と言われショックを受け、
50歳になった今シーズン、テストを受けようと決心した。
○事前講習
実は3月5日に今回のスキー場に行き、ホームページにあった通常の検定斜面
エンジェルストリートを下見してきました。当日は天気もよく、雪質もやや軟らかくなり始めといった
程度でとても滑りやすく、これならいけるかなと安心していた。
しかしテスト当日はガスがかかり視界不良の為コース変更。
エンジェルストリートより標高の低いメープルストリートの下部を使用することになり、雪質も悪く、
気温が高かったため実際のテスト時間にはさらにグズグズに。不安が高まる。
今回は平日ということもあり、2級受験者が4名、1級受験者が2名、と少人数。
そのため余裕があり丁寧に教えていただきました。以下注意されたこと。
大回り:前半の捉えが弱いので後半に角付けが強まる。動きのリズムをゆったりと。
中回り:大回り同様前半の捉えを意識して。
小回り:角付けの意識が強すぎるのか減速要素が多い。また後半に強い角付けは
板の反発も強くなるのでリスクが高くなる。
フリー:丁寧に滑ろうとし過ぎている。スピードを上げて元気良く滑りましょう。
○テスト本番
整地大回り(メープルストリート最下部。斜度25度)
コース幅が狭く、大回りをゆったりとしたリズムで滑るとコースぎりぎりになってしまうため緊張が
走るがあわてず滑る事に専念。
整地中回り(メープルストリート下部。斜度15度)
斜度も無い為何気なく滑り出したが途中で大きくズレる。年の功で慌てず誤魔化したがしっかり見られていた。
整地小回り(メープルストリート最下部。斜度25度)
事前講習で最後に滑った時、回し込みを控えて滑ってみたら、その滑りで良いと言われ、自分ではスピードが
出すぎと思ったが同じ感覚で滑る。
フリー(メープルストリート下部。斜度15度)
出だしの直滑降部分をやや長めに取りスピードを出すように心がけたが、途中またもズレが出てしまい、
リズム変化もやっつけ仕事みたいになってしまった。
○結果
種目 | 得点 | 平均 | |||
整地大回り | 66 | 65 | 65 | 65.3 | |
整地中回り | 65 | 65 | 64 | 64.7 | |
整地小回り | 66 | 66 | 66 | 66.0 | |
フリー | 65 | 65 | 64 | 64.7 | |
合計 | 260.7 | 合格! |
2級合格者は4人中2人、1級合格は無しでした。
○最後に
発表後、個別の質問を受けていただきました。私は中回り、フリーでズレてしまったことを
質問したんですが、自分で板を回そうという意識が強すぎると言われました。
斜度、斜面状況、雪質を意識しないで自分の形で回し込んでしまうのでそれが合わない時にはズレたり、
あるいは予期せぬ反発をくらってバランスを崩したりということになる。
現在のカービングスキーの特性をよく理解して、雪と喧嘩しないような滑りを目指してくださいとのこと。
抽象的な表現ですが自分なりには理解できた感じがします。
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ロンロンさんの2級受験記 1回目
○日時:2007年2月10日(土)
○受験会場:苗場スキー場
○使用スキー:HEAD XRC 156cm (2シーズン前に初中級モデルで購入した黄色い板)
○コンディション:晴れ、湿り雪
○27歳 男性 東京在住
○スキー歴:積極的意思を持って滑り始めて3年目。それまでは年に0〜1回。
1.スキー黎明期から受験の決意まで
○学生時代〜社会人なりたて
子供の頃は、親に連れられて年に一回いくか行かないか程度。当時は長いノーマルスキーで
なんとなくパラレルターン、雪面が少し乱れているとコントロールできないといったレベル。
その後もスキーはたまに誘われたら行くけど積極的に自分からは行かないまま24年間過ごす。
○04/05シーズン
知人がガーラ湯沢のチケットを入手、誘われる。タダならいいか、ということで久しぶりにやってみる。
レンタルで自分の身長より短いカービングスキーを借りてみると、「あれ、俺、意外と滑れるじゃん!」
と嬉しい誤算が生じる。
もう少しスキーに行ってみたいなという思いが芽生え、自分の道具を一式揃えたら、気持ちが急に盛り上がる。
この年はあと3回行く。
○05/06シーズン
本当はたくさん滑りたかったのだが、仕事が多忙で休暇と体力が確保できず、また都心に引越した際に
車を手放したこともあり、あまり行けずじまいだった。滑走日数は5日程度。
○今シーズン
仕事が落ち着き、今シーズンはたくさん滑るぞ!と意気込んでいた矢先、周囲の人にスキーが趣味だと話すと
二の矢で返ってくる反応が、
「へえ、スキーが趣味なんだ、級とか持ってるの?」というものだった。
(別に嫌みではなくて、純粋に興味を示してくれただけなのですが)
このとき、趣味とはいえ、自分がどのくらいできるのか客観的証明がないと、語るのもなんだか寂しいなと感じ
2級合格を今シーズンの目標とし、少しもらったボーナスは全てスキーに費やすことを決意する。
2.今シーズンの練習状況〜受験1回目
○練習状況
DVD付スキー上達本を購入しとりあえず座学をした。
上手な人に教わりたくて今シーズン初滑りとなる年末の尾瀬岩鞍で、大枚はたいて
プライベートレッスンを受講。
自分ではパラレルターンもできるつもりでいたが、最初の見極めで、コーチからきつい一言
「・・・基礎があいまいです。ボーゲンやったことありますか」。
結局、二時間ひたすらハの字で曲がる指導を受けることになり、チョットへこむ。
(今から思えば、コーチに強制的にやらされなかったら、自分からハの字の練習なんてしな
かっただろうから、いい勉強だった。)
その後1月の3連休と下旬、2月初旬の週末に行く。
一緒に滑るメンバーはボーダーやのんびりスキーヤーなので、スクールに入ろうという雰囲気もなく
DVDで渡辺一樹が説明していたことを思い出しつつ独学で練習する。ただ、意気込みだ
けはたっぷりあったので、一日あたりの滑走数は出来る限り多くした。
○検定バーン
下から見上げて、第5高速クワッド左側の中斜面。苗場公式HPのコース紹介の図でも「検定バーン」
と紹介されていることを後日発見。
○事前講習
2級の受験者は10人。検定員の一人が検定科目をひととおりチェック。
ひとりにつきコメント一言二言アドバイスがある程度。
ターンの切り返し動作が急で、前半にスキーが流れているのでゆっくり動作するようにとだけ指摘を受ける。
検定バーンとリフトの接続が良いとはいえず、効率は悪く感じた。
合計4本滑っただけで午前中の講習は終了。
○本番
大回り:急な切り返しをしないように意識しながら滑った(つもり)。
中回り:大回りと同様。
小回り:小回りらしき動作を意識的にするようになったのが先月からだったのでとりあえず自分なりに小さく回る。
総合 :元気に滑ってくれといわれたので、そのつもりだったのだが、終盤、体よりスキーが先にいってしまった。
○結果
全て64点、合計256点で不合格。
事前講習ではターンの切り替えだけ指摘されたのだが、評価表(指摘事項に○が付けられている)によると
大回り:内傾、ターン弧不均等、遅すぎ
中廻り:内倒、遅すぎ
小回り:後傾、ターン弧不均等、遅すぎ
総合:内倒、暴走。
○感想
敗因は、端的に、技量不足、練習不足、知識不足。ボロクソの評価にショックを受ける。
まず、内倒って何?という疑問(知識不足)。
採点のポイントとして自分で思っていた以上にスピードが求められること、ターンが均等かどうかがチェックさ
れていたということに気づく(あたりまえのことかな)。
でも、これなら事前講習の時にもっと指摘してくれればいいのにと、事前講習に対する不満も残った。
2回目受験に続く・・・・。
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ロンロンさんの2級受験記 2回目
○日時:2007年3月4日(日)
○受験会場:尾瀬岩鞍スキー場
○使用スキー:アトミック LT9 158cm
○コンディション:晴れ猛暑 ベトベトの雪
○27歳 男性 東京在住
○スキー歴:積極的意思を持って滑り始めて3年目。それまでは年に0〜1回。
1.1回目不合格から2回目受験までの練習状況
再チャレンジを心に誓い、検定後、結果発表までのサービス講習で指摘されたこと、不合格の
理由とされたことを思い出しつつ、その日のナイターから残り2日間、中斜面、緩斜面でひたすら練習。
検定のことが頭から離れなくなり、仕事中もつい、どうやったら受かるかを考えてしまうようになる。
苗場から東京に戻り、インターネットで2級合格方法について検索していたら、ski
jamと運命的な??
出会いを果たす。2級の合格ポイントを動画まで付けて丁寧に教えてくれているではないか!
これはまさに渡りに舟、何度も動画をチェックし、内倒はダメ、外足に乗れていることをアピール
しなければならないこともここで理解。
またこれを機に、他のコーナーもひととおり読み込む(大変楽しく読ませていただきました。)。
スキーに情熱を注ぐ先達(荒井さんのことです)のスキーに対する姿勢や上達の過程を勉強し、さらに
道具にも関心を持つようになり、神田のスキーショップをよくうろつくようになる。
ski jamと神田のウィンドウショッピングのおかげで、この2月から3月にかけて自分の中でスキーの
基礎的情報量が大躍進する。
(それまでは、オガサカというブランド自体知らなかった。自分のブーツはドロミテだが、頭文字がD
ではなくSに見えて、○ックリマンのシールにロッテの紛い物の「ロッチ」があったように、サロモンの
紛い物で「サロマイト」と読むんだ、だから当時安かったのかなとずっと思っていた・・・ははは。)
2月最後の土日に白馬五竜で再び練習。自分の滑る姿を確認することが重要と思い、とりあえず
同行者にデジカメで撮影してもらう。動きが分かる映像は2秒ぐらいしか写っていなかったが、
それでも自分が頭で妄想している姿と実際の不格好な動きには深い溝がある現実を突きつけられる。
でも、それだけ効果が大きいということも体感する。
2.受験2回目
○検定バーン
チャンピョンAコース。
最初の緩斜面はスルーして、左に曲がったところから、小回り、大回り、終盤の幅広い斜面でフリー滑降。
ファミリーゲレンデ上部で中回り。
○事前講習
雪この日ゲレンデは完全に春モードで、県庁所在地の前橋では最高気温が20度まで上がるという異常事態。
当然、ゲレンデもドロドロの状態。
受験者は2グループに分けられ、小回り2回、大回り、総合の講習を受ける。
あいかわらず内倒を指摘され、早くも敗戦の予感。
検定バーンが効率のよいレイアウトということもあり、もう一巡指導してもらえる。
2回目は、ターン外側のストックを雪面にこするぐらいの意識で内倒修正を試みたところ、講師からは
そのぐらいでよい、とのアドバイスをもらう。
前回検定の講習より密度がぐっと濃く、受講して良かったと感じた。
○本番
緩んだ雪はすっかりえぐられ、試験会場は検定員も認める不整地に変貌していた。
実際、一級受験者の不整地小回りはバーンの移動をサボって、1,2級の整地小回りと同じバーンのうち、
一番荒れているところを使って試験していた。
・小回り
かなり雪面が荒れており、かつ非常に雪が粘って重たいので、バランスを崩さないよう、慎重に滑る。
スピード不足であることは間違いないと自己分析。
・大回り
内倒と判断されないように気をつけようとするが、あれこれ考える前にあっという間に終わってしまったという感触。
やや肩に力が入ってぎこちなかったかなと反省。
・フリー滑降
試験で出せる力が本当の実力、と自分に言い聞かせて、好きなように滑ってみる。
大回りから小回りを中盤交えふたたび大回り。リズムの切り替えでは足に心地よい反力を覚えた。
力がうまく入ったのだろう、自分としては満足。
・中回り
下部の緩斜面で雪が特にベトベトなので、スピードが殺されないように注意する。可もなく不可もなくという印象。
○結果
大回り:65点、中回り:65点、小回り:64点、総合:66点 合計:260点で、ぎりぎり合格。
事前講習で前回と同じ指摘を受けたときは正直、厳しいかと焦ったが、なんとかシーズン中に合格できて
本当に嬉しかった。なお、二級は受験者17人中5人の合格だった。(私の受験番号は2番)
○感想
実は、2回目受験の前日土曜日に、新しい板に切り替えた。慣れた板で受験すべきか迷ったが、
新しい板を使いたい好奇心が勝ったというのが実際のところ。
初めて購入した初中級用板をこれまで使用していたが、これよりもぐっと重く、固くなった。
前日の一日で慣れるのにはとまどったが、小回りの機敏さが失われた分、中回り、大回りは向上したと思う。
練習と技術向上が最も大事なことはいうまでもないが、性能のよい道具を使うことも、それなりに大事。
総合で安定してスピードを乗せることができたのは、板が寄与するところも大きかったと思う。
あと、前回受験と比較して、自分の滑りの「ここがダメ」と自分で指摘できる力が向上したことが勝因か。
このあたりの感覚は、ペーパーテストの場合と同様。
○お礼
2級になんとか合格できたことで、「次は1級だ!」と次の目標が生まれ、もっとスキーにのめりこみそうです。
なお、2級合格を周囲の人に報告すると、返ってきた反応は、
今度は「へえ、すごいね、副業でインストラクターとかできるの?」だって(笑)。
本当にそう思われて、もし一緒にスキーにいくことになってしまったらちょっと恥ずかしいので、
それは月に行くよりも遠く長い道だよと答えておきました(でも頑張って行くつもり)
今回の受験において、色々と勉強をさせてくれたski jamには大変感謝しております。
人から教わる機会が乏しかった分、通信教育のような存在でした。1級受験の際にも大いに参考にさせていただきます。
ありがとうございました。
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はやぶささんの2級受験記
○会場:ハンターマウンテン塩原
○日時:2007年3/31
○コンディション:硬いバーンに新雪が少し積もった状態
○使用マテリアル:3年位前に特売で2万くらいで買ったロシニョールの板と、一万円ぐらいで買った安いブーツ(爆)
○スキー歴&年齢:29歳男性・小学生中学年くらいの時に親に連れられたのが始まり。
今までは年に2〜3回程度だったが、今シーズンは10回
○2級を目指すまでの流れ
2007年1月7日、爆弾低気圧による猛吹雪の川場スキー場に兄と父親の三人で突撃しました。
(同日にガーラではゴンドラが強風で停止し、ゲレンデに三千人が取り残されたとかニュースになってました)
川場も恐怖を覚えるような猛吹雪で、午後2時には全てのリフトが停止するほどでしたが、
その代わり完璧なパウダースノー。
今までの自分はパラレル大回りしか出来ませんでしたが、ターンを小さくしてみようとちょっと意識して
滑ってみたら、雪質のお陰かスキー板が雪面から跳ね返ってくる感覚がありました。
その跳ね返りに逆らわずターンをしてみたら、なななんと、あれほどやりたいと思っていた小回りっぽい滑りが
できちゃった!! 先述した通りその日は午後2時くらいでリフトが終了してしまったので、この感覚を
忘れたくないと思い今シーズンはまって行った訳です。
検定を強く意識しだしたのは、2月中旬に嶺村聖佳と宮下征樹の二級合格DVDを買った辺りから。
スキーJAMのHPを見つけたのも、ちょうどその頃でした。テクやらクラやら、一級の上があることも恥ずかしながら
このHPで初めて知りました。
こりゃ二級くらいとらなきゃスキーやってるとは言えねぇなぁ・・・
なんて考えるようになったのは、そう、このskijamの影響です(笑)
○スクールレッスンについて
今シーズンは色々なところでレッスンを受け、ハンターの一般レッスンにも行きましたが、
ハンターは他とちょっと違うように感じました。
と言うのも、ここでは内足主導のカービングターンの練習を一般レッスンでも強く意識して取り入れている点です。
これはどうもハンターマウンテン・スキースクールの方針のような気がしました。
しかし今シーズン覚えたての、テールコントロールによる小回りが精一杯の私には極めて難しいレッスンでした。
また2級ではテールコントロールが出来れば大丈夫だと勝手に勘違いしていた私は、内足主導の練習が今ひとつ
身に入りませんでした。
それに他のスキー場のスクールで、「2級は外足をしっかり踏めれば受かる」みたいな事を言われたのも輪をかけました。
しかし、採点は機械ならぬ人間のやることです。いくらSAJが基準を統一しても、各スクールの方針がある程度
合否を左右するのは現実的には当然と言えます。つまりカービングを生徒に教えようとするスクールが、
検定の採点でそれを軽視するはずがありません。
勿論自分はそんなところまで気が回らないまま、検定当日を迎えることとなりました。
検定当日
○事前講習
ハンターでは1.2級とも、事前講習を午前に、検定を午後に行います。
検定の整地種目は全てウォールストリートで行われました(これも1.2級両方です)。
受験者数は一級が20人以上で、二級が10人くらいでした。
自分は一級は受けていないので確かなことは言えませんが、人数の多い一級は検定斜面を一斉に滑るだけの
講習に見えました。
2級は設定斜面でそれぞれの種目を滑り、インストラクターが一人ずつ講評してくれました。
自分に対する講評は、体が前にかぶりすぎていることと、下半身の動きが見えないとの事。
加重したら終わりでは無く、徐々に加重し脱重するようにと言われました。
そして更にインストラクターの口から衝撃の事実が・・・
「小回りは少しくらいずれてもいいから、トップ&テールコントロールで滑ってください。
でないと点数が出ません。」
え゛〜〜っ、聞いてないよ〜!!!
今まで外足加重のみで滑ってた自分に、検定2時間前に両足主導にしろなんて言われたって、
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁっ!!(歳が露骨に出るネタだな・・・)
最初から諦めるなんて格好悪いかも知れませんが、世の中には出来ることと出来ないことがあります。
仕方なく今までどおりテールコントロールで滑ることにしました。
○検定本番
検定を行う午後になって、3月31日のくせに吹雪いて来ました。
ハンターのトップは意外と標高があることを思い知らされます。私はこの時期を舐めていて、眼鏡で
ゴーグル装着不可能、しかも帽子なしです。最低です。寒いだけならともかく、雪でまともに目が開けられず
雪面が見えません。ノーマルタイヤで来てしまった帰り道も気になります。
ただし気温の低さと雪で、バーンコンディションは間違いなく良好です。そんな条件で、いよいよ検定スタートです。
○大回り
全種目、ウォールストリートの滑り出しから中間部までが検定斜面です。
トップ&テールやトップコントロールなど諦めて、しっかり外足を踏み、膝による上下動を心がけます。
自分の中では特に問題なく滑れました。
○中回り
ますます雪と風がひどくなってきました。
滑り出すと雪が目に入るので、目を細めて滑ります。雪面の凹凸なんて良く分かりません。
そしたら案の定、みんなが滑って深くえぐられたわだちみたいな跡に乗り上げてしまい、体のバランスが大きく崩れます。
しかも、検定員の目の前!! 俺の冬は終った・・・
○小回り
合格は半ば諦めていたので、テールコントロールで丁寧に滑ることを心がけます。
テールコントロールでどこまで点が伸びるのか?これは自分の中での実験でもあります。まぁ問題なく滑れました。
○総合滑降
大〜中〜大の王道パターンでリズム変化させることにしました。
スピードに乗ることに注意しすぎたため、これまた検定員の目の前にある段差でバランスを崩し大きく後傾してしまいました。
○結果
全て63点。合格者も10人中2人でした。
結果が出るまでは、”ひょっとしたら・・・”なんて思っていましたが、そんな初恋にも似た淡い期待など木っ端微塵に
粉砕されました。これが現実です。惨敗です。ぐうの音も出ません。
個別の講評は特にありませんでしたが、恐らく膝の使い方の悪さとテールコントロールのみの滑りが自分の課題なんだと
思います。
まっ、今シーズン初めてショートターンを覚え、それから延べ7日ほどのスキー練習でここまで来れたのは、
ある意味自分を褒めてやって良いと勝手に解釈することにしました。
落ちたとは言え自分のレベルを客観視してもらえる検定を受けたことは、来シーズンに向けての具体的な課題や
目標が見えて良かったと思います。
よしっ、来シーズンこそっ!!
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マコトさん親子の2級受験記
○受験日:2007年1月28日 (日)
○天気 :快晴
○雪質 :良好(適度に締まってていい感じ)
○受験場所 : 舞子後楽園スキー場
○検定バーン:パラレルコース
○使用板
父:ATOMIC BetaRide8.18 160cm (5年もの)
子:SALOMON Equipe 8T Power Plate 140cm (2年もの)
○まえおき
スキー歴だけは30年以上の私とスキー歴5年の息子。
私:年数回のレジャースキーヤー
子:3歳で菅平でスキーデビュー
5歳の時にはコブ斜面だろうが急斜面だろうが滑り降りてこれたので一緒に滑ってて不満はなかったのだが、
転ぶ毎に起してあげないといけなかったのが唯一の難点だった。
息子が小学校1年になってそろそろ本格的にスキーを教えるか!!と思ったところでレジャースキーヤーの
私にはそんなスキルなどない。手っ取り早いのはスクールに突っ込む事。
年末に丸沼の1日レッスンに入れてみた。
1日のレッスンが終わって息子の滑りを見たときにビックリ。あきらかに滑りが変わってました。
なんちゃってパラレルから綺麗なパラレルスタンスで滑ってるではないですか。
その時から私と息子がスキーにどっぷりと嵌まりだしたのです。
その年、ジュニア3級、2級と取得し、SAJ2級の受験資格を得た所で親子揃って3級の講習内検定を受けました。
結果は私だけ合格。
実はそのとき息子は小回りが出来なかった・・・・・。
ジュニア検定に向けたポール練習ばかりやってた為、小回りのつもりでも、縦長の大回りにしか見えない。
講習終了後、小回りをもっと練習させてください・・・と言われました。
翌年スクールにてポールレッスンと基礎レッスンを受けた息子は3月末めでたくジュニア1級とSAJ3級に合格。
そのままSAJ2級も受験しようかとも考えたが、どう考えても2級の滑りじゃないってことで断念。
翌年(2007シーズン)の目標として親子揃って2級合格を掲げてそのシーズンを終えた。
そして怒涛の親子2級取得@2007シーズンの幕開けです。
2007シーズン入って2級受験まで総滑走日数10日。親子でスクール3回。
スクールは土曜日に入って日曜日にがっつり復習を繰り返しました。
舞子のスクールでは短い距離を1本滑って講師がクラス分けを行います。
スクールでのクラスは息子も一緒の上級クラスだったのも良かったと思います。
○事前講習
検定前日にレッスンのつもりで2級事前講習に参加。
午前は息子と二人きりのプライベート状態。(ラッキー) 講師は本番の検定員が担当。
小回りから大回りの検定に沿ったレッスンを行いました。
1時間ほどで一通り滑った後に、息子が講師に禁断の質問を・・・
【僕の滑りって何点くらいですか〜?】
をいをい・・そんな事聞くなよ〜と思いつつも私も興味津々
私 :大回り 71点、中回り 68点、小回り 67点
息子:大回り 67点、中回り 64点、小回り 63点
この時点で、おいらは講師から合格するよ。と言われたが、息子は微妙〜だった。
息子はそれにもめげず、レッスンを受けてたけど今回はだめかな?なんて思った。
午後になって 生徒は一人(小4の女の子)増えて3人に。
午前と同じことの繰り返しだけど、これがよかったのか、息子の中回りが65点にアップ。
私も、大回り 71点、 中回り 70点、小回り 68点にアップ。
講師が、1級受けても良かったのにと・・・・。
でも、2級持ってないんで1級受けれません!と笑いながら返す。
そんなこんなで、事前講習が終わってから 講師が、息子の小回りについて一言。
ゆっくり回転弧をきっちり描くのとストックワークをもう少し練習すればと・・・。
そこで、終わってから息子の小回り特訓。
今更何を特訓するんだ?って感じですが、親としては少しでも合格率UPになればと思い必死に練習させました。
私から息子へアドバイスとして
1.滑ってるときのストックはブラブラさせないで固定しろ
2.小回りのときは両腕を大きく開け。真横に広げるくらい。
3.しっかりストックをついて回る
4.ゆっくり左右対称の弧を描いてまっすぐフォールラインに向かって滑る
私も小回りは得意じゃないし、理論的に教えれないから感覚的に 教えただけですが・・・・。
よくがんばって理解してくれました。 その甲斐あって、小回りの滑りが見違えるように変わりました。
○検定当日
少しでも練習をと思い、リフトが動く前に宿をでてリフトが動き出すのを待って検定バーンで最終調整です。
昨日の特訓の甲斐あってか息子の小回りがいい感じになってきた。
わたしのほうはと言うと 『1級受けても良かったのに・・・・』との言葉を信じて受験当日を迎えました。
○検定本番
2級受験者7名。 受付のお姉さんから『がんばってくださいね!!』との励ましを言葉を頂き検定本番です。
検定コース:後楽園ゲレンデ
トリプルリフトを降りて左側。トップから少し降りたところで、左コースへ行く所から総滑。
少し降りて右へカーブ(ほぼ直角)する斜度変化のトップから大回りと小回り。
パラレスコースの中斜面で中回り。
天気も良くバーンも圧雪された締まったバーンでした。
○大回り
私:スクールでさんざん仕込まれたワイドスタンス&外足荷重で重心をフォールラインへ落としこんでいく。
ターン時に状態が遅れないように外側の腕の振りを気にして切り替えも丁寧に・・・・滑ってたつもり。
が少し暴走ぎみで滑ってる途中このままじゃやばい!!なんて思いながらもゴールラインを過ぎて
かっこよく停止するはずが、勢いあまって10?位横向きで滑り落ちてしまいました。
息子:ポール&GSをやらせてるだけあって事前講習でも大回りだけは合格点を頂いたので安心して見ていたのだが・・。
回転弧が小さいよ〜 と心の中で叫んでいました。
多少ズレた滑りは良しとしても、どう見ても中回りの回転弧で降りてくる。
日ごろからワイドスタンスで重心をもっと低くしろと言っていたのだがどうも実践できていない。
ただ、きっちり外足に荷重してるのだけは素人の私から見ても分かる位に滑ってたのが◎。
○中回り
私:基本的には大回りと同じで回転弧を小さくしただけと思ってる。 ただし回転弧が小さくなるってことは
切り替えのタイミングなんかも早くなるから動作が忙しく見えないように気をつけました。
息子:大回りの斜面より斜度が無い分余裕を持った滑りで降りてきた。
自分でも中回りを意識してか回転弧を小さく取っているし、少し縦長に落ちてくる感じ。ポジションは高めだが
しっかり外足に荷重しながらトップコントロールで滑り終えました。
○小回り
私:苦手種目の小回りが一番緊張しました。
skijamの教え『左右均等な回転弧でリズムよく』を頭の中で考えながらスタートを切りました。
急斜面のためトップ&テールコントロールで左右に振り過ぎず、気持ち縦長に滑り降りてゴールライン通過。
この時ばかりは上手く滑れたな〜と自己満足の世界に浸ってました。
息子:前日の特訓の成果が試されるときです。
ストックワークも改善され、きっちり雪面に突いて回ることが出来てました。
上半身のブレ?上下運動も改善されてリズム良く滑れたと思います。少し気になったのが左右の回転弧の
バランスが気持ち悪かったかな?と。でもこれで合格点が出なきゃ仕方が無いって位の今迄で一番の滑りでした。
○フリー
私:中斜面から始まって途中右カーブでしかも斜度変化&急斜面になる難しいコース。
おまけに最初の中斜面は片バンク・・・。中斜面で左右のバランスを取るのが難しかった。
右カーブして急斜面のところからリズム変化として小回りで数ターンするつもりがオーバースピード気味で急斜面に
入った為小回りに移行できずに急斜面を中回りで滑る事になりさらにスピードが出て最後の大回りへの切り替えが
遅れてしまった。
息子:ゴール地点から見てた為最初の中斜面は見れなかったのだが、急斜面への斜度変化も無難にこなしきっちり
小回りで数ターンして最後は中回りでゴール。
○結果発表
自分の結果より息子の結果が気になって気になって。
苦手の小回りで減点されたとしても他で加点されてぎりぎり合格か不合格かと思ってました。
そして結果発表
私 :大66 中66 小66 フリー66
息子:大65 中66 小66 フリー66
息子の合格を喜ぶ前に えっ・・・・・
大回り以外息子とと同じ点数です。喜んでいいのやら・・・・なんか複雑な心境
苦手の小回りで息子が66点とは・・・・パパレッスンのお陰か!?と自分を褒めてあげよう。
大回りが案の定点数が低かったですね。
2級受験者7人中6人合格
事前講習で一緒だった女の子だけ不合格でした。
ちなみに1級は受験者数9名中2名の合格。
○あとがき
今年の目標である親子揃っての2級合格は達成され嬉しくもあり息子の上達にいつ抜かされるかと。
私と息子の二人でスキーへ行って、たまにスクール入ってがっつり復習の繰り返しでした。
当初スクール入った時の講師の第一声は『ポジション悪いですね〜』でした。
1単位まるまるポジション矯正のレッスンだったこともあります。
誰かに見てもらわないと気がつかない癖もたくさんありそれらもまとめて矯正された感じがします。
スクールでのレッスン内容をしっかり覚えてそれを息子にフィードバックしてました。
2級検定を終えての感想として、あまり難しい滑りは要求されないんだな。
これから2級を受験される方へのアドバイスとしてこの『skijam』を熟読して下さい。
そして良い指導者に自分の滑りを見てもらいレッスンを受けることをお勧めします。
それが合格の近道だと思います。
長々書きましたが参考になれば幸いです。
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evicさんの2級受験記
◎会場:ハンターマウンテン塩原
◎日時:2008年1月19日
◎コンディション:晴天。良好(やや硬め)。
◎使用用具:01モデルのサロモン EQ8-3V、06モデルのレグザム Data97。
◎年齢:37歳。
◎スキー歴:高1冬休みのスキー教室(@お万座)で初体験。
昨季までは平均3〜4日/季(内 0日/季、3回)。今季は検定前時点で9日。
◎2級検定を目指すまで
高1、高2の冬休みに4泊5日で行われる学校主催のスキー教室(任意)に参加し、
1年目にボーゲン、2年目にシュテム(もどき)で緩斜面を降りることが出来るようになり、
『オレ、ちょっと上手いかも』と勘違い。
その後、01年に自分の滑りを初めてビデオで見て、あまりの醜さに愕然とする。
これを機会に気持ちを入れ替えてレッスンを受けるようになるも、手応え(足応え)が得られず。
そして、昨春、同志の先輩から、
『上手くなりたいなら、検定を受けたら?』とのアドバイスを受け、一念発起。
十年落ちのブーツを新調し、今季に臨みました。
検定当日
○事前講習
私にとって、この日が検定初体験。受検者は総勢7名。
検定前なので検定種目の説明と見本演技くらいかと思っていたら、
ご担当のW田先生は、受検者一人一人に対し、熱心に修正点を指導。
レッスン終盤には『基本は、やっぱりボーゲン』とキレキレのボーゲンまでご指導いただき、
私にとっては満足度の高いレッスンとなりました。
私が検定対策として指摘されたのは、大まかに言えば2つ。
「回転弧の大きさを左右均一に(小回り)」と「深い回転弧を描いて欲しい(大回り)」でした。
○検定コース
ゴンドラを上がってすぐ右の「ウォール・ストリート」。
いつもは寒風にさらされるカリカリのアイスバーンで、
以前は、『こんなところで大回りなんて出来るわけがない』と思っておりました。
なのに、この日は晴天、しかも、カリカリはチラホラ。
○大回り
滑走順は4番目。
とはいえ、1級受検者(総勢6名)が滑り終えてから2級受検者が滑り始めるので、実際は10番目。
寒さに凍えながら、他の受検者の滑りをなるべく見ないようにし、順番を待つ。
スタートラインに着くと、アタマ真っ白。足裏の感覚だけを頼りに滑走開始。
左2、右2の計4回。
終わってみれば、大回りらしきものが出来ていたな、という感じ。
先週までは「出来るわけがない」と思っていたコースで滑ることができただけでも大収穫。
○中回り
滑走順は3番目。大回り同様に順番を待つ。
やっぱり、スタートラインでアタマ真っ白。
W田先生のリズムを真似したら、ク〜ワッ ク〜ワッ と丸い回転弧が描けたような。
模擬試験のつもりだったのに、『もしかしたら…』と欲が出始める。
○小回り
滑走順は2番目。心境に変化が生じ、前走者のライン取りと滑りを注視。
質の高い前走者の滑りを見たことで焦りが生じる。
「(回転弧を)丸く、丸く」を心がけてスタートするも、
足裏の「捉えた」感がまるで得られず、後半にカラダが遅れ、暴走。
自分のメンタルの弱さを悔いると共に、ダメモトの気持ちを取り戻す。
○総合滑降
滑走順は1番目。前走者がいないというのは、私にとっては好都合。
しかし、ゴール位置が分かりづらく、なおかつ、
総合滑降だけは2級受検者が先に滑ることを知らされておらず、戸惑いの中で滑走開始。
大回り2、中回り4、大回り…減速…大回り2、ビミョーな小回り4、という構成。
想定外のアクシデントに見舞われ、大幅に減速してしまったたことが悔やまれる。
○結果
大回り 66、中回り65、小回り 64、総合滑降 65で合格。
合格者数は、私を含め4名(受験者7名)。
◎検定後記
減速を私の非ではなく、不可避のものだったと検定員の方々は判断してくださったのでしょう。
今回の合格を後押ししてくれたのは「運」と、以下の3点。
@やっぱりボーゲン
…検定種目の練習はしたことが無く、前週もボーゲンばかり。すると、足裏で雪面を捉えた…ような。
A自分の滑りだけに集中する
…滑走順を待つ間は目を瞑り集中。しかし、小回りの前だけはコレが出来なかった。
B検定前は、しっかり休憩
…疲れで、本番がメロメロになっては困るので。それと、他の受検者の滑りを見たくなかった。
◎まとめ
滑った後は、ベストの3〜4割くらいしか出せなかったと感じておりました。
結果は合格なので、ベストに近い滑りが出来ていたのかもしれませんが。
私は十年以上、技術的な向上を体感できずにおりました。
しかし、前週、急激な変化を体感することで、それまでの間違いに改めて気付きました。
私の間違いは、ボーゲンを甘く見ていたこと。
「練習は嘘をつかない、ボーゲンも嘘をつかない」、私はコレで合格できました。
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プシューさんの2級受験記
〇受験日:2009年2月15日 (日)
○天気:晴れ
○受験場所:黒姫高原スノーパーク
○検定バーン:しなの木コース、フラワーコース
○雪質:3月末のようなグサグサの雪
(前日2月の過去最高気温を各地で記録し、当日も 同様で結構暑かったです。)
同日行われていた大回転競技のリザルトでは朝10時の気温が9℃!
○使用板:HEAD DEMO i rc SW 163 cm
○ブーツ:ラング バンジー ZI10
(インナーの再成型をショップ店員に聞いたら、シェルの寿命超えていますから買い換えたらといわれる始末。)
○年齢:50オーバー
○はじめに
20代後半でスキーを始めた時はスキーブームでリフト待ち30分が当たり前 5回ほど行きましたが、
リフト待ちが馬鹿らしくなって以後20年弱の空白の後 皆がゴルフをやる中でアマノジャクな私は、
ゴルフは爺さんのスポーツだとスキーに再挑戦。
100%我流スキーで4年間 年10日ほどの滑走日数でしたが上達感が無い為 昨年滑りが綺麗に見えるように
とスキー学校に初めて入ったところ、先生から思ったより滑れるので驚いた、検定は受けないのですか?
といわれ検定挑戦を決意しました。
(学校に入るまでは、リフト上から上手い人の滑りを見てそれを真似するという滑りですっかり暴走スキーヤーに
仕上がっていました。)
受験するからには一発で受かりたいとは思っていましたが講習を受けないと我流スキーでの合格は困難と
skijamを見て自覚していましたので、黒姫の検定パックの土日2日間コースに申し込みました。
○事前講習
グサグサの完全な春スキー状態 2日間コースの生徒は私一人のみ完全なプライベートレッスンでした。
ちなみに金曜日からの3日間コースは6人でしたが、一緒にされることなく別メニューのマンツーマンで先生も
私も息が切れるほど滑り込んで教えていただきました。
講習での注意事項というか50歳オーバーの我流暴走スキーヤーをどうやって一日で2級に合格できるようにするか
先生も苦心されているようでした。
検定予想コースで大回りから講習開始 ターン後半からは外足荷重になるように谷側のストックを多少引きずる
ようにすると下から見ている検定員からは外足荷重出来てるように見えるから、66点くらいは付きそうとのこと。
問題は小回り いっそ小回りは捨てて大回りで加点狙ったほうが点数とれるかもしれない
「どっちがいいですか?」 と言われましたが、skijamのビデオ「弧のあるターン」を今シーズン初めて見て小回りの
練習を始めた次第だったので迷わず小回りをお願いする。
検定予想コースであの手この手と小回りが出来ている様見えるように同コースで行われていた二級3日間コースの
講習を何回も追い越す。
「止まってる時間が少ないと息が切れるので3日間コースの生徒の滑りを講評しながら息を整えましょう」
と先生が言うほど滑りまくりました。
講習中フリー滑走は大回りから小回りにすると急減速しバランスを崩すことがあるので2級では大回り中回りでも
問題ないとのアドバイス。
大回りスタートは斜滑降からでなく直滑降で真下に向けスタートすること等技術に関係なく失点しない方法を
教えていただき、最後に私の場合 本番では大回りは谷側ストックを引きずり気味にし、膝を曲げ棒立ちでなく
加圧抜重し運動するようにとのこと。
小回りは左右の二軸の間をリズミカルに 上体はフォールラインを向かせストックの突き遅れから上体がバタバタ
しないように、加圧後抜重時に重心を5cm前に ストックが遅れそうになったら両ストック突きでもいいから暴走
しないようにとしつこく念を押され講習を修了しました。
○テスト本番
9時半まで検定予想コースを2本滑り検定受付へ。
いただいたゼッケンが47番 昨晩宿のTVで見た映画銀色のシーズンの主人公が付け 2回も転倒した
ゼッケンナンバーと同じ苦手な小回りのいやな予感が・ ・ ・ ・。
2級受験者は2日間コースと3日間コース合わせて7人で、朝10時になり検定員の先生が出てこられて、
主任検定員のS先生から検定予定コースの説明がありコースへ。
実は主任検定員S先生は昨日私のプライベートレッスンになった事前講習の先生。
他の検定員の方も3日間コースの講師をされていた方のようで 検定本番というより講習の延長みたいな
雰囲気で、隣のコースで行われていた大回転競技を少し見たいと言うものまで出る始末。
競技者1人の滑走を見学してから検定員の先生から あんな滑りはしなくてもいいですからと一言。
整地大回り(しなの木コース)
講習時の予想コースそのまま
スタートはゼッケン順で一番最後でしたが隣の競技に刺激され私のかっとばし暴走スキーが出かかりヒヤリ。
谷側ストックを引きずり気味に外足荷重が出来ているように見せかけるテクニックはすっかり頭の中から
飛んでいました。
S先生はきっと 昨日あれほど言ったのに と思われていたと思います。
まずい65点以上加点は無理か。
整地中回り(しなの木コース?大回りの下)
中回りについてはなぜか講習を含め何処を滑ったのかまた検定コースすらはっきり覚えていない状況で
印象が無い。中回り記憶喪失状態です。
整地小回り(フラワーコース上部)
10ターン以上になるような私にとっては結構長い距離でこれまで10ターンを超えるような連続小回りを
したことが無い為最大のピンチ。
講習では細切れながら何度も滑っていたので、手を前にそしてリズミカルにという事だけ考えスタート。
グサ雪が結構ブレーキになったのかストックワークも遅れずなんとか暴走せずにフィニッシュ。
予想外に上手くいき65点かな?
フリー滑走(フラワーコース中部)
ローテーションで前走の後私が先頭スタート
コース中ほどに子供が一人後方はクリアでスタート。ストックを勢いよくついて加速させ直滑降へ。
大回り2ターン目中に谷側ストックを引きずり気味にする事を思い出し子供の位置を確認しながら中回りまで谷側
ストックをスリスリ。大回り3ターンで中回りへ 6ターンくらいしてフィニッシュ。
ターン変化は減速せずに上手くいったが大回りスリスリを途中で思い出したから66点は無理か?
○結果
オール65点で260点 合印
この日検定パック2級合格者は7人中3人。
○最後に
私の場合S先生の事前講習プライベートレッスンが今回合格の全てだったと思います。
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inahotakaさんの2級受験記
◎日時:2009(平成21)年2月22日(日)午後1時半より
◎会場:やぶはら高原スキー場(長野県木曽郡木祖村)
◎検定バーン
国3A (大回り・小回り・フリー)
国2谷回廊(中回り) 左奥
◎検定時天候:風は無かったが曇りのためにホワイトアウトぎみ。
雪面が見づらいのでゴーグルを外して日常使いのメガネで滑った。
◎雪質:締まった乾雪だったが午後の検定時にはところどころに削り滓が溜まって事前講習時より滑り難くかった。
◎2級受験者数:7名(合格者4名)
◎使用マテリアル 板:ID-ONE TR-TTM(165cm)
靴:GEN BUMPS7
◎投稿者情報
信州は、中央アルプスと南アルプスに挟まれた伊那谷の住人です。
平成18年の2月に中央アルプスを貫く権兵衛トンネルが開通し、国道361号線を利用して伊那谷から木曽谷へ
30分足らずで行くことができるようになりました。
誤解している人も多いのですが、信州も南部となりますと太平洋型の気候であまり雪が降りません。
ですから、伊那谷のスキーヤーはわざわざ白樺湖周辺や白馬方面まで出かけていたのですが権兵衛トンネル開通で
木曽方面のスキー場が一番近いスキーエリアとなりました。
小生も、今年はやぶはら高原スキー場のシーズン券を買って片道40分、週2回平均で、ジョッギング替わりに
スキーをしています。
病気予後で体力に問題があるため、1時間滑って30分休み、また1時間滑って帰宅というペースでのスキーです。
昭和50年の3月、今は無き宮田高原スキー場で初めてスキーをしました。
吉祥寺駅ビルにあるスポーツ用品ショップでミズノのスキーセット(3万6千円でしたか)を衝動買いしたのがきっかけ。
春休みに帰省し、スキーを担ぎ、リュックを背負って、飯田線で宮田駅まで。
駅前から伊那バスで宮田高原へ1時間。
夏に牛の放牧を行う牧草地に短いリフトを一本かけたスキー場でした。
スキーを履いてプルークで滑り出したら、止まらない止まらない。
やっと止まったところで仕方無しにスキースクールへ。スキースクールはその日限り。
以来、自己流で6シーズン。
フラット斜面でのパラレルと小回りはできるようになりましたが、コブ斜面はこなせないまま。
サラリーマンになったばかりの冬に、運動不足のままスキーに行って負傷しそれを契機にスキーからテニスに
転向して四半世紀余。
50歳の3月に、禁煙をする代わりにスキーに復帰しようと決め、ヤフオクで格安のセットをそろえて今シーズンから
閉鎖になった伊那スキーリゾートへ。
昔を思い出して密脚のパラレルターンで数本。息は上がったもののなんとかできそうだと実感。
でも、時代はカービング。いわゆるノーマルの板ではどうしようもない。
というわけで、翌平成18年のシーズンに、オガサカのケオッズTRを中古でゲットし自己流でのスキーライフを
本格的に再開したのです。
かくして、19年、20年も、夏はテニス、冬はスキー、という優雅な生活となったわけですが、若いテニス友達が
昨シーズン2級を取得して今シーズンは1級を目指すというので、小生もやってみようかとなった次第です。
◎検定までの今シーズン
そもそも、この私め、恥ずかしながら、たいへん自己評価の甘い性格で、スキーの技術に関しても、
けっこううまいほうだと自認し、テニス仲間には、ここ数年、コブ滑走さえなければ1級は受かる程度の実力がある、
などと吹きまくっていたのです。
しかし、実際に同じテニスクラブのK君が2級を取ったとなると、自分はどうかとても気になります。
そこで、今シーズンは自分もバッジテストを受けてみようと思ったのですがこれこそがバッジテスト受験の
効用というものでしょう、
今までとは一変、普段からきちんと考えて滑るようになったのです。親指だの踵だの、
どこに体重がかかっているかを意識して滑ったのは初めてです。
お一人様のスキー行なのでビデオが撮れないなどと思い込んでいたのですが、三脚を立ててビデオカメラを
回しっぱなしにして自分の写っている部分だけを切り取れば一人で行っても動画は撮れるということにも気づきました。
で、撮ってみたら、ええっ!?、です。なんだよ、こんな格好で滑っているわけ? がっかりです。
腰が引けたような大回り。やけに山足が前に出ている中回り。とにかく、思っていたよりずっとヘタクソです。
考えてみればそれも当然。いままで自分の滑りを検証してみるということがなかったのですから。
そこで、事前講習も兼ねて、スキースクールに入ることにしました。
自己流などといっても、しょせんその実態は、単にケチ、というだけ。
交通費や宿泊費にリフト代を払い、さらにスクールの代金などもったいない、というわけです。
悲しいことに、スクールに入るというのは自己検証の機会を買うことだとは気づかなかったのです。
かくして、2月13日の金曜日、34年ぶりにスキースクールへ。
午前中の2時間、テクニカル受験希望の2人と一緒でしたが、講師によると、2級は大丈夫でしょうとのこと。
少し安心はしたものの
「小回りでは止めるようなエッジングでなく板を走らせ丸い弧を描くようにスキーの前を落とすよう」というのです。
同じ様なことは、検定当日の午前に受けた講習でも言われましたが、今思えばそんなこと検定直前に言われても
できるわけがないし、丸い弧を描くというのは小回りの究極目標であってテククラレベルでも要求されること。
講師は、小生の小回りを見て2級はだいじょうぶと言ってくれていたので今まで通りの小回り
でよかったのに、わざわざ本番では「板を走らせた丸い弧」なるものを描こうとして暴走してしまったのですから
後悔しきりです。
結局、午前中2時間だけの講習でしたが、テク受験希望の受講者にひき引きずられてコブなどで頑張ったために
筋肉痛となって日曜日の検定は諦めることになりました。
◎検定当日
当初の予定1週遅れの22日(日曜日)に2級受験。
朝9時過ぎにスクールで検定を申し込むと2級受験者は7名。
ほとんどが事前講習を受けるというので、小生も受講することに。検定の開会式を終えて10時から講習へ。
検定バーンはやぶはらの一番奥。
クワッドと遅いダブルを3本乗り継いで25分余、大回り、小回り、フリー、中回り、と注意点を指摘しつつの講習。
大回りについては、切り替え時に一旦フラット状態を入れるくらいの気持ちでスキーが雪面を離れることが
ないようにすること。
小回りでは止めるエッジングではなく走らせて丸い弧を描くように。
フリーは大中小どのように組み合わせるかなど考えず自由に滑ってよい。
中回りは一番点数が出にくい。ほとんどの人が単にエッジを切り替えるだけで外足が走っていないから
外足を走らせるように。
また、ストックワークが重要でストックがきちんと突けるかどうかが2級合格の分かれ目だと言っても過言ではない
と言ってわざわざダブルストック。
同時同サイドダブルストックの練習をしましたが、実際この練習でまがりなりにでもダブルストックが突けた
受講者は皆合格し、混乱してうまく突けなかった3人が不合格となっています。
この事前講習が終わったのが12時20分。
検定は1時半より、国3Aの頂上に1時20分集合ということでお昼に下った。
◎検定前に大転倒
昼食は車の中でおにぎり2個。集合場所まで30分弱かかるので、早めに国3Aの集合場所へ。
そこで横になって30分ほど休むつもりでした。
50過ぎという年齢に加えて、ホルモン療法中(脳腫瘍で脳下垂体を失った男なのです)で疲労が急激にくるという
体の事情があるため休息をとりたかったのですが、講習で言われた「スキーを走らせる」というのが気になって
検定前に大回りを一本やることに。
外スキーがスーと前に出るのを確認してから切り替えればいいのではないかと考えて滑り出したが、
2ターン目の山回りで左足が加重に耐え切れなかったようで、カックンと回転外側に飛ばされて大転倒。
左肩を強打したようで左腕に力が入りません。どっと疲れが出て意気消沈。
今日はこのまま帰宅しようかとも考えましたが、検定料も支払ったのだからとにかく受けてみることにしました。
○検定大回り
検定バーンは北向きの国3A。見下ろし左側3分の2が整地、右側3分の1に2列のコブレーン。
整地は20度くらいから傾斜を増して100mほど下り、30度くらいで100m、
そこから傾斜を緩めて20度くらいで100m行って踊り場に至り、右に100mほど折れ下って国設第3リフト乗り場。
1級の大回りは上から踊り場までだが、2級は少し短くて30度斜面の終りあたりまで。
小生はゼッケン7で、7番スタート。コース途中で斜度が急になるためゴール地点は見えない。
曇っていて雪面が見えにくいこともあってゴーグルはおでこにかけた。
ちょっとアガッテ緊張気味だったが、転倒して少し気後れしていたためか、スキーを走らせるなどということは考えず、
いつもやるようにしようとだけ考えて滑りました。自己評価としては、いつも通りで、可もなく不可もなし。
結果は66点。この加点が小回りの減点を埋めてくれました。
○検定小回り
2級大回りのゴールは30度斜面の終り辺り。
そこから50m余り登った30度斜面の上部辺りからスタートして踊り場の手前までが2級小回りのコースでした。
1級はリフトを使って上から小回りするのに、2級は急斜面を息を切らしてエッチラオッチラ横歩きで登るのです。
小生、転倒時の打撲で左腕に力が入らない所に登坂ときたから、疲労困憊。もういいや。
水曜日にきそふくしまスキー場で受けなおそうとまで考えましたが順番は来ます。今度は、5番スタート。
ここで、どういうわけかスキーを走らせて丸いターン弧を描こうなどと思ってしまったのです。
検定バーンは30度近い急斜面ですからテールコントロールでスピードコントロールすることが必要なのに、
一回目のターンからトップに体重をかけたからたまりません。
スキーは急斜面をどんどん走り出し、体は後れてろくにターン弧が描けないままゴールラインを通過するはめに。
ストックなどちゃんと突けていたか記憶にありません。
ちなみに、この種目で合格点をもらったのは3人ですが3人ともリズムよくストックを突いたズレズレで滑っていました。
あれで良いなら初めからそう言ってよ。
もともと小生のできる小回りというのはそういう小回りだけなわけですから、なんて思いましたがそこが勘違い。
そもそも、小生ができるズレズレの小回りだけ。
カービング要素を入れた小回りなど整地の緩斜面でしか真似ができません。
だとしたら、小生は、初めからズレズレの小回りで行くしかないはず。
なのにいちばん厳しい急斜面で、もともとできもしないカービング要素を入れた小回りを試みたのですから
暴走するのは当たり前。
とにかく、一番いけなかったのは、いつも通りに滑る、ということを忘れていたことです。
講習でのアドバイスは普段の練習滑走の際に自覚すべきことだと思います。
結果は64点。トータル合計で合格はしたものの悔いの残る結果でした。
○検定フリー滑走
フリー滑走は大回りと同じバーン。3番スタート。小回りで暴走してしまったのでかえって欲が無くなり気が楽でした。
いつものように滑ればよいだろうというわけで、大大中小小中。自己評価では、いつも通りで、可もなく不可もなし。
結果は65点。
○検定中回り
検定バーンは国2の谷回廊の上部から100mくらい下がった地点から。
幅が狭く見た感じより急というのがこの斜面の特徴。
中回りはカービング要素を入れてギュインギュインとリズムに乗って滑れるのでもっとも好きな種目です。
1番スタート。外足スキーを走らせる滑りなるものを一瞬考えたが、これで検定も終わりという段階まで来ると、
さすがに、検定においては普段していないことはするべきではない、という当たり前のことが自覚でき
いつものように前に落とすことだけ考えて滑りました。
結果は65点。思ったより点数は伸びませんでした。
体を落としてできるだけ早く外スキーで雪面を捉えるように心がけているのですが、検定員からは単に
体を倒しただけのエッジングでスピードを稼いでいるようにしか見えないのかもしれません。
最高点合格の6番君は、リズムよくストックを突きズレを使って丁寧に降りてきて68点でした。
◎検定の総括
まずは、合格できてよかったです。
大回り66点、
中回り65点、
小回り64点、
フリー滑走65点、
合計260点。
検定を見学していたK君などは、結果待ちの間、合格は楽勝でしょう、缶コーヒーで乾杯しましょう・・・
などと言っておりましたがギリギリの合格。
検定バーンが厳しいのに点数が辛いなぁ、というのが緩斜面の伊那スキーリゾートで2級をとったK君の感想です。
後になって考えてみるに、暴走した小回りだけでなく他の種目もすべて小生が一番滑走スピードが速く、
素人目にはうまく見えるような滑りをしていたと思います。
しかし、検定員から見ると、スピードで技術不足をごまかそうとしているような感じだったのかもしれません。
検定を受ける以前、自分としては、67点か68点平均で楽に合格するものとうぬぼれて考えていましたが、
ビデオで撮った自分の滑りを思い出してみれば、この結果も妥当なところだろうと納得するのでした。
この受験体験記を書き終わってからskijamの「バッジテスト1級合格のアドバイス」と「バッジテスト2級合格のアドバイス」を
再読してそのアドバイスの的確さに脱帽しました。上達のために不可欠な自己検証の機会を得ることができる。
それが検定。次の目標は、1級合格です。
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のびたさんのSIA ITメダル検定 ゴールド受検記
会場 加山キャプテンコースト
日付 2003年2月16日(日)
検定員 INOUE
K2プロスキースクール 代表 井上 美知 氏
前走 樋口 司 氏
使用板 Volkl SC Racing
163cm
受験者数/合格者数 1/1 (独りで受けて合格)
試験会場はホームゲレンデである中里スキー場で受験したかったのですが、ここではGoldの検定斜面が無いとか?
で受けられず、次に近かった加山キャプテンコーストにした次第です。
2月7日には、下見に加山キャプテンコーストに行きSIAスクール(INOUE K2プロスキースクール)
の半日Lessonを受けて来ました。
加山キャプテンコーストスキー場は、第3ゲレンデ上部は最大斜度38度!!と言う急斜面を持ちます。
当日は、検定だけを受ける事も可能でしたが、馴染みの薄いゲレンデということやSAJと違って、一種目でも70点を
下回ると不合格となるので、午前中に1時間半の事前講習を受けました。
検定は午後1時半からスタート。
検定斜面はパラレル、ウェーデルン、総合滑降がこの第3ゲレンデ、踏み換えターンが第4ゲレンデで行われました。、
・踏み換えターン
第4ゲレンデは15度前後の斜度で非常に滑り易い圧雪。
その昔、、、1984年に中里で一級をもらった際は、交互操作全盛期でしたので踏み換えターンはさんざん練習しましたが
今のCarving Skiで片足で踏み換えるのは難しく、特に前を開くシザーズを要求される為、難儀しました。
その後第3ゲレンデに移動。
・パラレル
38度付近よりかなり下のおそらく急斜面の中間かそれよりちょっと下から滑り出しでした。
朝は、固くしまった雪でしたが降雪で結構ポコポコと柔らかい湿った雪が覆っている状態。
速度に乗ることと上体から煽らないことそして流れを意識しましたが、、、癖は出た様です。
・ウェーデルン
パラレルのスタートよりちょっと下でした。
検定員がゴールまで降りて行く間に、ならすのでは無く、雪を少し溜めてちょっとした不整地にして行きました。
しかし斜度が有るので、落下を意識したら、SC Racingの板はくるくる回ってくれました。
事前講習時の教師が、斜度が急な所はずらし、斜度が緩やかになったら切る意識にすると言うコメントだったので
その通りにして、73点をもらいました。
・総合滑降
パラレルよりもだいぶ上からのスタート。
総合滑降時も降雪は止まず、ガスも出て、前走者がリズム変化して小回りになった時バランスを崩す様な視界と斜面状態。
しかし検定でなのでアピールをかね、漕いでスタートして速度に乗ることを意識しました。
小回りへの変化はかなりスムーズにできましたが、やはり踏み換えターンは難儀で格好を付けるのが精一杯でした。
左ターンの際に上体の先落としが早すぎる為に右足を踏み外してしまったことが一度有りましたが、割と落ち着いて
内脚で処理出来ました\(^o^)/
なんと検定は1時スタートで2時10分には終了!
なんて言ったって、受験者は午前中の事前講習時から私一人なんですもん!
2時半から結果発表と言うことで、、それまで滑らなかったゲレンデを一回りして、10分程度前に集合場所に行ったら
すぐ結果発表!
講評、、、「結果は合格です!」
パラレル | 72点 |
ウェーデルン | 73点 |
踏み換えターン | 70点 |
総合滑降 | 72点 |
全体的に言われたことは、左ターンの際に右肩からの補助動作が大き過ぎるそうで。
いまどき踏み換えターン=ステップターンは、板に合っていないと思われ、それはSIAの先生方も重々承知して
いると思われます。
ただこのIT検定は、International Testの名称通り、各国のスクールでの統一されたテストであり、日本ほどCarving
Skiが
広まっていない国も多いらしく、未だに検定に残っています。
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ダックさんのSIAゴールド検定受験期
会場 奥伊吹スキー場(滋賀県)
日付 2006年3月25日(土) 快晴
雪質 春のもこもこザク雪
使用板 オガサカKS−CH 165cm
スキー技術:SAJ1級
受験者数/合格者数 1/0 (独りで受けて自爆)
○前置き
板の初乗りで、しかも3本だけ滑ったところで、天気もいいしゆっくりスクールにでも入って教えてもらおうと
思い、スクールに行ったところ、レッスンの延長で検定が受けられるということなんで、(無謀にも)SIAの
ゴールドに初挑戦することにしました。
まずレッスン。この日は私を含めて5名1グループでレッスン。
この日のレッスンは、ターン後半の外足荷重とターンポジション、ターン始動時の重心の運び方を中心に、
大回りとプルークで練習。
途中、外足重視の大回りを先生(検定員)が見てくれて「重心の移動方向・バランスともよい。得意なんですね。」
と言ってくれて、ちょっぴり自信が(^_^)v
レッスンの中で検定向けのアドバイスはなく、いつ検定するのだろうと思って、リフトに乗った際に常連の生徒さ
んに尋ねたところ、生徒さん曰く「えー、今日ここでゴールドですか。ここは他よりかなり厳しいですよ。検定は
レッスンの残り30分でやるんです。」とのこと。かなり不安になってきた(^_^;)
その後も坦々とレッスンは進む。。。
それで残り時間が30分になったところで、先生(検定員)が突然「今日生徒さんでゴールド検定を受ける人が
いるので、検定します。」と言って、検定開始。「まず大回りで下りて来い。」とのこと。
「うーん、ポイントがよく分からないが、とりあえず始まったものは仕方がない。
初板で初挑戦だし、勉強と思って挑戦しよう。」と割り切ってトライすることにした。
○検定
1.パラレルターン
ダイナミックコース斜度20度くらい。 バーン状況:春のザク雪がモコモコになり小さいコブもある。
レッスン通りに、外足荷重を重視したカービング要素の強いターンを表現した。重心もうまく運べ、雪質にも
関わらず、かなり滑走性の高いターンをアピールできたと思うので、自己評価70点。
2.ウェーデルン
ダイナミックコース斜度20度くらい。 バーン状況:春のザク雪がモコモコになり、小さいコブもある。
レッスンの中で全くやっておらず、体がうまく動くか心配だったが、スタートから加速をつけて挑戦した。
しかし、やっぱり体がうまく動かない(>_<)
今シーズンは特に小回りに力を入れて、重心の前後移動とスペースを使った丸い弧をかく練習をして、
かなりいい感じを得ていたのだが、それが全く表現できない。
重心が後ろに残ったままテールを振る動きを出して落ちてしまった。自己評価は67点。
おまけに滑り終わったところで、先生から「今日はレッスンで大回りとプルークしかしていないので、
体動かなかったですね。すいません。」と言われ、ショック(>_<)
3.総合滑走
栃の木コース 斜度20度くらい。 バーン状況:春のザク雪がモコモコになり、小さいコブもある。
コース真ん中には小回りラインがあるが、その両脇は超モコモコ状態。
先生(検定員)から「踏み換えはいらないので、フリーでお願いします。」と言われ、先生(検定員)の
前走を見ると大回り→小回りでつないでいるので、同様のパターンで行くことにした。
前半の大回りは、外足荷重をベースとしたカービング要素の強いターンを表現でき、コース両脇のモコ雪を
全く問題としないターンが描けた。そして小回りへの移行部分。
伸び上がらないようにベンディングで処理したが、移行の際にコース真ん中にある小回りラインとモコ雪との
小さな壁に板を当ててしまい、雪が舞い上がってしまう。急激な減速と評価されたかもしれないと思ったが、
相変わらず動きの悪い小回りを仕上げてフィニッシュ。 自己評価は67点。
その後、踏み変えターンをするのかなと思っていたら、先生(検定員)から「これで検定を終ります。
15分後に結果を発表するのでスクール前に来てほしい。」と言われ、解散。
小回りが最悪だったので、間違いなく不合格。でも、どれだけ点数がついているのか楽しみだった。
○結果発表
先生(検定員)から「国際検定ゴールドは世界最高峰のレベルなので、うちのスクールではSAJの
クラウンプライズと同レベルと位置づけて、シビアに評価しています。
ゴールド≒クラウン、セミゴールド≒テクニカル、シルバー≒1級というおおまかな目安ですが。」
との前置きがあった上で結果が告げられる。
パラレル:69点
ウエーデルン:68点
総合滑走:68点
で不合格。(やはり爆死(>_<))
そして、先生から講評が。。。
1.パラレル
「重心の移動・バランス・タイミングがよく、シルエットも決まっているので全く問題はないが、1ポイントの
減点は内足の荷重量が不足していたこと。外足荷重はOKだが、内足にもしっかり荷重しておかないと、
次のターンの外足になるので、捉えが遅れる要素となるため、減点した。
でも内足も使えているので、今日は不足していただけと思っていただき、次回検定ではもう少し荷重して
もらえば問題ないです。」とのこと。
2.ウエーデルン
「重心の移動量が不足し、ターン後半に急激に加圧する動きが出ていたので、2ポイント減点しました。
レッスンで小回りをやらずに、急に速い動きをすることになったので、無理があったかもしれませんが、
もう少し前方への重心の移動を的確に行えば、ターン後半に急激に圧を加えなくてもよくなるはずです。
なお、今日のようなモコ雪では、無理に深回りをせず重心の移動とともに縦に落ちてくるほうが滑走性の
高いターンになったかもしれません。」とのこと。
3.総合滑走
「大回りはOKですが、小回りで2ポイント減点しました。小回りは、ターン始動時の前方への重心の移動が不
足しているので、それを改善して下さい。」とのこと。
○まとめ
初挑戦のゴールドでありましたが、今回勉強になったのは内足の使い方と小回りの重心の移動量不足。
でも今回で感じがつかめたので、小回りをもう少し磨いて次回は本気で合格を目指そうと思います。
今回の挑戦は、来シーズンにつなげるという点でホント価値がありました。ますますスキーが楽しくなりそうです(^_^)v
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会場 志賀高原:丸池・蓮池スキー場
日付 2008年3月30日
スキー技術 SIA ITブロンズ
受験者数/合格者数 5/1
※中学生からの投稿です。
もう何回目になるかと言うこのセミシルバー受験。
確か今回で5回目だったような気がします。いい加減才能ないんだから諦めろやと思いつつもなんだかんだで
受験してしまうんですよね。
某スポーツクラブでのスキーキャンプだったので、三泊四日の日程。
三日間みっちりレッスンをして、最終日に検定を受けるというスケジュールになってます。
今回はいつにも増してハードスケジュールだったのですが……。
さて、検定。
○シュテムターン
レッスンでウェーデルンとパラレルばかりやっていて、シュテムのやり方が半分忘却の彼方へ行ってました(;_;)
とりあえず形にはなっていたので、多分一番マシだったかと。
○パラレルターン
とりあえず試験中はボーダーに突っ込まれそうになってクラッシュ。
足の使い方そのものは割りとできていたのではなかろうかと。
○初歩的なウェーデルン
初歩的とそうでない物の違いが知りたいと思いつつ、なぜか急に斜度が上がった斜面を見つめてました。
前の人が転ぶ様を見て現実逃避の体勢に入りましたが、何とか滑りました。
検定員を通り過ぎそうになりましたが何とか止まりました。
とりあえずリズミカルな動き、と言うものからは程遠い出来(涙目)
滑り終わった感想は、ああ、今回もダメだった……。
中学卒業する前には受かりたいなぁ……と言う状況。
帰りのバスはまさかの大渋滞に嵌り、ますますテンションが下がっていきました。
結果
シュテム:59点
パラレル:59点
ウェーデルン:59点
日々成長はしているようですが・・・
講評は「全体的にスピードを出すように」だそうです。
スピード恐怖症を克服する努力をします。努力だけなら出来ます。結果はおいといて。
どんなに検定に落ち続けてもたとえスピード恐怖症でも、私はスキーが好きな事には変わりはない!
と言う事は確かなようです。
今年の検定こそ、必ず受かって見せます!
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