原作本の復刊について
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現在の投票数162/100票 (2001.10.2現在)
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原作本『残された人びと』について
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当サイトでご紹介しています『未来少年コナン』は、1970年にアメリカの児童文学作家アレキサンダー・ケイ(Alexander Kay)によって発表された『THE INCREDIBLE TIDE』(大津波)が原作となっています。それが1974年に内田庶訳で岩崎書店から出版されたのが、この『残された人びと』です。 著者の紹介をしておきますと、アレキサンダー・ケイは1904年アメリカのメリーランド州生まれ。シカゴの美術学校を卒業後、児童書の挿し絵画家の道を歩むことになります。第二次世界大戦の際は兵役に取られ、海軍情報部に配属。そこでロボットや機械に興味を覚えます。終戦後、元の挿し絵作家に戻りますが、兵役中に見た機械のことが忘れられず、いつしか自分でも児童文学、とりわけSFを書いてみたいと思うようになったのです。そして1963年、遂に『小さなロボット・スプロケット(Sprockets : a Little Robot)』を発表しました。この作品が大好評となり、その後も児童向けのSF小説を書き続けます。そして1979年にその生涯を閉じました。 気になる方のために、彼の全作品リストを以下に掲載しておきます。 1930年 「The Red Eagle」 1963年 「Sprockets : a Little Robot」 (中尾明訳 『わんぱくロボット』偕成社 世界のこどもエスエフ4 1969年) 1964年 「Rivets And Sprockets」 「Bolts - a Robot Dog」 1965年 「The Forgotten Door」 1968年 「Escape to Witch Mountain」 1969年 「The Golden Enemy」 1970年 「The Incredible Tide」 (内田庶訳 『残された人びと』岩崎書店 ジュニア・ベスト・ノベルズ16 1974年) (内田庶訳 『未来少年コナン』角川書店 角川文庫SFジュブナイル 赤815 1978年) 1971年 「Flight to the Lonesome Place」 1973年 「The Preposterous Adventures of Swimmer」 1975年 「The Magic Meadow」 1976年 「Jagger, the Dog from Elsewhere」 1977年 「The Sword of Aradel」 1978年 「Return from Witch Mountain」 1979年 「The Case of the Vanishing Boy」
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原作は、TVで放映されたものとはストーリーが異なりますし、登場人物の性格、職業、立場なども違っています。その理由は、アニメージュ文庫『また会えたね!』(富沢洋子編)という本の中で、コナンの演出を手掛けられた宮崎駿氏が述べている次の言葉から伺えます。
「原作との関わりについては、僕は、尊重しなければならないほど完成度が高い作品なら漫画映画にはしない方がいいんじゃないか、むしろ、原作は漫画映画の発想の引き金と考える方がいいんじゃないかと思っています。」
アニメージュ文庫 富沢洋子編『また、会えたね! 未来少年コナン』徳間書店1983年 127頁より抜粋
この言葉が示す通り、あの爽快感や痛快感と言ったものは、アニメーションの演出の段階で付加されていったものなので、原作では感じられないと言っていいでしょう。しかし、原作はアニメーションとはまた一味違った感情を抱かせるものになっています。ブライアック・ロー(TV本編ではラオ)の言葉や、コナンの態度・思考には読んでいてハッとさせられるものがあります。そう言った意味でも、コナンファンの方、あるいは読書好きの方にもぜひ一度、目を通して頂きたいものであります。それに、これほどまでに人々の心を釘付けにした『未来少年コナン』の原作本には、一体何が書かれているのか。ファンとしてはやはり気になるところではないでしょうか。
しかしながら、この本は発行されてから早20年以上もの歳月が過ぎ去っており、既に絶版で、もはや入手するのが非常に困難になっています。古書店やインターネットオークションなどでもごく稀に見受けられる程度で、入手はほとんど絶望的と言っていいでしょう。 |
復刊ドットコムについて
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絶版になってしまった『残された人びと』。これを読むチャンスとして復刊という手があります。そこでSouthernが見つけたのが「復刊ドットコム」と言うサイトなのです。 復刊ドットコムは、絶版になってしまった本をその出版社に復刊するよう交渉してくれるという、すごいサイトです。しかし、そのためにはまず、復刊を希望する投票が集まらなくてはいけません。多くの方が復刊を希望しているということが判れば、出版社の方も復刊のために努力をして下さるかも知れないからでしょう。もちろん、必ず復刊してくれると言うわけではありません。著作権の問題などがありますから、簡単には行きませんが、それでも復刊交渉をして下さるだけでもチャンスはあります。なお、復刊交渉に必要な投票数は100。『残された人びと』の投票数は100票に到達しましたが、まだまだ投票は受付中です。 そこで、ご賛同いただけるみなさんに、投票をお願いしたいと思っています。投票にはお金もかかりませんし、投票したからと言って復刊したときに必ず購入しなければいけないわけでもありません。投票の手順は以下の通りです。
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2.本を検索する ジャンル「書名」/キーワード「残された人びと」のいずれの方法で検索していただいても見つけることができます。 もしくはこちらのリンクで直接『残された人びと』の登録ページに行くことができます。
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