大阪・北海道紀行


 ライダーの聖地、バイク乗りであれば誰もが一度は憧れるという北海道に行ってきました。1998年11月に中型二輪免許を取得した時には既に、初夏の北海道行きは決まっておりました。あちらにはネットでお近づきになったミツグさんもいますしね。まぁ、オフ会とツーリングの両方を楽しむ、贅沢な一人旅ってやつです。

 梅雨の大阪を逃げ出し、目指すは雄大な北海道。そう、北海道はやたらと広い。故に、フェリーが発着する小樽港、ミツグさんが住む札幌市内を拠点に決め、1日の走行距離をだいたい200〜300キロに決めてですね、大好きな温泉にも入れるような場所を選ばなくてはならないわけよ。

 北海道は初めて。できれば憧れの土地がいいわね……っつーか、自分の予備知識の中にある北海道を、この目で見るのがいいだろうと、北海道についてあれこれと思いをめぐらせる司書であった。

 北海道と言えば札幌の時計台、クラークおじさんの像、ラベンダー畑、網走刑務所、襟裳岬、宗谷岬……夕張炭坑…………旭川………………あ、五稜郭……土方歳蔵の墓。ま、こんなもんでした。で、忘れてはならないのは小樽にある石原裕次郎記念館。これは是非とも見たいスポットだったりして、ま、最終日に行けるのでオッケー。そんなこんなで、何もない春と歌われた襟裳岬を目指すことに。途中、日高高原なんか通過するので、サラブレッドが牧場で群れ遊ぶ姿を見ることもできるわね。そうそう、襟裳岬までの道は海岸沿いだから、海を眺めながら走れるじゃないの……などと、北海道への期待は膨らむ一方だったのでした。


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