〜読者の声〜

 読者の皆さんのご意見・感想は、私たちスタッフはもちろんのこと読者の皆さんに対しても大きな刺激となります。ぜひお手紙・FAXをお寄せください。 あて先は
 郵便番号305 つくば市天王台1
筑波大学応用生物化学系 橘研究室気付
でおねがいします。



 有機農業新聞をいただき有難うございました。先日畑を耕していたら秋にうない込んだのか土の中からカブが出てきました。なにげなく匂いをかいだらヌカ漬けの匂いがするではありませんか!ハテこれはどういうことなのかと考えているうちにニヤニヤと笑いが込み上げてきて、ハッと気がついてまわりを見回すとまずいことに近所のおばあさんに見られていて、しかも 気の毒そうな顔をしているではありませんか。今までも畑に酢と黒砂糖、酒を撒いたりして不思議がられているので、今度はなんと言い訳しようかと思案しています。
 デクノボーの笑いとはこのようなものだったのでしょうか。
(水海道市・西田宏一)
** おもわず声をだして笑ってしまいました。「まいった、まいった、馬鹿には勝てん」とはこのようなものだったのでしょうか。


 スタッフのみなさん、お元気ですか。33号の「ボランティアあれこれ」を興味深く読みました。私は3年間市民運動団体のスタッフとして有償、無償の活動をしてきたこともあり、二、三意見を述べさせてください。
 「ボランティア」という言葉にはどうも引っ掛かるところがあり、飯泉さんの言うように「外部からプラスの評価をしてもらうことを期待している」ような人がいるように思えたときもありますし、栗田さんの言うように「自己犠牲」のイメージがつきまとうのも嫌でした。それで自分自身では「自由活動家」なんて言葉を使ったこともあります。また「ボランティア活動」には一般的に「公益性」というものを求められることがあります。しかしこれがクセモノだと思うのです。自分の信念に照らし合せて「良いことだ」と思っている活動が社会的に評価されるとは限らないからです。とくに市民運動の世界では社会的に評価されないような活動も多く、私自身は評価されていない活動こそあえてするべきだなんて気負っていたりもしました。いまは自分の基準で判断できればいいかなと思っています。
 「ボランティアあれこれ」以外にも33号は面白い記事がたくさんありました。橘先生の「3年目の有機農業論」は迫力があり、圧倒されました。また泉川君の「教育実習の話」もとてもよかったです。今度つくばに行ったとき彼とじっくり語り合いたいと思いました。最後にひとつ今回とくに気になったのですが内容によってはもう少し柔らかい文体にしたらどうかなと感じました。どうもカタイような気がするのです。そんな中で高木さんのしなやかな文章は人柄がにじみでていて、とても暖かさを感じました。
 それではまた34号を楽しみにしています。みなさんお元気で。
(帰農先を探している旅の途中・落合 宏)
** 読みやすい文章にするにはどうしたらよいか、永遠のテーマでまたアドバイスをお願いします。


 有機農業新聞の33号をありがとうございました。表紙がとてもセンスのよいのに驚きました。内容もみな前向きなものばかりで若い人たちの取り組みに励まされました。私の住んでいる小田原市でも、若い人たちが「地域農業を守る」というまったく新しい視点で有機農業に取り組んでいます。そのうちの一人は小田原漁港で朝は漁船に乗ったり、魚市場の仕事をし、昼間有機農業をしています。地域で生活しつつ生きることの意味について深く考えさせられます。
 ところで私もかかわり、ずいぶん手間ひまのかかった「有機農業ハンドブック」が出来上がりました。一冊贈呈します。貴紙に紹介などしていただけれ ば幸いです。では皆さんもどうぞお元気で。
(小田原市・久保田裕子)
** というわけで下記の本が「有機農業文庫」に贈呈されました。
有機農業ハンドブック
 有機農業研究会編
 農文協 3800 円


 先日いただいた野菜の味は最高でした。カブはなまでサラダ(ワインビネガーとしょうゆ)、大根はごく薄く輪切りにして2枚一組にし、中に細かくきざんだユズをはさみ、上から塩少々とユズをしぼり、即席で食べました。
いずれの野菜も甘いだけでなく、味が深い! カブの姿・形がよいのがポイントかなと思いました。
(水戸市・海老沢とも子)
** ほめられるとまたあげたくなる(教育の極意)


 ついに1999年となりました。みなさんいかがお過ごしですか。
 33号は表紙からびっくりしました。荒川さんはCGにも超戦中なのでしょうか。最近すごく面白いことがありました。私がこちらに来てからお世話になりっぱなしの農家さんで、長津正男さんという方が館野さんとお知り合いだというのです。またしても不思議な縁、愉快でたまらなくなってしまいました。いま畑はほんとうにひっそりしていて、農法に関する本を読みながら「ああ、早く畑仕事がしたい」とうなっています。
 それでは皆さん、お体に気をつけて。次号を楽しみにしています。
(新潟県・山本亜希子)
** 毎号記事の一つひとつにていねいな感想が寄せられて、スタッフ一同とても感激しています。


 72回セミナーへは急用ができて出席できませんでしたが、レジュメから伝わってくる館野さんのバイタリティーに感心しました。自分も見習って少しでもがんばろうと思います。いまはチンゲン菜の栽培とコンニャクの貯蔵管理に追われています。今年もよろしくお願いします。
(群馬県・轟木桂次郎)


 福井県に転勤になりました。茨城から離れ、セミナーには参加できなくなりましたが、志は忘れず、いずれは故郷へ帰って農に向かうことだけは確かです。
(福井県・小綿泰樹)


 有機農業新聞を読むたびに毎回これだけパワーを出し続けられることに、本当に頭が下がります。私はいま農業高校で作物学を担当しているのですが、自分の努力不足と生徒の関心のなさが重なり、思うような授業ができないでいます。「3年目の有機農業論」を読み、これではいけない、自分は何を伝えたくて教員になったのか、その原点に還ろうと思い、有吉佐和子の「複合汚染」を読み返しました。やはり私は「農の奥深さと素晴らしさ」「生き方としての有機農業」を教育の場で伝えたかったのだと思いました。そのような時に橘先生の「有機農業論のテキスト」にふれて、私のめざしていたのはこれだったんだと強い確信を得ることができました。まだ生徒に何をどう話したらいいのかわかりませんが、原点を忘れず取り組んでいきたいと思います。
(宮城県・大竹博行)
** いまを生きろ。
君だけの有機農業論をつかむのだ。

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