立小路という無人駅で降り、上り列車に備える。この辺り、たくさんのススキが風に揺れていたので、これと一緒に撮ろうというわけだ。 駅前に商店が唯一軒あったので、パンでも買おうと入ったところ、少し話し込んでしまった。なんでも2、3日前にもSLファンがやってきて、すぐそこの山にはどこから登るのか聞いていったという(← marupa さんか?)。 ■当時の私はまだ、俯瞰のS氏に出会う前だったから、へーそうですか程度に聞き流していた。ところが駅に戻って時間を持て余していると、空には雲が出てきて、とてもススキを撮る天気ではなくなってしまった。 それではと、ほかに良い場所はないかと探していたら、いつの間にか「すぐそこの山」の麓まで来ていた。山といっても大したものではないから、適当に登り始めて1時間以上も右往左往しただろうか、なんとか線路の見えるところにたどり着いた。 一駅先の羽前向町から、線路が大きく蛇行してくる様子がよく見えた。 |