こむっちさんからの情報


私のところにもインターネットジャパンというところから会社に電話があって、資料を送ってよいかというので自宅の住所を教えてしまいました。

後日送られてきた資料を見ると長嶋一茂が載っていました。その時は通信教育の案内と思ってほっておいたのですが、2、3日すると会社に電話がありました。最初に断る旨を伝えたのですが、

「資料の内容をみなさん誤解されているようなので今一度説明させて下さい。」

と言うのです。

今から考えるとあいまいな内容の資料を送っておいて、その誤解を解くための説明をさせてくれという口実で話の主導権を取る。という手口だったのでしょう。その時は不覚にも説明を聞きはじめてしまいました。

その時の話からサービス内容をまとめると、

  1. ヘルプデスク
    Windows95やインターネットの操作について質問に答える
  2. データベース
    世の中に存在するデータベースサービスより代行してデータを取得するサービス5万以内のデータ取得なら全て無料。市販のサービスでまかなわれない場合は、社員が足で調べる(探偵みたいな感じでしょうか)
  3. 人脈形成、セミナー
  4. 資格取得援助
  5. コンピュータの支給
    FMVまたはカラーザウルス

という内容で「我が社のスタッフをあなたの私設秘書として使って下さい」と言っていました。価格は月々\9,100のボーナス時4万円で60回払いです。ローンを払い終えると終身サポートだと言っていました。

とてもあやしいのですが、さらに相手はたたみかけるように話してきます。

相手: 我が社はFM東京の番組スポンサーもしておりますし、パンフレットに載っている一流企業の方が会員になっております。ちゃんとした会社ですのでご安心下さい。

相手: 実は今回当社の会員の方からの推薦を受けた特別500名限定で募集をしております。

相手: 今回は営業目的の勧誘ではなく、選ばれたみなさまがビジネスを成功するための武器を身につけていただけるようお手伝いさせていただいているのです。

相手: 会社からも支払いが負担になるようであれば丁重にお断りするように言われています。

相手: 今回私の担当している50数名のかたは1名連絡がとれなくて折り返しを待っているところなのですが、残りの方は全員すすんで入会されました。

相手: 今まで一人の退会者も出ておりません。

1時間近く電話で話したでしょうか。私もかなり疲れてきていてマインドコントロール状態になってしまっていたんだろうと思います。入ってもいいかなと思えてきました。そうすると、

相手: それでは入会するということで、手続きは.....

(ちょっと待ちいな!誰も入るなんて言ってへんがな)

慌てた私は「ちょっと考えさせて下さい。」と言ったのですが、

相手: 実は昨日で締め切りが終わっていまして今日が最後の確認なんです。今すぐにでもホストコンピュータに入力しないといけないんです。今回は営業目的ではありませんので、今お返事下さい。

私は早く電話を切りたかったので(契約書を交わすまでは安全だろう)と思いうん。と言ってしまいました。

電話を切ってから不安になった私は、インターネットジャパンのホームページ(http://www.inj-club.ne.jp/)を見てみました。するとそこには会員のホームページというのがあって会員のフルネームが公開されています。(住所なんかは載せていないけど誰にでも見れてしまっていいのだろうか。それにインターネットジャパンという会社名にしては貧弱なホームページだな。)ますます不安になってきます。

そしてしばらくするとインターネットジャパンの別の人から電話がかかってきました。

相手: 今回は加入ありがとうございます。早速ユーザーIDを発行します。

相手: 契約書を書いていただかないといけないのですが、今印鑑はお持ちでしょうか。

私 : いや持ってないです。

相手: XX様ですよね、それではこちらからXXという印鑑をお持ちしますのでそれで押していただければ結構です。本日6:00頃お伺いしますので。

私 : ええっ!今日私の会社に来るんですか?

相手: はい。そこで契約書を書いていただきますので。なんでしたらどこかで待ち合わせてもかまいませんが。

(おいおい、なんかやばいんちゃう。勝手にハンコ持ってくるなんて、私文書偽造すれすれやん!)

私 : ちょちょっと待って下さい。契約書をじっくり読んでからでないと.....

相手: それでは郵送にさせていただきます

これで電話を切ったのですが、それからインターネットジャパンで検索し、こちらのサイトを見つけました。そしてしばらく考えた結果、一応説明されたサービスをちゃんと行ってはいるがこんな勧誘のしかたをする会社がまともであるはずはない。それに自分にはあまりメリットはないようだ。という結論に達し、丁重に断りの電話をかけました。おそるおそる電話し、支払いのことを考えると自分には無理だと伝えたところ、しばらく説得をしようと話はじめたのですが、はっきりやらないと言い続け無事キャンセルしてくれました。

こんな体験ははじめてだったので非常に驚いています。そしてこのページを発見できてラッキーでした。おかげで助けられましたのでお礼もかねて投稿させていただきます。

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