サンマークライフクリエーション勧誘体験談

以下、サンマークライフクリエーションをサンマーク(または、サン)と略します。やり取りはそのままではなく、はしょったりまとめたりしています。

ファーストコンタクト サンマークからのDM

往復はがきで、パーソナリティーテスト(50問位の質問に「はい・いいえ」で答えるやつ)と相手の条件の希望を書いてくださいというもの。往信はがきの方は2枚重ねになっていて、開くと中に質問が書いてあるタイプ。関係ないけど、ラミネートじゃなくて普通の紙にのり付けなのではがすのに苦労した。

で、僕はパーソナリティーテストの類は大好きなので、律義に全問解答して返送した(^^)。ちなみに、その結果はこちら


サンマークからの電話

はがきを返送してから2日目の午後にかかってきた。

「テストの結果とあなたにふさわしいお相手のプロフィールが出ました。プライバシーに関することなので、こちらまで取りに来てください」と言うもの。担当は細井さん(仮名)と言う女性の方。

プライバシーに関するからと言っているが、これは変である。もし、仮にそうなら相手を紹介してもらうたびに、毎回取りに行かなければならなくなる。要は「テストの結果を返すのを口実に勧誘したいので来てください」と言うことだろう。まあ、僕はこういうの大好きなので(ネタにもなるし(^^;)、のこのこと出かけていく事にした。


サンマークに行く

指定された場所はサンマークの支店。家からバスで30分くらいのところにある貸しビルの3階。支店は広さ8畳くらいで、女性が2名いた。その内の若い方が、担当の細井さんだった。

まずは定石通り、場を和ませるためにかるい世間話から。

サン: たくさんの質問(DMのこと)すべてに解答していただいてありがとうございます。男の方で、こんなに几帳面に答えてくれる方って、なかなかいないんですよ。今までの経験だと、こうきちんと解答してくれる人って、エンジニアとかそういう人なんですが、そうですか?

私 : まあ、ソフト開発をやっているのでエンジニアといえばエンジニアかも知れませんね。
きちんと解答しないって、どんな風に解答してくるんですか?

サン: 抜けがあったり、一部だけだったりしてパソコンに入力の時困るんですよ。
ところで、やっぱりパソコンなんて自由自在に使われるんですか?使えないと3年後に何も出来ないなんて良く言いますよね。

私 : いやあ、そんなのウソですよ。いつになっても使えない人って無くなりませんから、不便かもしれないけど何も出来ないってことはないでしょう。
英会話とかパソコンとかインターネットとか「今やっておかないと、将来困りますよ」って、不安をあおってるだけですよ。不安をあおって儲けようってだけなんじゃ無いですか?

サン: へえ〜、そうなんですかねえ。
ちなみに、ご出身はどちらですか?

この後10分程、故郷の気候がどうだの不景気がどうだのと言った話が続く。

サン: それで、今日取りに来ていただいた結果とプロフィールというのが、これなんですが、どうです?テストとか当たっていると思います?

私 : こういうテストって、あんまり外れたこと無いんですけど。誰でもあてはまるのか、僕が分かりやすいのか知りませんが。

サン: そうなんですか。で、こちらがコンピューターがふさわしいと選び出した女性の方になります。うちのシステムについてお話したいんですけど、よろしいですか?

■ 話してくれた主な内容

  • サンマークライフクリエーションの会社概要、元々は出版業から始めた。「脳内革命」の出版社だそうだ(^^;。
  • システムとしては「紹介」「交際」「結婚」の3ステップとなっていて、「交際」が必ずありそれを重視している。
    #当たり前な気がするのだが...(^^;。「紹介」「結婚」の2ステップの所があるのだろうか?
  • 紹介システム以外にも沢山のイベントがあり、積極的に参加すれば沢山の出会いがある。
  • コンピューターでふさわしい女性を選ぶほか、スタッフによる選択もある。
  • 今までの長い世間話とはうってかわって、あっさりと説明が終わってしまった(^^;。こういうのって、入会する事で如何に良い事があるかという美辞麗句を散々並べ立ててからシステムの説明をすると思っていたのだが、見事に予想を裏切られた(笑)。結婚情報サービスなんてもうやる事分かりきっているから、説明の必要はないという事か?こんな説明で入会を決めるやつなんているのか?納得行かないので、色々と質問してみる。以下、質疑応答集。

    私 : だいたい、月にどれくらいの人が結婚まで行くんですか?

    サン: 月によってまちまちなので分からないのですが、私どもの支店では、多い時で1・2組のような気がします。

    私 : たくさん支店があるとおっしゃっていましたが、全国だと何組くらいですか?

    サン: それはちょっと分かりません。1・2組×支店数ぐらいじゃないかと思います。

    私 : どのような人が入会しているのか興味あるのですが、年齢別構成比とかのグラフはありますか?

    サン: すいません、それはありません。会員は出たり入ったりしていて割合が一定してないので、出してないんです。

    私 : じゃあ、職業別とかも?

    サン: ありません。

    私 : だいたいで良いので、なにか統計的な値はありませんか?

    サン: すいません。そういうのは出してないんです。

    私 : コンピューターで管理してるんですよね?パパッと出せたりしないんですか?

    サン: 良く分からないんですが、そういう仕組みになってないんです。
    ただ、他の情報サービスの会社と比べても、若い人が多いと思いますよ。

    私 : 出たり入ったりしてるといっても、これだけ会員が多いのですから、割合はそんなに変わらないでしょう。

    サン: すいません。とにかく出してないんです。他社もこういう数字は出してないと思います。

    だめだこりゃ(笑)。

    年齢別構成比なんて重要だと思うのだが、何も出てこない。それも社外秘とかそんな理由ではなく、ただ単に出す能力が無いだけらしい。既に会員になっている人は、何を基準に入会したのだろう(笑)?他社も出してないとの事だが、そんな事はない。後で調べてみるとライバルのZWEIのページにはデータがあった。

    で、細井さんでは手におえないと言う事で、もう一人いたちょっと恰幅の良いオバサンにバトンタッチが行われた。

    サン:

    人間と言うのは数字だけではかれるものじゃないでしょ?そりゃ、○○さんはエンジニアと言う事で仕事柄そういうのにこだわるのかもしれないけど、他の人がどれくらい結婚したかじゃなくて、自分にとってどうなのかを考えなきゃ。ね?

    せっかく知り合えて、○○さんだと、あの子とかどうかな〜とか色々と考えてるの。○○さんなら、きっと大丈夫だから。ね?

    今はまだ若いから、結婚なんてあまり考えられないかもしれないけど、もう考え始めてもおかしくない歳でしょ?例えば、今、必要無いから5年後に入ったとしても、今の年齢なら見つかるかもしれないけど、5年後には見つかりにくいと思うなあ。でしょ?今なら、きっといい人が見つかるって。

    ね。せっかくの機会だから、今入らなきゃ。ね?

    う〜ん。さすがは百戦錬磨(笑)。期待感を持たせてみたり、不安を煽ってみたり、さらに「ね?」と言う言葉を連発する事で親近感を持たせるオバサン特有の説得テクニック(笑)。

    まあ、どちらにしろこんなわけの分からん所に入る気はないので「金額が金額なので、1ヵ月くらい良く考えてから結論を出す」と言う事にして帰ってきた。ちなみに、会費は2年間で30万円強である。


    まとめ

    確かに、結婚と言うのは数字で計れない部分が多かろう。しかし、ビジネスとしてやっている以上、相手に不安を与えない・サービスへの期待を持たせる、と言うのは重要だと思う。「期待だけ持たせて何もしない」と言うのも問題だが「一体、どんなサービスをしてくれるのかさっぱり分からない」と言うのでは問題外である。

    果たして会員の方は満足の行くサービスを提供してもらってるのだろうか?

    口だけではない、客観的なデータを示して欲しかった。

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