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2003年06月29日(日) 07時00分

テレ朝 タトゥーに怒り心頭スポーツニッポン

 ロシア人女性デュオ「t.A.T.u.(タトゥー)」がテレビ朝日「ミュージックステーション」の生放送中に出演キャンセルした騒動から一夜明けた28日、テレ朝側はマスコミへの文書で怒りをあらわにした。この騒動はタトゥー側へのギャラ支払い問題にまで発展する方向だ。この日も東京・青海のZepp Tokyoで予定されていたファン集会が中止となり、招へい元のユニバーサルミュージックに対しても怒りの声が殺到。メンバーらは緊急帰国の準備を始めた。

 視聴者から1000本以上の抗議電話を受けたテレビ朝日はこの日午後7時前、マスコミ各社にファクス送信した文書で怒りを表明。タトゥー側と招へい元のユニバーサルミュージックに対し“徹底抗戦”の姿勢を打ち出した。

 文書は「ミュージック…」のチーフプロデューサー・西村裕明氏の名前で「このようなファンの皆様への裏切りとなる出演キャンセルには、強い憤りを感じます。またそれによって話題を集めることが、タトゥーサイドのプロモーション方法だとすれば、失望と怒りを禁じ得ません」と言及。

 もともと、タトゥーは4月15日に来日し「ミュージック…」に生出演する予定だった。番組宣伝CMも大量に放送したが、突然の来日延期。今回は1カ月前からユニバーサルミュージックと打ち合わせを重ねて準備をしていただけに、2度裏切られた思いが強いとみられる。

 西村氏は「突然のキャンセルに対して、私たちも理解に苦しむところ。今回のようなファンの皆様を裏切るような行為は今後二度とせず、プロとして自覚を持ったアーティスト活動を行っていただきたいと強く願います」と苦言を呈した。

 関係者によると、ユニバーサルミュージックのスタッフがテレビ朝日を訪れて事情説明し、謝罪。テレ朝側は口頭で厳重抗議したが、両者の間では「(タトゥーは)最初からドタキャンを狙って、それをPR活動の一環に考えていた節がある。私たちはだまされた」と話し合われたという。

 テレ朝では30日に幹部会を開き、今回の問題について審議する予定。現時点で、タトゥー側への出演料は未払いの状況。ファンの間でも「ギャラを払う必要があるのか?」との声がある中、同局関係者は「看板番組を傷つけられた。ギャラを支払うか支払わないかも含めて今後の対応について話したい」と語った。(スポーツニッポン)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030629-00000001-spn-ent

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