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2003年06月27日(金) 00時00分

酸化チタン廃棄物問題/秋田で放射線量測定サーベイメーターで放射線を測定する三菱マテリアルの関係者たち=秋田市向浜2丁目で朝日新聞・

三菱マテリアル

 三菱マテリアルの子会社が放射線が出る酸化チタンの廃棄物約20万トンを人工土として埋め、国に届けず安全確認もしていなかった問題で、マテリアル社は26日、秋田市向浜2丁目の県中央流域下水道事務所の敷地内で空気中の放射線量を測定調査した。測定した場所は、国に未報告だった峰吉川小学校(協和町)など7カ所に加え、新たに埋めた可能性があると公表した6カ所のうちの3カ所分。測定値は文部科学省に報告し、安全性について評価してもらうという。

 測定調査は、県や市の担当者が立ち会い、マテリアル社と、同社の子会社で放射線測定などを専門とするセルナック(東京)が行った。サーベイメーターを使って、約20メートル間隔で人工土が埋め立てられた場所の空間線量率を測定。雨が降ってきたため、調査は途中で打ち切られ、27日も続けることとした。

 マテリアル社によると、この日調査した3カ所は、県への届け出資料はあったものの、埋め立て実績が確認できなかった6カ所のうち、下水道処理場と野球場グラウンドなど計3カ所で、隣接の土地だと判明。77年に約3万5千トンを埋めたとされる。

 同社は国に未報告で、まだ安全確認をしていない秋田市内の造成地など5カ所と、新たに浮上した残り3カ所の計8カ所についても、早急に埋設場所を確定して測定調査する方針。

 同社現地対策班の原芳彦・対策本部長は「残っている資料が少なく、場所の特定作業が難しいが、1日でも早く調査をして安全を確認したい」と話している。

 同社は情報提供を求めている。同社秋田製錬所内現地対策班(018・862・0700)へ。

「文科省に報告 評価待つ」

◎ 峰吉川小調査 「問題はない」/放射線測定で文科省

 文部科学省は26日、峰吉川小学校のグラウンドや校舎周辺の調査結果を発表した。地上1メートルでの空間放射線量率は0・03〜0・08マイクログレイ(国内の一般的な測定値は0・00〜0・14マイクログレイ)、採取した土壌中の放射能濃度もウラン238が31ベクレル(同2〜59ベクレル)、トリウム232が36ベクレル(同2〜88ベクレル)だった。いずれも「放射線のレベルとして問題ない」としている。
(6/27)

http://mytown.asahi.com/akita/news01.asp?kiji=4612

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