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2003年06月25日(水) 00時00分
「正常な金融商品でない」先物取引会社に集団提訴（産経新聞）中堅先物取引会社「コスモフューチャーズ」（福岡市、小山内博朗社長）が販売する金融商品をめぐり、北海道内に住む元契約者４６人が、違法な商品の勧誘、販売で損害を被ったとして同社と小山内社長らに対し計約４億円の損害賠償を求める訴訟を２５日までに、札幌地裁に起こした。訴えによると、金融商品は顧客から一定の証拠金を預かって通貨の交換取引を行う外国為替証拠金取引の一種と会社側は説明している。しかし、元契約者は「本質はとばく行為で、正常な金融商品ではない」と主張、販売自体が不法行為としている。 さらに、複雑で損害の危険性がある取引なのに勧誘文書に誤解を招く虚偽表示がある上、説明義務違反が認められるとしている。 原告側代理人によると、同社に対する同様の訴訟は札幌地裁に１２件提訴。うち４件で和解、３件で全額賠償を認める判決が出ている。残りの５件と大阪地裁の１件が係争中という。 同社は一審敗訴の３件のうち２件で控訴。今回の集団提訴については「訴状が届いていないので、コメントできない」としている。
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