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2003年06月20日(金) 00時00分

PCB施設「説明足りない」住民反発/半田朝日新聞・


PCB施設建設計画



  半田市に日本車両(本社・名古屋市)が計画しているポリ塩化ビフェニール(PCB)処理施設の建設問題で、同社が開いた住民向けの地元説明会に、同市と住民団体が不満を募らせている。19日、住民団体が「説明が不十分」と、市に適切な対応を求める申入書を提出。市幹部も同社に追加説明会の必要性を伝えた。施設建設の認可を得るには、県の要綱で住民の合意がいる。そこまでたどり着くには、まだ相当時間がかかりそうだ。

市、企業に追加対応要望


  同社の説明会は、13日夜から18日夜にかけて、計4回開かれ、各会場に地元住民ら100〜150人が集まった。質疑応答の時間は1時間から1時間半ほどで、質問を積み残したまま打ち切られた。

  住民の不安は安全面に集中し、大地震対策や事故発生時の被害賠償のほか、「環境影響調査で住民のリスク評価をしていない」「東海4県のPCBを処理する環境事業団の施設が豊田市にできるのに、どうして半田市に施設を造るのか」といった疑問が出された。

  同社側は、施設の安全性を強調したが、安全基準は「国の基準に従った」、データの公開は「市に出している計画書を見てほしい」「情報公開制度を使って請求して」と述べるにとどまった。

  説明会場には、県や市の担当者も出席し、質疑を見守った。同市の榊原純夫市民経済部長は「議論がかみ合っていない」と判断、19日、同社に追加説明会の必要性を伝えた。

  申入書を市に提出した住民団体「PCB問題を考える市民会議」は、「市民の健康に関係する問題であり、もっと市が市民に説明すべきだ」と訴えている。

  市は、7月下旬から8月上旬に、2日間連続の説明会を主催する方向で調整するという。休日などに時間に制限を設けない形式を考えている。同社には、住民から地区単位の説明会開催の申し入れがあれば、応じるように指導することにしている。


(6/20愛知総合)
(6/20)

http://mytown.asahi.com/aichi/news02.asp?kiji=7397

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