悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2003年06月13日(金) 19時04分

ヒ素汚染源特定へ注目 環境省、きょうからボーリング調査−−神栖町 /茨城毎日新聞

 ◇県、安全性確保へ条例検討
 ◇井戸周辺10メートル四方
 神栖町木崎の井戸が有機ヒ素化合物で汚染され、住民が健康被害を訴えている問題で環境省は13日、井戸周辺でボーリング調査を開始する。実施期間は2、3週間で、旧日本軍製の毒ガスが有力視されている汚染源が、特定できるかどうか注目される。一方、県は井戸水の安全性確保のため、新たな条例制定の検討を始めた。
 調査は井戸の周囲10メートル四方を対象に行う。2・5メートルごとに格子状に25カ所の調査ポイントを設け、それぞれ深さ15メートルまで掘り進む。途中深さ1メートルごとに磁力計を差し入れて、汚染源とみられる金属製容器などが埋まっていないかどうかを調べる。また土壌や地下水を採取してヒ素濃度を調べる。
 調査の安全性を確保するため、現場の周囲、半径3メートルの範囲を部外者立ち入り禁止にする。調査の過程でもこまめに磁気探査やガス検知を実施することで、誤って毒ガス入りの容器を破損しないよう注意を払うという。
 調査は7月まで続ける予定。環境省では5月に実施した地中レーダーによる探査結果とあわせて、結果を公表するという。
 一方、高濃度ヒ素による井戸水汚染問題を受けて、県は飲用井戸の安全性確保のために新たな条例を制定することを検討している。現在の県の給水施設条例では、使用人口が50人未満の井戸は行政の水質検査の対象外になっている。また個人が自費で水質検査をして有害物質が検出されても届け出の義務はない。
 このため新たな条例では検査対象井戸の拡大と、有害物質検出時の届け出を盛り込む方針。【高野聡】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030613-00000001-mai-l08

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ