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2003年06月12日(木) 00時00分

マイクロソフト、ウィルス対策参入朝日新聞・

 ソフトウエア最大手の米マイクロソフトは10日、ルーマニアのウイルス対策ソフト会社「GeCAD」の技術を買い取ることで合意したと発表した。パソコンの普及が進み、販売台数の頭打ちが懸念される中で、新たな分野への進出を図る狙いだ。

 ウイルス対策ソフトは、ワクチンソフトとも呼ばれるもの。「GeCAD」は、欧州を中心にこの分野で実績がある。マイクロソフトでは、買い取った技術をもとにコンピューターの安全対策を強化する。また、今後の事業計画には、独自にウイルス対策ソフト製品を開発することも含まれる見通しだという。

 マイクロソフトは、基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」が世界のパソコンの93%に搭載されるなど圧倒的なシェア(市場占有率)を保っているものの、ウイルス対策ソフトは現在提供していない。利用者はこれまで、自分でウイルス対策ソフトを組み込む必要があった。この分野では、米シマンテック社やトレンドマイクロ社などが知られている。

 01年の「コードレッド」や「ニムダ」、03年の「SQLスラマー」など、世界的に感染が広がるウイルスが相次いで出現しており、コンピューターの安全対策は成長分野だ。

 米国のメディアの中には、「マイクロソフトがやるべきなのは、自社製品のウィンドウズの安全性を高めること」との専門家の意見を伝えるところもある。

 米マイクロソフトのエイミー・キャロル安全対策ビジネス部門グループ責任者は、買収の狙いと、販売方法について、「ウィンドウズを、ウイルス対策上、より良いものへと改善していくこと」「(ウイルス対策ソフトは)ウィンドウズとは別に料金を取ることを考えている」と語った。


(6/12)

http://mytown.asahi.com/usa/news02.asp?kiji=4104

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