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2003年06月10日(火) 00時00分

和牛商法の3人逮捕 東京新聞

 和牛のオーナーになれば高配当が得られると宣伝し、預託金をだまし取ったとして、警視庁生活経済課と山梨県警の合同捜査本部は九日、詐欺の疑いで「和牛の里」元社長、池田忠男被告(58)=旅券法違反容疑などで逮捕、起訴、東京都あきる野市下代継=と「和牛の里共済牧場」元社長、高村寿満容疑者(54)=品川区東五反田一=ら三人を逮捕した

 池田容疑者は容疑を否認、高村容疑者は認めているという。

 合同捜査本部は、池田容疑者らが一九九六年三月から約一年間に二十四都道府県のオーナー約二千五百人から計約四十四億五千万円を集めており、うち約三十二億円が未返還で、公訴時効(七年)になっていない余罪を追及する。

 調べでは、池田容疑者らは新聞の折り込みチラシで「黒毛和牛のオーナーになれば5−8%の確定利益が得られる」などと宣伝。九七年二−三月、埼玉県川口市の男性会社員(35)ら二十九人から計六千百六十万円をだまし取った疑い。

 山梨県武川村の牧場には最も多い時で五百九十頭と、契約総数の五分の一程度の飼育牛しかおらず、米国産も含まれていた。

 牛肉の販路も確立されておらず、合同捜査本部は牛が成長しても配当の支払いができない詐欺商法と判断した。

 池田容疑者は、逮捕直前には低カロリーの食品として人気があるダチョウの預託商法を始めようとしていたという。

 和牛預託商法をめぐっては九七年に埼玉、群馬県警などが出資法違反や詐欺容疑で経営者を摘発している。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20030610/mng_____sya_____015.shtml

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