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2003年06月04日(水) 07時08分

複数の仲介者が暗躍 仙台・コンサル投資詐欺事件河北新報

 米国からの投資を仲介すると触れ込み、投資準備金などの名目で金をだまし取ったとして、詐欺容疑で逮捕された仙台市の経営コンサルタント会社「イースタンパシフィックキャピタルマネージメント」の実質的な経営者飯田実容疑者(59)=仙台市青葉区片平1丁目=が、複数の仲介者を通じて投資の申込企業を募っていたことが3日、仙台中央署の調べで分かった。

 1人で10社以上を集めた仲介者もおり、被害が全国に拡大する要因となった。一部の仲介者は申込企業に手数料などの名目で現金を要求しており、中央署は仲介者から、架空の投資話と知っていたかどうかについて事情を聴く。

 中央署などによると、仲介者は主に関東地方を拠点とし、口コミで投資を求める企業を探していた。2001年8月に投資話を知った四国の企業は投資仲介を申し込むまで、仲介者と数回会い、投資話について説明を受けた。そのたびに手数料などの名目で現金を要求され、計約50万円を仲介者に直接支払った。

 この仲介者は各地で飯田容疑者と企業の橋渡しをしていた。企業側が投資契約が履行されないことに抗議し、払った金の返還を求めると、飯田容疑者は「仲介者が受け取った金については関知しない」などと回答。仲介者とは連絡が取れなくなっている。

 別の仲介者は10社以上をイースタン社に紹介。飯田容疑者は「投資決定通知書」などを企業に送り、投資を確約したが、投資が実行されないため、この仲介者は「まさか架空の話だったとは思わなかった。板挟みになって困っている」と話している。

 中央署は、仙台市青葉区中央にあったイースタン社の事務所などから押収した銀行通帳から、全国の約150社から2億数千万円が入金されたことを確認しているが、飯田容疑者が仲介者を通じて受け取った金も多額に上るとみて、金の流れの解明を進めている。
 同署は3日、飯田容疑者を送検した。
[河北新報 2003年06月04日](河北新報)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030604-00000016-khk-toh

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