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2003年06月04日(水) 23時05分
海賊版ソフト作成、オ−クションへの出品を「分担」していた親子を書類送検（MYCOM PC WEB）福岡県警ハイテク犯罪対策プロジェクト、久留米署、大牟田署は6月4日、海賊版ビジネスソフトなどを、オークションサイト「ヤフーオークション」を悪用して販売していた、福岡県大牟田市のタクシー運転手男性(52歳)と、その長男の男子高校生(15歳)を、著作権法違反の疑いで福岡地検久留米支部に書類送検した。調べによると、被疑者らは昨年11月下旬頃、CD-Rを用い「Microsoft Office XP Professional」「Microsoft Windows XP Professional」を違法複製、「ヤフーオークション」に出品していた。二人は、オークションへの出品、海賊版CD-Rの作成、発送を親子で分担していた。 オークションには、 「Office XP Professional」は5,000円、「Windows XP Professional」とセットにすると7,500円との希望落札価格を提示して出品しており、福岡県、静岡県、香川県、広島県在住の4人が落札、これらの海賊版ソフトを郵送販売していた。父親名義のインターネット専業銀行の口座に「代金」を振り込ませ、11月から12月までの間に、全国10数都府県から約40件、合計約25万円の入金があったことがわかっている。「売り上げ」は借金返済、遊興費などに使っていた。 今回の場合、未成年者が関与していること、「販売」していたのが約2カ月にとどまっていたことなどから、書類送検になったとみられているが、コンピュータソフトの著作権保護を推進している、コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は「警察は、コンピュータソフト関連の著作権侵害は、積極的に摘発する姿勢を打ち出している」という。また、「この種の事件を親子で起こし、しかも、これだけ低年齢の被疑者が摘発されたのは異例だ。やはり、小・中学校の段階から、著作権の意義についての十分な教育が必要だ」としている。 自作ホームページ通じ、海賊版ソフト「交換」していた男性を逮捕 http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/05/29/21.html 小中学生がアニメやクイズで著作権を楽しく学習 http://pcweb.mycom.co.jp/news/2001/08/28/06.html コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS) http://www.accsjp.or.jp/ （MYCOM PC WEB） |