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2003年05月17日(土) 10時50分

<BSE対策>買い上げ申請の国産牛肉検査が終了 農水省毎日新聞

 農林水産省は、BSE(牛海綿状脳症)対策として買い上げ申請を受けた国産牛肉に対する検査を終えた。業者から申請のあった約1万2626トン(約91万6000箱)を全箱開封して検査した結果、買い上げ対象外の肉は約140トンだった。これらへの補助金約2億9000万円は支払われない。日本ハム、雪印食品などが申請を取り下げた1358トンを合わせると、約31億円を払わずに済む。

 同省は開封作業を4月初めに終え、疑わしいものについて業者に弁明を求めていた。

 この事業に参加した全国365社の約3分の1に当たる121社が、対象外の肉を買い上げ申請していた。団体別では全国農業協同組合連合会(全農)と全国食肉事業協同組合(全肉連)が対象外の割合が大きかった。

 対象外の理由は▽品質保持期限切れ76トン▽加工肉の混入18トン▽スライス肉混入13トン▽BSE全頭検査前の肉か確認できない12トン▽骨付き肉3トン——などだった。

 買い上げ事業は、01年9月のBSE発生で牛肉需要が落ち込んだことから、食肉業者を救済するため同年10月に始まった。雪印食品や日本ハムグループが対象外の輸入肉を混ぜて申請し、補助金を不正受給したため、02年4月から同省が全箱を対象に検査をしていた。【BSE取材班】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030517-00001018-mai-soci

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