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2003年04月25日(金) 19時38分

脅迫めいた電報に注意を 覚えのない借金返済要求−−県生活科学センター /石川毎日新聞

 消費者金融の利用者らに、突然電報が届き、借りた覚えのない借金の支払いを脅迫めいた言葉で求められる被害が県内で相次いでいる。県生活科学センターは「身に覚えがなければ、連絡しないで」と注意を呼びかけており、県警もヤミ金融業者によるものとみて、調べを進めている。
 県生活科学センターには3月下旬からこれまでに30件以上の相談が寄せられている。電報には「回収は少々手荒かと思います」など、脅迫に近い文言が並ぶ。具体的な返済金額や振込先口座番号の記載はなく、連絡先は携帯電話になっているという。
 県警は発信元はヤミ金融業者とみており、恐喝、詐欺容疑にあたる可能性もあるとみて調べている。
 同センターによると、被害にあっているのは、過去に消費者金融などの利用経験のある人が多いが、中には、全く利用経験のない人もいるという。
 これまでにも、電話、封書で返済を強要する手口は見られたが、最近になって電報を使った手口が見られるようになった。これらの手口は「カラ貸し」と呼ばれており、以前横行した、業者が勝手に現金を振り込み、借金の返済を迫る「押し貸し」と違い、口座番号などの情報は必要なく、電話帳などで住所と氏名が分かれば簡単に返済を迫ることができるという。
 同センターの山本寿子館長は「個人情報が氾濫し、自らの意志に関係なく、送られてくるものがあるということをまず知ること。それを知った上で、身に覚えがなければ、連絡しないこと。もし相手から連絡があっても払わない意志を明確に示すことが大切」と話し、「住所、氏名、電話番号、メールアドレスなどの個人情報を漏らさないように自己防衛すること」とアドバイスしている。
 県警も「電報がきたら警察や県生活安全科学センターに相談してほしい」と呼びかけている。
 【平本泰章】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030425-00000002-mai-l17

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