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2003年03月29日(土) 00時00分

国内線割引を値上げ JAL6月から 東京新聞

 日本航空システム(JAL)は二十八日、六月からの国内線の割引運賃の値上げを国土交通省に届け出た。着陸料の値上げに加え、イラク戦争で国際線の利用者の大幅減や燃料費の高騰など経済環境が悪化していることが理由。普通運賃は公正取引委員会の承認が得られず、値上げは七月以降に再延期した。バーゲン型運賃も据え置く。全日本空輸(ANA)も同様の値上げを三十一日に届け出る見込み。

 前日まで予約可能で最も利用者が多い「特定便割引」は、路線や利用者数で差はあるが平均二百円程度上がる。往復割引は全路線一律2%(平均片道四百七十円)値上げ、四回回数券(東京−大阪線を除く)も全路線一律2%(一枚当たり平均四百二十三円)上がる。

 普通運賃は日本航空と日本エアシステムが昨年十月に経営統合する際に10%値下げし、公取委に「急激な環境変化がない限り三年間値上げしない」と約束していた。今回の値上げに対し、公取委はイラク戦争の影響など状況を見るには時期尚早と判断、値上げを認めなかった。普通運賃の値上げが認められた場合、往復運賃や回数券の運賃が上がる可能性がある。

 JALの値上げに対し、国土交通省は着陸料の値上げだけを根拠にすることに強く反対していた。JALが経済環境の変化も理由に挙げたため「やむを得ない状況」(扇国土交通相)と認めた。同省は着陸料の値上げを関西国際空港の救済のために打ち出した。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20030329/mng_____kei_____002.shtml

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