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2003年03月25日(火) 23時29分

迷惑メール訴訟、NTTドコモが勝訴読売新聞

 携帯電話のインターネットサービスを悪用した「迷惑メール」で損害を受けたとして、NTTドコモがメール送信業者「スクープ」(東京)を相手取り、約650万円の賠償を求めた訴訟の判決が25日、東京地裁であった。藤原俊二裁判官は「被告は、原告から警告を受けた後も故意にメールの大量送信を継続しており、悪質」と述べ、請求通りの支払いを命じた。迷惑メールを巡り、送信業者に損害賠償が命じられたのは初めて。

 迷惑メールは、出会い系サイトの広告などが一方的に送り付けられるにもかかわらず、受信者も通信料を負担しなければならないため、社会問題化している。一方、迷惑メール業者が勝手に考えたアドレスに広告を大量送信することも多く、ドコモなどの電話会社が通信料を回収できない事態が生じていた。

 判決によると、スクープは昨年3月、あて先不明のメールを送信しないことを条件に、ドコモのメール送信サービスを利用する契約を結んだが、同4—5月の間、約404万通のあて先不明メールを送信。これについて、藤原裁判官は「スクープが規約違反を認識していた」と指摘し、ドコモが回収できなかった1通当たり、1・2円の料金などを損害額と認定した。

 NTTドコモ側は判決後、東京・霞が関の司法記者クラブで会見し、「同様の迷惑メール業者十数社に対しても法的措置を検討していきたい」と語った。ドコモによると、ここ数年、あて先不明メールは1日7—8億通に上るという。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030325-00000513-yom-soci

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