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2003年03月18日(火) 11時23分
「噂の真相」編集長らの控訴棄却 記事巡る名誉棄損訴訟（朝日新聞）作家の和久峻三氏らに関する記事で名誉棄損罪に問われた月刊誌「噂（うわさ）の真相」編集長・岡留安則被告（５５）に対する控訴審判決が１８日、東京高裁であった。山田利夫裁判長は「入手した情報について十分確認せずに記事にするなど取材の仕方はずさん」と述べ、懲役８カ月執行猶予２年とした一審・東京地裁判決を支持、編集長側の控訴を棄却した。 同誌編集部員の神林広恵被告（３７）についても、懲役５カ月執行猶予２年とした一審判決を支持した。２被告とも無罪を主張していた。 判決によると、岡留編集長らは噂の真相９３年６月号で、経営コンサルタントの西川りゅうじん氏の私生活などに関する記事を掲載。９４年１月号では、和久氏の私生活などについて書き、両氏の名誉を棄損した。判決は「文筆活動などに致命的ともいえる不実の中傷を加えており、揶揄（やゆ）、嘲笑（ちょうしょう）的な筆致と相まって、与えた精神的衝撃は大きい」と述べた。(03/18 11:22) |