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2003年02月21日(金) 12時08分

新世代P2P“検閲”ツール、海賊版戦争の新たな火種に?ZDNet

 米ワイオミング大学のネットワーク上では過去数カ月にわたり、デジタル検閲とも言える技術でファイル交換の事実上全トラフィックが監視され、エミネムの歌や人気TV番組「Friends」のビデオ交換などが検知されてきた。

 この技術はカリフォルニアの企業Audible Magicが提供。まだ個人のファイル交換を遮断するまでには至っていないが、次の段階ではそうなる。同社は今後数週間から数カ月のうちに、ほかの大学や企業、小規模のインターネットサービスプロバイダー(ISP)でもこのサービスのテストを開始する。このP2P監視/遮断技術は、オンラインの海賊版をめぐる戦争の新たな火種となりそうだ。

 この技術はネットワーク上を流れる全データについて、それが違法に交換されている楽曲だろうと個人の電子メールだろうと、中身を調べることができる。物議を醸すのは必至だが、ネットワーク上にP2Pのトラフィックが氾濫している現状を受けて、その用意はできているとする大学や企業もある。

 Audible Magicのソフトはデータストリームの内部まで深く入り込むことのできる新世代のツールで、ネットワーク管理者は具体的に何のファイルが交換されているのかを知ることが可能。

 ワイオミング大学では学生が交換しているファイルの内容と量を調べ、例えばある24時間の例を取ると、Gnutellaネットワーク経由で最も多く交換されていたのはラップアーティストBig TymersのMP3ファイルで、回数は188回に上っていた。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030221-00000015-zdn-sci

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