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2003年02月21日(金) 10時47分
オンラインゲームアイテム「盗み」 不正アクセスで送検（朝日新聞）騎士や魔法使いなどのキャラクターを冒険させながら、盾や剣などの装備を手に入れ、別のキャラクターと戦いを繰り広げるオンラインゲーム「リネージュ」。人気のこのゲームに、知人のパスワードを使って接続し、知人がゲーム上で集めていたキャラクターの「装備品」約２０点を自分のキャラクターに無断で移したうえ、うち数点を約１３万円でネット販売した少年が、大阪府警吹田署に摘発された。警察は窃盗容疑を検討したが、「仮想世界の武器（データ）を持ち出す行為を処罰する規定がない」と、不正アクセス禁止法の疑いでの書類送検になった。調べによると、神戸市須磨区の店員の少年（１７）は昨年８月、知り合いの大学生のパスワードを使って計７回、東京都目黒区のゲーム会社のコンピューターに不正にアクセスした疑い。 少年は武器の買い手が見つかると、実際の送金を確認したうえ、ゲーム上で相手のキャラクターと自分のキャラクターを出会わせ、武器を渡していた、という。 「リネージュ」は韓国で９８年ごろから人気が出始め、日本では０１年９月から利用できるようになった。有料（月額１４００円）だが、国内だけでのべ３２万人が登録。インターネットのオークションでは、ゲーム上で獲得した武器などの取引が頻繁にあり、高い物では１０万円の値がつくこともあるという。 (10:28) |