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2003年02月18日(火) 18時52分
闇金で起訴の山田被告、情報管理組織に毎月１００万円上納−−県警担当者 ／山形（毎日新聞）◇県警担当者が懇談会で明かす貸金業法違反と出資法違反の疑いで逮捕、起訴された東京都荒川区町屋３、貸金業、山田栄一被告（２７）が、名簿業者などから多重債務者の個人情報を購入している「情報管理組織」に毎月１００万円程度の情報料を支払っていたとみられることが分かった。山形市で１７日開かれた「貸金業務の適正化に関する懇談会」で、県警生活保安課の担当者が明らかにした。 情報管理組織の存在は、警視庁と広島県警が昨年９月に逮捕した業者の取り調べで発覚。背後に暴力団組織の存在が指摘されている。個人情報の流出により、多重債務者が勝手に口座に現金を振り込まれる「押し貸し」などの温床になっているとみられている。 県警の調べで、売上金のうち毎月約１００万円の使途不明金が判明し、山田被告は情報管理組織に上納していたことを認めた。 懇談会で県警生活保安課の江口隆三課長補佐は「ヤミ金融が怖いのは、一度借りると個人情報が悪用される点」と指摘した。【太田誠一】（毎日新聞） |