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2003年02月14日(金) 21時20分

<マクドナルド>23億円の最終赤字 創業以来初の店舗減少へ毎日新聞

 日本マクドナルドホールディングスが14日発表した02年12月期の連結決算は、最終(当期)損益が23億円の赤字となった。最終赤字は創業間もない73年12月期以来29年ぶり。一昨年のBSE(牛海綿状脳症)発生以来、顧客離れが続き、59円バーガーに代表される低価格戦略も効果が出なかった。03年12月期は初めて店舗数を減らし、既存店舗の店舗改装などで、業績回復を目指す。

 既存店売上高が前期比12.1%減と低迷。経常利益も20億円と期初計画(226億円)の1割にとどまった。また、不採算店閉鎖に伴う費用の前倒し計上や、子会社の合弁解消などにより、67億円の特別損失を計上した。

 このため同社は、既存店舗の活性化策を柱に業績回復を目指す。具体的には1年間に不採算店176店舗を閉鎖する一方、出店を75にとどめる。店舗減少は創業以来初めてだが、これを既存店の大規模改装で補う。

 改装投資額は、従来の約30億円程度から約100億円に増やす。主要客層を(1)子供を中心とするファミリー層(2)19〜29歳の男性(3)同女性——の店舗に分け、それぞれの店の主要客層に合った改装を実施する。さらに、新メニューを4月に予定したり、自動オーダーシステム導入店舗を増やして、顧客の待ち時間を短くするなど、サービスの向上に努める。

 こうした取り組みにより同社では、03年12月期の売上高は02年12月期比2・4%増の3282億円、経常利益は同280%増の77億円、最終損益は39億円の黒字と、業績の回復を見込んでいる。

 一方、10日からチーズバーガーなど2種類の値上げを行ったが、59円のハンバーガーについて、14日会見した八木康行社長は「59円バーガーは象徴的存在。可能ならば継続したい」と述べ、4月のメニュー改定時も、値上げを避けたい意向を示した。 【増田博樹】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030215-00000067-mai-bus_all

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