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2003年01月20日(月) 14時13分

ジー・オーグループ詐欺初公判、大神被告が無罪主張読売新聞

 高配当をうたい、通信販売事業などへの投資名目で資金を集めていた「ジー・オーグループ」による巨額詐欺事件で、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)と詐欺の罪に問われた同グループ名誉会長・大神源太被告(40)と幹部4人の初公判が20日、東京地裁(出田孝一裁判長)で始まった。大神被告は罪状認否で「詐欺はしていません」と起訴事実を全面的に否認して無罪を主張、他の4被告は起訴事実を認めた。

 大神被告は昨年9月10日、報道陣の質問に応対しているさなかに警視庁に逮捕されて以来、4か月ぶりに公の場に姿を現した。この日は紺色のスーツと白いワイシャツ姿で出廷。罪状認否で、顔を紅潮させながら「会員は損をすることもあると分かって出資していた。出資金を返せなくなったのはマスコミが騒いだため」などと早口で述べた。

 さらに、「会員には大変申し訳なく思っている。自由の身になったら時間をかけてでも必ず返還したい」と、時折声を詰まらせながら語った。

 起訴状によると、大神被告らは1997年3月—2002年1月にかけて、「通信販売の宣伝広告費に出資すれば高配当が得られる」などと勧誘し、東京や埼玉、茨城などの会員135人から計約13億4300万円をだまし取った。

 検察側は冒頭陳述で、大神被告が同グループ設立前にも同様の詐欺商法を考案し、「貧乏人は欲を刺激したら必ず金を出す。1度えさに食いつかせれば、後は損をしても食いついてくる。最後の最後まで搾り取ってやる」と口癖のように話していた、と指摘した。

(1月20日14:13)

http://www.yomiuri.co.jp/04/20030120i204.htm

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