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2002年12月11日(水) 17時35分

林真須美被告に死刑判決読売新聞

 1998年7月、夏祭りのカレーを食べた住民が急性ヒ素中毒になり、4人が死亡、63人が重軽症を負った和歌山市の毒物カレー事件で、殺人罪などに問われた元保険外交員、林真須美被告(41)に対し、和歌山地裁の小川育央裁判長は11日午後、求刑通り死刑を言い渡した。

 カレー事件では、検察側の状況証拠の積み重ねによる立証の成否が注目されていた。弁護側が控訴するのは確実とみられる。

 判決は、カレー鍋などから検出されたヒ素について、被告周辺から見つかったヒ素である可能性が「極めて高い」と判断。犯行時間帯の状況についても、「被告が1人でいる時間帯にヒ素を混入することが十分可能だった」とした。

 争点の1つだった殺意の有無については、「(被告は)ヒ素が少量でも、人を死に至らしめるとの認識を十分に持っていた」として、未必の故意を認定した。

 真須美被告は99年5月の初公判で、夫の健治受刑者(57)と共謀したとされる3件の保険金詐欺事件は認めたが、カレー事件などヒ素絡みの殺人、同未遂事件の5件は否認。被告人質問では黙秘した。

 公判は今年9月18日の結審までに計94回を数えた。検察側は1669点の書証を証拠申請。カレー調理に携わった主婦、ヒ素の鑑定人、殺人未遂事件の被害者ら、延べ171人が証人出廷した。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021211-00000011-yom-soci

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