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2002年12月10日(火) 22時25分

南日本ハムが黒豚商品で不正表示、農水省が改善指示読売新聞

 日本ハム(大阪市)子会社の南日本ハム(宮崎県日向市、厨子(ずし)雅雄社長)が、輸入豚肉などを使った加工食品に、鹿児島県産の「黒豚使用」などの不正表示をして製造・販売していたことがわかり、農水省は10日、JAS(日本農林規格)法に基づく改善を指示した。

 同省の調査によると、南日本ハムは、レトルト食品の豚汁や焼き豚、ベーコン、ロースハムなどの加工食品に、「鹿児島県産のさつま黒豚を使い具だくさん」「鹿児島純粋黒豚」「炭火焼 黒豚」などの表示をして販売していたが、実際に使用していたのは米国産や他県産の黒豚肉、輸入した白豚肉だった。不正表示は今年9月までの約12年間にわたって行われていた。

 同社の担当者は「ブランド品に地名をうたっても、必ずしも原材料にその原産地の肉を使わなくていいと思っていた」などと説明。同省は、会社側に偽装の意図はなく、原産地表示を義務付けたJAS法の意味を全く理解していなかったとみて、「役員の表示制度に対する認識不足に加え、不正防止のチェック体制などに構造的な欠陥がある」などと指摘した。

 同社は、牛肉偽装事件の責任を取って今年8月末に専務に退いた日ハムの大社啓二・前社長や、藤井良清・現社長も取締役を兼ねている。日本ハム広報室は「偽装事件を受けてグループ会社の内部検査も始めていたが、農水省の立ち入り検査の方が早かった。認識不足があり申し訳ない」と話している。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021210-00000313-yom-soci

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