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2002年12月07日(土) 19時40分

弁護士13人が「取り立て屋」刑事告訴へ 恐喝未遂罪・氏名不詳の男 /山梨毎日新聞

 ◇被害者の代理人で
 県弁護士会消費者問題対策委員会の弁護士13人が、ヤミ金融の取り立て被害に遭っている県内の男性会社員の代理人として、近く県警に恐喝未遂罪で刑事告訴することが6日、分かった。告訴する相手は、氏名不詳の「取り立て屋」を名乗る男で、同委員会によると、弁護士会が前面に立ってヤミ金融問題で告訴するのは県内で初めて。【桐野耕一】
 ◇ヤミ金融問題で県内初
 ヤミ金融は、貸金業登録の有無に関係なく、出資法が定めた利息(年29・2%)に違反して超高金利で貸し付けを行う業者。年利3000%を超える業者も多いという。
 告訴状などによると、被害に遭ったのは県内の40代前半の男性会社員。男性は親の多額の介護費用から消費者金融、ついにはヤミ金融に手を出し、10月上旬にはヤミ金融約50社から100万円以上の返済を求められた。
 男性は弁護士に相談して各社に違法な金利の返済を拒否した。しかし、その後、「取り立て屋」を名乗る男から、指定した金融機関の口座に6万〜10万円の現金を振り込むよう、執ように電話を受けた。男は深夜、男性宅に電話するだけでなく、11月13日には勤務先にも「金を払え。殺すぞ」などと電話で脅迫。男性宅や勤務先の近所にも「俺(おれ)は男性に金を貸したが返さない」などと電話をかけ、消防署に「男性の家が火事だ」とうその通報をして騒ぎを起こすなどしたという。
 男性は「(口座名にある)会社から金を借りた覚えはない」と話し、現金は振り込んでいない。主任弁護士を務める永嶋実弁護士は「男は、男性の債権を安く買った別業者の人間ではないか。悪質な取り立てと考えて告訴する。ヤミ金融の取り立ては本人を含め、まわりの人の生活も破壊する」と警鐘を鳴らしている。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021207-00000001-mai-l19

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