悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2002年09月27日(金) 03時21分

<JR総武線>佐倉—物井駅間、運賃取り過ぎ 実距離短縮を無視毎日新聞

 千葉県のJR総武線佐倉駅—物井駅間が529メートル短縮されたのに、運賃の基準となる「営業キロ」が変更されず、34年間にわたって、実際の距離分より高い運賃を支払わされていることが26日、分かった。営業キロが変更された場合と現行運賃では最高420円の差があるが、JR東日本は「(営業キロを決めたのは)国鉄時代の話で運賃を変える考えはない」と話している。

 佐倉駅—物井駅間は68年の線路改良と寺崎トンネル開通に伴い、距離が短縮された。しかし、始発駅(東京駅)から佐倉駅までの営業キロは55.3キロのまま改定されなかった。

 同社によると、営業キロは原則として実距離に基づいており、同社の営業線規定は「(実距離に)0.1キロ以上の変動があった場合は営業キロの変更が必要」と定めている。国鉄にも同様の規定があった。

 規定通りに変更すれば、現行950円の佐倉駅—錦糸町駅(東京都墨田区)間は130円安い820円。佐倉駅—中央本線の青柳駅(長野県茅野市)間では現行の4310円が3890円になる。

 同社千葉支社の大槻務広報室長は「78年の運賃法改正で営業キロが確定しており、新会社移行後もそのまま引き継いでいる。運賃を変える予定はない」と話している。

 「ちばの鉄道1世紀」などの著書がある鉄道友の会理事の白土貞夫さんは「『赤字国鉄』と呼ばれたころのことなので運賃収入減少を恐れたのではないか。利用者としては釈然としない話だ」と語る。

 同県内のJRでは昨年、内房線大網駅—土気駅間でも72年以来、営業キロが実距離より666メートル長かったことが発覚している。 【坂井隆之】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020927-00000160-mai-soci

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ