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2002年04月22日(月) 21時30分
警察本部の接待相手など公開を 宮城県情報公開審が答申（朝日新聞）宮城県警の食糧費や旅費の支出文書で、これまで非公開だった懇談会の接待相手や出張先などについて、同県情報公開審査会は２２日、「公開しても捜査などに支障が生じるおそれがあるとは認められない」として、公開するよう浅野史郎知事に答申した。浅野知事は「答申を尊重する」と言っている。捜査情報を名目に非公開になっていた警察情報の開示幅が大きく広がることになる。 対象は県警総務室の９５年度の食糧費支出文書と９４、９５年度の総務課の旅費支出文書。仙台市民オンブスマンが開示請求していた。 今回、公開するよう答申されたのは、接待相手の所属や氏名、捜査にかかわるとされる旅行（出張）の行き先や金額、目的など。審査会は実際に文書を見るインカメラ審理を実施、旅費については「捜査関係にかかわる出張とはうかがえない」と指摘した。懇談会は具体的な事件などに関するものではなく、一般的な意見交換会にとどまっていると判断した。 この問題をめぐってはオンブズマンが９６年に開示請求。００年の仙台高裁判決で県が敗訴し、部分開示に踏み切ったが、墨塗り部分が多く、オンブズマンが裁判と並行して県に異議申し立てをしていた。 県警は「答申は重く受けとめている。係争中であり、今後の対応について県当局と協議したい」とコメントした。(21:26) |