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2003年05月01日(木) 20時56分

全国初「ID屋」逮捕 京都府警 パスワード盗み販売容疑京都新聞

 京都府警ハイテク犯罪対策室と松原署は1日、不正アクセス禁止法違反の疑いで、東京都渋谷区本町1丁目、無職井手宣裕容疑者(40)を逮捕した。府警によると、井手容疑者はインターネットのオークションサイトで使用する個人のパスワードを盗み、他人に販売する「ID屋」で、摘発は全国で初めて。

 調べでは、井手容疑者は、大手プロバイダー「ヤフー」のオークションサイトから、他人のID番号とパスワードを盗もうと計画。昨年9月22日ごろ、自宅のパソコンから、栃木県内の銀行員(34)のオークションサイトのID番号を無断で使ってアクセスしたほか、11月20日ごろまでに、東京や兵庫などのネットオークション利用者10人の番号を使って、無断アクセスした疑い。

 井手容疑者は、不正に取得したIDとパスワードを、インターネットの掲示板を使って1万円から5万円で販売すると宣伝しており、調べに対し、「うち2人分を売った」と話している、という。

 ネットオークションでは、他人のIDを使って物品の販売広告をし、代金を振り込ませてだましとる詐欺被害が、年間約4000件あり、増加傾向にある。対策室は、「ID屋」が販売した他人のIDとパスワードが、オークション詐欺などのネット犯罪の温床になっているとみて、井手容疑者のID販売先を調べている。

 また府警は「ID番号と似たパスワードを安易に設定しないなど、簡単にパスワードを推測されないよう、気をつけて設定してほしい」と呼びかけている。

 府警によると、ハイテク犯罪被害の相談は、京都府内で昨年68件あり、うち不正アクセスについては、31件あった、という。

(京都新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030501-00000089-kyt-kin

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