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2002年08月05日(月) 20時01分
小児救急、県別の整備成績をHPで公表 厚労省(朝日新聞)厚生労働省は、小児救急体制がどのくらい確保されているか、県別の成績を同省ホームページで公開した。ワースト5は青森、山形、新潟、徳島、佐賀の各県。同省は「名指しは酷かもしれないが、国が地域に促すだけでなく、住民にも実情を知ってもらい、切実な声を自治体や地元の医療関係者にぶつけてほしい」としている。全国360の医療圏ごとに、365日終夜、小児科の当直医を置く病院があるか、あるいは病院の輪番で小児科医の当直を確保する仕組みがあるかを、都道府県の救急担当者に聞いた。 その結果、220(6割)の医療圏で、どちらの体制もなかった。ワースト5県では該当の医療圏は1つもなく、15県では1つしかなかった。逆に富山、愛知、大阪、兵庫、奈良、沖縄では全医療圏で備えがあった。 小児診療は、少子化や採算性の悪さから弱体化しており、救急では小児科医の不足から、不十分な診療や患者のたらい回しが社会問題化している。同省は輪番制を組む医療圏への補助などをしているが、整備は難航。取り組みに地域ごとのばらつきが大きいため、成績公開に踏み切った。 (19:19) |