普段使っている剣道用語の中で 分からないまま使っていることってありませんか? 剣道具に関してなら、分る範囲でお答えします。 どうぞ遠慮なく質問してください。 こちらまで⇒budogu@big.or.jp |
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「竹刀」と書いてどうして「しない」と読むの? |
『竹刀』と書いて「しない」という発音が出るわけがありません。 「しない」は『撓(しなう)』または『靭(じん)』と書きます。 剣道に使う「しない」に『竹刀』という字が使われるようになったのは、 江戸時代後期からのことです。 それまでは上記の『撓』や『靭』という字を使っており、『竹刀』は「ちくとう」と読んでいました。 その呼び方も時代により様々でありました。 “しなえ”、“たわむ”という語源から「しない」または「しなえ」などと呼ばれ 『撓』『革刀』などの文字で表現されていました。 「しない」という言葉には、萎(な)えるという意味があり、本来は割った竹を 革などの袋で包んだ『袋撓(ふくろしない)』のことを指していましたが、 剣道防具の発達と相まって次第に工夫が加えられ、今日用いられている 四つ割り竹の竹刀ができました。 ちなみに、『撓』は、しなやかに曲がるという意味があります。 |
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乳革(ちかわ)って? |
【乳革の語源】 のぼり、のれんは、ちぎれ(乳布)仕立と呼ばれる竿通しを数箇所縫製するのが特徴です。 "この竿通し部分が犬等の「動物の乳」に似ていることから乳布と呼ばれ" それ故、面紐・胴紐の結合部取り付ける革紐を「乳革」と言いわれているようです |
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布団について(手刺・ミシン刺があります) |
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生地について |
紺反 | 藍染の生地のことを指します。 |
織刺 | 藍染生地に太目の藍染糸を縫いこんで織るものです。 剣道着の生地と同じ織り方 |
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カタログの分りづらい言葉 |
面(めん) |
分・ミリ刺 | 布団の刺し幅であり、手刺は昔ながらの1.5分刺等の分表示、 ミシン刺は5ミリ刺等のミリ表示をします。 |
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面金 | 面金に使用されている金属には、何種類かあります。
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総紺革仕立 | 布団紺反以外の部位が革で仕立てたものです。 | ||||||||
織刺仕立 | 布団の紺反以外の部位が織刺生地で仕立てたものです。 | ||||||||
面縁革 | 面金と布団を縫い付ける革 黒で塗ってあるところです。 | ||||||||
カンヌキ | アゴと面布団を固定している革の部分 | ||||||||
帽子 | 打たれる布団部位に革を縫い付け補強することです。 織刺仕立てに付けます。 | ||||||||
内輪 | 面内部の顔に当たる部位 ビロードや綿、抗菌生地で出来ております。 |
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胴(どう) |
足 | 胸、小胸(脇)の飾り縫い 2本足は、2本。 3本足は、3本の飾りが付いています。 |
鬼雲 | 胸の飾りの名称です。 こちらを参照下さい。 |
ヤマト胴 | ナイロン樹脂形成した胴のことで、裏がツルツルのものと 50本型に形成されたものがあります。 |
ファイバー胴 | 高純度のパルプ繊維原紙を積層一体処理し、 その硬質繊維ボードを胴台に成型したものです。 |
竹胴 | 60本、50本、43本と牛革に竹を貼り漆で仕上げたものです。 |
黒ザン革 | クロザン革は、本来、なめした牛革を藁(わら)等で燻煙し、お歯黒(昔、歯を黒く染めるのに用いた液。古い鉄に使う液くずを茶の汁または酢に浸したもの)に漬け染色し、手加工でしぼ(凸凹)を付け、その上に漆を重ねて仕上た大変堅牢な革です。 その独特の風合いは、剣道具本来の機能と、美しさの象徴の一つでありました。 しかし現在は、その需要の少なさから大変貴重なものとなり、通常クロザン革といえば、クロームなめし加工を施し、型押しでしぼ(凸凹)を表現した型押しのクロム革が殆どになっています。主に胴の胸や縁革(へりかわ)に使用されていますが、素材自体の安定性は剣道に適したもので、耐久性やその風合いは本クロザンには劣るものの、十分んな役割を果たしています。 |
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甲手・小手(こて) |
総織刺仕立 | 甲手頭がすべて織刺生地で仕上げたものです。 |
総紺革仕立 | 甲手頭がすべて革で仕上げたものです。 |
奴 | 甲手頭の半分が紺革で出来ているものです。 名前の由来は形が奴さんに似ていることからと言う説があります。 |
ナマコ | 頭についているナマコのようなクッションのことを言います。 別名ケラとも称し、2段ナマコは、2つ付いているもので手の大きい方に適しております。 |
手の内 | 手の平 (握る部分)の素材を表します。 革・合成革等 |
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垂(たれ) |
総織刺仕立 | 段飾り部位が織刺生地で仕上げたものです。 |
総紺革仕立 | 腹革、段飾り、部位が革で仕立てたものです。 |
段飾り | 腰のラインをフィットするために、大垂小垂の布団に施された飾りの本数のことです。 |
腹革 | 胴ヘリ革で腹帯が傷つかないよう革で補強したものです。 3枚とは、正面1枚両脇腹に各1枚付いているものです。 |
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袴や胴に家紋を入れている方がいらっしゃると思いますが、 家紋の由来を知っている方は少ないのではないでしょうか?。 そもそも家紋は、公家では輿車(こしぐるま)に、武家では旗・幕・盾・武具に用いていたもので、 現在、袴や防具に使用しているのはここからきていると言われています。 家紋の原形だけでも多種ありますが、大きく分けると7種類あります。
逆に考えれば、自家の紋が分かれば先祖がどのような人物だったか分かります。 そして、家紋と姓は不即不離の関係にある。 日本で65,000種もある性の中で最も多い姓の上位3つを上げて 姓の由来と家紋との関係を見てみましょう。
家紋は言わばその家のマークです。 この機会に是非お宅の家紋を調べてみてはいかがでしょうか。 |
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幕末から現代への剣道の移り変わりをみると昔から多くの各流各派が存在しました。 例えば、 坂本竜馬は『北辰一刀流』、 桂小五郎は『神道無念流』、 近藤 勇は『天然理心流』・・・などありました。 しかし、明治2年に藩籍奉還、明治3年には庶民の帯刀を禁止し、 明治4年に廃藩置県により幕藩体制は解体となりました。 明治9年に廃刀令が出されたことにより、武士の持つ特権はすべて失われたことにより 現在では、それらの流派は、存在するも剣術から剣道へと移り変わり、 明治28年大日本武徳会が創設(本部は京都)。 剣道統一論から大日本帝国剣道形が、大正元年大日本武徳会と高等師範学校が 協議し、武徳会が中心となり下記範士が全国各大家にはかり苦心選定(※)されました。 内藤高冶範士(北辰一刀流 昭和4年没) 門奈 正範士(北辰一刀流 昭和5年没) 根岸信五郎範士(神道無念流大正三年没 辻 真平範士(直新陰流 大正3年没) 高野佐三郎範士(小野派一刀流 昭和25年没) ※苦心選定 現在は、大日本帝国剣道形から全日本剣道形と改名されておりますが、 もともと各流各派の形から、太刀7本、小太刀3本が選定されたもので 当初はもっと多かったようです。 各流各派は、剣道形制定にあたり我が流派が取り入れなき場合には、 自害を覚悟で脇差を忍ばせ制定会議に臨んだそうです。 範士等はその各流派をまとめ上げた訳ですから、これは改めて敬意を表するところです。 |
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みなさんのきき手は右ですか?左ですか? 中には両手を器用にお使いになる方もいらっしゃるかと思います。 剣道では、左手が軸で刀(竹刀)を振りますから、左ききの方が有利ではないかとよく言われます。 そんな左ききの特徴としては・・・
剣豪でも知られる宮本武蔵は右きき・左ききどちらだったのでしょうか? 武蔵の書いた書物・墨絵等を見ると、上記の4点に当てはまるものが多いようです。 また、武蔵は大変力の強い人で、気性も荒々しく、描く絵も強いということもありますが、 左手で描く人の絵は筆が強く、剛直になるということです。 このようなことから宮本武蔵は左ききではないかといわれています。 もし、身近な人に左ききの人がいたら、右ききの人との違いが どれほどあるか試してみたらいかがでしょうか? |
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ヨーガの手法で心を落ち着かせるために寝たままでもできる 「片鼻呼吸法」があります。方法は、簡単!
この呼吸によって鼻の粘膜がつくりだす一酸化炭素の働きによって、 脳の働きが整えられるそうです。 ぜひ試してみてください。 |
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