30mm対化物砲ハルコンネン(暫定版)

 ウォルターのコスをしようと目論んで製作したもの。ゲームショウ用の着ぐるみ改修作業で工事を中断していたが、4/9の後楽園で出そうと急遽工事を再開・・したものの1週間じゃどうしょうもなくて、結局間に合わず(涙)。おまけに半端な状態で塗装してしまったので、作業を継続するには塗装を落とさないとならないので萎え。ついでに、髪を切る予定があるので肝心の死神のコスができなさそうで更に凹み。完成の日は来るのだろうか・・・。

 メインの材料は紙パイプ。書類の輸送用か何かで売っているらしい。50mmのものと75mmのものを購入したが、結局75mmは太すぎるので使わなかった。ハンズだと70mmが売っているので、こっちなら使えたかも・・。
 同じ50mmパイプでも、紙パイプは外径が50mm、塩ビパイプは内径が50mmなので、塩ビパイプをかぶせるときは、ボール紙を巻き付けて太くしないとならないのがちょっと面倒。

 インナーパイプには無印良品の紙パイプラックのパイプを使用。内径がだいたい30mmだった。50mmパイプの内径に合わせて段ボールとボール紙を巻き付けて固定。砲口は口径30mm、外径50mmのの立派な砲身になる。マズルブレーキを着けるとあんまり見えなくなるけど、砲身が肉薄だと興醒めなので、インナーパイプは丸ごと突っ込んである。
 右二本は砲身の接続部分で、塩ビパイプのネジコミジョイントを入れてある。

 ダミーカートリッジ。弾頭つきを1個と空カートリッジを2個作る予定。異経ジョイントと等経ジョイントを塩ビパイプで繋いだが、。見た目短く感じたので、輪切りにしたジョイントを20mmくらい追加した。作中ではリムレスカートリッジだが、中折れ式では構造的に変なので、個人的解釈でリムドカートリッジにする予定。弾頭は塩ビパイプと30mmのゴム栓(笑)。作中では先端が尖っていたけど、昔知り合いに見せて貰った20mmバルカンの砲弾がこんな感じだったので、平頭弾にした。

 チェンバーとダミーカートリッジ。可動モデルにもできるように、ちゃんと弾丸を装填できるようにした。リムの収まる凹みも作ってある。

 砲身のジョイント部分。塩ビパイプ用ジョイントを埋め込んだインナーパイプを仕込んである。段差は5mmウレタンで埋めた。なんか凍結防止材を巻いた水道管みたいだな(笑)

 チェンバー部分のアップ。ボール紙を巻いてカッターでテーパーを削り出した。一番外側はポテトチップスの筒を使用。

 砲尾部分。丸い部分は右にある直径100mmのアクリル球から切り出した。もったいないって言えばもったいない気もするな。

 制作中のグリップ。両側に貼り付けた10mmのバルサで、フレームの内側にぴったりハマる。中に見える白い物は、トリガーを押さえつけるウレタン。これがないと、トリガーがブラブラして気持ち悪いので付けた。

 グリップにストックを付けたところ。ストックも無印良品の紙パイプ製。

 マズルブレーキ。50-75の異経ジョイントにスリットを3カ所に開けた。結構肉厚なので、切り抜きに苦労することに(汗)。ちょっとスリットの幅を広くしすぎたような気がする。三菱マークがイカス(爆)。
 サイズが少し大きめなので、ちょっとバランスが悪いような気がする。トイレの通風塔を思い出しちゃったよ(その昔のくみ取り式のトイレには着いていたのよ)。

 なんつーか、平耕はその場のノリで描いているらしいので、コマごとにデザインが違う。おまけに完全な2次元デザインで、線が無茶な繋がりをしている。
 ついでに言うと、伏せ撃ち主体のハズなのに、立ち上がらないと次弾装填のできない中折れ式にするといのも理解できない。中折れにしても強度的に問題のあるあんな前方に可動部分を設定するか?。ウォルターのボケもそうとう進んでいるようだ(笑)。30mm機関砲の銃身、機関部を利用して作れば製造も容易だろうし、セミオート化もできそうだし、弾丸の流用もできると思うのだが、その辺りは全く考慮していないらしい(笑)。

 まぁ、愚痴を言っても始まらないし、そもそもマンガの世界の武器なので、自己アレンジ入れつつ製作した。基本的には一番最初にウォルターが紹介したときのコマを基本にしている。持ち運びを考えて、軽量化と分割は必須だったので、砲身は紙パイプ、フレームはバルサで作成。それでもかなりの重量になった。グリップ周りはMP5のエアーガンをブッた切って流用。一週間の突貫工事だったのでオミットしたが、砲身の継ぎ目にアダプターのパイプが着いて、ここにバイポッドとキャリングハンドルが着く予定だった。前後のサイトも着けていない。チェンバーにはダミーカートリッジが入るように作ってあるけど、フレームがバルサ製の現状では、強度と手間の関係で可動は止めた方がよさそうだね。後はストック周りをもっとゴツく作り直せばバランスが取れるかな。
 塗装は全面に木工ボンドを刷毛塗りして目止めした上にラッカーのグレーをスプレー。画面で見る限りは黒では無いので、サーフェイサー代わりもかねて塗ってみた。全体的にのっぺりしすぎてるので、ディティールアップ後に塗り直すか。フレームがダークグレー、砲身がフラットシルバー・・・かな。
 やる気がかなり萎えてるうえに、最初に書いたとおり髪を切ってしまうとヘルシングキャラはほとんどコスできなくなるので(髪が短いのってアンデルセンくらいか?)ので、完成するか怪しいけど。