RVR-14 Fey-Yen The Knight

 と言うわけで、日記にず〜っと製作過程が載っているにもかかわらず写真の無かったフェイである。

 頭部は紙のフレームにライオンボードで装甲を貼った。エッジの必要な部分はボール紙製で、強度を出すために全て2重にしてある(部分的には3重)。頭のハートはポリの丸棒に切り込みを入れて曲げた。そのままでは塗装が乗らなかったので、ボンドで紙の帯を巻き付けて木工ボンドで固め、その上に塗装してある。ワンタッチスナップで着けてあるので取り外せる。おさげは5mmウレタンで1cmウレタンをサンドイッチしたもの。真鍮線で作ったフックでぶら下げている。マスクは作らなかった。ロックはなく、頬の部分の弾力で脱げないように支えている。

 肩は5mmウレタンの組み合わせ。取り付け部分のみライオンボードで強度を出している。身体への取り付けは、サスペンダーにマジックテープで着ける。ぶつかってもすぐ取れるようするため。

 胸アーマーは5mmウレタン製。外周の白い枠のみ2mmのライオンボード・ハート型はボウルでウレタンをヒートプレスしたものを二つに切り、菱形の2辺に接着して作った。これも取り付け部分はライオンボードで補強してある。装着はサスペンダーに安全ピンで行う。

 腕アーマーは全てライオンボード製。貼り合わせた後でエッジをカッターで落としてある。ちょっと大きめなので長すぎて肘が曲がらなくなってしまった(汗)。装着は手を入れるだけ。手首と肘の摩擦で支えている。

 右手の封印環はオール紙製。内部には補強の桁を仕込み、外板は全て2重〜3重に重ねて潰れないように配慮している。ただし、そのせいでとても重い。緩めの腕装甲がくるくるまわってしまう。

 背中には例によってサターンを装備。ただし女性に本物を背負わせる訳にもいかなかったので(長時間背負ってるとそりゃもう効きます、おまけに持ち運びも不便だし)、分解して蓋だけにしてある。そのため、サターンの下半分に合わせた1cmウレタンでマウントを組んである。背中に当たる部分は汗でへたらないようにウレタン、外枠は段ボールにシート貼り。サスペンダーのベルトを直接接着してある。

 アンダーウェアやスカートはパイロットの吉ちょんが調達した。スカートをウレタンで作るのを考えないでも無かったんだが・・・ちょっと手間が半端じゃなさそうだし(汗)。

 塗装はカッティングシートと塗料の併用。最初にイメージに合わせたピンクのカッティングシートを買ってしまったので、塗料はちょうど良いのが見つからず苦労した。最終的には蛍光ピンクのスプレーの中身を容器で回収してラッカーの白を混ぜて色を作った(いや〜、気化熱で冷える冷える・・・)。このためにラテックス混合が使えず(ラテックスは水性なので)、ウレタン塗装で更に苦労することになる。胸アーマーは最初は木工ボンドを塗った上に塗装したが、ひび割れが酷いので、胸とおさげを作り直したときには白ラテックス塗装で下地を作って塗装した。