「紙はいいね、リリンの生み出したメディアの極みだよ」ってカヲル君も言っていましたが、実際紙を越えるメディアが未だに登場していないことからも、究極の素材の一つであることは確かです。軽量、安価、溶剤に耐性があり、加工しやすい等々・・。強度と耐水性をクリアすれば、これほど使いやすい素材も無いわけで、前回のヴァーミリオンの拳銃に引き続き、ちょっと突っ込んだところまで書いて行きたいと思います。
最も多用します。大・小一本ずつ持っていると便利。カッティング定規とこすれたりして刃が痛みやすいので、鈍くなったと感じたら惜しまずに折りましょう。
材料の切り出しは主にカッターでしますので、細工したりはみ出した部分を切り取るのが主な使い道です。僕は普通の事務用ハサミと、クラフトハサミの二つを使っています。ボール紙を帯などに切り続けるときは、指のあたる部分にあざが出来るほどになるので、スプリングの入った強力なクラフトハサミが楽です(帯にするときはカッター使いますけどね)。
なるだけ大きなものの方が便利なのは言うまでもありません。
普通の定規を使うとあっというまに削れてしまいますので、金属製か、金属インサートされているものを使いましょう。15cmくらいのと、30〜50cmくらいのが1本づつあれば充分です。僕は1mのも持ってますけど、ウレタンシートの切り出しくらいにしか使いません。
ボール紙はマス目が入っていますが、段ボールを使うときはあると便利です。僕は差し金(大工さんが使ってる直角に曲がった金属定規)使ってますけど、使いやすいものや手元にあるもので充分。
接着剤の選択は重要です。僕はボンドG−17と木工ボンドをメインにしています。G−17は即乾のうえ、異種素材との接着も可能なので、便利ですが、紙同志や、紙と木などの場合は木工ボンドの方が強度が出せます。また、切り口のケアをしないと、ボール紙は悲惨なことになりますし、隙間に充填して接着・・などという芸当もできますので、木工ボンドも必須です。
基本的に接着剤が乾くまでの抑えに使うのがメインですので、セロハンテープよりマスキングテープのほうがきれいに剥がせることから多用しています。どんなテープでも劣化するので、見えない部分でもあんまり使わない方がいいかもしれません。イベント当日の応急修理には便利なので、透明ガムテープは持っていると便利ですが。
同じく接着剤が乾くまでの抑えとか、小物を塗装したときに乾燥するまで挟んでおくとか、いろいろ使い道があります。
その2・素材編につづく・・・・