OGASAKA
注)ホームページのリンクを張るときは必ずTOPページにリンク願います
http://www16.big.or.jp/~skijam/
①TC-SB SR585
試乗者:管理人 レベル:テクニカル
試乗場所:タングラム斑尾・菅平高原 試乗長さ165cm
雪質:びしっとした圧雪/もしゃもしゃ
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速◎ 中速◎ 低速◎
今回は管理人が所有する17-18モデルTC-SCと同日試乗で比較いたしました。
TC-SC:120-67-101 R12.9
TC-SB:119-65-102 R12.1
タングラムでの試乗は朝一のとても良い雪質と整地の状態で試すことができました。
まず来期モデルのTC-SBに試乗します。
デザインは想像よりかっこいいぞ(笑)
TC-SBは今シーズンモデルのTC-SUより板の厚みを抑えてソフトに変更したとのこと。
プルークで動き出すとエッジ感はオガサカ特有のサラサラした感じ。
これは管理人が持つ他のオガサカの板と共通でエッジグリップを主張するタイプの板ではありません。
今シーズンメインで使っているSALOMON PRIMEと比べるとなんとずらしやすく扱いやすいことか。
低速でも板を自由自在に動かすことができる。
雪面状態が良いことも相まって素晴らしい操作性だ。これぞオガサカという感じ。
速度を出しても印象はとても良い。
最近のカービングショートターンは、深い角付けでターン弧を描く傾向があります。
いいかえると浅い角付けだと小さい弧でスキー板が曲がってこない傾向がある。
これは管理人の所有するSALOMON PRIMEも同じ傾向ですが、PRIMEの方がもっと曲がらないです。
角付けの深さで弧をコントロールをやりやすいので調整に幅がすごくある。
管理人よりもっと深い角付けをできる人はTC-SBは自由自在ではないかと思う。ウラヤマスィ-
次に印象的なのがターン最後の板の抜けかたです。
切り替える瞬間に板が走ります。これはSALOMON PRIMEと感じが違います。
PRIMEは山回りから常に一定速度で速めに走っているのだが、SBは仕上げで一瞬加速するように走ります。
全体的にTC-SBの方がPRIMEに比べると優しい感じでかなり扱いやすいと思います。
さて、自分の所有するTC-SCに乗り換えます。
サイドカーブはTC-SBがR12.1、TC-SCがR12.9で TC-SBの方が0.8小さいのだがTC-SBの方が曲がらない。
そしてターン軌道が全然違う。
TC-SCの方が角付けをするとすぐにギュンと曲がりはじめます。
PRIMEとTC-SBは同じ角付け感の操作で滑れましたが、TC-SCでターン初動から角付けを深めにつけると急激に板が内側に入ってきて弧が詰まってしまいます。そして入ってきた後は下に向かって直線的に走るため落下速度がすごく速い。
いいかえると、TC-SCは浅めの角付けでもギュンと曲がるため谷回りで板をジワジワとずらす必要がある。
同じオガサカでも少し前の板とこんなに違うのか?と驚いたと同時にTC-SCも相当乗り込んで使ったけどこんなだったっけ? と自分の感覚のずれにちょっと混乱する。
また当日てっちゃんが持ってきていたHART STSP4も借りて乗りましたが、こちらはTC-SCよりも更に曲がります。
少し傾けるだけで中に切り込んでくる乗り味で、ギュンと曲がるというよりギュオーと曲がってくる(笑)
ワカラナイデスヨネ。ナガシマカントク?
そもそも得意な滑り方が違う感じだが、小さい弧で曲がるという点は共通している。
一方、TC-SBはグーンと大きく曲がって切り替えでピュッと走る。
このグーンを調整するのが角付けの深さだ。
恐らくTC-SCとはターン初期の板がたわんでいる部分が違うのではないかと思える。
TC-SCやHART STSPは板の前がたわんでいるのに対して、TC-SBは板全体がたわんでいる感じ。
今風の滑りをするには圧倒的にTC-SBの方が有利ですね。
弧の中で落差が取りやすい。一方TC-SCは切り替えで落差をとりやすい感じだ。
これが今風の板の挙動なんでしょうね。やっぱり新しい板に乗るべきだと思いました。
また、ターン始動のタイミングをスキー板が決めるのではなく、スキーヤーが決めることができるような操作感で自在にあやつることができるのも魅力的です。
これはいつものオガサカっぽいです。
そんな感じのタングラムでの試乗は非常に好感触でした。
次に試乗したのは菅平高原。
この日はTC-MBとKS-PSも乗り比べました。
なにげにKS-PSもかなり印象が良いです(^^;
KS-PSの試乗記も読んでみてください。
そして板を買う前に絶対乗り比べをしてみてください。
管理人がオガサカを買う場合、もしかしたらPSの方を選んでしまうかもしれません。
オガサカは来年も悩ましい良い板を出してくれますね。
タングラムでの滑り動画をアップロードしておきます。
管理人の「TC-SBを履いている滑り」と「TC-SCを履いている滑り」です。
弧の出来方が全く違います。特に谷回りの部分。
そこを見比べてみてください。
TC-SB
TC-SC
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②TC-SB FM585
試乗者:管理人 レベル:テクニカル
試乗場所:タングラム斑尾 試乗長さ165cm
雪質:びしっとした圧雪
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速◎ 中速◎ 低速◎
SR585のすぐ後に試乗いたしました。雪も良い状態でしたので違いがよくわかりました。
まずプレートがFM585に変わったことで弱さは感じないというのが印象的。
FMプレートに変えると今まではエッジグリップがルーズになる傾向があるのですが、本日の試乗ではそれを感じませんでした。
ただ、試乗バーンがオガサカの得意とする雪面状態だったと思うのでこの感覚はちょっと怪しい。
仮にTC-SBがいつものオガサカと同じだとしたら、FMプレートでは硬い斜面は苦手かもしれません。
そんな中、SR585に比べて変化したなと思えたことはセンター部のたわみ量が増して板全体のエッジが雪面を捉えている感覚が強くなり、雪面への張り付き感あるような滑走感になったことです。
板がたわんでいる時間が長くなって、板の返りも穏やかになるので全体的に走りがマイルド化するという感じ。
すべてがゆっくりで余裕を感じられるため、すごく扱いやすい。
これはラクチンすぎかも(^^;
ロングターンでも同じような印象で、落下速度がゆっくりで、すべてに余裕がでてきます。
すべての場面でしっかり撓んでくれます。
これは失敗が減るのではないでしょうか。SR585より確実に易しいです。
一方で上手に乗れた場合、迫力はSR585の方が出せると思います。
TOPを自ら動かしながら走らせることができる人はSR585プレートの方がいいのではないでしょうか。
ただFM585の組み合わせでも板が受け止められるスキーヤーレベルは、管理人レベルであれば全然問題ないと思います。
ちょっと優等生すぎという気もしなくはないので、攻めたい滑りをしたい人や迫力ある滑りを見せたい人は迷わずSR585プレートを選択してください。
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③TC-MB SR585
試乗者:管理人 レベル:テクニカル
試乗場所:菅平高原 試乗長さ167cm
雪質:もしゃもしゃ
小回り★★2.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★2.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速◎ 中速◎ 低速〇
TC-MBはミドルターン用とのことですが、一般ゲレンデではロングターン用ですね。
TC-LBも試乗しましたが、弧が大きすぎてしまい一般スキーヤーがいるゲレンデで気持ちよく大回りはできないと思いました。となるとTC-MBがちょうどいい感じです。
試乗板は167cmでしたが、それでもTC-SBに比べたら圧倒的にロングターンは表現しやすい。
なんといっても弧で落差がとれて下に落ちますからね。滑走の見栄えが違います。
プライズテストなどには試乗した167cmでロングターンをしても何の問題もないと思います。
ロングターンをする際にショートターン用の板と同じように操作しても板が応えてくれるので扱いやすいと感じるはずです。
特にグサ雪の時ほどTC-MBは威力をはっきするかもしれません。
またこのTC-MBもTC-SB同様に切り替えの時に板がスムーズに抜け出してくれて走ります。
これはオガサカ23/24モデルの共通特性でしょう。
一方でショートターンをするにはテールを積極的に動かす捻り系をする必要があります。
カービングショートをしようと思うと、相当な角付けが必要で管理人にはできませんでした。
なので管理人レベルではオールラウンドスキーというわけにはいかないかな。
狭い斜面の検定ロング用として使うのがよいかと思います。
普段使いであればKS-PSがいいかなー。
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④TC-LB SR585
試乗者:管理人 レベル:テクニカル
試乗場所:タングラム 試乗長さ180cm
雪質:びしっとした圧雪
小回り★☆1.5点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★☆1.5点
カービング★★★3.0点 ずらし★★2.0点 速度域:高速◎ 中速◎ 低速〇
あたりまえですが、この板は空いている&幅が広いゲレンデで思いっきり乗りたい板ですね。
タングラム斑尾の試乗ゲレンデでは、幅が足りない上に斜度も緩く、混雑していて真の回転弧をばっちり味わうことはできませんでした。
スピードが足りない上にターンを途中でやめる感じの中途半端なきりかえになってしまう感じで滑りました。
一方で無理やりショートターンをすると滑れないことはないですがつまらないかな。
テールをずらして動かす捻り主体の小回りになりますが、板全体が綺麗にしなっているのがよくわかるのが印象的でした。
ポジションがよくないと滑れないことや、雪面への張り付き感があるので、履くだけで良い練習になります。
ただ練習のためにこの板買う人いないですよね・・・。
この板の性能を発揮できる場面を予定している人以外は、TC-MBの方をオススメしておきます。
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⑤KEO'S PS SR585
試乗者:管理人 レベル:テクニカル
試乗場所:菅平 試乗長さ165cm
雪質:もしゃもしゃ
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速◎ 中速◎ 低速◎
来期から追加されるサンドイッチ構造のケオッズです。
サイドカーブは165cmで118-67.5-101 R13.8。
ケオッズというとオールラウンド的な位置づけでR15ぐらいだったのですが、KS-PSは小回り用ベースと言っていいと思います。
一昔前のセンター幅が67mm時代のTC-Sシリーズサイドカーブに近い感じかな。
TC-SB、TC-MBからすぐに乗り換えても、性能という面では正直差がない滑走感でした。
もはやKS-PSに限って言えば、TCシリーズと何が違うのだろうか?という感じ。
値段もほとんど同じですし。
TC-SB + SR585 174,900円
KS-PS + SR585 173,800円
弧のでき方はTC-SBとTC-MBの間の回転弧でしたが、どちらかというとTC-SBに近い弧のサイズです。
菅平の試乗は湿雪だったので、ハイシーズンの雪質で滑ってみたいですね。
湿雪の試乗だとTC-SBは少しフワフワしている感じがありましたが、KS-PSは雪面を切り裂いていく感じがあり、むしろTC-SBよりも若干どっしりしており、かなり好印象です。
滑走後にカタログをもらったので見てみると、やはりTC-SBよりKS-PSの方が板が重いようだ。
TC-SB 976g/m
KS-PS 1,048g/m ※これって1m当たりの重量なんですかね?
改めてカタログを見るとこの重量差は結構あると思います。
TC-SBを買おうと思っている人は、是非このKS-PSにも試乗してみてください。
ケオッズはTCシーズの格下だ・・・と思っていると驚くこと間違いないです。
そしてショートターン用として十分使えると思います。
なにげに23/24オガサカのダークフォースではないでしょうか。
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⑥TRIUN SL SR585
試乗者:管理人 レベル:テクニカル
試乗場所:タングラム 試乗長さ180cm
雪質:びしっとした圧雪
小回り★★★3.0点 大回り★★2.0点 オールラウンド★★☆2.5点
カービング★★★3.0点 ずらし★★☆2.5点 速度域:高速◎ 中速◎ 低速〇
115-65-103 R12.8
滑りだしてTCシリーズやKEO'Sとはターン弧のでき方が全然違うことに気が付く。
TOPの捉えが鋭くて向きをすぐに変えたがります。
ターン初動が少しルーズ気味なTCシリーズとは明らかに違います。
板を傾けると強いエッジング感覚とともグーンと曲がり始めます。
また 23/24モデルのTRIUN SLはテール形状が大きく変わります。
実はTC-LBなども同形状になっていて、最後の絞りがほとんどなく末端まで直線で抜けている形状です。
外国産メーカーは昔からこの傾向がありますが、オガサカで採用は初かもしれません。
しかもかなり思い切った直線形状です。
これはテールまでのエッジを長く使えるということですが、テールをずらすような動きには向いていないかも。
そのあたりはTRIUN SLの使用キャラクターがはっきりしていていいかと思います。
最初にも書きましたが、角付けをするとすぐに向きを変えたがるので深めの角付けをすると板がギュンギュン足元に戻ってきます。
でも弧が詰まるような感じは全くありません。
この辺りは17/18TC-SCとは全然違う。うーん、新しい板ってすごいのね。
また角付けが浅くてもガッツリカービングをできるので、上手になったと勘違いをしますね(笑) そういえばちょうど1年前の試乗会でも似たような印象だったような。
基礎で使うにはそのあたりの板の特性を理解して使わないと、本人は気持ちよく滑れているけど、実は勘違いでしたなんてことがおこりそうなので注意が必要です。
麻薬的なカービングのやり易さがあります。
個人的にはTRUIN SLではなく、TC-SB、KS-PSの選択でいいのではないかと感じました。
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SALOMON
①S/RACE SL12 + TLビンディング
試乗者:管理人 レベル:テクニカル
試乗場所:尾瀬岩鞍 試乗長さ165cm
雪質:柔らかい雪/もしゃもしゃ
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速◎ 中速◎ 低速◎
121-68-104 R13
22-23モデルからそのまま継続となります。
昨年度と印象はかわりませんので、あわせて昨年の感想も読んでください。リンクはこちら
とにかくよく曲がります。
よく曲がると言ってもTOPが急激に入ってくる曲がりではなく、今風の大きな弧を描きながら曲がります。
そして板の走りもおだやかで扱いやすく易しい。
オガサカなどに比べるとエッジの強さを感じやすく比較的しっかりした乗り味です。
板を傾けるだけでオートマチック的に簡単にカービングをすることも可能です。
カービングを簡単に体感できるので良い印象を持つ人が多いのではないでしょうか。
購入する時にはATOMICのS9iなどと比較されるとよいと思います。
もうここは完全に好みの世界ではないかと。
しっかり踏める人がスピードを出すと板が撓みすぎちゃうかもしれませんので、物足りないと感じたりもっとスピードレンジを高めで滑りたい上級者はPROの方がいいと思います。
2級ぐらいから十分扱えるでしょう。
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②S/RACE SL PRO + VARビンディング
試乗者:管理人 レベル:テクニカル
試乗場所:尾瀬岩鞍・菅平高原 試乗長さ165cm
雪質:柔らかい雪/もしゃもしゃ
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速◎ 中速◎ 低速◎
121-68-104 R13
22-23モデルからそのまま継続となります。
昨年度と印象はかわりませんので、あわせて昨年の感想も読んでください。リンクはこちら
SL12と比べると板が強くなり、P68プレートとVARビンディングのおかげで足元がかなりしっかりしている。
でも板のターン挙動などの基本はSL12と似ています。
サイドカーブが同じなので製造金型はおそらく同じ。SL12とは完全に兄弟関係です。
ATOMICのS9iとS9のような関係ですかね。
SL12だと易しすぎて物足りない感がある人はこちらに是非のってもらいたいです。
特に板の強さ+プレート違いで安定感と走りの印象はだいぶ違う。
SL12に比べるとしっかりカービングしてくるので、SL12より更に曲がり感を強く感じました。
ただSL12の所にも書きましたが弧を大きめに描いてくるので嫌な曲がり方ではないですね。
オートマ感はSL12同様にそれなりにあります。 一方で普段PRIMEに乗っている管理人からすると曲がりすぎるぐらい曲がります。
ショートターンは圧倒的にPRIMEよりやりやすくて簡単。これはいい(笑)
このPRO+VARビンディング仕様は1級ぐらいの方から扱えると思います。
カービングが誰でも体感できる板なので勘違いをしないようにしましょう(^^;
上手くなった気がします(^^;
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③S/RACE SL PRO + TLビンディング
試乗者:管理人 レベル:テクニカル
試乗場所:尾瀬岩鞍・菅平高原 試乗長さ165cm
雪質:柔らかい雪/もしゃもしゃ
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速◎ 中速◎ 低速◎
22/23モデルのSL PROはP68プレート+VAR(LAB)ビンディング仕様しか購入できませんでしたが、23/24モデルからP73プレート+TLビンディング仕様も購入できるようになります。
TLビンディングというとSL12やATOMIC S9iなどと同じビンディングシステムで、P68プレート+VARよりも易しめになる。
同日にATOMIC S9iとも乗り比べをしましたが、S9iよりはSL PRO+TLの方がしっかりしている印象でした。
S9iはSL12と比べるのがいいかもしれません。
P68プレート+VARビンディングの場合はとてもどっしりしているのですが、P73+TLビンディングになると一気に軽快感が出てきます。
加えて、ずらし操作がやりやすく板を振りまわしやすくなる上に走りが穏やかになる。
簡単に言うと楽で簡単になる。
しかしSL12よりはしっかりしている。
SL12だと簡単すぎると思っていた管理人はPRO+TLはとても好印象な組み合わせです。 これはラクチンに滑りたい時やコブなどでは大活躍ではないかと思います。
OGASAKAでいうとSR585とFM585のような関係なんですが、TLとVARの関係の方がはっきりキャラクター差があるように感じます。
SL PROを買う時はTLかVARかのビンディングシステムを悩むことになると思います。
どちらの設定もとてもいいと思います。
管理人であれば、メインで使うのであればVARビンディングで、セカンドモデルとして使うのであればTLビンディングを選択すると思います。
TL仕様であればSL12同様に2級ぐらいから扱えると思います。
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④S/RACE SL PRIME + VARビンディング
試乗者:管理人 レベル:テクニカル
試乗場所:尾瀬岩鞍 試乗長さ165cm
雪質:柔らかい雪/もしゃもしゃ
小回り★★☆2.5点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★☆2.5点
カービング★★★3.0点 ずらし★★2.0点 速度域:高速◎ 中速◎ 低速〇
119-66-104 R12
22-23モデルからそのまま継続とサロモン従業員から聞く。
ただ最新カタログを見ると、滑走面のエッジ沿いがSL FISと同じく黒色になっています。
でも試乗板は黒くなっていません。どちらが正しいのでしょうか?
試乗板が昨年モデルのままという可能性もありえるかもしれません。
SL PRIMEは管理人が今シーズン使用している板です。
試乗板の印象は管理人の所有する板と全く同じでした。
SL PROやSL12の試乗後に乗ると全く別の板だということが良くわかる。
ターン挙動や走りは別格で、圧倒的にハードな乗り味と難しい操作性です。
オガサカなどとは違い、技術選手権のTOPスキーヤーが使っている板がそのまま市販されているわけですから当たり前といえば当たり前です。
SL PROなどとの大きな違いは板を傾けるだけでは小回りになるターン弧で板が曲がって「こない」ということ。
そして下に向かって加速しながら落ちていきます。
なので自ら仕掛けるような操作をして板を積極的に撓まる必要がある。
個人的にはスキーヤーにかなりマニュアル感が求められている気がします。
特に小回りがとても難しい小回り用の板です(^^;ナンジャソレ
長年オガサカに乗っていた管理人としては、オガサカとは対局にある系統だと感じます。
極端な例えですが、オガサカは雪面と対話しながら踏み抜けないようにエッジングしていくのに対して、PRIMEはずらすために踏み抜いていく力加減を操作しているような印象です。
ある意味雑に乗ってもしっかり受け止めてくれるので、勘違いをしないようにしないといけない。
ただ雑に乗ると板の走りについていけなくなりますが・・・。
1級レベルだとかなり挑戦することになる板だと思います。
テクニカルレベルでもその傾向はあるかもしれません。
ちなみに管理人にはオーバースペックです(^^;
クラウンレベルのスキーヤーにお勧めしたいと思いますが、この板に慣れちゃうとほとんどの板が優しく感じるかもしれません。荒療治ですが効き目はすごい。管理人がそのいい例です。
そういう意味で言えばこの板で特訓した1級の人はものすごいレベルアップする可能性もあります(笑)
ドMのスキーヤーにおすすめです(^^;ホント? 軟弱スキーヤーは受け付けません。
管理人一押しモデルではありません。難しいです(--;
でもとても気に入っているという不思議な板です。
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⑤ADDIKT(アディクト) PRO + Z12
試乗者:管理人 レベル:テクニカル
試乗場所:尾瀬岩鞍・菅平高原 試乗長さ165cm
雪質:柔らかい雪/もしゃもしゃ
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★2.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速〇 中速◎ 低速◎
この板の大きな特徴としてサイドウォールがまだら模様になっている。
理由は再生ABSを使用しており色が決まっていない。SDGsスキー板だそうで。
でもこの色合いはどうかな・・・と思いました。
欧米ではわかりませんが、見た目を気にするアジア圏では売れないのでは?と想像してしまいます。
もうひとつの特徴がテールが二股にわかれている。
Motion Tailテクノロジーと言うそうです。
S/RACEなどはBLADEシステムがビンディング前後の2か所配置されているが、この板は前側は同じ位置ですが、テール側は末端に切り欠きが入っており、板のテール面剛性を落としている。
いいかえるとテールグリップを落としているということになりますね。
さて、ADDIKTにはPROとノーマル仕様がありますが今回試乗したのはPROの方。
サロモン担当の話ではPROがS/RACE寄りで、ノーマルがXMAX寄りだそうで。
更に、サロモンブースにたまたま闇の売人がいて、ビンディング位置によって乗り味が変わるから2つの位置で試乗してほしいと言われる。位置を自由に変えられるビンディングならではの試乗提案だ。
まずビンディングを指定位置より10mm後ろに下げた状態で試乗。
SL12と似たような雰囲気だが軽やかな乗り味でサラサラと滑れます。
少し本気を出しても板はついてきます。
印象は悪くないですがこれならSL12やSL10を買った方がいい気もする。
値段もそんなに変わらないし。なによりあちらの方がかっこいい(^^;
次にビンディングを指定位置にした状態の試乗
おー全然違う。テールが一気にルーズになる。何故ここまで変わるの?というぐらい違う。
対象レベルが一気に下がったように感じる。
指定位置だとテールを使った仕上げをしようとするとテールグリップが弱くてずれてしまう。
でも言い換えると初心者などのテール操作がメインスキーヤーにはとってもいいセッティングかも。
ビンディング位置を変えるだけでレベルを変えられるのは面白い。
SL8あたりからSL12近くまでカバーできてしまうという意味ではとてもお得なスキーかも。
初心者から1級あたりまで問題ないと思いますし長く使えると思います。
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ATOMIC
①S9i
試乗者:管理人 レベル:テクニカル
試乗場所:しらかば2in1 試乗長さ165cm
雪質:柔らかい雪
小回り★★☆2.5点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★☆2.5点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速〇 中速◎ 低速◎
23/24モデルでは採用芯材がマイナーチェンジします。
22/23モデルはカルバウッド単独芯材でしたが、23/24モデルでは軽量なポプラウッドと従来から採用されるカルバウッドの複合芯材となります。
管理人の滑った感覚だと22/23モデルより軽やかな乗り味になった気がしましたが、ちょっと記憶が曖昧。。
22/23モデルを乗った時はATOMICだ!と思ったのですが、それを今回は感じませんでした。
ターンの感覚は小回り用なのにTOPがあまり曲がってきません。
そしてTOPが下に落ちていくターン弧を描く感じで滑走速度が速い。これは昨年度の記憶と同じ感じ。
普段から内側に切れ込んでくる板を使い慣れている人は戸惑うかもしれません。
板が走るというよりも常にビューっと進んでいる感じで滑走感にメリハリがあまりない感じだ
滑走スピードは常に速めな上、曲がらないからショートターン用というには少し難しめの板だと思います。
またコブなどは軽やかでいいんだけど、板が速くいきたがるのでコブ初心者にも難しいかも。
管理人はもう少しどっしりしていてもらいたい。
もしかしたら22/23モデルの方がいいのかも。
なにげにS9iを選ぶ際はHEADのe-RACE PROと比較されるといいのではないかと思います。
あちらはオールラウンドという位置づけですが、S9iよりどっしりしていて板の動きがはっきりしています。
好みがわかれるところだと思いますが、比較検討をしてみることをオススメします。
S9iは1級程度の方にオススメしたいと思います。
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②S9i PRO VERビンディング
試乗者:管理人 レベル:テクニカル
試乗場所:菅平、しらかば2in1、高峰高原 試乗長さ165cm
雪質:いろんな雪質
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0 速度域:高速◎ 中速◎ 低速〇
22/23モデルとの違いはカラーリングのみです。
S9iPROは今回、何度も試乗しましたが通常ゲレンデで使用する上で最もバランスがとれたスキーのひとつだと感じました。
管理人が所有するSALOMON PRIMEよりも扱いやすいと思います。PRIMEは曲がらないので難しい。
S9iPROは、「ずれ」「カービング」「エッジの安定感」のバランスが抜群に扱いやすい。
プライズテストでも受験者の使用率が高いのがうなずけます。
ただ、パーフェクトなんて言っていますが逆に注意も必要です。
スキー板の感想というのはどうしても今現在使っているマテリアルが基準になりますが、管理人は今シーズンSALOMON PRIMEを使用していました。
PRIMEは、どちらかというとガッシリ系の乗り味なので管理人はそれが普通になってしまっている。
試乗感想を書くにあたって中立に書いているつもりですが、やはり良いと感じる物はガッシリ系になっている傾向があると思います。
昨シーズンこのモデルに乗った時は、走りやエッジ感が強烈だ!と思ったのですが、今年の試乗では何度試乗しても良い!と思っていたので、やはり感覚が変化しています。
ですから軽やか系の板を今乗っている人がこのS9iPROを好むかというというと微妙かもしれません。
しかし食わず嫌いで乗らないのはもったいないので試乗してみることをお勧めします。
一方で、春のグサグサで滅茶苦茶になっているゲレンデでは鈍重になって扱いにくくなるシーンがある。
重い春雪の中にスキー板が少し潜り込むようなシチュエーションは苦手な感じなんだろうと思いますが、ハイシーズン中はなんの問題ないでしょう。
S9iPROは板の走りを縦方向に引き出せる人は、すばらしい板の挙動を示してくれるのは間違いないです。
ちなみに今年管理人が試乗したガッチリ系のオススメは以下の3つです。
ATOMIC S9iPRO、SALOMON PRIME、HEAD e-SL RD FIS SB
それぞれ味があり正直好みです。
その中で今シーズンの試乗会で管理人が一番良いと感じたのはこのS9iPROです。
(自分の持っているPRIMEよりもいいです(笑))
テクニカルクラウン以上のスキーヤーに管理人一押しモデルです。
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HEAD
①e-RACE PRO
試乗者:管理人 レベル:テクニカル
試乗場所:菅平、高峰高原 試乗長さ165cm
雪質:いろんな雪質
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速◎ 中速◎ 低速◎
この板はすごくちょうどいいです。簡単さと難しさのバランスがすごく良い。
適度なガッチリ感とカービング、適度な板のしなりとずらしやさ。
簡単すぎないので1級ぐらいからのスキーヤーに強く勧めたいです。
この感じはOGASAKAのKS-PSなどと性格が被る感じなのですが、どちらも甲乙がつけがたい。
どちらもナチュラルな操作感で癖がない。
スキーヤーの乗り手次第でどうにでもなる感じで乗り手にテクニックが求められる。
あえて違うところをひとつあげるとしたら、エッジ感でしょうか。
HEADの方が安心感があるエッジ感で無造作に踏んでいけます。この辺りは楽だと思います。
次に比較候補をあげるとすればATOMICS9iかな。
S9iを購入しようとしている人とちょうど購入層が重なると思います。
S9iは一応ショート系ですが、実はオールラウンド系と言われるHEAD e-RACEの方が小回りがやりやすいです。
ターンで下に落ちていく感じと弧のバランスがe-RACEの方が自然な感じ扱いやすい。
うーん、HEADあなどれず。
乗ってみないとわからないものです。
1級程度の人に強く勧めたい板です。
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②e-SL RD FIS SPEEDBLUE
試乗者:管理人 レベル:テクニカル
試乗場所:菅平、しらかば2in1、高峰高原 試乗長さ165cm
雪質:いろんな雪質
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速◎ 中速◎ 低速〇
HEADは昨年の試乗会で22/23モデルはあまり試乗していませんでした。
うーんやっぱり知らない良い板はあるんもんですね。この板もすごく良いです。
23/24モデルではサイドウォール形状変更、プレートマイナーチェンジ、トップシート変更とのこと。
一言でいえば「マイナーチェンジ」ということになる。
しかしHEADのブーツ試乗でも感じたが、HEADの道具は操作感がすごくナチュラルだと感じます。
この機種はガッチリ系として、SALOMON PRIMEやATOMIC S9iPROと管理人はよく比べるのですが、この3機種の中では一番自然なフィーリングではないでしょうか。
てっちゃんが試乗の時に言っていた言葉を借りると
「オガサカのような乗り味の中にオガサカとは違う強さを感じる」。
これは管理人も頷きました。
ずらす、切る、捻るが自由にできます。
ただオガサカTC-SBより板が突き進むし、滑走速度が速いですのでハードな乗り味だと思います。
この辺りはやはりPRIMEやS9i PROと同じ系統でガッシリ系の部類だなと。
でもTC-SBの兄貴分のTRIUN SLとは乗った感じがかなり違います。
TRIUN SLの印象は人工的な作られたターン弧を描く感じなのですが、e-SLの方が自然な弧を描きます。
TC-SBが物足りないと思っていてTRIUN SLを検討している人は是非この板を試乗してもらいたいです。
基礎で使うならTRIUN SLよりe-SL RD FISではないかな?と思います。
管理人一押しモデルです。
テクニカル、クラウン以上の方にオススメしたいです。
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③e-SLR
試乗者:管理人 レベル:テクニカル
試乗場所:菅平、しらかば2in1 試乗長さ165cm
雪質:やわらかい
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★2.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速〇 中速◎ 低速◎
板の印象:めっちゃ軽い
青色のHEAD板と比べると、途端に対象レベルが下がります。
管理人が乗るにはたわみすぎてしまう感じがあり、エッジグリップ感も物足りない。
しかしそういう板だと思って試乗すればこの板も素晴らしいと思います。
自然な動きの中で、カービング、ずれがおこなわれ、違和感がない。
中級から上級者になろうとしている人に安心してオススメできる板です。
板のしなり具合もよくわかり、少ない力で操作することができる。
カービング、ずれ、弧の出来方、どれもナチュラルです。
オススメは3級から2級ぐらい。
もしくは体重の軽い女性の方に安心して勧めることができます。
3級の息子用にほしくなりました。
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④RAPTOR WCR120
WCR4の1つコンフォートタイプになるWCR120Sです。
足をいれた第一印象はめちゃくちゃ中が広くてブカブカである。
樹脂は粘る感じですごくソフトな感じで、足首を曲げることがすごく楽。
スキーを履く前からすごくコンフォートだなぁと。
オプションでHEADオリジナルのリキッドを注入できるのですが、注入する前提で使わないとこのブーツのフィット感はでないと思われます。
小さいサイズのブーツを足に合わせるのではなくて、大きいサイズの隙間をリキッドでうめるような感じだ。
ブカブカの状態ですが滑ってみました。
すべてが中庸です。ずれ、きれ、がすごくナチュラルです。尖ったところがない。
HEADのスキー板もそうですがとにかくナチュラルな操作性。
スキーの基本を覚えるには最適なブーツといえます。
このブーツの滑りを嫌だという人はあまりいないのではないだろうかと思う。
また前後の動きも非常に出しやすい。
滑っていて足首を曲げて使うことができるので、コブなどではかなり扱いやすいと思う。
整地でも重心を前後に動かすことが容易なのでドルフィンターンなどがやりやすいということ。
芯ノルディカのRDとは対照的な感じ。
問題はブカブカということだ(笑)
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ROSSIGNOL
ラングとロシニョールは同じブーツです。
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VOLKL
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FISHER
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HART
①66SH+VFSプレート
試乗者:管理人 レベル:テクニカル
試乗場所:菅平、しらかば2in1、高峰高原 試乗長さ165cm
雪質:やわらかい
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速◎ 中速◎ 低速◎
滑り出した瞬間にハートだと思える乗り味で昨年度までの試乗感想と大きく変わりません。
管理人が所有する19/20モデルのSTSP3(初めて青色になった時)と芯材構成は同じです。
そこからの変更点は
①テールのサイドカットをTRIUN SLのようなスカート形状に変更。
(センターから前側の形状は同じです)
②トップシート素材変更
の2点となっている。
操作感は管理人の持っているSTSP3と同じでとても簡単な部類で楽な操作性です。
なんといっても勝手に曲がる。
でもTOPエッジがひっかかるような感じは皆無です。
またトップシート変更のおかげか、板のたわみ方が管理人のSTSP3よりしっとりしている気がして走りも穏やかな感じなのでほとんどの基礎スキーヤーは楽だと感じると思います。
一方で競技板を好む人には違和感があるかもしれません。
恐らくどっしりした板に乗っている人はペラペラな滑走感で不安になるような気がします。
管理人も久々にHARTに乗ったらペラペラだ~と感じましたし。
でも滑っていると実はしっかりしていることに気が付くという変わった乗り味。
これもHARTの特徴と言えます。
また、オガサカ TC-SBなどに比べると小回りがやりやすく感じると思います。
最近の小回り板は大きく回ってくる板と、細かく回ってくる板にわかれます。
HARTのSHは細かく回ってくる板の部類だと思います。
少ない角付けでクンと曲がる。管理人の持つオガサカだと17/18TC-SCなどの系統だ。
ただTC-SCよりはソフトな返りで、最後に板が横に抜けるのが違いだ。
更にターン後半はテール幅が今風に広げられているからかエッジが粘る感じがします。
なのでターン後半は踏ん張って、切り替えでクンと内側に入ってくる印象。
谷回りを少なくする最近の滑りには向いているかもしれませんね。
易しいので2級ぐらいの誰にでもオススメできると思います。
ただSFというもっとソフトな設定板があるので、2級はの方はそちらがいいかもしれません。
1級であればなんの問題ないでしょう。
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②66SH+ピストンプレート
試乗者:管理人 レベル:テクニカル
試乗場所:菅平、しらかば2in1、高峰高原 試乗長さ165cm
雪質:やわらかい
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速◎ 中速◎ 低速◎
板のターン始動の感じなどの挙動はVFプレートと同じなんですが足元のガッシリ感がだいぶ違う。
ですのでVFプレートのところの記事と一緒に読んでもらえるといいと思います。
管理人はVFプレートよりもこちらのピストンプレートの方が好みです。
これは今現在どんな板を使用しているかによって感じ方がだいぶ違うと思います。
管理人はSALOMON PRIMEの強い感じの滑走感に慣れてしまったので、ピストンプレートの方が良いと感じるのだろう。
しかし昨年だったら違う印象かもしれませんしそこは微妙です。
VFプレートに比べてエッジが更に粘るようになってグリップ感が足元からテール側にかけて強くなります。
そうすると面より線で滑る感じが強くなりカービング度合があがります。
言い換えるとずれにくくなります。ですので難しく感じるかもしれません。
ですが個人的に1級ぐらいのスキーヤーにはピストンプレートをお勧めします。
最初は手ごわいと感じるかもしれませんが、シーズン初めから使っていればすぐに慣れてしまうと思います。
そうすれば1ランク上のスキー板に乗る機会があっても違和感なく滑ることができます。
管理人オススメの板のひとつです。
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NORDICA
①DOBERMANN SL WC DEPT M PLATE
試乗者:管理人 レベル:テクニカル
試乗場所:菅平、しらかば2in1、高峰高原 試乗長さ165cm
雪質:やわらかい
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速◎ 中速◎ 低速◎
相変らず、素晴らしい乗り味だ。
今シーズンそのまま継続です。板としては4シーズン継続となる。
昨年試乗会で感じた印象がそのまんまですので、昨年度の試乗感想を読んでもらえばいいかな。
今回の記事は印象に残ったことを掻い摘んで書いておきます。
トップの食いつきが鋭いのに引っ掛かり感がない。
全体を通して安定しておりどっしりしているのに機敏にも動く不思議な板。
ピストンプレートとの相性もすばらしく板の強さとのバランスが絶妙。
板全体が張り付いているような滑走感で、板のしなりもよく感じることができる。
ダークフォース的な存在は継続です。
良く曲がる系統の板では管理人の中でかなりオススメです。
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②ノルディカブーツ 5-model、5RD-model
左93mm5RD 右96mm5
93mmインナー
左:現行インナー
右:96mmインナー
93mmと96mmのバックルの違い。
試乗者:管理人 レベル:テクニカル
試乗場所:菅平高原・しらかば2in1
雪質:もしゃもしゃ/硬い雪
小回り★★2.0点 大回り★★2.0点 オールラウンド★1.0点
カービング★★★3.0点 ずらし☆0.5点 速度域:高速◎ 中速◎ 低速△
ブーツの印象:これはめっちゃ難しい! ノルディカのブーツは来期でフルモデルチェンジをします。
5-model (96mm)
S(130)モデル109,000円 M(110)モデル94,000円 税別
5RD-model (93mm)
S(130)とM(110)モデルの値段は同じで129,000円 税別
もはやブーツも10万円を超える。めっちゃ高い。
93mmモデルはWorldCUPの後継モデル、96mmはGPの後継モデルという位置づけとなる。
シェル構造は足首より上のUPR部は共通でLWR部が作りわけられている。
ラスト幅の違いは読んで字のごとく96mmモデルの方が3mm広いわけだがラスト幅が違うだけなく全体的に中が広くつくられている。
バックルも93mmモデルと96mmモデルで異なります。
93mmモデルはワイヤー構造が採用されておりバックルを締めた時にブーツ形状に沿うようになっています。
更にバックル先端が交換できるようにビス固定となっている。
そして最も違うのがインナー。
93mmはシューレース(靴ひも)付きで、96mmはシューレースがついていない。
しかしシューレースがあるかないかというよりも、そもそもインナーの作りが大きく違う。
このインナー差で93mmと96mmモデルの差が1万円以上はあると思います。
93mmはインナー自体が薄くタイトな作りになっており、中が広い96mmのシェルにいれるとガバガバぎみになってしまうため93mmと96mmのインナーを入れ変えて使うのは厳しいと思います。
この93mmシェル用インナーは現行のWorldCUPモデルインナーより薄い。
さて、滑走フィーリングですがめちゃくちゃ驚きました。
もはやWorldcup後継と呼んではいけない。現行モデルとは別物です。
一言でいうと「いつでもカービングでキレッキレッ」です。
板がずれなくなって、ターン前半からいきなりカービングターン始動になります。
板のチューンが変わってしまったのか?と思うぐらい違います。
ブーツを履き替えただけでそんなことあるのか?
と思う人もいると思いますが何度履いて滑っても同じ感覚でした。
このブーツを試乗したてっちゃんとぽぺーも似たようなコメントを言っていました。
これは今自分がどのようなブーツを履いているかで感じ方はかなり変わると思います。
(てっちゃんは私と同じノルディカWC、ぽぺーはラングJZ+を使用中です)
キレッキレッフィーリングは93mmも96mmどちらも同じ傾向です。
ターン始動のブーツを少し倒した瞬間にカービングになります。
右に切り替えて「カチッ」 左に切り替えて「カチッ」 のようなスイッチON OFFのようなイメージで、切り替えてからカービング体制に入るまでの間がない。
ブーツ自体がすぐに曲がろうとする傾向があるので、Rが小さいショート板でロングターンはやりずらいと思う人がいると思います。
もちろん慣れてきてブーツ特性を知った上で操作すればずらすことはできますが、やはり無理やり感があります。
管理人の感覚だとオールラウンドゲレンデを意識した基礎スキー用で使うとなると微妙かも。
でも使いこなしたらすごい滑りを手に入れられるだろうとも思う。
一方でポールをガンガン攻めてタイムを縮める。整地でいつでもグイグイカービングには最適ですごい武器になるだろうとも思います。
とにかくこのNEWノルディカブーツを試乗しないで買うのはオススメできません。
スキーヤーに「あう」「あわない」「好き」「嫌い」がすごく出るブーツだと思います。
気になる人はお店で足をいれただけではなく、雪上試乗を是非してください。
インナーのつくりはとても良い。さすが。
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BLIZZARD
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ELAN
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STOCKLI
①LASER WRT ST PRO
試乗者:管理人 レベル:テクニカル
試乗場所:菅平、高峰高原 試乗長さ172cm
雪質:やわらかい
小回り★1.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★1.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★1.0点 速度域:高速◎ 中速〇 低速×
闇の売人が一度乗ってみてほしいと言っていたのを思い出して試乗しました。
ワールドカップチャンピオンのオーデルマットがフリースキーをするために作られたという板だそうだ。
試乗板は172cmのみで、借りるときにミドルターン用とはっきり言われる。
定価が317,900円という もはや125ccのスクーターバイクが買える値段なのも驚き。
表面が銀色でキラキラしているのが特徴。
トップシートにアルミシートを使用しておりこのような見た目になっているが、高級素材を惜しげなく使っている贅沢な板だ。
また中身も通常より高い素材が使われているそうでストックリスキー板の中で最も高額なスキー板となっているらしい。
そのせいか乗り味はなんともラグジュアリーな感じだ。
スキー板の振動吸収などが他のメーカーにない感じで驚くほどしっとりしている。
ビタッとした安定感で大排気量NA高級車のような板の走りだ。
ミドルターン用ですよと言われた意味は滑り出してすぐにわかりました。
板がどっしり構えている系なので、管理人がこの板でショートターンをするために板を縦に進めながらテールをずらして動かす必要がある。そうしないと小さく板がまわってこない。
でもそれって使い方が間違っている気がする。そもそもずらすなんて概念がある板ではないと思う。
オーデルマットは深い角付けを保ちながらめちゃくちゃたわませて左右に切り替えてショートターンをしてしまうのだろう。
純基礎スキーヤーの管理人レベルができるわけない。
要は扱えないということだ(^^;
一般スキーヤーが使用するとミドルターンからロングターン専用になってしまうと思います。
でもこのなんとも高級な乗り味は一度試乗してみる価値があると思います。
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DYNASTAR
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BLUEMORIS
①POTION S
試乗者:管理人 レベル:テクニカル
試乗場所:高峰高原 試乗長さ172cm
雪質:やわらかい
小回り★★2.0点 大回り★★2.0点 オールラウンド★★2.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★2.0点 速度域:高速◎ 中速◎ 低速◎
最近はどこのメーカーを試乗しても違和感を感じないのですが、このPOTION Sは違和感を感じました。
滑り出してすぐに感じるのがTOP側のエッジ食いつきがすごい。
確認のために横滑りをするとテール側だけがずり落ちるぐらいTOPが噛むことがわかる。
エッジチューンのせいなのか、板本来の動きなのかはわかりませんが前後のバランスがあまりよくない。
滑れないわけではないですが、TOPエッジがかなりひっかかるので前半を積極的に捉えにいく感じで滑ることができない。恐る恐るTOPを使うため、そのため重心を後ろに残す感覚で滑る感じになってしまう。
で、板は走るもんだから、体がついていけず暴走気味になってしまう。
戸惑っているうちにリフト2本の試乗は終了。(板を返却したくなってしまったというのが正解)
どの道具にも言えることですが慣れてしまえば大丈夫かと思いますが、他のメーカーと挙動が違います。
スキーの基本を覚えるにはあまり向いていないかなと思いました。
もう一度試乗して確認したいと思っていたのですが、その機会がなく微妙な印象のままです。
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DALBELO
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REXXAM
インナーのつくりは微妙。硬くて薄い。どうも足の形にフィットしない。
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