17-18シーズン 滑走日記 Vol.9

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18年2月10,11,12日 滑走日数19日目
アサマ2000 天候:晴、曇、雪

アサマ2000に怖いもの見たさで、長野県連クラウンプライズ受験に挑戦してきました。
一昔前、アサマのプライズは簡単だと噂されたことも知っている人が多いと思いますが、スクール主催から長野県連主催になってからはめっきり難しくなったとの噂。 さてさてどんな感じでしょうか。

1日目 練習日
アサマでクラウンプライズを受けようと思ってから、何回か今までアサマを滑り込みました。
正直、まだ滑りに迷いがあり「この滑り方で受験する」という決心がつかないでいたので、今日滑り方を決めようと思って練習に望みます。
途中、雑念に飲み込まれそうになりますが、頑張って雑念を振り切って集中しました(^^; イッタイナンノコト

いつものアサマ2000スキー場。 すばらしい斜面でいい天気です。




ゲレンデの混雑具合もそんなになく、気持ちよく滑ることができました。
雪質も締まり具合も絶好調です。




昼ごはんは、カレーうどんにしました。 おいしかったです。




結局、1人で15時まで滑り込みました。
あまり滑りすぎると明日、あさってに疲れが残ってしまうのでほどほどにしないとね。
15時頃はもうほとんど人がいません。。




宿を麓にとってあるので下山します。宿に行く前に「あぐりの湯小諸温泉」まで行ってきました。
ここは500円という格安で立派な施設の温泉に入ることが出来ます。 なかなかオススメです。
露天風呂からは浅間山〜菅平方面がよく見えて眺めは最高です。
う〜ん。天気が微妙になってきました。




食堂でコロッケ定食を注文しました。
揚げたてでおいしいですよー。 650円なり。





2日目 事前講習
夜中から朝にかけて麓は雨だったのですが、標高が高いアサマ2000スキー場は雪でした。スキー場までの登り道でFF車が登れなくてバックで降りている車を何台も見ました。

さて、スキー場の天候は曇り。 雪は降っていませんが かなりどんよりしてます。




事前講習の受付は8時20分から。そこそこの人数が並んでいて混雑気味。
ただ、混雑しているように感じるのはスクール内が狭いからな気もする。



結局クラウンの事前講習は17人でした。しかし講師がいないため1班で実施という状況(^^; オオスギデショ。
そのうち明日受験をするのが確定しているのは7人。
何故それがわかるのかというと配られるゼッケンが違うのだ。
写真を見てもらうとわかりますが、「docomo」と書かれているゼッケンが明日のプライズ受験者。
SAJと書かれているゼッケンが事前講習のみ。
この「docomo」のゼッケンは明日もそのまま継続して使用するので連番なのだがSAJゼッケンは番号がめちゃくちゃでテクニカルとクラウンの区別もないため、ぱっと見はどちらの事前講習者かは見分けがつかない。
講師の方は一人に対しての話が丁寧でちょっと長めのため、他の班が2人でる間に1人しか滑れない感じ(^^;
しかも17人という多人数のため午前中で4本程度しか滑らず。




この日は3連休の中日ということで、一般の方も沢山滑っていました。
アサマ2000とは思えないほどゲレンデは大混雑。
大回りなどの講習中はよく怪我人がでなかったと思いますよ・・・・。
写真手前のちびっ子ゲレンデも普段のアサマではありえない反響ぶりです(笑)




ゲレンデ状況は昨晩の降雪と昼間の気温が高めのため、ゲレンデは重めの雪でバフバフ状態。
昨日決めた滑りの動きではまったく通用せず・・・・滑り方が全くわからなくなってしまった。少し強く踏むと、板がもぐってしまい足場がなくなってしまうのだ。これは困った。
このような雪質をハイスピードで滑る練習を全くしてなかったので、とまどいながら1日が終わってしまう。




そんな中、コブ斜面はしっかり成長していました。
このコブはかなりいい感じです。 基礎スキーヤーが作った綺麗な形で簡単でもなくすごく難しくもない、そして斜度もちょうどいい。練習 及び 検定をする条件にぴったりではないでしょうか。




3日目 試験当日。
ゲレンデ到着。なんじゃ〜爆雪です。しかも大寒波が来ていて寒すぎる。



本日の天気予報はこれ。 ちょうど検定している時間帯は−10度(T_T)
しかも風が強い予報。凍死するかもしれん(笑)

自分の持っている最強防寒装備を着込んで、更にカイロを3枚貼って出動。
スキー人生でこんなに着て滑ったことがないです(^^;


リフト稼動時間前から検定コースがセパレートされています。
うーん、リフトからコースを見てもバフバフです。 ここアサマ2000ですよね?状態。
それと思ったより検定コース幅が広くない。ステージ2コースのちょうど真ん中でセパレートされている感じ。




9時30分。集合です。
長野県のプライズテストは、公平性を保つために長野県連から派遣されたジャッジが2人と主催スクールから1人の計3人でジャッジされる。今回はブランシュたかやまスキースクールからSAJデモの小林祐太さんが来られていました。
もう1人は小海リエックスのスクールの方でした。この方式は新潟も同じですよね。
なぜかジャッジとは関係なく竹田 征吾ナショナルデモがいてデモンストレーション滑走をしてくれました。上手すぎる。




本日の受験者はテクニカル43人、クラウン12人。
話を聞いたところによると毎年2月の検定はあまり人数が多くないそうです。




雪が柔らかすぎるので、全員でインスペクションをかねてバーンのデラパージュをします。
うーん・・・気温が低いので雪質自体は昨日よりいいけど雪が柔らかすぎる・・・・。どうやって滑ろう。
滑りの迷いは検定直前まで続く。




さて、検定開始。
ほぉ。と思ったのが、ほとんどの人が小回り系の板をフリーや大回りで使っていました。
たしかに大回り専用の板を履くには幅が無さすぎるかな。

フリー滑降
朝一すぐだったので体が動きませんでした。それと雪に対する対応力が自分に全くなかったです。
こんなにやわらかい雪でハイスピード大回りやリズム変化をする滑りなんてほとんどしたことがありません。
ターンで雪面から圧をうまくもらえない。滑っている最中に「あーだめだ」と思ってしまいました。
リズム変化でも板のエッジをあてるだけになってしまう典型的なミスをする。

大回り
フリーの失敗を繰り返さないために、相当丁寧に滑りました。
しかし、今度は体がとまってしまい積極性のない滑りになってしまったと思いました。
なんというのかな、板に乗せられているという感じでしょうか。

小回り
自分の練習した小回りの動きは封印して、柔らかい雪にあわせて腰下からあまり足を出さない滑りに変えました。
しかし滑り出したら、雪が思ったよりも掃けていて斜面がしっかりしているのに驚く。しかしもう手遅れ。
滑りの演技自体は失敗したとも思いませんでしたが、検定としてはおとなしい滑りになってしまった。

不整地小回り
斜面状況は検定にはベストの状態だったと思います。
なにげに不整地小回りは、自分のほぼMAXのパフォーマンスが出せたと思います。
この採点結果が自分の実力の指標となるでしょう

不整地小回りはコース向かって左側で行われます。
検定時は晴れ間が少しだけ出ました。晴れると斜面がよく見えて滑りやすいですね〜。
ただ自分が滑る時は太陽が全く顔を出しませんでしたが・・・・(涙)

全4種目が終わったのは12時30分頃。発表は14:00とのこと。


本日の昼ごはんは、日替わり中華ランチです。
アサマ2000のご飯はどの料理も全体的に味が濃いです。
最初はおいしい!と思うのですが、後半あたりから苦しくなってきます(^^;




そして14:00。
講評は切り替えのことをいろいろ言われていましたが、風が強く吹いていたこともあってよく聞こえなかったです(^^;




さて、結果です。クラウン合格者は1名。
管理人は当然不合格です(^^;

しかし点数が辛いですね。 ほぼ全員78連発です。
管理人の中では、78という点は「出直して来い」という判定ですので・・・・(笑)
受験者のレベルが低いとは思いませんでしたので正直厳しい!と感じました。

それと不整地ですがほぼMAXの滑りで失敗がなくて79でした。
80が出ている人との差はコブの中での板の走りですね。これは間違いないと思いました。
今年管理人はほとんどコブを滑っていませんが、コブに入った時に昨年よりも自分の実力が上がっていると今回確信しました。切り替えの余裕、板の動かし方など昨年とは感覚が違う。ただ、板をコブの中で走らせるという動きはありません。なんというのかな管理人の滑りは「ずるどん」の最終系のような滑りとでもいいましょうか。
滑走速度よりも板の動きの方が大事ですね。 そこを勘違いしていたようです。
やはり板の動きが大事というのは、全種目共通ですね。わかってはいましたが改めて痛感。

以下が貼り出された結果です。
私より上手だなと思っていた他の受験者でも78,79だらけで、そこもちょっとショック。



ともかく、長野県連の前に朽ち果てました(笑)
今回はいい勉強になりました。 いろいろ駄目なこともわかりましたし。
やはり受験を実際にしてみないとわからないこともあるなと。。。

検定前は今持っている技術で検定用に滑りを仕上げるために高速系の練習を多めに取り入れていましたが、残りのシーズンは基本に戻った練習をして技術の底上げをしていきたいですね。
ただ、基本練習の低速系ばかりしていても駄目なのでそこはバランスでしょうか。

スキーは奥が深いです。


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