タイヤ選びの注意点 2005/10/15記述、2012/09/23記事改変
スタッドレスタイヤ(というよりタイヤ)を買う時の注意点を・・・。
タイヤはゴム製品ですので、製造されてからすぐに劣化が始まります。
よく輪ゴムなどすごく古いもので、弾力がなくなり、すぐに引きちぎれる状態の
ゴムを見たことがあると思います。
タイヤでもその状態に向けて常に劣化進行しているわけ。
ただ、タイヤはよく考えられておりそんじょそこいらゴム製品とは違います。
年単位で弾力が保つように設計されています。
ただ、新品時の弾力が製造後2年後、3年後も同じか?というとそれはNO。
1年目よりも2年目、3年目とゴムが劣化していき性能も落ちていきます。
なんで、これがタイヤ購入と関係あるのか?
というのは、実は安売りタイヤは製造年月日が古い!ということがよくあるからです。
特にスタッドレスタイヤは、普通タイヤに比べコンパウンドを柔らかく設定して
氷点下でもゴムが硬くならないようにしてグリップさせています。
ですから、スタッドレスタイヤはいくら山があっても、製造されてから時間がたったタイヤは
グリップ力が落ちてしまいスタッドレスとしての仕事をしなくなります。
一般的にスタッドレスの安全圏は走行距離に関係なく製造から3年〜4年目ぐらいで
交換と言われています。
ですから、激安スタッドレス販売中!! なんてのはそんな理由があるかもしれません。
またオークションなどでタイヤを買う時も、必ず製造年月日を確認するようにしてください。
ありがちなのは「適正な保管方法で管理しているタイヤは性能が3年間劣化しない」なんて書いてありますが
ブリヂストンのホームページはこちら。
天下のブリヂストンのあげ足をとっても仕方がないですが半分は本当で半分は嘘です。
適正に保管されているタイヤの性能はかなり維持することができます。これは事実。
しかしなにを持って適正なのかが示されていません。
メーカーから出庫したタイヤの各店舗管理が適正なのかどうかなんて誰もわからないからです。湿度は?温度は?
そもそも、3年間は・・・と書いてしまっている時点で劣化を認めていることになります。
嫌味を言えば4年目にゴムが突然劣化するかも・・と言っているんです。(まあ4年目の試験をしてないだけでしょうけど)
もしそれが本当だとしたら4年目からは劣化するわけだから適正に保管された3年目のタイヤをユーザーが購入したら
次の年はすぐに劣化することに・・・・。
あげ足とりはこの辺にしてこう考えるといいです。
「スタッドレスタイヤは食品の消費期限のようなもんです」
適正に保管すればゆっくりじわじわと悪くなる。でも3年は余裕で平気。しかも期限がすぎても案外平気に使える。
でも、そうなるとやはり新しい物がほしいわけで。
一番いいのはその年に新発売されたタイヤです。 間違いなく できたての新品です。
でも予算の関係とかがあるわけですよね。。。。
では、どうやって製造年月日を見分けるんだ???
となるわけですが、ちゃんとあるんです。それを説明しましょう。
実はタイヤには製造年月日が必ず刻印されています。
拡大すると・・・・。
こんな感じで、4桁の刻印がされています。
この写真には「5103」とありますね。
これは、2003年51週目に製造 ということです。(撮影したのが昔なんで)
ですから2005年製造のタイヤは「**05」となっているはずです。
ちなみに2000年より前に製造されたタイヤは3ケタです。
1999年の場合「**9」となっています。
もしそんなタイヤが売っていたら、とんでもないお店です。
10年以上前のタイヤを販売していることになります。ありえないですけど。
絶対にそのようなお店で買うのはやめましょう。
当然、スタッドレスタイヤを買う時は、今年製造のタイヤを購入したいです。
今年発売の新製品を買う場合は確実に今年製造ですが、去年から継続販売のモデルを
購入する時には確実にチェックしましょう。
最近は当たり前のように在庫品を今年生産のような感じで販売しています。
いくら性能が劣化してないと言われても後で知ったら気持ちいいもんじゃないですよね。 説明はしてほしいものです。
通販で購入する場合は、ここ最近は在庫を店で持たなくなり指定できなくなっているので注意です。
まちがっても、安いから!と飛びつかないでちょっと一考することをお勧めします(^^)/
楽天などではタイヤに関して、タイヤ一番さんなどがとても安いですね。
管理人も時々利用していますが、古いタイヤが来た記憶はないです。
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