山瀬君と山田君のこと
そして、川辺君のこと

こういう人です

こういう言動が目立ちます

山瀬 一郎(25歳)
身長172cm 体重72kg
首都圏出身の国語教師。
古文と万葉集をこよなく愛する男。
文学作品の舞台に憧れ、関西圏で教員採用員試験を受けてはみたが、大阪のものしか受からなかったので、少し拗ねている。
古墳時代の遺跡が多いという理由で滑り止めに受けたつもりの大阪の片田舎の中学校に飛ばされ、柄の悪い生徒にからかわれながら、また同僚・山田一郎の親友宣言のお陰で本人の意思や性格に関係なく、怒濤のように賑やかな日々を過ごさざるを得なくなってしまった、典型的な文学青年。
家族構成は理解ある両親と世話好きの姉と妹。
食べることにあまり興味が持てないため、偏食傾向が強い。
趣味は読書。好きな食べ物はわらびもち。
排他的ではないが、社交的でもない。どちらかというと物静かな言動が目立つ。

山田 一郎(26歳)
身長190cm 体重110kg
大阪府出身の理科教師。
何事にも白黒はっきりつけられない文系が苦手だったので、理系に進み、山登りが好きだったという短絡的な理由で地質学を専攻。
大学卒業後、体力を見込まれて荷物運搬要員として、大学院へ迎えられる。肉体労働が評価されたこと、そして教授や同級生・先輩・後輩の覚えがよかったことから、殆ど恩情によって大学院課程を終了。その後、教員試験を受験。大阪でも僻地に近い中学校に赴任してからは、元気な中学生にまみれて教鞭を執っている。
野外授業と遠足と運動会と給食が大好き。
母子家庭に育ち、ワイルドな性格の母親のお陰でおおらかに育つ。
好き嫌いは基本的にないが、上品な料理は苦手。
趣味は山歩きと岩石採集と植物採集。
好きな食べ物は給食のカレー。
裏表のない性格が時に禍し、第三者からの評価は極端に別れる傾向あり。

川辺良史(22歳)
身長165cm 体重58kg
山田一郎と山瀬一郎の勤務先の中学校の卒業生。現在は土木工事全般を手掛ける有限会社川辺興業の若き経営者として奮闘中。
元ヤンキーで、小学校高学年の頃から手に負えないやんちゃ小僧だったため感化院送りになってしまい、義務教育は感化院で終了している。暴れん坊ながらも生真面目で仲間の面倒見が良かったことから、中学時代に所属していた暴走族のリーダーを務め、同時に泉州地域の暴走族連合の最高位の人物として尊敬と畏敬の念を一心に集めた華々しい過去も持つ人物。因みに川辺興業の従業員の8割は昔の暴走族の仲間だったり後輩だったり。
「見た目は細いけど、毎日地球相手に喧嘩売ってんのは伊達とちゃうで!!」が口癖で、本気になれば山田先生だって殴り倒せると豪語してはばからない。実際、喧嘩はこれまで負け知らずで、数えきれないほどの相手を病院送りにしてきたが、 最近は人間が円くなったので営業スマイルも覚えました。
好きなものは酒と煙草とバイクと仲間。
嫌いなものは偽善者と政治家と注射。
趣味は読書とバイクと仕事。
仕事柄、また昔の経歴からやたらと顔が広い。
山瀬とは趣味の読書友達で、山田とはバイク友達で遊び友達。

大阪南部でも僻地と見なされる山間部にある中学校に、新任教師の山田一郎が赴任。その翌年に、山瀬一郎が赴任。
氏名が一字違いなのにかこつけて、山田から山瀬に接近し、あろうことか一方的に親友宣言をしてしまう。山田のほうが年長でもあると同時に、1年とは言え先輩でもあるため山瀬は遠慮気味に迷惑しているのだと伝えてはいたが、一向にその気持ちを感じ取ってもらうことはできず、数ヶ月語には周囲の人々も認める大の親友同士にされていた。
あんまりにも人懐っこい山田の言動に最初はびびっていた山瀬だが、犬みたいな人なつっこさにほだされて、いつの間にか友情を育むようになる。というか、なし崩しに友人関係を結ぶに至っていた。
生徒からはデコボコ山山コンビと呼ばれ、同僚教師から山瀬は山田の監督役と見なされている。ついでにいうと山瀬がボケで、山田がツッコミ(色んな意味で)。
父兄の評判は、二人とも良好。特に山田は母親の人気が高い。


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