予定外の新世紀


とりあえず、謹賀新世紀。

司書が小学生の頃、世間ではノストラダムスの大予言が社会的なブームになったりして、世界は1999年に終焉する予定でした。で、司書も30代で人生を終えるのだと固く信じておりました。どうせ30代までしか生きられへんのやったら、別に勉強せんでもええんちゃうのんとか考えたりして、親に叱られたこともありました。まぁ、当時は割と疑うことを知らんかったしね。

んで、1999年がだんだん近づいてきて、世間では惑星の直列とかグランドクロスとか、まぁ、そんな天文学的なイベントが話題になる度に漠然と1999年に世界の滅亡のきっかけができたとしても、人類滅亡ってそのもっと先になるんちゃうんとか思ったりして、実際に1999年が目前に迫った時にはノストラダムスの大予言なぞ、イベントの一つくらいにしか思えなくなってて、無事に新世紀を迎えた今では、あの騒ぎはいったい何やったんやろうかと思います。

別にノストラダムスが嘘つきというのではなく、なんとなく無事に新世紀を迎えたっていう感慨ですね、これは。それより100年前の未来予測の半分が空振りになってるし、車も空を飛んでなくて、動く道路で世界中がつながってるわけではなかったり、太平洋横断海中トンネルもないし、海外旅行気分で宇宙に遊びに行けるわけでもないってのが、なんとも複雑な気分ですね。人間ってけっこう地道で堅実やんとか、妙な感心をしてみたり……(笑)。

では、本年も皆様にとって良い年になりますように……。


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