大阪・境港紀行
境港までツーリングに行ってきました。目的地は『水木しげるロード』。今回は同居人と、その幼なじみも同行しての3人旅です。往復の走行距離はおよそ500キロ。9割方高速道路に乗ってまして、翌日は筋肉痛で身体がガタガタになりました。もう若くはないようです。
境港は漫画家の水木しげると妖怪で町おこしをしています。角のパン屋さんでは妖怪パンが売られています。はっきり言って、ねずみ男以外は似ていません。あと、こじゃれた美容院のウィンドーにも鬼太郎がいまして、彼はハサミを振り上げています。
「鬼太郎と同じ頭なら、ワンレンしかないやん」
とか笑いつつ、歩道のあちこちにある妖怪のオブジェと戯れたり、ねずみ男と握手したりしました。お土産は妖怪グッズ。一反もめんの凧とか妖怪絵はがきとか妖怪饅頭とか妖怪カニラーメンとか買いました。その他にも妖怪にちなんだお土産がいっぱいありました。妖怪神社も参った。そうそう、『水木しげる記念館』の予定地は、駐車場に使われていました。まだまだ、これからってところですかね。しかし……境港の人たちの町おこしは、とっても楽しそうでパワフルでいいぞぉ。
ところで、夏場の高速道路を走ると、虫がヘルメットや単車に激突します。カブトムシなんかがヘルメットに激突すると、透明の樹脂でできたシールド部分にひびが入るそうです。私は何度か1センチほどの甲虫らしきものが肩とか腕とかにぶつかりました。結構痛いです。痛さのレベルは、うっかり足の小指をどこかの角にぶつけた時の8割くらいかな……。痛くてもハンドルを離せないので、ひたすら我慢します。それより怖かったのは、目の前に鳩が飛びだしてきた時です。
「小さい虫でも痛いのに、こんなんぶつかったら死ぬやんか〜」
などと心で叫んでいると、鳩が慌てて方向転換してくれました。高速道路では時速100キロで走っているので、急ハンドルを切れません。こけます。急ブレーキもかけられません。やっぱりこけます。時速100キロ走行中にこけると、間違いなく命に関わるっつーか、まぁ、100%に近い確率でお陀仏です。この場合、鳩がぶつかった方がダメージは明らかに小さいし、向こうがよけてくれる可能性も高いのですね。で、結局よけてもらえてよかったなぁ……。
ちなみに私の場合、単車で高速道路を走る時は、こけたら死ぬ覚悟をしています。でも死にたくなんかないので、周囲に注意して走っております。
HOME 司書箱 ツーリング記録